魔導師が騎士と男娼を拾ったら卑猥な三角関係となる(『1』完結+『2』連載中)

如月紫苑

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『1』第三章 傲慢で自分勝手で軽い男

※18 どろどろになって喘ぐ騎士はエロい

 俺は彼の横の地面に手を付くとゆっくりと彼の唇に唇を重ねる。少しずつ体重を掛けながら彼を後ろの木の幹に寄りかからせる。舌を絡ませながら彼のシャツの裾に手を忍び込ませる。
 唇から耳へと唇を滑らせる。彼の呼吸が速くなる。鼓動が可愛いぐらいうるさい。
「大丈夫。なるべく痛くないようにするから」
「痛いのが怖い訳じゃ……ただ、その、なんと言うか――――」
「怖い?」
 俺の笑い声に少しむっとするような表情をするが一度溜息をする。
「そうかもな。ルキみたいに耐性がある訳でもねぇ。何人も普通の奴が魔導師に抱かれると精神がいっちまうっていうのを考えると、ちょっと、怖い」
 俺は彼の首筋を甘噛みしながら少しずつ唇を下の方へとずらしていく。
「心配しなくてもいい。あんたは多分大丈夫だ。腹が減った俺を抱いても気が狂わなかっただろ」
「表向きは、な」
 舐めるのを止めて彼の顔を見上げる。俺を真っ直ぐと見下ろしている。
「……そうか」
 そのまま再開する。彼のズボンを開けて手を滑り込ませる。
「っは……」
 彼の剛直はもうすでに立ち上がっている。ズボンを脱がされ、ヒュートは大人しく青々とした草の上で横になる。
 反応しているものを一気に喉の奥まで飲み込む。喉の最奥で動く彼の肉棒の感触を楽しみながら頭を上下して唇で扱く。

――――この太過ぎる感じは本当に最高

 咥えながら手で軽く睾丸を揉む。唾液をいっぱい絡ませながら垂れた体液を使って彼の後孔の上を何度も優しく親指を行き来させる。ヒュートの手が軽く俺の頭を掴む。
 激しく頭を動かすと彼の眉毛が悩まし気に顰められる。鼓動が速い。呼吸も荒い。
「イキそう?」
 彼が無言で頷く。俺はびくつく彼の剛直から口を離すと四つん這いになって貰う。何度も擦られた穴が少し緩んでヒク付いている。そこに舌を這わせると彼の尻が痙攣する。左手で緩く彼の肉棒を扱きながら掌で優しく尻を揉みまわす。優しく舐めていると徐々に力が抜けてくる。その熱い穴に尖らせた舌を挿す。

ヂュプ クプププ ヌプ
 
「っは、……ぁ、あ」
 直腸の中まで舌を強引に刺し込んで何度も抜き差しする。爪先で尿道の入り口を優しく突っついては亀頭をひねり回す。
「……インカ様っ」
 
ビュルルルルルル
 
 背を丸めた彼の熱い精液を掌で受け止める。
 舌を抜いて代わりに濡らした親指をグププププププと埋めていく。思っていた以上に彼の体が俺の体を受け入れていく。ゆっくりと親指を何度も真っ直ぐに入れては抜く。
 彼の熱い後孔が馴染んで簡単に親指が動かせるようになると抜いて中指を二本入れる。少しずつ緩やかに動かしていと彼の腰が少しもどかしそうに揺れる。硬さを失っていない彼の剛直がピクンピクンと跳ねる。
「挿れるよ」
 俺の肉杭を当てると彼の体が僅かに強張る。
「大丈夫。力を抜いて」
 手を回してまた彼の硬直を緩やかに扱くとまた少しずつ力が抜ける。少しだけ腰を進める。彼の薄い色をした穴がちょっとずつ捲れて俺の肉棒を飲み込んでいく。
「っ……はっ、ぁ」
 一番の難関の先っぽさえ挿さってしまえばどうにかなる。俺はきつい後孔の周りを優しく撫でながら押し込んでいく。

グプッ
  
「全部、挿入った?」
「先っぽだけ」
 俺の笑い声に彼が愕然とする。その力の抜けた瞬間に合わせて半分ぐらい腰を強引に進める。温かな彼の精力が流れ込んでくる。
「ぅっ! はっ……っ」
 少し引いてまた少し進める。気持ち良いのが少量ずつずっと流入してくる。早く動きたいが一生懸命それを堪える。
「ん、これで全部だ」
 根元まで挿れると少し待って馴染むのを待つ。中で彼の鼓動が俺の肉棒に強く響いてくる。ゆっくりと引いては軽く打ちつける。
「ぁあ! イン……カ!」
 背後から彼の首筋を舐めると体内が締まる。
 優しく何度もゆっくり抽挿すると彼の喘ぎ声が甘くなってくる。
 
ヌチュ ブチュ ヌチッ
 
 腰の動きを強めながら彼の背中を少し押してあげる。素直に地面に伏せて尻を突き出す体勢になる彼に、興奮する。
 俺の下で格好良くって強い騎士が、ヒュートが、その未開の地を俺に踏み荒されていく。
 そして、俺の体で気持ち良くなっている。

――――最高の眺めだ

パチュ パチュッ
 
 遠慮なく打ち付けられてヒュートの体が震える。唇から抑えきれていない喘ぎ声が漏れ始める。熱い精力が流れ込んでくる。彼の剛直から透明な体液がタランと垂れ始める。
「気持ち良くなってきた?」
 腰を止めて背中を両手でなぞるように撫でると彼がぶるっと震える。
「はっ、あっ……気持ち、いい」
「もうちょっと気持ち良くするよ」
「ふぁ?」
 さっきから触れている中の膨らみに軽く肉棒を当てる。ゆっくりと前立腺にピアスの球体を押し付けながら滑らせるように動く。
「ぁ、……あ? ……あ、ああ、……あっ、ああ!」
 徐々に強く押し付けながら腰を細かく揺れ動かす。ヒュートの肉襞が痙攣するように俺の棒をきつく締め付ける。彼の中をこねるように腰を回すと全身でガクガクと痙攣をする。軽く彼の猛りに触れた瞬間、彼の精液が大量に地面に飛び散る。自分自身を抜き、力の抜けたヒュートを仰向けにしてまた一気に根元まで突き挿れる。
「ぅぁあ! あっ!」
 彼の腰を掴んで激しく前立腺を突き上げる。俺の体液と泡立った粘膜液で滑りのよくなったヒュートの体内を思いっきりえぐる。俺の腕にしがみ付いているヒュートの反れた喉元を舐める。
 
ヌジュッ ヌジュッ グポッ グポッ
 
 彼の力強い太腿が痙攣し、またすぐに大量の精液がお腹に飛び散る。
 俺は動くのを止めずに彼の顎を持って自分の方に向かせる。少し涙で濡れた焦点の定まらない目で一生懸命俺と目を合わせようとしている。
「はは、ほら、やっぱどろどろになって喘ぐヒュートは物凄くエロい」
 舌を絡めながら腰が震えるほど打ち付ける。口の中でヒュートの舌が震える。止まらない唾液を舐める。
「イクよ」
「イン……カ、インカ!」
 彼の舌に吸い付きながら体の奥で爆ぜる。射精する間ずっと吸い付くように中がうねる。体液すべて吸い出されるような感覚と交差して熱い体温が流れ込んでくる。ヒュートの体が痙攣して中が激しく俺を締め上げる。立ちっぱなしの彼の淫棒から少しだけ透明な体液が飛び散る。
「ヒュート、上手に中でイけたな」
 彼の力が抜けた口を軽く舐める。
「ははは、飛んじゃった? 始めてでそれはマジでエロい」
 意識を失った彼を見下ろす。胸の上まで飛び散った体液に塗れている。俺に蹂躙された肉壺が少し盛り上がって意識を失っている今でも僅かに物欲しそうにヒク付いている。
 まだ名残惜しいが彼の反応がないと同じじゃない。ゆっくりと抜いて自分の精液を掻き出す。
 ヒュートの熱に煽られた気持ちが少しずつ落ち着いてくる。
 
――――興奮していて気付かなかったけど、ヒュート、何気に俺に告白しなかったか?
 
 、狂っていない。それは何を指しているんだ? 体か心か。
 
――――……どちらにしてもヤバいか。参ったな、どうしよう
 
 正直、ヒュートの気持ちは物凄く嬉しい。体と同じぐらい心も力強く、真っ直ぐで守られている感じがして惹かれる。
 ルキの気持ちも物凄く嬉しい。芯があって、俺を無条件で包み込むような優しさに惹かれる。
 でも俺は魔導師だ。
 特定の相手を作ると傷付ける事になる。それこそ俺の状況に理解がある奴じゃないと無理だ。
 
――――そういう点ではルキは俺に合うんだよな。あれだけ俺を求めるくせに束縛はしない。本当に可愛い
 
 ヒュートの頭を軽く撫でる。彼の乾いた涙跡を親指の腹で擦って消す。
 
――――あんたも凄く可愛いよ、ヒュート。ちょっと不器用で。ただ、俺にはちゃんとし過ぎている。あんたには死ぬまで一緒に二人だけでいてくれるようないい相手を見付けて欲しい。心から幸せになって欲しい
 
 屈んで少し悲しく微笑みながら彼の唇に軽くキスをする。
 
――――ごめんな。俺だと多分あんたを傷付けちゃう
 
 彼の横に座って優しく頭を撫でながら少しだけ日の出が近くなるまで待つ。
 火をもう少し起こし、ヒュートの金銭袋を出す。自分の重い一袋分の金貨を彼の横に置いて立ち上がる。
「ヒュート=ソイアン、俺の騎士の座を解任する」
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