2 / 66
始まり
ネコ科だからってライオンも猫だと思うなよ
しおりを挟む
金縛りがなくなると、私は暗い場所に居た。
ぴちょん、と遠くで音がしてジメジメと何とも言えない異臭がする。
どうやら洞窟に転生させられたらしい。
「はぁ、あのくそ女神様覚えてろよ……」
私は先程出会ったばかりの女神に憤りのない怒りを覚えていた。
無理もない。誰だっていきなり知らん人に「死んだから転生ね」なんて言われたら嫌がるに決まっている。
「──ニヤァ」
近くで鳴き声が聞こえた。
暗い所に来たばかりで夜目は効いてないが、たぶん猫だ。
女神に対する怒りを少しでも鎮火させ、少しでも癒されたい。
すぐに声がした方角へスキップをし、歌いながら向かう。
「猫ちゃん、猫ちゃん、にゃんにゃん──ニ゛ャン!?」
夜目が効かなくても分かる。
それは猫と言って良いのだろうか。
ネコ科のライオンを見て、猫と言ってしまうのがおかしいと思えるくらい。
大きくて黒い毛むくじゃら、それでいて今にでも私を食べたそうに口からはダラダラとヨダレが垂れていた。
オレンジ色に光る瞳は、まるで自転車の反射板のよう。
「やばい、まずい!? 私、不味いよ! 美味しくない! 分かる!? ノット、デリシャスッ!!! マジ、マズイ!!!」
初めて見る異世界の魔物? らしきものに私は驚いて腰を抜かしてしまった。
言語が通じるか分からないが、今の私は言葉で命乞いをするしか出来ない。
最後の頼みの綱である命乞いですらマトモなことを言えていない。
そんな私の行動に余計に腹が立ったのか勢いを増して突っ込んでくる。
回転はしていないが、まるであの黒いボックスカーを彷彿とさせた。
何も出来ない私は現実を受け入れたくなくて目を瞑った。
だが、待てど暮らせど魔物は襲ってこない。
恐る恐る目を開けると魔物が居た場所には何も存在していなかった。
「消え……た?」
幻?
でも確かにここに猫の魔物が居たであろう抜け毛が地面に落ちている。
それと同時に夜目が効き始めていた。
現代っ子……子と言っていいのか分からないがあまり夜目は効かないはずなのに今では洞窟の隅々まで電気が着いているかの如く、よく見える。
「何だったんだろう。まぁいいや」
私はさっきのことは幻でも見ていたのだと思い、まずは洞窟を脱出することに専念した。
この洞窟はまるで入り組んだ迷路のようだった。
だけど今日の私は冴えている。
適当に進んで一度も迷うことなく外に出れた。
でもね、外も暗いんよね。
「だけどまぁ、洞窟の何とも言えない異臭がするよりはマシ、か」
洞窟に居たせいでよく分からない獣臭らしきものが染み付いてしまった。
贅沢を言わないからシャワーだけでも浴びたい。
夜道をトコトコと寂しく歩く。
どうしてあのくそ女神様は洞窟なんかで転生させたのだろうか、まさか最後まで抵抗してた私に対する嫌がらせ!?
次会った時は髪の毛引っ張ってやるんだから!
などと考え、何も無い人が作ったのだろう草の生えていない乾いた土が見える道を歩いていると、ザーザーと言う音が聞こえ、近づいてみると川を見つけた。
郊外で見るものとは違い、上には上流が見え、そこからは滝が流れている。
流れた先に辿り着いた水は月夜に照らされ幻想的と言う言葉が似合う。
よくある滝百選とかで選ばれたりしそうな風景だった。
「うわぁ、綺麗……あのくそ女神様の心もここで洗ったら綺麗になるんじゃなかろうか」
川を睨み、そう呟く。
暫くはあのくそ女神様のことは頭から離れられそうにない。
毛むくじゃらの猫みたいにまた変なのが近くに居ないか辺りキョロキョロと見渡し確認する。
でも鳥や人影すらも見当たらない。
「大丈夫、かな?」
私は自分に染み付いた臭いを洗うために川へとダイブする。
泳ぎは得意ではないが、人並みに出来ていた。
でもここは異世界、私は足が吊った訳でもないのに泳げず、両手両足をバタつかせる形になる。
幸いにも川は膝丈くらいしかなかったらしく、溺れることもなく気付いたら立ち上がっていた。
誰かに見られていたら凄く恥ずかしかった。
「ふぁ~危なっ。死ぬかと思った」
でもお陰で臭いは……取れてない。
左腕を鼻に近付けスンスン噛んでみたが何とも言えない独特な臭いがまだ残っている。
「そこに居るのは誰だ!?」
後ろから男の声がした。
私は反射でビクッと身体を震わせる。
この場合なんて返したらいいのだろうか。
もし、ここの川の所有者だったりしたら私は無断で川を利用したことになり、それだけならまだしも川を汚染しちゃったりなんだったりして生態系に変化を与えちゃったりして……。
謝るために恐る恐る後ろを振り返る。
「獣人!?」
私と顔を合わせるなり男は酷く驚いている。
彼は中学生か高校生くらいの見た目をしていて、剣道で使う防具のようにガチガチに武装をしていた。
流石に頭に被るのは付けていないが、左の腰には竹刀ではなく、レイピアが携われていた。
頭に防具を付けていないお陰でイギリスかフランスに居そうな端正な顔立ちがよく見える。
髪はチリチリの金髪、瞳の色は青空のように済んだ水色。
「獣人? 私のどこを見てそんな──ええぇぇえええ!?」
川で自分の顔を初めて確認してみた。
気を利かせたのか、転生したくないと駄々を捏ねていたからか、私の姿は中学生の頃の姿だった。
それだけならまだ良かったのだが、私の頭の上には見たことのない猫耳が生えていたのだ。
ぴちょん、と遠くで音がしてジメジメと何とも言えない異臭がする。
どうやら洞窟に転生させられたらしい。
「はぁ、あのくそ女神様覚えてろよ……」
私は先程出会ったばかりの女神に憤りのない怒りを覚えていた。
無理もない。誰だっていきなり知らん人に「死んだから転生ね」なんて言われたら嫌がるに決まっている。
「──ニヤァ」
近くで鳴き声が聞こえた。
暗い所に来たばかりで夜目は効いてないが、たぶん猫だ。
女神に対する怒りを少しでも鎮火させ、少しでも癒されたい。
すぐに声がした方角へスキップをし、歌いながら向かう。
「猫ちゃん、猫ちゃん、にゃんにゃん──ニ゛ャン!?」
夜目が効かなくても分かる。
それは猫と言って良いのだろうか。
ネコ科のライオンを見て、猫と言ってしまうのがおかしいと思えるくらい。
大きくて黒い毛むくじゃら、それでいて今にでも私を食べたそうに口からはダラダラとヨダレが垂れていた。
オレンジ色に光る瞳は、まるで自転車の反射板のよう。
「やばい、まずい!? 私、不味いよ! 美味しくない! 分かる!? ノット、デリシャスッ!!! マジ、マズイ!!!」
初めて見る異世界の魔物? らしきものに私は驚いて腰を抜かしてしまった。
言語が通じるか分からないが、今の私は言葉で命乞いをするしか出来ない。
最後の頼みの綱である命乞いですらマトモなことを言えていない。
そんな私の行動に余計に腹が立ったのか勢いを増して突っ込んでくる。
回転はしていないが、まるであの黒いボックスカーを彷彿とさせた。
何も出来ない私は現実を受け入れたくなくて目を瞑った。
だが、待てど暮らせど魔物は襲ってこない。
恐る恐る目を開けると魔物が居た場所には何も存在していなかった。
「消え……た?」
幻?
でも確かにここに猫の魔物が居たであろう抜け毛が地面に落ちている。
それと同時に夜目が効き始めていた。
現代っ子……子と言っていいのか分からないがあまり夜目は効かないはずなのに今では洞窟の隅々まで電気が着いているかの如く、よく見える。
「何だったんだろう。まぁいいや」
私はさっきのことは幻でも見ていたのだと思い、まずは洞窟を脱出することに専念した。
この洞窟はまるで入り組んだ迷路のようだった。
だけど今日の私は冴えている。
適当に進んで一度も迷うことなく外に出れた。
でもね、外も暗いんよね。
「だけどまぁ、洞窟の何とも言えない異臭がするよりはマシ、か」
洞窟に居たせいでよく分からない獣臭らしきものが染み付いてしまった。
贅沢を言わないからシャワーだけでも浴びたい。
夜道をトコトコと寂しく歩く。
どうしてあのくそ女神様は洞窟なんかで転生させたのだろうか、まさか最後まで抵抗してた私に対する嫌がらせ!?
次会った時は髪の毛引っ張ってやるんだから!
などと考え、何も無い人が作ったのだろう草の生えていない乾いた土が見える道を歩いていると、ザーザーと言う音が聞こえ、近づいてみると川を見つけた。
郊外で見るものとは違い、上には上流が見え、そこからは滝が流れている。
流れた先に辿り着いた水は月夜に照らされ幻想的と言う言葉が似合う。
よくある滝百選とかで選ばれたりしそうな風景だった。
「うわぁ、綺麗……あのくそ女神様の心もここで洗ったら綺麗になるんじゃなかろうか」
川を睨み、そう呟く。
暫くはあのくそ女神様のことは頭から離れられそうにない。
毛むくじゃらの猫みたいにまた変なのが近くに居ないか辺りキョロキョロと見渡し確認する。
でも鳥や人影すらも見当たらない。
「大丈夫、かな?」
私は自分に染み付いた臭いを洗うために川へとダイブする。
泳ぎは得意ではないが、人並みに出来ていた。
でもここは異世界、私は足が吊った訳でもないのに泳げず、両手両足をバタつかせる形になる。
幸いにも川は膝丈くらいしかなかったらしく、溺れることもなく気付いたら立ち上がっていた。
誰かに見られていたら凄く恥ずかしかった。
「ふぁ~危なっ。死ぬかと思った」
でもお陰で臭いは……取れてない。
左腕を鼻に近付けスンスン噛んでみたが何とも言えない独特な臭いがまだ残っている。
「そこに居るのは誰だ!?」
後ろから男の声がした。
私は反射でビクッと身体を震わせる。
この場合なんて返したらいいのだろうか。
もし、ここの川の所有者だったりしたら私は無断で川を利用したことになり、それだけならまだしも川を汚染しちゃったりなんだったりして生態系に変化を与えちゃったりして……。
謝るために恐る恐る後ろを振り返る。
「獣人!?」
私と顔を合わせるなり男は酷く驚いている。
彼は中学生か高校生くらいの見た目をしていて、剣道で使う防具のようにガチガチに武装をしていた。
流石に頭に被るのは付けていないが、左の腰には竹刀ではなく、レイピアが携われていた。
頭に防具を付けていないお陰でイギリスかフランスに居そうな端正な顔立ちがよく見える。
髪はチリチリの金髪、瞳の色は青空のように済んだ水色。
「獣人? 私のどこを見てそんな──ええぇぇえええ!?」
川で自分の顔を初めて確認してみた。
気を利かせたのか、転生したくないと駄々を捏ねていたからか、私の姿は中学生の頃の姿だった。
それだけならまだ良かったのだが、私の頭の上には見たことのない猫耳が生えていたのだ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
空手馬鹿の俺が転生したら規格外の治癒士になっていた 〜筋力Eのひ弱少年治癒士が高みを目指す!?〜
くまみ
ファンタジー
前世は空手部主将の「ゴリラ」男。転生先は……筋力Eのひ弱な少年治癒士!?
「資質がなんだ!俺の拳は魔法を超える!……と、思うけど……汗」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
俺は五里羅門(ごり・らもん) 35歳独身男だ。硬派すぎて女が寄り付かず。強すぎる空手愛と鍛え抜かれた肉体のせいで不本意ながら通称「ゴリラ」と呼ばれていた。
仕事帰りにダンプに跳ねられた俺が目覚めると、そこは異世界だった。だが転生した姿は前世とは真逆。
病弱で華奢。戦闘力最低と言われる職業の「治癒士」(ヒーラー)適正の10歳の少年・ノエル。
「俺は戦闘狂だぞ!このひ弱な体じゃ、戦えねぇ!
「華奢でひ弱な体では、空手技を繰り出すのは夢のまた夢……」
魔力と資質が全てのこの世界。努力では超えられない「資質の壁」が立ちふさがる。
だが、空手馬鹿の俺の魂は諦めることを知らなかった。
「魔法が使えなきゃ、技で制す!治癒士が最強になっちゃいけないなんて誰が決めた?」
これは魔法の常識を「空手の技」で叩き壊す、一人の少年の異世界武勇伝。
伝説の騎士、美少女魔術師、そして謎の切り株(?)を巻き込み、ノエルの規格外の挑戦が今始まる!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる