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第1章 夢への誓い
3.義姉の心、義弟知らず
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大神殿での判定を済ませたザイン達は、その日の内に森の中の自宅へと帰還した。
彼らから判定の内容を告げられたエイルは、訝しげに首を捻る。
「『オート周回』……? そんなスキル、あたし一度も聞いた事無いわよ。それに、お母さんも知らないんでしょ? そのスキル」
「ああ……。私も初めて耳にした、全くもって未知のスキルだ」
ザインとディックがお土産として選んだクッキーの詰め合わせを一口齧り、長女エイルは眉根を寄せていた。
対して、母のガラッシアは人数分の紅茶とミルクを用意し、子供達が待つテーブルに並べながら言う。
「私も三百年前程までは、世界各地を渡り歩いていた身だ。パーティーには無数のスキルを持つ勇者や、特殊なスキルを持つ仲間も大勢居た。そこいらの者よりは詳しい方だとは思うが……ザインのそのスキルがどのようなものなのか、私には皆目見当も付かない」
「母さんがそう言うなら、俺のスキルは本当に珍しい力なんだろうね」
「オレの『見切り』なんて、実力のある騎士や探索者なら大体持ってる有名なスキルだもんなぁ。ザインの力をどんな風に使えば良いのか、オレにも全然分かんねえや」
おやつの時間帯に帰宅を済ませたザイン達は、留守番をしていたエイルを交え、今朝の出来事を報告していた。
神官の判定によれば、ザインについての疑問点は他にもあった。彼の魔力適性についてである。
「私としてはザインの『オート周回』スキルの性能以前に、魔力適性の幅が気になっていてな。……基本六属性の適性を備えながら、能力段階はオール1。鍛え方次第では大賢者になるのも夢では無かろうが、これは……」
「それにしたって、普通は多くても三属性持ちぐらいでしょ? あたしですら水属性しか持ってないのに……!」
神殿を出る際、神官から手渡された判定結果を纏めた用紙。
それはクッキー皿と共にテーブルの中央に置かれており、そこにはこのような内容が記載されていた。
────────────────
ザイン
・種族……人間
・年齢……十歳
・性別……男性
・魔力適性……火1 水1 風1 地1 光1 闇1
・所有スキル……オート周回1
────────────────
用紙には判定を受けた者の名前、種族、年齢、性別といった基礎的な情報と共に、判定スキルによって確認された二つの情報が記載される。
ザインには、基本六属性と呼ばれる六つの属性の適性がある。その横に記された数字が、彼の能力段階を指し示す。
あらゆる魔力属性への適性を持つものの、現状ではそのどれもが使い物にならない、とても低レベルなもの。
そのうえ、ガラッシアですら見聞きした覚えのないスキルを所有するザインの存在は、判定を引き受けた神官までもを困惑させていた。
「……でも、どんなスキルか分からないなら、試してみれば良いんじゃないの?」
クッキーを持って首を傾げるエイル。
しかし、ガラッシアはエイルの提案に乗り気ではなかった。
「いいや、それは認められん」
「どうしてよ」
「スキルの中には、己の身を犠牲にして発動するものもある。その『オート周回』とやらがどのような能力か分からない今、ザインを実験台のように扱うのは、絶対に避けなければならない事だからだ」
「それじゃあ、ザインはスキルの特訓すら出来ないって事になるよな⁉︎」
「ああ、そうなるな。だが、ザインが危険な目に遭うよりはマシだろう?」
母の頑なな意見に、しょんぼりと眉を下げ肩を落とすザイン。
エイルとディックも何か考え込んでいる様子で、室内は気不味い沈黙に支配されていた。
「……話が変わるが、明日はお前達に留守を頼みたい」
その沈黙を破ったのは、ガラッシアだった。
エイル達は考え事を中断して、ザインも彼女の方へ顔を向ける。
「先日ソノ村の者達から頼まれていたポーション作りに必要な薬草が、いくつか切れかかっていてな。朝食を済ませたら、ダンジョンへ調達しにいこうと思っている」
「ダンジョンって、ディルの泉の横にあるやつ⁉︎」
ダンジョンと聞いて一際目を輝かせたのは、先程まで落ち込んでいたザインだった。
「ああ、そこへ行く予定だ。あの場所に行かねば採れない薬草が必要でな。少し帰りが遅くなるだろうが、夕食までには戻って来られるはずだ。その間、留守番を任せても良いな?」
「うん! 帰って来たらダンジョンの話、全部聞かせてね‼︎」
「勿論だ。一から十まで話さなければ、お前は私を寝かせてくれないからな」
物心付いた頃から、ザインはダンジョンというものに憧れていた。
大昔は、勇者と共に旅をしていたガラッシア。
彼女達が討伐した魔王は滅びはしたものの、その残党は世界各地に逃げ延び、魔物が潜む大迷宮──ダンジョンを構築して籠城し始めた。
強大な力のある魔物は、地下深くや森の中、果ては海中にまでダンジョンを作り出したのだ。
──そこは、大いなる魔力が渦巻く空間。
何度倒しても、数時間後には復活する魔物。どれだけ採っても、次から次へと生み出される貴重な薬草や鉱石類。
魔王の残党が創り上げた大迷宮は、その核となる存在を破壊さえしなければ、無限に資源を得られる──人類にとって夢のような世界となったのだ。
そうして勇者や各国の権力者達は、無限に得られる様々な資源の宝庫──ダンジョンの保護を取り決めた。
魔王軍によって疲弊していた各国にとって、ダンジョンとは魔物の脅威さえ対処出来れば、永遠に湧き出す宝の山。
勇者の存命中はメジャーな職業だった『冒険者』は、いつしかダンジョンを攻略していく『探索者』と呼ばれるようになっていった。
そんな探索者の中でも、世界最古のベテラン探索者として名を馳せているのがザイン達の母──灰銀のエルフ、ガラッシアなのである。
彼女は寝物語の一つとして、ダンジョンで経験した様々な出来事を子供達に聞かせてやっていた。その中で最もダンジョンに興味を抱いたのが、ザインだったのだ。
「良いな~! 俺もダンジョン探索してみたい~‼︎」
「ダンジョンは遊び感覚で行くような場所ではないのだぞ。この近辺のダンジョンは比較的穏やかだとはいえ、魔物はこちらを殺しに掛かって来るのだからな。せめて成人するまでは、ダンジョンには立ち入らない事だ」
「一回だけで良いから行かせてよ~!」
「駄目だ」
「えー! どうしても?」
「絶対に駄目だ」
ダンジョン探索に行く母にただをこねるザイン。
そんな彼を横目に、エイルは自慢の黒髪の毛先を弄びなかがら、ぽつりと呟く。
「……なーんだ。心配して損したわ」
「エイン、今何か言ってた?」
「っ、何でも無いわよ!」
ザインが母と同じダンジョン探索者を目指しているという事は、家族の誰もが知っていた。
ダンジョン探索者とは、各種武器の取り扱いや魔法の腕、各アイテムの調達や使用のタイミング。更には所有スキルの性能など、様々な能力が要求される職業である。
探索者を志す若者達は、誰もが子供の頃から能力を磨き上げ、近場の初心者向けダンジョンで実戦経験を積んでいく。
だがザインは所有スキルの不明瞭さ故に、ガラッシアにスキルの使用を禁じられてしまっている。これでは同じく探索者を目指す同年代──特にディックとの間に、大きな差が生じてしまうのは明白だった。
スキルも魔法と同じく、使い込んでいけば能力段階が上昇していく力である。
その特訓を禁じられ、気落ちしているザインに何かしてあげられる事は無いか……と、エイルは考えていたのだが。
「あたし、川の方で魔法の練習してくるから! 今とってもイライラしてるから、誰も追い掛けて来ないでよね‼︎」
彼女の予想に反して、元気そうに振る舞っていたザイン。
エイルは飲み頃まで冷めていた紅茶をぐいっと飲み干すと、壁に立て掛けていた杖を持って外へ出て行ってしまう。
「エイルのやつ、何で急に怒ったんだ……?」
「あーあ。女心が分かってねえなぁ、ザイン……」
「ディックよ、お前はその年齢で女の何たるかを語るのか?」
ぷりぷりと怒って家を飛び出した姉の様子を、ザインは心の底から不思議そうに眺めるしかなかった。
彼らから判定の内容を告げられたエイルは、訝しげに首を捻る。
「『オート周回』……? そんなスキル、あたし一度も聞いた事無いわよ。それに、お母さんも知らないんでしょ? そのスキル」
「ああ……。私も初めて耳にした、全くもって未知のスキルだ」
ザインとディックがお土産として選んだクッキーの詰め合わせを一口齧り、長女エイルは眉根を寄せていた。
対して、母のガラッシアは人数分の紅茶とミルクを用意し、子供達が待つテーブルに並べながら言う。
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「母さんがそう言うなら、俺のスキルは本当に珍しい力なんだろうね」
「オレの『見切り』なんて、実力のある騎士や探索者なら大体持ってる有名なスキルだもんなぁ。ザインの力をどんな風に使えば良いのか、オレにも全然分かんねえや」
おやつの時間帯に帰宅を済ませたザイン達は、留守番をしていたエイルを交え、今朝の出来事を報告していた。
神官の判定によれば、ザインについての疑問点は他にもあった。彼の魔力適性についてである。
「私としてはザインの『オート周回』スキルの性能以前に、魔力適性の幅が気になっていてな。……基本六属性の適性を備えながら、能力段階はオール1。鍛え方次第では大賢者になるのも夢では無かろうが、これは……」
「それにしたって、普通は多くても三属性持ちぐらいでしょ? あたしですら水属性しか持ってないのに……!」
神殿を出る際、神官から手渡された判定結果を纏めた用紙。
それはクッキー皿と共にテーブルの中央に置かれており、そこにはこのような内容が記載されていた。
────────────────
ザイン
・種族……人間
・年齢……十歳
・性別……男性
・魔力適性……火1 水1 風1 地1 光1 闇1
・所有スキル……オート周回1
────────────────
用紙には判定を受けた者の名前、種族、年齢、性別といった基礎的な情報と共に、判定スキルによって確認された二つの情報が記載される。
ザインには、基本六属性と呼ばれる六つの属性の適性がある。その横に記された数字が、彼の能力段階を指し示す。
あらゆる魔力属性への適性を持つものの、現状ではそのどれもが使い物にならない、とても低レベルなもの。
そのうえ、ガラッシアですら見聞きした覚えのないスキルを所有するザインの存在は、判定を引き受けた神官までもを困惑させていた。
「……でも、どんなスキルか分からないなら、試してみれば良いんじゃないの?」
クッキーを持って首を傾げるエイル。
しかし、ガラッシアはエイルの提案に乗り気ではなかった。
「いいや、それは認められん」
「どうしてよ」
「スキルの中には、己の身を犠牲にして発動するものもある。その『オート周回』とやらがどのような能力か分からない今、ザインを実験台のように扱うのは、絶対に避けなければならない事だからだ」
「それじゃあ、ザインはスキルの特訓すら出来ないって事になるよな⁉︎」
「ああ、そうなるな。だが、ザインが危険な目に遭うよりはマシだろう?」
母の頑なな意見に、しょんぼりと眉を下げ肩を落とすザイン。
エイルとディックも何か考え込んでいる様子で、室内は気不味い沈黙に支配されていた。
「……話が変わるが、明日はお前達に留守を頼みたい」
その沈黙を破ったのは、ガラッシアだった。
エイル達は考え事を中断して、ザインも彼女の方へ顔を向ける。
「先日ソノ村の者達から頼まれていたポーション作りに必要な薬草が、いくつか切れかかっていてな。朝食を済ませたら、ダンジョンへ調達しにいこうと思っている」
「ダンジョンって、ディルの泉の横にあるやつ⁉︎」
ダンジョンと聞いて一際目を輝かせたのは、先程まで落ち込んでいたザインだった。
「ああ、そこへ行く予定だ。あの場所に行かねば採れない薬草が必要でな。少し帰りが遅くなるだろうが、夕食までには戻って来られるはずだ。その間、留守番を任せても良いな?」
「うん! 帰って来たらダンジョンの話、全部聞かせてね‼︎」
「勿論だ。一から十まで話さなければ、お前は私を寝かせてくれないからな」
物心付いた頃から、ザインはダンジョンというものに憧れていた。
大昔は、勇者と共に旅をしていたガラッシア。
彼女達が討伐した魔王は滅びはしたものの、その残党は世界各地に逃げ延び、魔物が潜む大迷宮──ダンジョンを構築して籠城し始めた。
強大な力のある魔物は、地下深くや森の中、果ては海中にまでダンジョンを作り出したのだ。
──そこは、大いなる魔力が渦巻く空間。
何度倒しても、数時間後には復活する魔物。どれだけ採っても、次から次へと生み出される貴重な薬草や鉱石類。
魔王の残党が創り上げた大迷宮は、その核となる存在を破壊さえしなければ、無限に資源を得られる──人類にとって夢のような世界となったのだ。
そうして勇者や各国の権力者達は、無限に得られる様々な資源の宝庫──ダンジョンの保護を取り決めた。
魔王軍によって疲弊していた各国にとって、ダンジョンとは魔物の脅威さえ対処出来れば、永遠に湧き出す宝の山。
勇者の存命中はメジャーな職業だった『冒険者』は、いつしかダンジョンを攻略していく『探索者』と呼ばれるようになっていった。
そんな探索者の中でも、世界最古のベテラン探索者として名を馳せているのがザイン達の母──灰銀のエルフ、ガラッシアなのである。
彼女は寝物語の一つとして、ダンジョンで経験した様々な出来事を子供達に聞かせてやっていた。その中で最もダンジョンに興味を抱いたのが、ザインだったのだ。
「良いな~! 俺もダンジョン探索してみたい~‼︎」
「ダンジョンは遊び感覚で行くような場所ではないのだぞ。この近辺のダンジョンは比較的穏やかだとはいえ、魔物はこちらを殺しに掛かって来るのだからな。せめて成人するまでは、ダンジョンには立ち入らない事だ」
「一回だけで良いから行かせてよ~!」
「駄目だ」
「えー! どうしても?」
「絶対に駄目だ」
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そんな彼を横目に、エイルは自慢の黒髪の毛先を弄びなかがら、ぽつりと呟く。
「……なーんだ。心配して損したわ」
「エイン、今何か言ってた?」
「っ、何でも無いわよ!」
ザインが母と同じダンジョン探索者を目指しているという事は、家族の誰もが知っていた。
ダンジョン探索者とは、各種武器の取り扱いや魔法の腕、各アイテムの調達や使用のタイミング。更には所有スキルの性能など、様々な能力が要求される職業である。
探索者を志す若者達は、誰もが子供の頃から能力を磨き上げ、近場の初心者向けダンジョンで実戦経験を積んでいく。
だがザインは所有スキルの不明瞭さ故に、ガラッシアにスキルの使用を禁じられてしまっている。これでは同じく探索者を目指す同年代──特にディックとの間に、大きな差が生じてしまうのは明白だった。
スキルも魔法と同じく、使い込んでいけば能力段階が上昇していく力である。
その特訓を禁じられ、気落ちしているザインに何かしてあげられる事は無いか……と、エイルは考えていたのだが。
「あたし、川の方で魔法の練習してくるから! 今とってもイライラしてるから、誰も追い掛けて来ないでよね‼︎」
彼女の予想に反して、元気そうに振る舞っていたザイン。
エイルは飲み頃まで冷めていた紅茶をぐいっと飲み干すと、壁に立て掛けていた杖を持って外へ出て行ってしまう。
「エイルのやつ、何で急に怒ったんだ……?」
「あーあ。女心が分かってねえなぁ、ザイン……」
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