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第2章 新人探索者
7.胸騒ぎ
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ポポイアの森の入り口まで転送された、ザインとジル。
ジルは未だに顔色の悪いザインを気遣うように、優しく側に寄り添った。
「ごめん、な……ジル」
「クゥーン……」
そんな相棒の身体に背中を預け、ザインはふらつきながらもその場に座り込む。
ここまで消耗しきってしまうとは想定しておらず、鞄に入れておいた魔力ポーションはごく僅か。
ガサゴソと片手で中身を漁り、目当ての小瓶を手に取った。しかし、手に上手く力が入らない。
「ははっ……こんなにヘロヘロになるなんてな……」
乾いた笑いと共に、ゆっくりと時間を掛けてポーションの栓を抜く。
少しクセのある薬草の風味が鼻を抜けていき、次第に全身が新たに生み出された魔力で満たされていくのが分かった。
そのまましばらく身体を休め、倦怠感や魔力の喪失感が無くなった頃、ようやくザインは立ち上がった。
「……まあ、試験の内容はこなせたんだ。夜の鐘が鳴る前に王都に戻って、ギルドで報告を済ませてこないとな」
街や王都では、起床の目安となる早朝。昼食の時間の目安とされる正午。
仕事終わりを告げる夕方と、街への出入り口となる門の閉門を伝える夜──合計四回となる鐘の音が、人々の行動の指針となっている。
夜の鐘が鳴る頃には子供を寝かし付け、大人達は夜の街へ繰り出して、酒や遊びに興じる事が多い。
その時間帯になると、探索を終えて帰って来た探索者達は門を潜れず、仕方無く外での野宿を強いられるのだ。
「お前の脚なら余裕で間に合う。ギルドが閉まる前に王都へ急ごう!」
「ワフッ!」
ザインは颯爽とジルの背に飛び乗った。
ジルは早く宿屋に戻り、すぐさまザインを休ませたい一心で駆け出していく。
そんな相棒の心情をなんとなく察しながら、無理矢理自分を止めようとしないジルの気遣いに、ぐっと奥歯を噛み締めた。
「すみませーん! 認定試験の達成報告、まだ受け付けてもらえますか!?」
閉門時間に間に合ったザイン達は、そのまま大急ぎで探索者ギルドへ直行した。
道中で曲がり角から出て来た若い男女の二人組にぶつかりかけたが、咄嗟にジルが二人を飛び越えて危機を回避。少々肝を冷やした体験だった。
そうこうして受付へと飛び込んだザインの対応をしてくれたのは、前回プリュスと共に訪れた際に会話した男性職員であった。
彼はザインの顔を覚えていたようで、
「ああ、先日の……! ええ、まだ受け付けておりますよ!」
受付の後ろに備え付けられた棚の中から冊子を取り出して、パラパラとページをめくりながら笑顔で答えてくれた。
すると、その中から提出された書類から纏めたザインの詳細が記されたページに視線を落として言う。
「ええ……っと、お名前はザインさんで宜しかったですね?」
「は、はい!」
「確かに今朝、探索者認定試験の受験手続きを済まされておりますね。それでは試験内容の達成をさせて頂きますので、ウッドバッジをお預かりさせて頂きます」
ザインはすぐさまバッジを職員に手渡し、男性職員は慣れた手付きでバッジを金属製の箱へとセットする。
その箱は本のように開閉出来る構造となっており、金属板と金属板の間には白紙の用紙が挟まっていた。
そこに職員が魔力を流し込むと、金属の箱はぼうっと淡い光を放ち、金属板に挟み込まれていた用紙には文字が刻み込まれているではないか。
彼はそれを手に取り、その内容を読み上げる。
「今回の試験内容は、ポポイアの森でのゴブリン五体の討伐でした」
職員の次の言葉を待つだけなのに、何故か胸がそわそわと騒ぎ出す。
ザインはキュウッと両手を握り締め、彼から欲しい言葉が告げられるのを、今か今かと待ち焦がれる。
「単独でのダンジョン攻略。使い魔の同行。こちらも問題無く条件をクリアされております」
そして──彼の目がザインを捉えた。
「……合格おめでとうございます! ゴブリン五体の討伐、達成の確認を致しました‼︎」
その瞬間、間違い無いとは思っていたが──改めて他者の口から合格の事実を告げられた事に、胸の奥から込み上げてくる熱いものがザインの全身を駆け巡った。
「……っ、ありがとうございます‼︎」
腹の底から声を張り上げたザインに、職員はまるで自分の事のように喜びながら言う。
「即日で試験をクリアされる方は、かなり稀なんですよ! 僕もここで五年程勤めていますが、二年前に一度あったきりで……。とにかく、本当におめでとうございます!」
すると彼は「少々こちらでお待ち下さい!」と言い残し、一旦席を外した。
しばらく待っていると、男性職員と共に、受付の奥から一人の美しい女性が現れた。
雪のように白い髪をふわりと結い上げたその女性は、三十代ぐらいの外見をしており、女性職員とは少しデザインの異なる制服に身を包んでいる。
男性職員の案内でザインの前へとやって来た女性は、掌に乗る程度の小箱を携えていた。
「お待たせ致しました。私は王都ノーティオの探索者ギルド本部長、カレン・ベルスーズと申します。この度は、当ギルドで二年振りとなる最速での試験合格、まことにおめでとうございます」
カレンと名乗ったその女性が、手元の小箱をそっと開く。
中には金属の光沢を放つ、銅で出来た小さな装飾品──ブロンズバッジが鎮座していた。
彼女はそれをザインへと寄せ、麗しい微笑を浮かべて語り掛ける。
「こちらが、ザイン様が正式に探索者として認められた証……。本部長である私の承認を得て配布される、貴方の為の探索者バッジでございますわ。さあ、どうぞお受け取り下さいませ」
「あ、ありがとうございます……!」
本部長の登場にざわつくフロア。
ただでさえ先日目立ったばかりだというのに、またもや注目を浴びて身体が強張るザイン。
ぎこちない動作でカレンに一礼してから、恐るおそるバッジへと手を伸ばし……受け取った。
少し冷んやりとした手触りだったそれは、ザインの指先から伝う体温で、じんわりとぬるくなっていく。
ブロンズバッジ。
見習い期間であるウッドバッジを卒業し、正式にギルドからのサポートを受けられる、国から認められた探索者である証。
(母さんもディックも、そして俺も……ここから探索者としての一歩を踏み出したんだ)
その重みを自分なりに感じながら、ザインは改めてカレンに頭を下げる。
「俺、探索者としてこれから精一杯頑張ります! 本部長のご期待に添えるよう、一流の探索者を目指します‼︎」
「ええ。私も陰ながら応援させて頂きますわ。明日からの探索者としてのお仕事、無理せず励んで下さいませね」
「はいっ!」
カレンの言葉に、元気にザインが頷いた……その時だった。
ぐうぅぅぅ~、という間の抜けた音がその場に響き渡った。
それがザインの腹の虫だと気付いた途端、カレンも男性職員も、思わず小さく吹き出してしまう。
慌ててどうにかごまかそうとするザインだったが、どうやら空腹を主張する自身の本能は止まることを知らず。
もう一度大きな音を腹から響かせたザインに、カレンが頬を緩めながら微笑み掛けた。
「ふふっ……。その前に、今夜はしっかりとお食事をして、ゆっくりとお休み下さい」
「~~っ! そ、そうさせてもらいます……!」
羞恥で顔に熱が集まるのを感じつつ、カレン達ギルド職員以外からの視線も肌を突き刺すようで……。
ザインは最後に改めてカレンに礼を告げてから、足早にギルドを後にして、ジルと共に『銀の風見鶏亭』を目指して走っていった。
────────────
まるで嵐のように現れ、そしてあっという間に去っていっ青年の背中を見送ったカレンは、隣に並ぶ男性職員に訊ねる。
「……あの男の子、確か貴方の報告では『銀糸の森』出身と言っていましたわね?」
「はい。彼自身がそう記入しておりました」
「となると……三ヶ月前の茶髪の子と同じ、ガラッシア様の義理の息子さんであると見て間違い無いでしょう」
生きる伝説として探索者の間で語り継がれる、『銀糸のエルフ』ことガラッシア。
彼女が孤児を引き取り、探索者として育成しているというのは、カレンも本人の口から聞き及んでいた。
カレンは職員にしか聞こえない程度の声量で、口元を手で隠しながら囁いた。
「……彼の、十歳の頃の判定結果を調べて下さい。大神殿に私の名を告げれば、控えの用紙を写させて頂けるはずです」
「承りました。……が、本部長がそこまでお気になさるとは。彼にどのようなご興味がおありなのですか?」
そう問われ、カレンは静かにこう告げる。
「胸騒ぎ……と言うのが、正しいのか分かりませんが……。彼の事はよく観察しておかなければならないと、私の勘がそう告げているのです」
カレンは胸の前で両手を組み、神へ祈りを捧げた。
ザインの存在が、彼女の中でどうにも引っ掛かっているのだ。
その予感が善いものか、悪しきものなのかは分からない。
ただ、彼を探索者として認定した者の責務として、この目でしっかりと見極め続けていかねばらないと──そう思うのだ。
ジルは未だに顔色の悪いザインを気遣うように、優しく側に寄り添った。
「ごめん、な……ジル」
「クゥーン……」
そんな相棒の身体に背中を預け、ザインはふらつきながらもその場に座り込む。
ここまで消耗しきってしまうとは想定しておらず、鞄に入れておいた魔力ポーションはごく僅か。
ガサゴソと片手で中身を漁り、目当ての小瓶を手に取った。しかし、手に上手く力が入らない。
「ははっ……こんなにヘロヘロになるなんてな……」
乾いた笑いと共に、ゆっくりと時間を掛けてポーションの栓を抜く。
少しクセのある薬草の風味が鼻を抜けていき、次第に全身が新たに生み出された魔力で満たされていくのが分かった。
そのまましばらく身体を休め、倦怠感や魔力の喪失感が無くなった頃、ようやくザインは立ち上がった。
「……まあ、試験の内容はこなせたんだ。夜の鐘が鳴る前に王都に戻って、ギルドで報告を済ませてこないとな」
街や王都では、起床の目安となる早朝。昼食の時間の目安とされる正午。
仕事終わりを告げる夕方と、街への出入り口となる門の閉門を伝える夜──合計四回となる鐘の音が、人々の行動の指針となっている。
夜の鐘が鳴る頃には子供を寝かし付け、大人達は夜の街へ繰り出して、酒や遊びに興じる事が多い。
その時間帯になると、探索を終えて帰って来た探索者達は門を潜れず、仕方無く外での野宿を強いられるのだ。
「お前の脚なら余裕で間に合う。ギルドが閉まる前に王都へ急ごう!」
「ワフッ!」
ザインは颯爽とジルの背に飛び乗った。
ジルは早く宿屋に戻り、すぐさまザインを休ませたい一心で駆け出していく。
そんな相棒の心情をなんとなく察しながら、無理矢理自分を止めようとしないジルの気遣いに、ぐっと奥歯を噛み締めた。
「すみませーん! 認定試験の達成報告、まだ受け付けてもらえますか!?」
閉門時間に間に合ったザイン達は、そのまま大急ぎで探索者ギルドへ直行した。
道中で曲がり角から出て来た若い男女の二人組にぶつかりかけたが、咄嗟にジルが二人を飛び越えて危機を回避。少々肝を冷やした体験だった。
そうこうして受付へと飛び込んだザインの対応をしてくれたのは、前回プリュスと共に訪れた際に会話した男性職員であった。
彼はザインの顔を覚えていたようで、
「ああ、先日の……! ええ、まだ受け付けておりますよ!」
受付の後ろに備え付けられた棚の中から冊子を取り出して、パラパラとページをめくりながら笑顔で答えてくれた。
すると、その中から提出された書類から纏めたザインの詳細が記されたページに視線を落として言う。
「ええ……っと、お名前はザインさんで宜しかったですね?」
「は、はい!」
「確かに今朝、探索者認定試験の受験手続きを済まされておりますね。それでは試験内容の達成をさせて頂きますので、ウッドバッジをお預かりさせて頂きます」
ザインはすぐさまバッジを職員に手渡し、男性職員は慣れた手付きでバッジを金属製の箱へとセットする。
その箱は本のように開閉出来る構造となっており、金属板と金属板の間には白紙の用紙が挟まっていた。
そこに職員が魔力を流し込むと、金属の箱はぼうっと淡い光を放ち、金属板に挟み込まれていた用紙には文字が刻み込まれているではないか。
彼はそれを手に取り、その内容を読み上げる。
「今回の試験内容は、ポポイアの森でのゴブリン五体の討伐でした」
職員の次の言葉を待つだけなのに、何故か胸がそわそわと騒ぎ出す。
ザインはキュウッと両手を握り締め、彼から欲しい言葉が告げられるのを、今か今かと待ち焦がれる。
「単独でのダンジョン攻略。使い魔の同行。こちらも問題無く条件をクリアされております」
そして──彼の目がザインを捉えた。
「……合格おめでとうございます! ゴブリン五体の討伐、達成の確認を致しました‼︎」
その瞬間、間違い無いとは思っていたが──改めて他者の口から合格の事実を告げられた事に、胸の奥から込み上げてくる熱いものがザインの全身を駆け巡った。
「……っ、ありがとうございます‼︎」
腹の底から声を張り上げたザインに、職員はまるで自分の事のように喜びながら言う。
「即日で試験をクリアされる方は、かなり稀なんですよ! 僕もここで五年程勤めていますが、二年前に一度あったきりで……。とにかく、本当におめでとうございます!」
すると彼は「少々こちらでお待ち下さい!」と言い残し、一旦席を外した。
しばらく待っていると、男性職員と共に、受付の奥から一人の美しい女性が現れた。
雪のように白い髪をふわりと結い上げたその女性は、三十代ぐらいの外見をしており、女性職員とは少しデザインの異なる制服に身を包んでいる。
男性職員の案内でザインの前へとやって来た女性は、掌に乗る程度の小箱を携えていた。
「お待たせ致しました。私は王都ノーティオの探索者ギルド本部長、カレン・ベルスーズと申します。この度は、当ギルドで二年振りとなる最速での試験合格、まことにおめでとうございます」
カレンと名乗ったその女性が、手元の小箱をそっと開く。
中には金属の光沢を放つ、銅で出来た小さな装飾品──ブロンズバッジが鎮座していた。
彼女はそれをザインへと寄せ、麗しい微笑を浮かべて語り掛ける。
「こちらが、ザイン様が正式に探索者として認められた証……。本部長である私の承認を得て配布される、貴方の為の探索者バッジでございますわ。さあ、どうぞお受け取り下さいませ」
「あ、ありがとうございます……!」
本部長の登場にざわつくフロア。
ただでさえ先日目立ったばかりだというのに、またもや注目を浴びて身体が強張るザイン。
ぎこちない動作でカレンに一礼してから、恐るおそるバッジへと手を伸ばし……受け取った。
少し冷んやりとした手触りだったそれは、ザインの指先から伝う体温で、じんわりとぬるくなっていく。
ブロンズバッジ。
見習い期間であるウッドバッジを卒業し、正式にギルドからのサポートを受けられる、国から認められた探索者である証。
(母さんもディックも、そして俺も……ここから探索者としての一歩を踏み出したんだ)
その重みを自分なりに感じながら、ザインは改めてカレンに頭を下げる。
「俺、探索者としてこれから精一杯頑張ります! 本部長のご期待に添えるよう、一流の探索者を目指します‼︎」
「ええ。私も陰ながら応援させて頂きますわ。明日からの探索者としてのお仕事、無理せず励んで下さいませね」
「はいっ!」
カレンの言葉に、元気にザインが頷いた……その時だった。
ぐうぅぅぅ~、という間の抜けた音がその場に響き渡った。
それがザインの腹の虫だと気付いた途端、カレンも男性職員も、思わず小さく吹き出してしまう。
慌ててどうにかごまかそうとするザインだったが、どうやら空腹を主張する自身の本能は止まることを知らず。
もう一度大きな音を腹から響かせたザインに、カレンが頬を緩めながら微笑み掛けた。
「ふふっ……。その前に、今夜はしっかりとお食事をして、ゆっくりとお休み下さい」
「~~っ! そ、そうさせてもらいます……!」
羞恥で顔に熱が集まるのを感じつつ、カレン達ギルド職員以外からの視線も肌を突き刺すようで……。
ザインは最後に改めてカレンに礼を告げてから、足早にギルドを後にして、ジルと共に『銀の風見鶏亭』を目指して走っていった。
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まるで嵐のように現れ、そしてあっという間に去っていっ青年の背中を見送ったカレンは、隣に並ぶ男性職員に訊ねる。
「……あの男の子、確か貴方の報告では『銀糸の森』出身と言っていましたわね?」
「はい。彼自身がそう記入しておりました」
「となると……三ヶ月前の茶髪の子と同じ、ガラッシア様の義理の息子さんであると見て間違い無いでしょう」
生きる伝説として探索者の間で語り継がれる、『銀糸のエルフ』ことガラッシア。
彼女が孤児を引き取り、探索者として育成しているというのは、カレンも本人の口から聞き及んでいた。
カレンは職員にしか聞こえない程度の声量で、口元を手で隠しながら囁いた。
「……彼の、十歳の頃の判定結果を調べて下さい。大神殿に私の名を告げれば、控えの用紙を写させて頂けるはずです」
「承りました。……が、本部長がそこまでお気になさるとは。彼にどのようなご興味がおありなのですか?」
そう問われ、カレンは静かにこう告げる。
「胸騒ぎ……と言うのが、正しいのか分かりませんが……。彼の事はよく観察しておかなければならないと、私の勘がそう告げているのです」
カレンは胸の前で両手を組み、神へ祈りを捧げた。
ザインの存在が、彼女の中でどうにも引っ掛かっているのだ。
その予感が善いものか、悪しきものなのかは分からない。
ただ、彼を探索者として認定した者の責務として、この目でしっかりと見極め続けていかねばらないと──そう思うのだ。
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