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第3章 封印の少女
5.思い立ったらすぐ行動
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──すみませんが、この件はもうしばらく考えさせて下さい。
「師匠、あれで本当に良かったんですか? 本部長さんのあの提案、他のパーティーに先を越されたらもったいなくないですか?」
「まあ、ひとまずは……な。美味い話には裏があるっていうか……まだあの人を信用するには、色々と情報が足りないような気がしてさ」
「うーん……それもそうかもしれないですけど……」
ギルド会館を離れたザイン達は、そのまま『銀の風見鶏亭』に戻って三人で話し合っていた。
宿屋の主人には改めて二人部屋を別で用意してもらい、今はザインが借りている部屋に集まっているところだ。
探索者ギルド本部長──カレンからの誘いは、彼女の言う通りそこまで悪いものではなかった。
ギルドが『鋼の狼』を優遇してくれるのであれば、今後の旅もスムーズに進むだろうし、仕事だってザイン達を優先して回してくれたのだろう。
だが、まだ探索者になって一ヶ月も経っていない自分達に、どうしてカレンは目を付けたのか。
ザインがガラッシアの義理の息子だからか?
歴代最速記録で試験をパスした、期待のルーキーだからか?
それとも……
(俺のスキルに目を付けて……か?)
仮にその予想が的中しているのなら、カレンはザインの『オート周回』を何に利用しようとしているのだろう。
考えても今すぐ答えが出る問題ではないが、神を冒涜するような道具を所持している者と手を組むというのは、それなりのリスクを伴う事だ。
探索者としてのメリットを取る代わりに、反逆者の一味として扱われる危険と隣り合わせ。
ガラッシア以外に探索者界隈の有力者を知らないこの状況で、いきなりギルド本部長という大物から誘いを受けるなど……期待よりも、不安や疑いの方が大きかったのだ。
すると、考え込んでいるザインにエルが言う。
「あの……もしもザインさんが宜しければ、なのですが」
「ん? どうしたエル」
「ザインさんのお母様は、カレン本部長の事を以前から知っていらっしゃるのですよね? 本部長さんがどういう人柄なのか、信じてはいけない人なのか……一度、ご意見をお聞かせして頂くのはどうでしょうか」
「そうか、その手があった!」
ザインはそう言って腰掛けていたベッドから立ち上がると、早々に荷物を纏め始めた。
突然の奇行に見えなくもないその行動に、エルとフィルは一体何事かと慌ててしまう。
「どっ、どうしたんですか師匠!」
「わ、わたし、何かおかしな事を言ってしまいましたか……⁉︎」
「いや、そうじゃなくて! エルの言う通り、母さんに聞けば本部長さんの情報が得られるって事だろ?」
言いながら、ザインはパパッと出掛ける支度を済ませてしまった。
「判断材料は一つでも多い方が良い! それに、まだ陽も出てるからな。今から向かえば、夜には家に着くはずだ。手紙を出すのも時間が掛かるし、こうして直接行った方が早いしな!」
「そ、それはそうですが……」
「行動派ですね~! それじゃあ師匠がお留守にしている間、ぼくと姉さんで次に向かうダンジョンの準備を進めておきます!」
「ああ、そうしてくれると助かるよ! 明日の昼には戻って来るから、それまで二人に部屋の鍵を預けておくよ」
そう言って、ザインはテーブルの上に宿の鍵を置いてドアノブに手を掛け、二人に振り返る。
「じゃあ、行ってきます! なるべく早く戻って来るよ」
「はーい! 行ってらっしゃい、師匠!」
「お、お気を付けて……!」
元気に手を振るフィルと、戸惑いが抜けきらないエル。
対照的な反応の二人に見送られ、ザインは大急ぎでジルの元へ急ぐのだった。
嵐のように去っていったザインの背中は、もう見えなくなってしまった。
すると、フィルがテーブルから鍵を拾い上げてこう言った。
「師匠って行動力の塊だよね。ぼくもいつか、あれぐらい勢い良く決断出来る男にならないと……!」
「優柔不断な人よりは良いかもしれないけれど……フィルにはもう少し落ち着きが欲しいわね」
エルは苦笑混じりに、弟の爽やかな空色の髪を撫でる。
そんな姉からの言葉に、フィルは少し唇を尖らせて拗ねた。
「もう……姉さんはすぐそうやってぼくを子供扱いするんだから!」
「わたしより三歳も下なんだから、それだけまだ未熟という事ですよ。ところで、次のダンジョンの準備についてなんだけど……」
その話題に移ると、エルはテーブルに拡げたままの地図に視線を落とした。
地図には、ザインが付けた赤い丸で囲んだ印が数ヶ所ある。その中の一つは、彼女達が攻略したばかりの『ポポイアの森』も含まれていた。
ギルド本部の最優先育成枠の話を先延ばしにした後、カレンにはしっかりと魔樹ポポイアからドロップした小箱を鑑定してもらっていた。
けれどもその中身は大した品ではなく、三人で肩を落としたのは記憶に新しい。
小箱の中身は、魔力を注げば数秒間足が速くなる指輪だったのだ。
たったそれだけのアイテムなら、付与術師が居れば余裕でそれを上回る効果を授けてくれる。
カレンは「ポポイアで得たレアドロップにしてはマシな方」と評価されたが、このパーティーで最高の機動力を誇る鋼狼のジルには遠く及ばない。
ならば次は、もう少しレアなものが手に入るダンジョンへ行こう──という事で、そこに至るまでの準備をエル達が担う訳なのだった。
「ザインさんの見立てでは、わたし達なら『ディルの泉』を攻略出来るという話だったわよね?」
「ディルの泉に居るのは植物系の魔物と、水棲の魔物。後は、霧が濃いのが特徴だって言ってたよね!」
「水棲の魔物が相手なら、わたしの雷魔法が役に立つ……。植物系の魔物には毒や麻痺攻撃を仕掛けてくる種類も居るから、解毒薬を少し買い足してきた方が良いわね」
ポーションの素材集めとして、途中まではザインとジルも進んだ事はあるものの、最深部までは到達していない。
今日の内に必要な品を購入しておき、可能であれば、他の探索者から本部長やギルドに関する情報を集めるのも良いだろう。
ザインが戻って来るまで、やれる事は色々ある。
エルはパーティー共用のコイン袋の中身を確認し、一人頷いた。
「あまり無駄使いしてもいけないから、なるべく安いお店を探して節約しましょう。まだ時間はたっぷりあるんだもの。色々と見て回るわよ」
「そうだね。そしたら師匠が褒めてくれるかもしれないし!」
そうしてエルはザインの部屋と、姉弟の部屋をしっかり戸締りして、二階の階段を降りていく。
すると、遅めの昼食休憩をしていた主人が、二人の姿を食堂から捉えた。
「お、今度はお嬢ちゃん達も出掛けんのか?」
「はい! 師匠に買い出しを頼まれたので!」
「そうかそうか! 一応、気ぃ付けて行ってこいよ。ここ最近、物騒な話が多いからなぁ」
(物騒な話……? そんな雰囲気はしなかったけれど……)
ここしばらく王都に滞在しているエル達だが、彼が言うような話は耳にした事が無い。
王都で多い事件といえば、酒に酔った探索者達が殴り合いの喧嘩をするだとか、人混みに紛れてスリを働く輩が出ただとか──他の街でも起きるようなものなのだ。
エルもそういった類の事件が増えているのだろうと予想し、怪しい人物には警戒しようと気を引き締める。
「……分かりました。充分気を付けますね」
「おう! 何かあったら白百合聖騎士団に通報しとくんだぞー!」
「はーい! 行ってきまーす!」
そうしてエルとフィルは、少し人通りが落ち着いてきた昼下がりの王都へ繰り出すのだった。
「師匠、あれで本当に良かったんですか? 本部長さんのあの提案、他のパーティーに先を越されたらもったいなくないですか?」
「まあ、ひとまずは……な。美味い話には裏があるっていうか……まだあの人を信用するには、色々と情報が足りないような気がしてさ」
「うーん……それもそうかもしれないですけど……」
ギルド会館を離れたザイン達は、そのまま『銀の風見鶏亭』に戻って三人で話し合っていた。
宿屋の主人には改めて二人部屋を別で用意してもらい、今はザインが借りている部屋に集まっているところだ。
探索者ギルド本部長──カレンからの誘いは、彼女の言う通りそこまで悪いものではなかった。
ギルドが『鋼の狼』を優遇してくれるのであれば、今後の旅もスムーズに進むだろうし、仕事だってザイン達を優先して回してくれたのだろう。
だが、まだ探索者になって一ヶ月も経っていない自分達に、どうしてカレンは目を付けたのか。
ザインがガラッシアの義理の息子だからか?
歴代最速記録で試験をパスした、期待のルーキーだからか?
それとも……
(俺のスキルに目を付けて……か?)
仮にその予想が的中しているのなら、カレンはザインの『オート周回』を何に利用しようとしているのだろう。
考えても今すぐ答えが出る問題ではないが、神を冒涜するような道具を所持している者と手を組むというのは、それなりのリスクを伴う事だ。
探索者としてのメリットを取る代わりに、反逆者の一味として扱われる危険と隣り合わせ。
ガラッシア以外に探索者界隈の有力者を知らないこの状況で、いきなりギルド本部長という大物から誘いを受けるなど……期待よりも、不安や疑いの方が大きかったのだ。
すると、考え込んでいるザインにエルが言う。
「あの……もしもザインさんが宜しければ、なのですが」
「ん? どうしたエル」
「ザインさんのお母様は、カレン本部長の事を以前から知っていらっしゃるのですよね? 本部長さんがどういう人柄なのか、信じてはいけない人なのか……一度、ご意見をお聞かせして頂くのはどうでしょうか」
「そうか、その手があった!」
ザインはそう言って腰掛けていたベッドから立ち上がると、早々に荷物を纏め始めた。
突然の奇行に見えなくもないその行動に、エルとフィルは一体何事かと慌ててしまう。
「どっ、どうしたんですか師匠!」
「わ、わたし、何かおかしな事を言ってしまいましたか……⁉︎」
「いや、そうじゃなくて! エルの言う通り、母さんに聞けば本部長さんの情報が得られるって事だろ?」
言いながら、ザインはパパッと出掛ける支度を済ませてしまった。
「判断材料は一つでも多い方が良い! それに、まだ陽も出てるからな。今から向かえば、夜には家に着くはずだ。手紙を出すのも時間が掛かるし、こうして直接行った方が早いしな!」
「そ、それはそうですが……」
「行動派ですね~! それじゃあ師匠がお留守にしている間、ぼくと姉さんで次に向かうダンジョンの準備を進めておきます!」
「ああ、そうしてくれると助かるよ! 明日の昼には戻って来るから、それまで二人に部屋の鍵を預けておくよ」
そう言って、ザインはテーブルの上に宿の鍵を置いてドアノブに手を掛け、二人に振り返る。
「じゃあ、行ってきます! なるべく早く戻って来るよ」
「はーい! 行ってらっしゃい、師匠!」
「お、お気を付けて……!」
元気に手を振るフィルと、戸惑いが抜けきらないエル。
対照的な反応の二人に見送られ、ザインは大急ぎでジルの元へ急ぐのだった。
嵐のように去っていったザインの背中は、もう見えなくなってしまった。
すると、フィルがテーブルから鍵を拾い上げてこう言った。
「師匠って行動力の塊だよね。ぼくもいつか、あれぐらい勢い良く決断出来る男にならないと……!」
「優柔不断な人よりは良いかもしれないけれど……フィルにはもう少し落ち着きが欲しいわね」
エルは苦笑混じりに、弟の爽やかな空色の髪を撫でる。
そんな姉からの言葉に、フィルは少し唇を尖らせて拗ねた。
「もう……姉さんはすぐそうやってぼくを子供扱いするんだから!」
「わたしより三歳も下なんだから、それだけまだ未熟という事ですよ。ところで、次のダンジョンの準備についてなんだけど……」
その話題に移ると、エルはテーブルに拡げたままの地図に視線を落とした。
地図には、ザインが付けた赤い丸で囲んだ印が数ヶ所ある。その中の一つは、彼女達が攻略したばかりの『ポポイアの森』も含まれていた。
ギルド本部の最優先育成枠の話を先延ばしにした後、カレンにはしっかりと魔樹ポポイアからドロップした小箱を鑑定してもらっていた。
けれどもその中身は大した品ではなく、三人で肩を落としたのは記憶に新しい。
小箱の中身は、魔力を注げば数秒間足が速くなる指輪だったのだ。
たったそれだけのアイテムなら、付与術師が居れば余裕でそれを上回る効果を授けてくれる。
カレンは「ポポイアで得たレアドロップにしてはマシな方」と評価されたが、このパーティーで最高の機動力を誇る鋼狼のジルには遠く及ばない。
ならば次は、もう少しレアなものが手に入るダンジョンへ行こう──という事で、そこに至るまでの準備をエル達が担う訳なのだった。
「ザインさんの見立てでは、わたし達なら『ディルの泉』を攻略出来るという話だったわよね?」
「ディルの泉に居るのは植物系の魔物と、水棲の魔物。後は、霧が濃いのが特徴だって言ってたよね!」
「水棲の魔物が相手なら、わたしの雷魔法が役に立つ……。植物系の魔物には毒や麻痺攻撃を仕掛けてくる種類も居るから、解毒薬を少し買い足してきた方が良いわね」
ポーションの素材集めとして、途中まではザインとジルも進んだ事はあるものの、最深部までは到達していない。
今日の内に必要な品を購入しておき、可能であれば、他の探索者から本部長やギルドに関する情報を集めるのも良いだろう。
ザインが戻って来るまで、やれる事は色々ある。
エルはパーティー共用のコイン袋の中身を確認し、一人頷いた。
「あまり無駄使いしてもいけないから、なるべく安いお店を探して節約しましょう。まだ時間はたっぷりあるんだもの。色々と見て回るわよ」
「そうだね。そしたら師匠が褒めてくれるかもしれないし!」
そうしてエルはザインの部屋と、姉弟の部屋をしっかり戸締りして、二階の階段を降りていく。
すると、遅めの昼食休憩をしていた主人が、二人の姿を食堂から捉えた。
「お、今度はお嬢ちゃん達も出掛けんのか?」
「はい! 師匠に買い出しを頼まれたので!」
「そうかそうか! 一応、気ぃ付けて行ってこいよ。ここ最近、物騒な話が多いからなぁ」
(物騒な話……? そんな雰囲気はしなかったけれど……)
ここしばらく王都に滞在しているエル達だが、彼が言うような話は耳にした事が無い。
王都で多い事件といえば、酒に酔った探索者達が殴り合いの喧嘩をするだとか、人混みに紛れてスリを働く輩が出ただとか──他の街でも起きるようなものなのだ。
エルもそういった類の事件が増えているのだろうと予想し、怪しい人物には警戒しようと気を引き締める。
「……分かりました。充分気を付けますね」
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