赤髪と狼、旅に出る。 〜未知のスキル【オート周回】で(将来的に)ダンジョンを無双する〜

由岐

文字の大きさ
31 / 57
第3章 封印の少女

7.高飛車な美少女

しおりを挟む
 エル達が王都で買い食いをしている最中、ザインはジルに乗って実家を目指していた。
 草原を駆け抜け、ポポイアの森へ続く道を通り過ぎ、更にその奥……『銀糸の森』と呼ばれる森の小屋。
 そこに到着した頃には、日が沈みかけていた。

「母さん、エイル! ちょっとだけただいまー!」
「ワフンッ!」

 ザインが元気良く扉を開け、玄関の外からジルも一声吠える。
 すると、夕食の支度をしていた母と姉がその声に驚き、振り返って言う。

「ざ、ザイン⁉︎ あんた、急に帰って来てどうしたの⁉︎」
「まだ王都へ経って日も浅いが……何かあったのか?」

 作業の手を止めた二人は、次男の帰還に何事かと眉をひそめている。
 しかし、戸惑っているのはザインだけではなかった。
 銀糸の髪のエルフ、義母のガラッシア。
 黒髪の三つ編みを垂らした義姉、エイル。
 そして……ザインの登場によって不愉快そうに顔を歪めた、淡雪のような白髪の美少女がテーブルに着いていたのである。

「あ……お客さんが来てたのか。悪いタイミングで来ちゃったかなぁ……」

 すると、目の前の少女がザインに問い掛けてきた。

「……別にワタシは構わないけど。アナタが例の試験を単独で最速合格した、歴代二人目の探索者って事かしら?」
「う、うん。ギルドの人からそう聞いたけど……君は?」

 少女は椅子に腰掛けたまま、面倒臭そうに自己紹介を始める。

「ワタシはカノン。アナタと同じ探索者。これで満足?」

 カノンと名乗った少女は、ポニーテールにした白い髪をふわりと揺らし、満月のような黄金の瞳をザインに向けていた。
 服装は暗めの紫色をベースにしており、探索者としては中級……もしくは上級であろう事を予感させる、使い込まれた長剣を腰のベルトに差している。
 動きやすいよう選んだのであろう短いパンツからは、彼女の白く眩しい太腿が曝け出され。
 膝から下は黒いロングブーツで覆われており、ブーツがしっかりと磨かれている事から、彼女の美意識が垣間見える。
 少し窮屈そうな胸元の辺りは、上着のボタンを少し開ける事で誤魔化しているらしい。その分、カノンの豊かな二つの果実が谷間を生み出している。
 美人と言って差し支え無い彼女であれば、そんな露出もカノンの魅力を引き出す材料の一つとなっていた。

「カノンって言うんだな! もう知ってるみたいだけど、俺はザインだ。今日ギルドで『鋼の狼』っていうパーティーを申請したばかりなんだけど、こんなんでも一応リーダーをやらせてもらってるよ」
「アナタが……?」
「ほう……もうパーティーを組めたのだな」

 訝しげにザインを見上げるカノンに対し、ガラッシアは感心したように微笑を浮かべている。

「ザインがリーダーかぁ……。何だかちょっとだけ、ザインが遠くに行っちゃったような気がするわ」

 僅かに表情を寂しげなものに変えたエイル。

「遠くだなんて、そんな事無いよ。だって俺、まだ王都周辺でウロウロしてるだけだし! こうしてエイルにだって会いに来られる距離じゃないか」
「そ、そういう意味じゃなくて! ……もうっ、ディックと違ってザインはいつも察しが悪いんだから」
「えぇ~……?」

 唇をへの字に曲げたエイルを他所に、カノンが口を開く。

「それで、アタシの事は気にしないで良いから。何か用があってここまで来たんでしょう?」
「あっ、そうだった! なあ母さん、ギルドの本部長さんについて聞きたい事があって来たんだけど──」

 ザインが切り出した話に、ピクリとカノンが反応を示した。
 しかしザインはそれに気付かぬまま、探索者ギルドでカレン本部長から告げられた内容をガラッシアに伝えるのだった。




「お前達のパーティーを、最優先育成枠に……か」
「母さんはこの話、受けるべきだと思う……?」

 ザイン達『鋼の狼』が、王都ギルドの最優先育成枠として候補に数えられている。
 その話を聞いたガラッシアは、しばらく考え込んでいた。
 勿論、本部長が鑑定装置を持っていた件は伏せてある。この場には家族だけでなく、カノンという第三者が同席していたからだ。
 もしもカノンの口から神殿に通報されれば、カレン本部長は捕らえられてしまうからである。
 すると、ガラッシアが顔を上げた。

「……私も、カレンの考えには同意する」
「え……そ、そうなの?」
「私はお前に中途半端な指導をした覚えは無い。そこいらの探索者より、お前の方が優秀なのは確かだろう。そして単独での試験最速合格……カレンが目を付けない理由が見当たらん」

 ガラッシアの言う通り、彼女のザインへの指導は厳しいものだった。
 弓の扱いだけでなく、子供の頃からディックと剣の練習試合も行なっていた。
 そしてガラッシア自らが弓・剣・槍・棍棒・鎌──ありとあらゆる武器を巧みに使いこなし、実戦練習としてザインとディックを鍛え上げていたのだ。
 魔物の中には武器を扱う者もおり、それらに対する戦法を身体に叩き込む必要がある。
 幼少期からそれだけの訓練を重ねてきたような若者など……特に、伝説の探索者自らが常に心血を注いで指導をしてい者は、彼女の愛する子供達以外に存在しないだろう。
 更には進んでダンジョンや魔物に関する知識を吸収していたザインなら、ギルドからのサポートによってより一層の成長を遂げる可能性がある。
 だからこそカレンはザイン達を選んだのだろうと、ガラッシアは確信しているようだった。

「それじゃあ……」
「その話は悪くはないと思う。……だがまあ、あいつの事だ。何か他に思惑があるのだろうが──」
「探索者になりたてのアナタが最優先育成枠に数えられるだなんて、本部の人手不足は相当なのね」
「なっ……!」

 カノンはつまらなさそうに紅茶に口を付けながら、そんな言葉を漏らした。
 彼女は静かにカップを置くと、改めてザインを見て言う。

「アナタの試験が行われたのは、つい先日の事でしょう? それ以前にも何人もの探索者が誕生したというのに、選ばれたのはアナタのパーティー……。相変わらず、王都には堕落した探索者がゴロゴロ転がっているのでしょうね」
「それは……」

 ザインは、カノンの言葉を否定出来ない。
 やる気の無い探索者達をこの目で見て来たザインは、本部長の口からもその事実を告げられていた。
 そんな中でやる気に満ちたルーキーである『鋼の狼』が候補になったのだから。

「まあ、ワタシもガラッシア様の意見には賛成よ? あの人がそこまで目を掛けてくれるのなら、手っ取り早くワタシに追い付けるでしょうから」

 そう言って、カノンは自身の胸元──ザインからは見えていなかった部分を見せ付けるように立ち上がった。
 ザインが目にした彼女の上着には、金色に輝くバッジがある。

「そ、それって……!」
「そう、ワタシはゴールドランク……アナタよりも上を行く、優秀な探索者なのよ」

 カノンは得意げに微笑み、ザインの胸元に視線をやる。

「ブロンズランク探索者、『鋼の狼』リーダーのザイン……。アナタの顔と名前は覚えておいてあげるわ。次に会う時には、違う色のバッジを見せてほしいものね」

 それではワタシの要件は済みましたので、と言い残して、カノンはガラッシアに頭を下げて小屋を出て行ってしまった。
 カノンは外で待機していたジルにちらりと目を向けたが、怖がった様子は見られない。

 すると、遠くの空から何かの鳴き声が聞こえた。
 少しずつこちらへと近付いて、やって来た影の正体にザインは目を見開く。
 バサリ、バサリと大きな翼をはためかせて着地した、純白の魔物──白い鱗に覆われた、小型の飛竜だ。
 カノンはその飛竜の顎をそっと撫で、ひらりと背中に飛び乗る。
 ポニーテールが揺れる少女を乗せた純白の飛竜は、黒と橙のグラデーションに彩られた空へと飛び立っていき、あっという間に見えなくなってしまった。

「飛竜を連れた剣士……カノン、か」

 新たなライバルの登場に、ザインは胸を躍らせていた。
 可憐さと優美さを兼ね備えた少女でありながら、カノンの肢体は正しく剣士のそれであった。
 口先だけではない、努力によって得られた実力と生まれ持った才能を発揮させたであろう、自身に満ち溢れた立ち振る舞い。
 他人にとっては、カノンの言動は生意気にしか見えないかもしれない。
 だがそれは、彼女がゴールドランクに相応しい力を持っているからこそのもの。

「いつかまた会う時には、もっと強い俺になっているはずだ。そして、探索者バッジだって……きっと──!」

 ザインはぎゅっとバッジを握り込み、力強い瞳で星の瞬く夕闇の空を見上げ決意を固め──

「……ねえ母さん、あれって伝令用の鳩よね?」

 窓から顔を覗かせていたエイルが指差す先に、パタパタとこちらへ飛んでくる鳩の姿があった。

「そうだな。ギルドからの定期連絡が来るには、まだ時期が早いはずなのだが……」

 プラチナランク探索者であるガラッシアの元には、各地のダンジョンの状況が毎月ギルドから発信されている。
 今回は何か特別な連絡があるのかと、ガラッシアは外に出て鳩の到着を待った。
 ……しかし、鳩はザインの頭上をくるくると旋回している。
 つまり、この伝書鳩はザイン宛てである事を意味しているのだ。

「俺宛ての連絡……?」

 ザインを知っている者など、そう多くない。
 ガラッシアとエイルではないのは確実で、あるとすればディックか、王都で知り合った聖騎士のプリュスと……。

 伝書鳩の脚に付けられた手紙を外し、目を通す。
 そこに書かれていた文面は、こうだった。



『ザイン師匠

 姉さんが連れ去られてしまいました。何人もの大柄な男達に襲われて、姉さんを人質に……!
 お願いです、師匠。申し訳ありませんが、今すぐ王都に戻って来て下さい。
 ぼく一人では、姉さんが連れて行かれたダンジョン……『スズランの花園』には乗り込めません……!』



 ──ザインを師と仰ぐのは、この世に一人しか居ない。

 大急ぎで書き殴ったであろう筆跡に、心臓が跳ねる。
 手紙を持つザインの手が、小刻みに震えていた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

無名の三流テイマーは王都のはずれでのんびり暮らす~でも、国家の要職に就く弟子たちがなぜか頼ってきます~

鈴木竜一
ファンタジー
※本作の書籍化が決定いたしました!  詳細は近況ボードに載せていきます! 「もうおまえたちに教えることは何もない――いや、マジで!」 特にこれといった功績を挙げず、ダラダラと冒険者生活を続けてきた無名冒険者兼テイマーのバーツ。今日も危険とは無縁の安全な採集クエストをこなして飯代を稼げたことを喜ぶ彼の前に、自分を「師匠」と呼ぶ若い女性・ノエリ―が現れる。弟子をとった記憶のないバーツだったが、十年ほど前に当時惚れていた女性にいいところを見せようと、彼女が運営する施設の子どもたちにテイマーとしての心得を説いたことを思い出す。ノエリ―はその時にいた子どものひとりだったのだ。彼女曰く、師匠であるバーツの教えを守って修行を続けた結果、あの時の弟子たちはみんな国にとって欠かせない重要な役職に就いて繁栄に貢献しているという。すべては師匠であるバーツのおかげだと信じるノエリ―は、彼に王都へと移り住んでもらい、その教えを広めてほしいとお願いに来たのだ。 しかし、自身をただのしがない無名の三流冒険者だと思っているバーツは、そんな指導力はないと語る――が、そう思っているのは本人のみで、実はバーツはテイマーとしてだけでなく、【育成者】としてもとんでもない資質を持っていた。 バーツはノエリ―に押し切られる形で王都へと出向くことになるのだが、そこで立派に成長した弟子たちと再会。さらに、かつてテイムしていたが、諸事情で契約を解除した魔獣たちも、いつかバーツに再会することを夢見て自主的に鍛錬を続けており、気がつけばSランクを越える神獣へと進化していて―― こうして、無名のテイマー・バーツは慕ってくれる可愛い弟子や懐いている神獣たちとともにさまざまな国家絡みのトラブルを解決していき、気づけば国家の重要ポストの候補にまで名を連ねるが、当人は「勘弁してくれ」と困惑気味。そんなバーツは今日も王都のはずれにある運河のほとりに建てられた小屋を拠点に畑をしたり釣りをしたり、今日ものんびり暮らしつつ、弟子たちからの依頼をこなすのだった。

スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~

深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】 異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します

潮ノ海月@2025/11月新刊発売予定!
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる! トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。 領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。 アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。 だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう 完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。 果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!? これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。 《作者からのお知らせ!》 ※2025/11月中旬、  辺境領主の3巻が刊行となります。 今回は3巻はほぼ全編を書き下ろしとなっています。 【貧乏貴族の領地の話や魔導車オーディションなど、】連載にはないストーリーが盛りだくさん! ※また加筆によって新しい展開になったことに伴い、今まで投稿サイトに連載していた続話は、全て取り下げさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。

誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!

ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく  高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。  高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。  しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。  召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。 ※カクヨムでも連載しています

外れスキル持ちの天才錬金術師 神獣に気に入られたのでレア素材探しの旅に出かけます

蒼井美紗
ファンタジー
旧題:外れスキルだと思っていた素材変質は、レア素材を量産させる神スキルでした〜錬金術師の俺、幻の治癒薬を作り出します〜 誰もが二十歳までにスキルを発現する世界で、エリクが手に入れたのは「素材変質」というスキルだった。 スキル一覧にも載っていないレアスキルに喜んだのも束の間、それはどんな素材も劣化させてしまう外れスキルだと気づく。 そのスキルによって働いていた錬金工房をクビになり、生活費を稼ぐために仕方なく冒険者になったエリクは、街の外で採取前の素材に触れたことでスキルの真価に気づいた。 「素材変質スキル」とは、採取前の素材に触れると、その素材をより良いものに変化させるというものだったのだ。 スキルの真の力に気づいたエリクは、その力によって激レア素材も手に入れられるようになり、冒険者として、さらに錬金術師としても頭角を表していく。 また、エリクのスキルを気に入った存在が仲間になり――。

八百万の神から祝福をもらいました!この力で異世界を生きていきます!

トリガー
ファンタジー
神様のミスで死んでしまったリオ。 女神から代償に八百万の神の祝福をもらった。 転生した異世界で無双する。

処理中です...