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30 マナー違反です!
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土産物屋には本当にいろいろなものがあった。
そう、日本の土産物屋のように…。日本の土産物屋を思い出してみたまえ、何の役に立つのかわからない置物や、ステッカーやらがいっぱい置いてあったではないか。
この世界も同じらしい。よくわからない人形や、シラバと焼き印が押された焼き菓子やまんじゅうみたいなもの、けん玉に酷似したおもちゃ、あまりセンスがいいとは思えない派手な絵が描かれた皿などなどが売られている。
日本と違うのは、いかがわしい玩具も堂々と売られていることだ。ディルドやオナホ、潤滑剤、殺精剤などがふつーに売られている。
まあ、確かに日本にも、ヌードボールペンとかヌード耳かきとかはあったけど。
感度百倍増ローション!とか快感万倍効果つき避妊剤♡とかはやりすぎだ。
これ、こどもになんて説明するのだろう。俺が知ったことではないが…。
しばらく、そぞろ歩きした後、ヨノイは「今度は内湯に入ろうか」と誘ってくれた。ついでに食事もとるらしい。
日帰り温泉みたいなシステムがこの世界にもあるのだ。
少し歩くと、右手に高級感のある湯屋のような建物があらわれた。ルドルの湯、と看板が出ている。
木々や花々が植えられ、整えられた庭を歩いて建物に着く。
「いらっしゃいませ!」
清潔感のある白の上下を着た従業員が扉を開けてくれる。
ロビーは吹き抜けで広々としていた。
さすがにここでは入浴料をとるのだろう。フロントらしきところでヨノイがお金を払っている。
俺は言われたので、ふかふかのソファで待っていた。
「じゃあ、行こう」
「うん」
ヨノイについて、浴場へ向かう。
脱衣所へ着くと、皆裸になって浴室へ向かっている。そして、湯屋と同じで男女一緒だ。
「あーここは裸で入るの…?」
「そうだね」
「そ、そうかー…」
女性もいる。ちょっと恥ずかしいが仕方がない。
ヨノイがためらいなく脱いでいくので、俺も服を脱いで全裸になり、二人で浴室に向かった。
浴室は、もうもうと湯気が立ち込めている。
ここではよく体を洗って入るようだ。髪や体を洗うためのお湯が壁に設置された長方形の流しのようなところに満たされている。
俺とヨノイは並んで体を洗い始めた。石鹸は備え付けのものだ。
髪を洗っていると、女性の鋭い叫び声のようなものが聞こえた。
「ああ、マナー違反だな…」
と、ヨノイが呟く。
どうしたのかと声の方を見ると、湯気でよく見えないが、男女が洗い場のすみで体を重ねている…!
「う、うわ…」
見ないようにするが、小さな喘ぎ声と息遣いがどうしても耳に入ってくる。うわあああ…。
気づくと、ヨノイが俺の体を洗ってくれていた。少しくすぐったい。
手ぬぐいで背中をごしごし洗って、次は手を使って足や、足の指の間まで洗ってくれる。
ちょっと気持ちいい。あん…っ。乳首をそんなに…ぬるぬるって…あ…あ…前も……お尻も……中まで……っ!
「よ、よ、よ、ヨノイさん!ま、マナー違反…」
そう、日本の土産物屋のように…。日本の土産物屋を思い出してみたまえ、何の役に立つのかわからない置物や、ステッカーやらがいっぱい置いてあったではないか。
この世界も同じらしい。よくわからない人形や、シラバと焼き印が押された焼き菓子やまんじゅうみたいなもの、けん玉に酷似したおもちゃ、あまりセンスがいいとは思えない派手な絵が描かれた皿などなどが売られている。
日本と違うのは、いかがわしい玩具も堂々と売られていることだ。ディルドやオナホ、潤滑剤、殺精剤などがふつーに売られている。
まあ、確かに日本にも、ヌードボールペンとかヌード耳かきとかはあったけど。
感度百倍増ローション!とか快感万倍効果つき避妊剤♡とかはやりすぎだ。
これ、こどもになんて説明するのだろう。俺が知ったことではないが…。
しばらく、そぞろ歩きした後、ヨノイは「今度は内湯に入ろうか」と誘ってくれた。ついでに食事もとるらしい。
日帰り温泉みたいなシステムがこの世界にもあるのだ。
少し歩くと、右手に高級感のある湯屋のような建物があらわれた。ルドルの湯、と看板が出ている。
木々や花々が植えられ、整えられた庭を歩いて建物に着く。
「いらっしゃいませ!」
清潔感のある白の上下を着た従業員が扉を開けてくれる。
ロビーは吹き抜けで広々としていた。
さすがにここでは入浴料をとるのだろう。フロントらしきところでヨノイがお金を払っている。
俺は言われたので、ふかふかのソファで待っていた。
「じゃあ、行こう」
「うん」
ヨノイについて、浴場へ向かう。
脱衣所へ着くと、皆裸になって浴室へ向かっている。そして、湯屋と同じで男女一緒だ。
「あーここは裸で入るの…?」
「そうだね」
「そ、そうかー…」
女性もいる。ちょっと恥ずかしいが仕方がない。
ヨノイがためらいなく脱いでいくので、俺も服を脱いで全裸になり、二人で浴室に向かった。
浴室は、もうもうと湯気が立ち込めている。
ここではよく体を洗って入るようだ。髪や体を洗うためのお湯が壁に設置された長方形の流しのようなところに満たされている。
俺とヨノイは並んで体を洗い始めた。石鹸は備え付けのものだ。
髪を洗っていると、女性の鋭い叫び声のようなものが聞こえた。
「ああ、マナー違反だな…」
と、ヨノイが呟く。
どうしたのかと声の方を見ると、湯気でよく見えないが、男女が洗い場のすみで体を重ねている…!
「う、うわ…」
見ないようにするが、小さな喘ぎ声と息遣いがどうしても耳に入ってくる。うわあああ…。
気づくと、ヨノイが俺の体を洗ってくれていた。少しくすぐったい。
手ぬぐいで背中をごしごし洗って、次は手を使って足や、足の指の間まで洗ってくれる。
ちょっと気持ちいい。あん…っ。乳首をそんなに…ぬるぬるって…あ…あ…前も……お尻も……中まで……っ!
「よ、よ、よ、ヨノイさん!ま、マナー違反…」
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