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王道は傍観しててこそ萌えるんだ!
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しおりを挟む喋り過ぎて喉乾いた!!
これだけ言えばこいつらも帰るだ… 『気に入った』
は?こいつ何言ってんの?
あんだけ言われたら普通キレるかなんかするでしょ!?
それを『気に入った』とか……俺様を被ったMだったのか?
もうM属性はお腹一杯なんで帰ってください。
麗「気に入らなくてけっこ…『『キャァァァァアアア!!』』
私の言葉を遮るように叫び声が上がりましたね。
なぜかって?
……それは
俺様がマウスとぅーマウス…………私にキスしてきやがったからですよ!
ウオェェェ……(||| ´ Д`)
なぜにキスなん?マジで意味分かんないよ!?
ってか私が固まっているのをいいことに舌入れて深い方のキスしてきてるんですけど!?
そしてどさくさ紛れに腰まで引き寄せてくるし!
もう、メンタル的に吐く一歩手前だわ……
だけど、やられたまんまで終わらないのがこの私!!
女だからっていう男尊女卑的な考えで甘く見られるのは大っ嫌いなんですよ。
だから女である私にやり返されて痛い目を見るっていう経験をさせてやろうと思いますww
綾乃さんのお陰でキスはこいつのヘタクソなのより遥かに上手いしね♪
まず、頭1つ分ちょっとデカイ俺様を屈ませるためにネクタイをグイッと引っ張って、キスしたまま私が座っていたイスに座らせる。
そして抵抗できないように然り気無く魔法を使って後ろで手を拘束。
俺様はまさか私が反撃してくるとは思わなかったのか目を見開いてる。
フッフッフ……どう?
女に形勢逆転された気持ちは?
ここからは私のターン!
存分に貴様の受け顔を晒すがいい!!
( ´∀`)ハーッハッハッハ!!
『……んっ……ふぁっ……』
俺様が腐な本に出てくる可愛い受けみたいに頬を上気させた顔でくったりしたのを確認してからようやくキスを止めた。
麗「……ペロッ…性別や身分で相手みくびるとこうして痛い目をみますよ?
それに今回は私だったからまだいいものの、相手の合意もなしにキスするのはセクハラですからね?」
( `・ω・´)キリッって感じて言ってからシーンとなった周りを見たら……うん、軽く現実逃避したくなったお☆
だってね?
男子生徒の殆どが前屈みになるか鼻血を出してるから食堂が血の海と化しているし、女子生徒は顔を赤くして目を伏せる。
っていうかなりの大惨事になってるんだもんwww
一部に私の親衛隊と思われる鼻息を荒くしてるヤバそうな奴等も居るし(笑)
同じテーブルのロイ達はというと……
ミアとロイは顔を真っ赤にしながらプルプル小刻みに震えてるし、リサとエリックでさえも顔を赤くして視線を私から逸らしてた。
う~ん、私ってばやり過ぎちゃったみたい♪
ちょっぴり反省はしてるけど、後悔は1ミリもしてません(キリッ)
でも、ちょっぴり……メンタルが耐えられなくなってきたのでお先に失礼させていただきます。
麗「皆、ごめん。
私ちょ~っと用事思い出したから……後でね?
……それでは生徒会の皆様、私は所用がありますので失礼させていただきます」
ロイ達4人と生徒会役員に一応声をかけてから、カオスなカフェテリアを出た。
応援ありがとうございます!
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