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第一章 心情のココロ!

第3話 「親なんて嫌いだ!」

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__2022年1月23日__

誠心は食材を買うためイオンに来ていた。

この前は速水と喧嘩したけど、なんか申し訳ないなぁ…クッキーでも作ろうかな?

なんかお腹すいたからマックに行って買って食おうかなと思った。

はぁ…

ちょっと眠い、あくびしてしまった。

帰ったら勉強しようなかぁ~でもだるいなぁ~

「お願いママ買って~!」

「?」

誠心は遠い所から泣き喚く子供を発見した。

「買って買って買って~!」

はぁ…子供かぁ…

見てからして4歳くらいの少年だ。

さっきから少年がおねだりするおもちゃはは時空戦隊リベレンジャーのリベンジャーロボをおねだりしていた。

えっあれ内容がシリアスな感じなんだけどなぁ…

でも子供はヒーローがかっこよければいいってもんだし。

おねだりかぁ…

俺も小学四年生の時、ゲーム機が欲しくて親におねさりしていた。

やさぐれそうなくらいに。

今にとって、反抗期である俺には馬鹿馬鹿しく感じてしまう。

結局そのゲーム機は親父に買ってもらった。

だけど具体的にどんな事をしたから怒られたのかは覚えてはいないけどなぜかと怒られたこ事は覚えている。

その時は親父も加勢に入って

「誕生日でもないのに買ってやったんだぞ!」

って言われたことがある。

ウチには姉がいるんだけど俺にとってはクソ姉貴だ。

だってあいつすぐ態度変わる。

ギャク感あるような行為を出しているけど、たまに不貞腐れたような態度を俺にとってくる。

親よりも俺が多いね。

俺にイラついた時歌歌ったりダンスするの本当にやめろ。

自分専用的なダンスと歌だよ、ありゃあ。

あババアもだ。

未央さんとも真逆でありながらクソ姉貴まで真逆になっている。

しかも服とか部活とかほぼ同じなんだよ?

そんな事ある?

成績や運動神経だって向こうが上であるし。

向こうは草食系で俺は肉食系

あんまり向こうはおねだりしないな。

俺が訪ねかけるとめんどくさそうな態度になる。

俺は小さい声で

「ムカつくなぁ」

とか言ってると

「なに!?なんか言った!?もっとはっきり喋って!」

とか言ってくる。

こんな姉貴に俺は腹が立っている。

親には優しい感じで俺には偽善とした感じ。

どっかで見た事があるなぁ…

こんな姉貴だからこそ親の話題話はクソ姉貴に対して話しかけている。

おそらく俺よりかは愛されてはいるだろう。

そんな奴よりも大問題はウチの母親。

ウチの母親はクソ姉貴よりもムカつくのでクソババアと思っている。

お節介は激しいしすぐ態度が変わる。

たまにノリノリになっている事がある。

常にクソババアは

「よっこいしょういち」とか言ってて

クソ姉貴が聞いてる曲は腰をフリフリ踊っているし。

また、これとは違ってテストの答案用紙を見せた際

「どこがダメだったの?」「ワークは繰り返ししたの?」「このままじゃ高校いけないよ?」「もっと早くだして!」

とか追及してくるような感じで余計に腹立つ。

毎回毎回答案用紙を見せるのが嫌になる。

親父は主人だから逆らえないような態度に変わってて、俺には八つ当たってるかのよう。

ウチのババアは50代前半。

中学生を持つ親はこれくらいの年かな?

そういえばあのババア、美容や健康にこだわるようになったんだよね。

この前なんて酢が入ってて緑の野菜が入ってるみそ汁を作ってたんだよ?

味はすっぱい。

すっぱ過ぎる。

酢という調味料自体はいけるけどいくらなんでも酸っぱ過ぎる。

餃子ではよくラー油と酢を入れて食べてるけど、これに入った酢は酸っぱ過ぎる。

いや、まず俺は料理に使われている酢がダメなんだ。

そのままがいいんだ、多分。

数日後

またババアはあのみそ汁を作った。

今度は鯖を入れて。

そうゆうことじゃないんだよ…

このようにババアはヘルシーな料理にこだわり出した。

俺はそれに巻き込まれてはいるが草食系のクソ姉貴には何てことはないのだ。

こうゆうところがクソ姉貴に受け継がれている。

まさに遺伝だ。

あのさぁ…もっとあれ、タコ飯とかイカ飯とか食べたいんだよ。

俺はイカ飯とタコ飯が食べてみたい。

俺はこの二つの料理を一度も食べた事が無い。

頼んでも中々作ってくれない。

後こいつらうるさいんだよ。

あぁこの子可愛いー!

とか

ニュース番組に対しては

酷い愚痴も言ってるし。

なんかYouTubeとかでまだ赤ちゃんくらいな子を見ると

「可愛いー!私の子みたい」

とかよくわからない事を言っている。

2人揃ってだ。

仮にきなつさんが俺の彼女になったとしたら向こうはなんと言うか。

親父は別に問題はない。

なんか所々サザエさんの波平に似ている。

あ毛は生えてるよ?ちゃんと。

鼻毛だって付いてはないし。

まぁとにかくこの上記に書かれている2人よりはまだマシな方かな。

だからクソジジイとは思わない。

ババアが叱ってる時に加勢はしがちだけど

親として当然だろう。

唯一こうゆうところしか親としてがわからない。

基本的にはわかってるけどムカつくんだよ。

これが反抗期ってやつなんだ。

でも俺はこう見えてあの3人達に直接ババアとかクソ姉貴とか言った事ないんだよ?

偉くない?

あっそういえば最近俺に弟ができた。

名前は大仁(だいじ)

うちのババアの場合は高齢出産だな。

そんなある日の事











「どうしてお前は心音(ここね)とは違ってダメダメなんだ!」

「誠心なんか出て行きなさい!」

そう、俺は学校でとある不正行為をしてしまいそれが親にバレ、怒られる事になった。

「そうだ、出て行きなさい!」

えぇ…

なんで最初にこうなるのかな?

うちのババア共はカンカン。

弟は二階で眠り

クソ姉貴は部屋に逃げる。

いきなりこんな事を言われるとは…

だけど

「あぁ出てってやるよ!こんな家!前からずっと出て行きたいと思ったんだよ!」

そう言い荷物を用意し出てった。

どうせクソ姉貴だけで十分なんだよなぁ。

お前らクソ姉貴一筋で愛し合ってろ!

たくよ!

とは言っても行先はどうする?

いや、もう決まってる!

明宏(あきひろ)おじさんの家だ!









「明宏おじさーん!」

誠心は明宏おじさんを呼ぶ。

「はーい!みんな元気ー?」

彼の名前は本田明宏

誠心の親戚のおじさんだ。

「みんなって、来てるのは俺だけだよ~」

「アハハハハハハハハハハハ!」

2人はゲラゲラ笑い合う。

「よく来たなぁ1人だけで」

「まぁね」

「こんな遅くに何しに?」

「家出」

「おぉそうかい!」

明宏おじさんは基本天真爛漫なのでなんとも思わない。

なぜ明宏おじさんはこんなに天真爛漫なのかと言うと…








__2018年8月4日__

あれはドライブしてた時だった。

「ドライブ!タイプスピード!」

「もう!また仮面ライダー?」

「うん!オレンジアームズ!」

今日は仮面ライダーとスーパー戦隊の映画を観るのだった。

「楽しみだなぁ」

「そうねぇ~」

明宏おじさんの息子宗介(そうすけ)は当時誠心と同じ小学四年生だった。

彼は特撮ヒーローが大好き。

こんな賑やかに家族揃って特撮の映画を観るのにワクワクしてる人初めて見た。

「2人ともトイレはしたかー?」

「映画館に着いたらするよ!」

「それもそっか」

「アハハハハハハハハハハハ!」

些細な事でもすぐ笑う家族であり、家族揃って基本天真爛漫。

近所の人達曰く

「理想の家族」

と呼ばれていたそうだ。

誠心の親ですらそう思っている。

楽しくドライブ!タイプスピード!してる時だった。

前からトラックが明宏おじさんの所までやって来て衝突した。

幸い明宏おじさんは助かったも…

「午後12時37分、宗介さん、林子(りんこ)(妻)さん、ご臨終です」

「うぅ…そんな…嘘だろ…嘘だと言ってくれ!」

あの時の明宏おじさんは、一日中号泣してた。

だけど後から経っていつもの明宏おじさんに戻ったのだ。

明宏おじさんは俺の事を息子かのように可愛がるのだ。

まぁ俺も明宏おじさんの事を信用している。

昔、ウチのババア共が些細な理由で明宏おじさんと喧嘩していた時、俺は何気に止めに入ったからな。

クソ姉貴は見ていたまんまだ。

クソ姉貴の自分は巻き込まれたくないタイプは相変わらずだ。

これが原因で縁を切ったらしい。

でも俺はたまに1人で来ているぜ。

こうやって明宏おじさんは今でも元気で俺の味方だ。

こんな人が俺のお父さんだったら良かったなぁ…

あえて親ガチャと言わない。















「はぁ…早くテスト作らなきゃ」

2022年1月24日

もう少しで定期テストがあるのだ。

おそらく今年度最後のだろう。

「すみません遅れました!」

「また娘さん?」

「あっはい」

教師の中には結婚している人や幼い子供がいる。

「なるほど、結婚している教師がいるのか」

「我々ジェラサイドは密かに悪事を働き、人間のエネルギーを吸い取るのだ」

「今回のジェラサイドはどんな奴なの?」

「もう既に活動している」

職員室の前の廊下にいたジェラサイド三幹部。

なんかシュールだなぁ
















「お母さん最近渡しモテないのよね」

午後の6時

家族3人でスーパーマーケットに行っている。

「なら胸で魅力をつけなさい」

「え?」

「胸はいいぞ~俺はそれで結婚したからなぁ」

「はぁ?あんたそれどうゆうつもりよ!胸以外魅力はないって言うの!?」

「別にそうゆうわけじゃ…」

この親ヤバいと思う娘であった。

「ほう、こいつは面白い」

この怪人の名はソラーン。

どうやら家族のエネルギーを吸い取るらしい。

「はっ!」

何かを感じる娘

おそらくジェラサイドに憑依されたのだろう。

「確かに、胸はいいね」

「え?」

急にそう返してきた事に驚く両親であった。














「何か、ジェラサイド反応がする」

「え?」

速水とカリンは喫茶店で寛いでいた。

カリンは速水と同じサイズのコップでコーヒーを飲んでいるのであろうか。

「すみません、ミルク。熱~いの、ください」

速水はコーヒーではなくホットミルクが好みだ。

「ちょっと、聞いてる?」

「お待たせしました。ホットミルクです」

店員がホットミルクを速水が座っているテーブルに置く。

「待てよ、今勉強中だ。2月中旬に今年度最後のテストがあるんだから」

「えぇ…」

速水がいる喫茶店は本屋と繋がっており、この店から出れば直ぐに本屋だ。

「お母さん、リベレンジャーの絵本が欲しい~」

「ダメよ!この前リベンジャーロボ買ったでしょ!」

「嫌だ嫌だ!欲しい!」

「あれは…」

カリンはおねだりする親子に目が入る。

「欲しい!ねぇ欲しい!」

「ダメです!」

「わーん!わーん!わーん!」

子供はわぁわぁわぁ泣き叫び、地面に寝転がりながらもタダをこねる。

「買ってよー!」

「たく、うるさいな」

「おら黙れや!ぶっ殺すぞ!!」

女子の中学生が子供を注意する。

「うっ…うっ…うわあああああああああああ」

逆効果となり、子供は余計に泣き出す。

「うわああああああああああああああああ!」

「チッうるさい奴だな」

突然女子中学生が子供を強引にうつ伏せにし自身の手を子供に当てる。

何かの吸引力に吸われていく子供は気を失う。

「はぁ!タクヤ!(さっきまで泣きわめいてた少年)タクヤ!タクヤ!」

母親は直ぐに気付き、タクヤに声が変わる。

「あなたにタクヤにっ!」

「黙れ」

なんと女子中学生は母親も吸い取ってしまった。

「きゃあああああああああああああ!」

女子中学生を見た周りの人達は逃げ惑い店を出る。

「はっ!速水!速水!あれ見てよ!ねぇ!」

「なんだよ今勉強してるんだよ!」

「勉強してる場合じゃないって!」

カリンは速水の顔を傾かせる。

「あれ、誰もいないんだけど」

「あの人ジェラサイドだよ!」

「えっパワーワード言ってる?」

「違いますわ…」

女子中学生は速水達に気付く。

「まだいたか、獲物が」

「げっ!逃げよう!」

「うん!」

二人はようやく逃げた。


























買い物が済んだ誠心はテレビの電源をつける。

「僕なんてこの世からいなければいいんだ!死ねばいいんだ!」

誠心は勉強をすっぽかして動物と向き合う番組を観ていた。

今回はADHDの子が介助犬と共に歩んだ奇跡の物語だそうだ。

その少年は何度か自傷行為をして母親は悩んでいたのだった。

母親はその動物と向き合う番組を観て影響されたらしく、介助犬を飼う事になったのだ。

どうやらその介助犬は好奇心旺盛で人懐っこいしすぐ噛み付いたり吠えたりはそんなにしないそうだ。

エサはその少年があげるらしく、初めてその犬にエサをあげた時

突然犬が少年に懐いて来たのだ。

「おい、やめろ、やめろ、やめろって。おい」

あの息子が初めて笑った。

母親は感動のあまり号泣した。

誠心も感動のあまり号泣してしまった。

「たまには実家に寄ってみるか」

この番組を見た事から誠心は実家に寄ってみる事にした。

"戻る"とは言ってない。




















あぁあいつら今何してるんだ。

早速俺の家に着く。

あれ、車が無いから今出かけてるのか。

実家の鍵を所持していたので、あの家に入れる。

速攻で出たので親から聞く耳を持たずに出ていったのだ。

鍵を開けて実家の中に入り誠心は自分の部屋の様子を見る。

あぁやっぱり物置になっていたか。

ってこの車の音、ババア共が帰ってくる!逃げろ!

誠心は速攻で実家を出た。

自分の部屋しか確かめられなかったけどまぁいいや。

誠心はババア共が家に入る所を密かに隠れて見る。

「いやぁたくさんの買ったねぇ!」

「それ似合うじゃん!」

「ドーナツも買ったよぉ~」

「わーい!」

あいつらガチで俺が要らなかったのか。

だとしたら俺の家出先すぐわかってたしな。

「クズな家族の匂いがする」

?なんだあの女の人?

「誠心~!」

「シィー!」

人差し指を口の前に立てる。

「?」

「って速水!」

誠心は小声で話しながらも速水とカリンと合流する。

「なんで二人がこんな所に?」

「あの女、もしかしたらジェラサイドの可能性があるんだ」

「え?」

「さっき喫茶店と本屋が合体している店であの女が親子のエネルギーを吸い取ってたんだ!」

「憑依されてるって事?」

「あぁ、他にも、家族を吸い取ってたりしてたからには間違いない」

「って二人とも!」

カリンは何かに気付く。

「うわっ!言われた傍からエネルギー吸い取られてる!しかもババア共が!」

「え!お前、反抗期なの?」

「あぁ、それで家出した」

「嘘だろ…」

普通の人からしてはこうゆう反応が当然だ。

「?貴様ら、見たなぁ」

ソラーンが誠心達に気付く。

「まずい!」

「誠心!」

「あぁ!」

誠心は変身ポーズの体勢に取る。

「変身!」

おでこに左手をかける。

「ジェランバイザー!」

左手から右の方へずらし、ジェランバイザーを召喚しセットする。

誠心は水色のクリスタルに燦然と輝く、シャイニングカクウの姿に変わった。

「いつの間にかジェラサイドに変わってたとはな」

「まずはお前を倒してからこの少女のエネルギーを頂く」

「させるか!そこのお嬢さん、逃げろ!」

「はい!」

女子中学生はシャイニングカクウの指示に従い逃げる。

ちなみにシャイニングカクウの姿は見えていない。

「行くぜ行くぜ行くぜ!」

戦闘開始

しかしソラーンは自分専用の剣を持っている。

「ぐわぁ!」

ソラーンはシャイニングカクウに斬りつけゆく。

シャイニングカクウのパンチが中々当たらない。

「くそぉどうすれば」

「誠心!ジェランソードよ!」

「ジェランソード?」

「右手を胴体にかざして、「ジェランソード!」って言って召喚するのよ!」

「なんだかよくわからないけどやってみる!」

シャイニングカクウはカリンの指示に従う。

「ジェランソード!」

なんともない棒が出てきた。

「あれ?何これ?」

ジェランソードかと思ったら棒でもあったのでシャイニングカクウは少し戸惑う。

その時、棒の上部からぐんぐんと伸び始め、剣に変わってゆく。

剣の刃が銀色に煌めいていた。

「すげぇキレイだぜ!」

シャイニングカクウは感激。

シャイニングカクウはジェランソードでソラーンに応戦する。

「とりゃあ!」

見事の剣術を駆使し、ソラーンと渡り合う。

「これは剣道の経験がない俺でもできるぞ!」

「誠心!一振りですわ!」

「おう!」

ジェランソードがエネルギーチャージする。

「一振り!」

斜めから斬りだす剣がソラーンに炸裂する。

「ぐはぁ!」

ソラーンは怯む。

シャイニングカクウはその隙に必殺技の体勢を取る。

「メモリーアタック!」

シャイニングカクウの胸からエネルギー弾が出現する。

左手で強く押し込んだ形で前進する。

「ぐぁ!あぁ…」

あまりの痛みなのか後ろに転んで尻餅をつき大爆発した。

「決まった。家族のエネルギーを吸い取る奴を、撃破したぜ!」

吸い取られていた家族は元に戻った。

「あれ?私達何をしてたのかしら?」

「とりあえず、ドーナツ食べよう」

「そうね」

「ねぇイチゴ味買った?」

「もちろん」

「わーい!」

そんなことを話しながらも家の中に入る。

「はぁ…」




















実家の近くの公園に速水がいた。

「ねぇ速水!」

「?」

帰ろうとしていた速水を呼びかける。

「あのさ、クッキー焼いたんだけど食べる?この前喧嘩しちゃったから仲直りの印として」

「(乙女かよ…)あぁ、じゃあお言葉に甘えて」

速水はクッキーを頬張る。

「ゲッホ!ゲッホ!」

「え?」

速水は噎せる。

「ちょっと、これ、焦げてない?」

「え?」

嘘だぁと思いながらも誠心もクッキーを食べる。

「ゲッホ!ゲッホ!」

誠心も噎せる。

「本当だぁ!」

「しっかりしろよぉ」

「ごめん!初めてだからさ」

誠心と速水はお互い顔を見合う。

「アハハハハハハハハハハハ!」

二人は笑う。

「どれどれ」

カリンもクッキーを食べる。

「ゲッホ!ゲッホ!何これ!」

「アハハハハハハハハハハハ!」

誠心と速水は噎せてるカリンを見て笑う。

「もーう!」

カリンは怒る。

「あっごめんごめん、水買ってくるね!カリンは飲める?」

「飲めますわ!小さくても飲めますわ!」

「そっか」

「クスッ」

「アハハハハハハハハハハハ!」

三人はお互い爆笑する。

明宏おじさん

これからも迷惑かけかけてしまうかもしれないけど、必ず親孝行してみせる。

いつもありがとう、明宏おじさん。

今、俺は人生楽しいぜ。
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