52 / 165
夏
気づいてしまった。
「すごい屋敷だな・・」
呆れたように呟くアマンド様と腕を組み、私は緊張しながら注意深く歩を進める。
マルグリット侯爵家に到着すると、すでに招待客で人混みができていた。
夜会並みに着飾った令嬢やマダムもチラホラ見かけるが、自分の格好がこの中で浮いてはいないようでホッとする。
「ようこそいらっしゃいました。ご案内します。」
てっきり、一番初めにジュディ様とお茶会をしたあの庭園が会場なのかと思っていたが、案内役はその庭園とは逆方向を進んで行く。
着いた先は立派な藤棚で、大人が4~5人手をつないで囲んでも足りないくらい太い幹の藤の木が中央に鎮座している。
その藤棚の下にズラッと茶席が準備されていて、満開の藤と相まって、幻想的な雰囲気を醸し出していた。
「レイリアお嬢様、ようこそおいでくださいました」
「ゲルトさん!」
ゲルトさんの柔和な笑顔にホッとする。
「アマンド様、バトラーのゲルトさんです。」
「アマンド ガーナーだ」
「これはこれは私などに勿体無いお言葉で・・・ガーナー伯爵令息様にもお越しいただきまして光栄にございます。」
「すごい藤棚だな」
「ありがとうございます。当家の初代は、この藤の木をいたく気に入り、この地に屋敷を建てたそうでございます。言い換えれば、初代の頃から当家を見守る守り神でしょうか」
風にそよぐ藤の花は、ジュディ様やディフィート様の瞳の色を思い起こさせる。
「それにしてもレイリア様、本日は一段とお美しい。礼儀も忘れて、思わず私めの方から声を掛けてしまいました。」
にっこりと微笑まれ、お世辞とわかっていても顔が赤くなる。
「ここだけの話、ジュディ様は今日のこの場に出ることをしぶっておられましたが、やはり決め手はレイリア様のご出席があったからでございます。奥様も大層感謝しておられました。どうぞジュディ様をよろしくお願い致します」
何卓も並んだロングテーブルの一角に案内され、私とアマンド様は腰を下ろした。
「こちらにお席はございますが、当家からの挨拶の後は、別会場で立食式のガーデンパーティとなりますので、どうぞお楽になさってください」
ゲルトさんが去ってひとしきり会場を見回すと、まだ席は半数ほどしか埋まっていない。
今のうちなら、大丈夫だろう。
「あの、アマンド様。私少し化粧室へ行ってまいります」
「ん、ああ。それなら一緒に行こう」
「私1人で大丈夫ですわ。子どもではありませんし」
「俺が一緒に居たいんだ。ほら行こう。」
外で待っているからゆっくりしておいで、と言われ、化粧室として用意されていた部屋に入る。
既に先客がいて、可愛らしい令嬢たちが数名ソファに座り、沈痛な面持ちでポソポソと何か話している。
私はドレッサーの前に座り、口紅を継ぎ足すと、背もたれに寄りかかった。
化粧直しなんて建前で、一旦彼から離れて、冷静になって考えたかった。
今日の、アマンド様のあの行動について、ずっと考えるのを放棄していたから。
さっき、頬とはいえ、アマンド様にキスされた。
・・・
きっとあれだ。
やり方はアレだが、直前になってお茶会に尻込みする私に、覚悟を決めろと言いたかったのかもしれない。
殿方との…そ、そういうことに耐性のない私を焚き付けて、緊張を解いて、お茶会に行かざるをえないように仕向けるのに効果的な方法として、それで頬にその…
そこまで考えて、私は顔を覆った。
いやいやいやいや、ムリがある。
さすがに、キスまでしないのでは?
食べさせ合いっこするぐらいだから、間接キスとか気にしない人であるらしいとは思っていた。
親愛の情で頬に軽くキスするのも挨拶としてはあるが、そんなのは唇がかすめる程度のことで、あんなリップ音を響かせるのはさすがに親密な関係同士でやることだ。
アマンド様が女性にだらし無い節操無しならまだしも、堅物の彼が、請われたわけでもないのに頬にキスをするなんて、ありえない。
それに、ずっと考えないようにしていたが、彼の私に向ける視線、笑顔、触れ方・・
そのどれもが、最近全部甘い気がするのだ。
お茶会の頻度を増やそうと、提案したあの日から。
まるで、私に恋してるかのように。
顔を覆っていた手を離して、鏡を見る。
…もしかして、今は・・・少しは私のことを想ってくれていたりするんだろうか。
本当に?自分に都合のいいように解釈してるだけじゃなくて?
こんなのもう、自分1人の判断では手に余る。
だめだ、こんな。
しっかりしないと。
その時、ガチャッとドアが開いて誰か入ってきた。
「まぁ、レイリア様!」
振り返ると、そこには同じクラブのイルミナ様が立っていた。
「今日はレイリア様も招待されておられたのですね!よかった・・私心細くて・・」
「イルミナ様も?」
「いえ、実は私は付き添いですの。私の妹が招待を受けまして・・名代は父なんですけれども、間の悪いことに両親とも領地に帰っていて。妹に請われて、仕方なく。まさかレイリア様に会えるなんて思いませんでした!ホッといたしましたわ!外でガーナー伯爵令息様が待っていらしたから、もしかしてと思って」
そう言って朗らかに笑うイルミナ様に、私も笑顔を返す。
「私も、顔見知りのイルミナ様にお会いできて少し緊張が解けましたわ。」
イルミナ様はチラッと同室のご令嬢たちに視線を向け、声をひそめた。
「レイリア様、ご存知でした?今日は、間もなくデビュタントを控えた令嬢が、幾人も招待されているんですの。表向き侯爵令嬢様のご友人作りと言われておりますが、実質はご嫡男のディフィート様のお相手探しともっぱらの噂ですのよ」
「ああ、確かにうちの両親もそのようなことを話しておりました」
「でしょう?ですからその噂を聞いて、すでに婚約者がいるのに、侯爵夫人になりたい令嬢たちが山のように押し寄せて来るのではと予想しておりますの。実際、先ほどから父娘で来場しているパートナーが驚くほど多いですわ。」
玄関ホールで見かけた、夜会並みに着飾った令嬢たちを思い返す。
以前カインが言っていた通り、女の戦いが始まろうとしているのかもしれない。
「レイリア様は、やはり同じ騎士であるガーナー伯爵令息様のご縁でこちらに?」
「いえ、それが・・こちらのご令嬢のジュディ様と少し親交があるのです」
イルミナ様が目を見開く。
「まぁ、本当に!?あの、妹が今日の対面を怖がっていて・・ジュディ様はお噂通りの方ですの?」
その途端、先ほどまでポソポソと話していた令嬢たちがバッ!と立ち上がり、こちらにやってきた。
「あの!申し訳ありません!もしよければ私たちにもお教え願いませんか!?」
「今日のジュディ様とのお茶会が私たち本当に不安で・・」
「盗み聞きなんて失礼な真似をしてしまって申し訳ありません。でも、今日ジュディさまのご機嫌を損ねでもしたら、デビュタントした後の社交界も絶望的じゃないかって親から言われて心配で・・」
「「「「どうかご教授くださいませ!」」」」
なんだか変な状況になっているが、ジュディ様が大きく誤解されていることだけはよくわかった。
私は大きく深呼吸し、まだ幼さの残る少女たちの顔を、一人一人見つめて口を開いた。
「皆様どうか、落ち着いてくださいませ」
呆れたように呟くアマンド様と腕を組み、私は緊張しながら注意深く歩を進める。
マルグリット侯爵家に到着すると、すでに招待客で人混みができていた。
夜会並みに着飾った令嬢やマダムもチラホラ見かけるが、自分の格好がこの中で浮いてはいないようでホッとする。
「ようこそいらっしゃいました。ご案内します。」
てっきり、一番初めにジュディ様とお茶会をしたあの庭園が会場なのかと思っていたが、案内役はその庭園とは逆方向を進んで行く。
着いた先は立派な藤棚で、大人が4~5人手をつないで囲んでも足りないくらい太い幹の藤の木が中央に鎮座している。
その藤棚の下にズラッと茶席が準備されていて、満開の藤と相まって、幻想的な雰囲気を醸し出していた。
「レイリアお嬢様、ようこそおいでくださいました」
「ゲルトさん!」
ゲルトさんの柔和な笑顔にホッとする。
「アマンド様、バトラーのゲルトさんです。」
「アマンド ガーナーだ」
「これはこれは私などに勿体無いお言葉で・・・ガーナー伯爵令息様にもお越しいただきまして光栄にございます。」
「すごい藤棚だな」
「ありがとうございます。当家の初代は、この藤の木をいたく気に入り、この地に屋敷を建てたそうでございます。言い換えれば、初代の頃から当家を見守る守り神でしょうか」
風にそよぐ藤の花は、ジュディ様やディフィート様の瞳の色を思い起こさせる。
「それにしてもレイリア様、本日は一段とお美しい。礼儀も忘れて、思わず私めの方から声を掛けてしまいました。」
にっこりと微笑まれ、お世辞とわかっていても顔が赤くなる。
「ここだけの話、ジュディ様は今日のこの場に出ることをしぶっておられましたが、やはり決め手はレイリア様のご出席があったからでございます。奥様も大層感謝しておられました。どうぞジュディ様をよろしくお願い致します」
何卓も並んだロングテーブルの一角に案内され、私とアマンド様は腰を下ろした。
「こちらにお席はございますが、当家からの挨拶の後は、別会場で立食式のガーデンパーティとなりますので、どうぞお楽になさってください」
ゲルトさんが去ってひとしきり会場を見回すと、まだ席は半数ほどしか埋まっていない。
今のうちなら、大丈夫だろう。
「あの、アマンド様。私少し化粧室へ行ってまいります」
「ん、ああ。それなら一緒に行こう」
「私1人で大丈夫ですわ。子どもではありませんし」
「俺が一緒に居たいんだ。ほら行こう。」
外で待っているからゆっくりしておいで、と言われ、化粧室として用意されていた部屋に入る。
既に先客がいて、可愛らしい令嬢たちが数名ソファに座り、沈痛な面持ちでポソポソと何か話している。
私はドレッサーの前に座り、口紅を継ぎ足すと、背もたれに寄りかかった。
化粧直しなんて建前で、一旦彼から離れて、冷静になって考えたかった。
今日の、アマンド様のあの行動について、ずっと考えるのを放棄していたから。
さっき、頬とはいえ、アマンド様にキスされた。
・・・
きっとあれだ。
やり方はアレだが、直前になってお茶会に尻込みする私に、覚悟を決めろと言いたかったのかもしれない。
殿方との…そ、そういうことに耐性のない私を焚き付けて、緊張を解いて、お茶会に行かざるをえないように仕向けるのに効果的な方法として、それで頬にその…
そこまで考えて、私は顔を覆った。
いやいやいやいや、ムリがある。
さすがに、キスまでしないのでは?
食べさせ合いっこするぐらいだから、間接キスとか気にしない人であるらしいとは思っていた。
親愛の情で頬に軽くキスするのも挨拶としてはあるが、そんなのは唇がかすめる程度のことで、あんなリップ音を響かせるのはさすがに親密な関係同士でやることだ。
アマンド様が女性にだらし無い節操無しならまだしも、堅物の彼が、請われたわけでもないのに頬にキスをするなんて、ありえない。
それに、ずっと考えないようにしていたが、彼の私に向ける視線、笑顔、触れ方・・
そのどれもが、最近全部甘い気がするのだ。
お茶会の頻度を増やそうと、提案したあの日から。
まるで、私に恋してるかのように。
顔を覆っていた手を離して、鏡を見る。
…もしかして、今は・・・少しは私のことを想ってくれていたりするんだろうか。
本当に?自分に都合のいいように解釈してるだけじゃなくて?
こんなのもう、自分1人の判断では手に余る。
だめだ、こんな。
しっかりしないと。
その時、ガチャッとドアが開いて誰か入ってきた。
「まぁ、レイリア様!」
振り返ると、そこには同じクラブのイルミナ様が立っていた。
「今日はレイリア様も招待されておられたのですね!よかった・・私心細くて・・」
「イルミナ様も?」
「いえ、実は私は付き添いですの。私の妹が招待を受けまして・・名代は父なんですけれども、間の悪いことに両親とも領地に帰っていて。妹に請われて、仕方なく。まさかレイリア様に会えるなんて思いませんでした!ホッといたしましたわ!外でガーナー伯爵令息様が待っていらしたから、もしかしてと思って」
そう言って朗らかに笑うイルミナ様に、私も笑顔を返す。
「私も、顔見知りのイルミナ様にお会いできて少し緊張が解けましたわ。」
イルミナ様はチラッと同室のご令嬢たちに視線を向け、声をひそめた。
「レイリア様、ご存知でした?今日は、間もなくデビュタントを控えた令嬢が、幾人も招待されているんですの。表向き侯爵令嬢様のご友人作りと言われておりますが、実質はご嫡男のディフィート様のお相手探しともっぱらの噂ですのよ」
「ああ、確かにうちの両親もそのようなことを話しておりました」
「でしょう?ですからその噂を聞いて、すでに婚約者がいるのに、侯爵夫人になりたい令嬢たちが山のように押し寄せて来るのではと予想しておりますの。実際、先ほどから父娘で来場しているパートナーが驚くほど多いですわ。」
玄関ホールで見かけた、夜会並みに着飾った令嬢たちを思い返す。
以前カインが言っていた通り、女の戦いが始まろうとしているのかもしれない。
「レイリア様は、やはり同じ騎士であるガーナー伯爵令息様のご縁でこちらに?」
「いえ、それが・・こちらのご令嬢のジュディ様と少し親交があるのです」
イルミナ様が目を見開く。
「まぁ、本当に!?あの、妹が今日の対面を怖がっていて・・ジュディ様はお噂通りの方ですの?」
その途端、先ほどまでポソポソと話していた令嬢たちがバッ!と立ち上がり、こちらにやってきた。
「あの!申し訳ありません!もしよければ私たちにもお教え願いませんか!?」
「今日のジュディ様とのお茶会が私たち本当に不安で・・」
「盗み聞きなんて失礼な真似をしてしまって申し訳ありません。でも、今日ジュディさまのご機嫌を損ねでもしたら、デビュタントした後の社交界も絶望的じゃないかって親から言われて心配で・・」
「「「「どうかご教授くださいませ!」」」」
なんだか変な状況になっているが、ジュディ様が大きく誤解されていることだけはよくわかった。
私は大きく深呼吸し、まだ幼さの残る少女たちの顔を、一人一人見つめて口を開いた。
「皆様どうか、落ち着いてくださいませ」
あなたにおすすめの小説
お飾りな妻は何を思う
湖月もか
恋愛
リーリアには二歳歳上の婚約者がいる。
彼は突然父が連れてきた少年で、幼い頃から美しい人だったが歳を重ねるにつれてより美しさが際立つ顔つきに。
次第に婚約者へ惹かれていくリーリア。しかし彼にとっては世間体のための結婚だった。
そんなお飾り妻リーリアとその夫の話。
貴方に私は相応しくない【完結】
迷い人
恋愛
私との将来を求める公爵令息エドウィン・フォスター。
彼は初恋の人で学園入学をきっかけに再会を果たした。
天使のような無邪気な笑みで愛を語り。
彼は私の心を踏みにじる。
私は貴方の都合の良い子にはなれません。
私は貴方に相応しい女にはなれません。
あのひとのいちばん大切なひと
キムラましゅろう
恋愛
あのひとはわたしの大切なひと。
でも、あのひとにはわたしではない大切なひとがいる。
それでもいい。
あのひとの側にいられるなら。
あのひとの役にたてるなら。
でもそれも、もうすぐおしまい。
恋人を失ったアベルのために奮闘したリタ。
その恋人がアベルの元へ戻ると知り、リタは離れる決意をする。
一話完結の読み切りです。
読み切りゆえにいつも以上にご都合主義です。
誤字脱字ごめんなさい!最初に謝っておきます。
小説家になろうさんにも時差投稿します。
※表紙はあさぎかな先生(@yatusiro1)にコラージュアートを作成していただいたものです。
(*´˘`*)シアワセデスッ
拝啓 お顔もお名前も存じ上げない婚約者様
オケラ
恋愛
15歳のユアは上流貴族のお嬢様。自然とたわむれるのが大好きな女の子で、毎日山で植物を愛でている。しかし、こうして自由に過ごせるのもあと半年だけ。16歳になると正式に結婚することが決まっている。彼女には生まれた時から婚約者がいるが、まだ一度も会ったことがない。名前も知らないのは幼き日の彼女のわがままが原因で……。半年後に結婚を控える中、彼女は山の中でとある殿方と出会い……。
【完結】私を裏切った前世の婚約者と再会しました。
Rohdea
恋愛
ファルージャ王国の男爵令嬢のレティシーナは、物心ついた時から自分の前世……200年前の記憶を持っていた。
そんなレティシーナは非公認だった婚約者の伯爵令息・アルマンドとの初めての顔合わせで、衝撃を受ける。
かつての自分は同じ大陸のこことは別の国……
レヴィアタン王国の王女シャロンとして生きていた。
そして今、初めて顔を合わせたアルマンドは、
シャロンの婚約者でもあった隣国ランドゥーニ王国の王太子エミリオを彷彿とさせたから。
しかし、思い出すのはシャロンとエミリオは結ばれる事が無かったという事実。
何故なら──シャロンはエミリオに捨てられた。
そんなかつての自分を裏切った婚約者の生まれ変わりと今世で再会したレティシーナ。
当然、アルマンドとなんてうまくやっていけるはずが無い!
そう思うも、アルマンドとの婚約は正式に結ばれてしまう。
アルマンドに対して冷たく当たるも、当のアルマンドは前世の記憶があるのか無いのか分からないが、レティシーナの事をとにかく溺愛してきて……?
前世の記憶に囚われた2人が今世で手にする幸せとはーー?
さよなら、私の初恋の人
キムラましゅろう
恋愛
さよなら私のかわいい王子さま。
破天荒で常識外れで魔術バカの、私の優しくて愛しい王子さま。
出会いは10歳。
世話係に任命されたのも10歳。
それから5年間、リリシャは問題行動の多い末っ子王子ハロルドの世話を焼き続けてきた。
そんなリリシャにハロルドも信頼を寄せていて。
だけどいつまでも子供のままではいられない。
ハロルドの婚約者選定の話が上がり出し、リリシャは引き際を悟る。
いつもながらの完全ご都合主義。
作中「GGL」というBL要素のある本に触れる箇所があります。
直接的な描写はありませんが、地雷の方はご自衛をお願いいたします。
※関連作品『懐妊したポンコツ妻は夫から自立したい』
誤字脱字の宝庫です。温かい目でお読み頂けますと幸いです。
小説家になろうさんでも時差投稿します。
(完結)婚約者の勇者に忘れられた王女様――行方不明になった勇者は妻と子供を伴い戻って来た
青空一夏
恋愛
私はジョージア王国の王女でレイラ・ジョージア。護衛騎士のアルフィーは私の憧れの男性だった。彼はローガンナ男爵家の三男で到底私とは結婚できる身分ではない。
それでも私は彼にお嫁さんにしてほしいと告白し勇者になってくれるようにお願いした。勇者は望めば王女とも婚姻できるからだ。
彼は私の為に勇者になり私と婚約。その後、魔物討伐に向かった。
ところが彼は行方不明となりおよそ2年後やっと戻って来た。しかし、彼の横には子供を抱いた見知らぬ女性が立っており・・・・・・
ハッピーエンドではない悲恋になるかもしれません。もやもやエンドの追記あり。ちょっとしたざまぁになっています。