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それぞれの夏
グルトの報告
「ロイリス ピートだな?」
「うん。男爵家の長男だって。」
週が明けて、昼休憩を狙いアマンドのいる隊舎を目指すと、その道の途中でアマンドと行き合った。
アマンドも俺に会いに来る途中だったらしい。
早速、そばにあった木の木陰で成果を報告する。
形の良い眉をキュッと締めて俺からの報告を聞くアマンドは、相変わらずかっこいい。
「グルト、恩に着る。ちなみに、どんな容姿か知っているか?」
「弟が言うには、背は俺くらいで、体型は普通。顔は中の上だって。」
「髪とか目の色は?」
「髪はダークブラウンで目はワインレッドって言ってたよ」
「ダークブラウンにワインレッド・・・そうか」
アマンドは明らかにホッとしたようで、肩の力が抜けている、
「ありがとうグルト。助かった」
「全然いいよ!」
よかった!アマンドの役に立てたようだ。
「名前はわかったけど、これからどうするの?」
アマンドは腕を組んで、木に背を預ける。
「そうだな。まずは素行調査からだな。何の目的でレイリアに近づいたのか、ハッキリさせないと…」
俺はグッと一歩踏み出した。
「それならさ!俺、調査に協力するよ!」
せっかくだから、もっとアマンドと仲良くなりたい!
あまりに俺がノリノリだったせいか、アマンドを驚かせたみたいだ。
「いや、さすがにそこまでは…グルトにはもう十分世話になったし、仕事でもないのに」
「でも、調査なら俺の方が適任だろ?」
そう、俺が得意なことは少ないが、人伝ての情報収集にかけては騎士団の中でもかなりイイ線いってると思う。
俺のノリのせいなのか、人懐こい性格のせいなのかは知らないが、あまり警戒されずに誰とでも仲良くなれるから、情報収集に関しては割と重宝されてるんだ。
「ちょうどピート男爵邸のあるノルディポート地区は俺の隊の管轄だし、警らする合間に聞き込みすれば、1週間あればそれなりに情報を集められると思うんだ。」
「グルト、でもこれ以上は・・」
「それに、アマンドは士官の書類仕事とか会議とかあるし、俺ほど自由に動けないだろ?だからさ、」
「うーん…」と何か迷う様子のアマンドを見てハッとする。
しまった・・また1人で突っ走った・・・。
思いついたら即行動タイプの俺の悪い癖だ。途端に周りが見えなくなる。
あんなに大事にしてるレイリアちゃんのことだし、やっぱり俺じゃ頼りないのかな…
俺はシュンと下を向いた。
「ごめん、厚かましくて…もうちょっと役に立てるかもって思っただけだから、いいんだ。」
アマンドはハッと顔を上げて、慌てて俺の肩を掴んだ。
「いや、そんなことはないんだ。俺の私的なことで、グルトにそこまで甘えるのは何だか申し訳なくて…本当にいいのか?」
「乗りかかった船だし、寧ろ任せてくれたらすげー嬉しいし…」
「それじゃ、頼んでもいいか?俺としてもグルトが協力してくれたら助かる。百人力だ。」
そう言ってアマンドが俺に微笑むもんだから、俺は途端に嬉しくなってブンブンと首を縦に振る。
「任せてくれよ!じゃあロイリスの件は預かるから!また週明けにな!」
「うん。男爵家の長男だって。」
週が明けて、昼休憩を狙いアマンドのいる隊舎を目指すと、その道の途中でアマンドと行き合った。
アマンドも俺に会いに来る途中だったらしい。
早速、そばにあった木の木陰で成果を報告する。
形の良い眉をキュッと締めて俺からの報告を聞くアマンドは、相変わらずかっこいい。
「グルト、恩に着る。ちなみに、どんな容姿か知っているか?」
「弟が言うには、背は俺くらいで、体型は普通。顔は中の上だって。」
「髪とか目の色は?」
「髪はダークブラウンで目はワインレッドって言ってたよ」
「ダークブラウンにワインレッド・・・そうか」
アマンドは明らかにホッとしたようで、肩の力が抜けている、
「ありがとうグルト。助かった」
「全然いいよ!」
よかった!アマンドの役に立てたようだ。
「名前はわかったけど、これからどうするの?」
アマンドは腕を組んで、木に背を預ける。
「そうだな。まずは素行調査からだな。何の目的でレイリアに近づいたのか、ハッキリさせないと…」
俺はグッと一歩踏み出した。
「それならさ!俺、調査に協力するよ!」
せっかくだから、もっとアマンドと仲良くなりたい!
あまりに俺がノリノリだったせいか、アマンドを驚かせたみたいだ。
「いや、さすがにそこまでは…グルトにはもう十分世話になったし、仕事でもないのに」
「でも、調査なら俺の方が適任だろ?」
そう、俺が得意なことは少ないが、人伝ての情報収集にかけては騎士団の中でもかなりイイ線いってると思う。
俺のノリのせいなのか、人懐こい性格のせいなのかは知らないが、あまり警戒されずに誰とでも仲良くなれるから、情報収集に関しては割と重宝されてるんだ。
「ちょうどピート男爵邸のあるノルディポート地区は俺の隊の管轄だし、警らする合間に聞き込みすれば、1週間あればそれなりに情報を集められると思うんだ。」
「グルト、でもこれ以上は・・」
「それに、アマンドは士官の書類仕事とか会議とかあるし、俺ほど自由に動けないだろ?だからさ、」
「うーん…」と何か迷う様子のアマンドを見てハッとする。
しまった・・また1人で突っ走った・・・。
思いついたら即行動タイプの俺の悪い癖だ。途端に周りが見えなくなる。
あんなに大事にしてるレイリアちゃんのことだし、やっぱり俺じゃ頼りないのかな…
俺はシュンと下を向いた。
「ごめん、厚かましくて…もうちょっと役に立てるかもって思っただけだから、いいんだ。」
アマンドはハッと顔を上げて、慌てて俺の肩を掴んだ。
「いや、そんなことはないんだ。俺の私的なことで、グルトにそこまで甘えるのは何だか申し訳なくて…本当にいいのか?」
「乗りかかった船だし、寧ろ任せてくれたらすげー嬉しいし…」
「それじゃ、頼んでもいいか?俺としてもグルトが協力してくれたら助かる。百人力だ。」
そう言ってアマンドが俺に微笑むもんだから、俺は途端に嬉しくなってブンブンと首を縦に振る。
「任せてくれよ!じゃあロイリスの件は預かるから!また週明けにな!」
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