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秋
わんこスタイルで優勝を狙います
あんなことがあって気落ちしているレイリアを少しでも楽しませてあげたい。
そんな気持ちから、白プリン早食い大会への出場を決めた俺だが、まさかペア戦だとは思わなかった。
レイリアは片腕での参戦となるので心配したが、「片手しか使わないので大丈夫です!」とやる気十分だ。
屋敷に戻り、早速練習だ。
「それでは始めようか」
去年の優勝者が1分で23個食べたということは、2.6秒に1個は食べられないと優勝できない計算だ。
試しにスプーンを使って食べたが、白プリンが平皿の上を滑ってしまい食べにくく、どう頑張っても1個4秒はかかる。
「これだと無理だな。次は直接食べてみるか。」
平皿に顔を寄せて、所謂犬食いをしてみたが、やはり大きさ的に一口で食べきれない。
皿に残ったプリンも、滑ってしまい食べるのに苦労する。
「まぁー!アマンドやめなさい!なんてお行儀の悪い!」
お茶をしがてら見物する母上から、貴族のすることじゃない、と怒られた。
「お皿を持って、傾けて食べるのはどうでしょう?」
「やってみよう。」
リアが目の前に皿を置く。
その皿を持って口に運ぶが、プルプルのプリンは容易に滑り、傾けるタイミングや加減を間違えるとすぐに床に落ちてしまう。
「だめだ・・・このプリン、摩擦係数が0だ。」
「プリンを落としたら失格ですものね・・・」
「どうしたら・・・」
スプーンも犬食いスタイルも時間がかかり過ぎて優勝は無理。
平皿から直接口に入れようとすると、落として失格のリスクが高い。
というかその前に、外野の母上が「何てはしたない!」と怒り狂ってる。
斯くなる上は・・・そうだ!
「レードルに直接乗せたらどうだろう?」
「え?あの、お鍋からスープをよそうときに使うあれですか?」
「ああ!スプーンの代わりにレードルを使ってみよう!」
厨房から大きめのレードルを借りてきて、早速練習だ。
「リア、その皿のプリンを、直接このレードルめがけて滑らせて入れてくれ。」
「え・・・こ、こうですか?」
レイリアがそっとプリンを滑らせレードルに移す。
そのレードルに口をつけて傾けると、プリンを丸々口に入れることに成功した。
よし!
これなら、2秒もかからずに次のプリンに行けるっ!
だがその後、連続5回続けたところで、レードルの位置とレイリアの入れるタイミングが合わず、勢い余ってレードルからプリンが落ちてしまう事案が発生した。
これもまた失格案件だ。
「あともう少しなのに・・・」
レイリアも残念そうにしている。
くそっ・・・何かないのか!
レードルよりも深型で、そして傾けるだけで食べやすい、そんな食器が・・・!
「あなた達、何か楽しそうねぇ・・・」
そう言う母上が両手で持っている物を見つけて、俺は思わず叫んだ。
「それだ!」
翌日、天気は快晴だった。
商店街は飾り付けされていて、結構な人でにぎわっている。
大会のエントリーを済ませると、3回戦目の出場だと言われた。
「3回戦目なら、前の試合も見れますね」
今日はずっとワクワクしている様子のレイリアも、「少し緊張してきました」と深呼吸を始める。
「まだ時間があるから、少し出店を見ながら歩かないか?」
「はいっ!」
コルンの”白キノコ”にあやかるためか、出店の品は、白を冠した食べ物が多い。
白プリンに始まり、白カレー、白フランクフルト、白スイートポテト、白ピザ、白ビール、白クレープ、白サンドイッチ、白グラタン…いや、元々白いのもあるな?
「アマンド様、あの白牛乳というのはただの牛乳と違うのでしょうか?気になります」
「・・・違わないと思うぞ」
やや迷走している感のある催しではあるが、試しに頼んだ白フランクフルトはジューシーで気に入った。
白カレーも、見た目に反してちゃんと辛味がある。
「アマンド様、そんなに食べて大丈夫ですか・・・?」
白ピザの最後の一切れに手をつけていると、レイリアに心配そうに言われてしまった。
「確かにそろそろ時間だな。会場に向かおう」
早食い大会はこの催しの目玉らしく、小さなステージが設けられたその一角には、大勢の見物客が詰めかけていた。
「それでは1回戦!ヨォーイ、始め!」
1回戦の6組中、多くは犬食いスタイルで競い合い、一番早いペアは去年の優勝者の記録と同様、1分に23個で好調な滑り出しだ。
会場がやんややんやと盛り上がる。
2回戦は去年優勝したセルゲイ夫妻が1分で26個食べ、暫定1位に躍り出た。
最後の3回戦目を迎え、俺たちはステージに上がった。
「うぅ、緊張します・・でも頑張ります!」
リアの頬が上気している。
「昨日の練習を思い出そう。くれぐれも左腕に負担のないように・・・あとはもう、楽しもう」
「それでは出場者の皆さん、準備をお願いしまーす!」
席につき、取り出したものをゴトリとテーブルに置くと、会場の視線が集中した。
「なんだい、ありゃあ?」
「あれはカフェオレボウルじゃないか?」
「木のカフェオレボウル?ここらの土産物店によくあるやつか」
そう、レードルに代わる容器は、木製のカフェオレボウルだ。
騒めく聴衆を前にして俺は心を無にする。
「それでは最後の3回戦いきます!ヨォーイ、始め!」
号令とともにカッと目を開き、カフェオレボウルに口をつけると、白プリンを喉に流し込んだ。
空になったカフェオレボウルをテーブルに置くとすかさずレイリアが平皿を傾け、白プリンをボウルに入れる。
それを俺が喉に流し込む。
その後は、延々とその作業の繰り返しだ。
トン カッ トン カッ トン カッ トン カッ
会場に小気味いい音が流れる。
俺がテーブルにカフェオレボウルを置く「トンッ」という音。
それに続き、プリンをボウルに入れる際に平皿が当たる「カッ」という音。
やはり木皿のカフェオレボウルにして正解だった。
陶器だと割れるかもしれないと思い、急遽木製のカフェオレボウルを購入したのだ。
トンカッ トンカッ トンカッ トンカッ トンカッ
「ぅおお!なんだあのペア!」
「速いっ!」
「速いのに食べ方に品があるぞ!」
レイリアと俺の息はピッタリで、スピードは更に上がっていく。
「はい!1分です!止まってください!な、なんと驚きの記録が出ました!こちらの観光客カップル、何と・・・1分で42個!42個の新記録で、文句無しの優勝です!」
盛り上がる会場。
「やった・・・やりました!」と喜ぶレイリアの手を取り、俺は高く掲げて会場に応えた。
「やはりガーナー小伯爵様でしたか!そのご容姿と品のある佇まいで、貴族のお方であろうと薄々感じてはおりましたが!」
表彰式の後、この町の商工会長が満面の笑みでやってきた。
「すごい速さで興奮しました!早食い大会の完成形を見た気がします!空いたボウルにすかさずプリンを落とすおふたりの息がピッタリで、それにまさかうちの町特産の木工品を使ってくださるとは・・・」
握手した手をブンブン振って、すっかり興奮しているらしい。
「うちの町の特産は木工品しかなくて、だから白プリンを推していくために早食い大会を始めたんですが、今日のガーナー様の戦い方を見て考えを改めました。木工品も併せてアピールしたらいいじゃないか、と!」
感激した様子の商会長に、俺はとりあえず頷いた。
「来年からはあの木製カフェオレボウルでの早食いにルールを変更します!名付けてワンカップ白プリン早食い大会、略してワンカップリン大会!よろしいでしょうか?」
「もちろん、町おこしのヒントになったのなら使ってくれ。」
「ありがとうございます。来年も是非ご参加ください!お待ちしてます!」
「忙しくなるぞ!」と意気込みながら、商工会長は去っていった。
その後、この大会はコルン地方の名物イベントに成長し、商工会長から毎年うちの別荘にお礼の品が届くようになるのだが・・・
そんなことは梅雨知らず、俺たちはふたりでつかみとった初めての勝利を祝いながら、子豚レースやマッシュルーム狩りをして満喫した1日を過ごしたのだった。
そんな気持ちから、白プリン早食い大会への出場を決めた俺だが、まさかペア戦だとは思わなかった。
レイリアは片腕での参戦となるので心配したが、「片手しか使わないので大丈夫です!」とやる気十分だ。
屋敷に戻り、早速練習だ。
「それでは始めようか」
去年の優勝者が1分で23個食べたということは、2.6秒に1個は食べられないと優勝できない計算だ。
試しにスプーンを使って食べたが、白プリンが平皿の上を滑ってしまい食べにくく、どう頑張っても1個4秒はかかる。
「これだと無理だな。次は直接食べてみるか。」
平皿に顔を寄せて、所謂犬食いをしてみたが、やはり大きさ的に一口で食べきれない。
皿に残ったプリンも、滑ってしまい食べるのに苦労する。
「まぁー!アマンドやめなさい!なんてお行儀の悪い!」
お茶をしがてら見物する母上から、貴族のすることじゃない、と怒られた。
「お皿を持って、傾けて食べるのはどうでしょう?」
「やってみよう。」
リアが目の前に皿を置く。
その皿を持って口に運ぶが、プルプルのプリンは容易に滑り、傾けるタイミングや加減を間違えるとすぐに床に落ちてしまう。
「だめだ・・・このプリン、摩擦係数が0だ。」
「プリンを落としたら失格ですものね・・・」
「どうしたら・・・」
スプーンも犬食いスタイルも時間がかかり過ぎて優勝は無理。
平皿から直接口に入れようとすると、落として失格のリスクが高い。
というかその前に、外野の母上が「何てはしたない!」と怒り狂ってる。
斯くなる上は・・・そうだ!
「レードルに直接乗せたらどうだろう?」
「え?あの、お鍋からスープをよそうときに使うあれですか?」
「ああ!スプーンの代わりにレードルを使ってみよう!」
厨房から大きめのレードルを借りてきて、早速練習だ。
「リア、その皿のプリンを、直接このレードルめがけて滑らせて入れてくれ。」
「え・・・こ、こうですか?」
レイリアがそっとプリンを滑らせレードルに移す。
そのレードルに口をつけて傾けると、プリンを丸々口に入れることに成功した。
よし!
これなら、2秒もかからずに次のプリンに行けるっ!
だがその後、連続5回続けたところで、レードルの位置とレイリアの入れるタイミングが合わず、勢い余ってレードルからプリンが落ちてしまう事案が発生した。
これもまた失格案件だ。
「あともう少しなのに・・・」
レイリアも残念そうにしている。
くそっ・・・何かないのか!
レードルよりも深型で、そして傾けるだけで食べやすい、そんな食器が・・・!
「あなた達、何か楽しそうねぇ・・・」
そう言う母上が両手で持っている物を見つけて、俺は思わず叫んだ。
「それだ!」
翌日、天気は快晴だった。
商店街は飾り付けされていて、結構な人でにぎわっている。
大会のエントリーを済ませると、3回戦目の出場だと言われた。
「3回戦目なら、前の試合も見れますね」
今日はずっとワクワクしている様子のレイリアも、「少し緊張してきました」と深呼吸を始める。
「まだ時間があるから、少し出店を見ながら歩かないか?」
「はいっ!」
コルンの”白キノコ”にあやかるためか、出店の品は、白を冠した食べ物が多い。
白プリンに始まり、白カレー、白フランクフルト、白スイートポテト、白ピザ、白ビール、白クレープ、白サンドイッチ、白グラタン…いや、元々白いのもあるな?
「アマンド様、あの白牛乳というのはただの牛乳と違うのでしょうか?気になります」
「・・・違わないと思うぞ」
やや迷走している感のある催しではあるが、試しに頼んだ白フランクフルトはジューシーで気に入った。
白カレーも、見た目に反してちゃんと辛味がある。
「アマンド様、そんなに食べて大丈夫ですか・・・?」
白ピザの最後の一切れに手をつけていると、レイリアに心配そうに言われてしまった。
「確かにそろそろ時間だな。会場に向かおう」
早食い大会はこの催しの目玉らしく、小さなステージが設けられたその一角には、大勢の見物客が詰めかけていた。
「それでは1回戦!ヨォーイ、始め!」
1回戦の6組中、多くは犬食いスタイルで競い合い、一番早いペアは去年の優勝者の記録と同様、1分に23個で好調な滑り出しだ。
会場がやんややんやと盛り上がる。
2回戦は去年優勝したセルゲイ夫妻が1分で26個食べ、暫定1位に躍り出た。
最後の3回戦目を迎え、俺たちはステージに上がった。
「うぅ、緊張します・・でも頑張ります!」
リアの頬が上気している。
「昨日の練習を思い出そう。くれぐれも左腕に負担のないように・・・あとはもう、楽しもう」
「それでは出場者の皆さん、準備をお願いしまーす!」
席につき、取り出したものをゴトリとテーブルに置くと、会場の視線が集中した。
「なんだい、ありゃあ?」
「あれはカフェオレボウルじゃないか?」
「木のカフェオレボウル?ここらの土産物店によくあるやつか」
そう、レードルに代わる容器は、木製のカフェオレボウルだ。
騒めく聴衆を前にして俺は心を無にする。
「それでは最後の3回戦いきます!ヨォーイ、始め!」
号令とともにカッと目を開き、カフェオレボウルに口をつけると、白プリンを喉に流し込んだ。
空になったカフェオレボウルをテーブルに置くとすかさずレイリアが平皿を傾け、白プリンをボウルに入れる。
それを俺が喉に流し込む。
その後は、延々とその作業の繰り返しだ。
トン カッ トン カッ トン カッ トン カッ
会場に小気味いい音が流れる。
俺がテーブルにカフェオレボウルを置く「トンッ」という音。
それに続き、プリンをボウルに入れる際に平皿が当たる「カッ」という音。
やはり木皿のカフェオレボウルにして正解だった。
陶器だと割れるかもしれないと思い、急遽木製のカフェオレボウルを購入したのだ。
トンカッ トンカッ トンカッ トンカッ トンカッ
「ぅおお!なんだあのペア!」
「速いっ!」
「速いのに食べ方に品があるぞ!」
レイリアと俺の息はピッタリで、スピードは更に上がっていく。
「はい!1分です!止まってください!な、なんと驚きの記録が出ました!こちらの観光客カップル、何と・・・1分で42個!42個の新記録で、文句無しの優勝です!」
盛り上がる会場。
「やった・・・やりました!」と喜ぶレイリアの手を取り、俺は高く掲げて会場に応えた。
「やはりガーナー小伯爵様でしたか!そのご容姿と品のある佇まいで、貴族のお方であろうと薄々感じてはおりましたが!」
表彰式の後、この町の商工会長が満面の笑みでやってきた。
「すごい速さで興奮しました!早食い大会の完成形を見た気がします!空いたボウルにすかさずプリンを落とすおふたりの息がピッタリで、それにまさかうちの町特産の木工品を使ってくださるとは・・・」
握手した手をブンブン振って、すっかり興奮しているらしい。
「うちの町の特産は木工品しかなくて、だから白プリンを推していくために早食い大会を始めたんですが、今日のガーナー様の戦い方を見て考えを改めました。木工品も併せてアピールしたらいいじゃないか、と!」
感激した様子の商会長に、俺はとりあえず頷いた。
「来年からはあの木製カフェオレボウルでの早食いにルールを変更します!名付けてワンカップ白プリン早食い大会、略してワンカップリン大会!よろしいでしょうか?」
「もちろん、町おこしのヒントになったのなら使ってくれ。」
「ありがとうございます。来年も是非ご参加ください!お待ちしてます!」
「忙しくなるぞ!」と意気込みながら、商工会長は去っていった。
その後、この大会はコルン地方の名物イベントに成長し、商工会長から毎年うちの別荘にお礼の品が届くようになるのだが・・・
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