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第2章~盗賊~
第16話 転移者~なんでこう急に力を得た人間って悪堕ちしちゃうんだろー~
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私は自身の名前を呼ばれ、心臓がドキリと跳ねる。何故私の名前を知っている?盗賊たちは私のことを一姫と勘違いしていたのではないか?それに私のことをルナ・フタバではなく双葉・二姫と呼んでいた。それはつまり……
「ルナ、大丈夫ですか?」
ロレーヌが心配そうに私の表情を窺う、まったくこの娘は、自分が一番怖い思いをしているのに、私の心配に気をまわしている。
「大丈夫、ロレーヌここで待っててくれる?」
「ルナ!外は危険です」
「わかってる。でも、確認しなくちゃいけないことがあるの」
私は真剣な目でロレーヌの目を見つめる。ロレーヌの表情には不安や恐怖以外にも私への心配の色が窺えた。数瞬の間ロレーヌと見つめ合っていたところ、ロレーヌが口を開く。
「ルナ、あまり危ないことはしないで下さいね」
「それは相手次第かな、でも、ガルシアさんたちもいるし、安心して待ってて」
「……はい」
「それじゃあ行ってくる」
言って私は馬車の扉に手をかけて馬車の扉を開けて外に出る。すると、盗賊の一味の中にいた男が口を開く
「は!やっぱりな手前ぇは双葉・一姫じゃねえ、その妹、双葉・二姫だ」
「それはあってるけどアンタは何者?」
言われて男はフード付きのマントのフードを取る。そこには金髪にピアスをしたいかにも不良と言った風貌の東洋人がいた。つまり、
「これで誰か分かったか?」
誰かと言われても心あたりが見つからない、風貌からして東洋人というか日本人ということはわかる。けどそれだけだ私の知り合いにこんな奴はいなかったはず。
「誰?」
わからないので素直に訊くことにする。
「誰って手前ぇ俺の事忘れたのか?」
どうやら相手は私の知り合いらしい、それも私と一姫の見分けがつく程の知り合いだ。そうなれば私が覚えていないのはおかしいのだが……あ、
「同中の中田だ!!」
「田中だよ馬鹿野郎!!」
三年前の知り合い未満の奴の名前なんていちいちおぼえていられるか。そこはニアピンしただけでも喜ぶべきだろ。しかし、同じ中学の田中か、確か喧嘩の強い不良として知られていた奴だ。
「しっかし、不良から盗賊にランクアップしているなんて、親が聞いたら泣いちゃうよ」
「俺は盗賊じゃねぇよ!傭兵だ傭兵。こいつらがカズキ・フタバにビビって姫の乗る馬車を襲えねぇって言うから雇われてやったんだよ!!」
「でも、やってることは盗賊と同じじゃん」
「ぐ!普段は違うんだよ!!」
「じゃあ普段は何してるのさ」
「他の盗賊の用心棒とか、酒場の用心棒だな」
そう誇らしげに言う田中、しかし、
「結局アウトローには変わりないじゃん」
「うるせぇ、手前の姉ちゃんよりはましだ」
「ぐっ、それは確かに」
フフンとしてやったり顔になる田中、なんかこいつムカつくな。
「それで、私に何の用?」
「あ?手前ぇになんか用はねえよ」
「じゃあなんで私の名前を呼んだのよ」
「確認だ確認。もしカズキの奴だったら、俺も注意しなきゃならねぇからな」
「なんだ、カズキにはビビッてるんだ。やーいなっさけないのー」
「うるせえ殺すぞ!!」
「は!!元不良の脅しなんか怖くないっての」
「この女ぁ、絶対殺す」
「やれるものならやってみやがれ」
言って私は田中に向けてファッ〇ンポーズとる。そうしているといつの間にか私の隣にいたガルシアさんが私の頭を軽くはたいて言う。
「迂闊に相手を挑発するな馬鹿者」
「だってあの田中ムカつくんですもん」
「ならムカつくついでにあいつの相手を頼む」
「いいんですか?」
「お前一人いなくても問題はない、しかし、相手は転移者、それもそれなりの実力を持ってるぞ。気を引き締めてかかれよ」
「因みに私の実力は」
「お前もそれなりだ」
つまり、私と同じくらいの実力ということか、よし、燃えてきた。
「オーケーわかりました。あいつボコしてきます」
「相手も転移者ということは忘れるなよ」
そうか、相手も転移者ということは喰らう者を持っているということか。確かにそれは用心したほうが良さそうだ。
「了解」
言って私は田中の前に立つ
「今度こそボコってやるからな手前ぇ」
「今度こそって前にアンタをボコボコにしたのは一姫じゃん」
「うるせえ!!双子なんだからどっちも一緒だ!!」
「あっそ、そんじゃあ始めるとしましょうか」
私がそう言うと田中は右手を前に出し構え、私も体を半身にして右手前に構える。
「「抜喰!!」」
「ルナ、大丈夫ですか?」
ロレーヌが心配そうに私の表情を窺う、まったくこの娘は、自分が一番怖い思いをしているのに、私の心配に気をまわしている。
「大丈夫、ロレーヌここで待っててくれる?」
「ルナ!外は危険です」
「わかってる。でも、確認しなくちゃいけないことがあるの」
私は真剣な目でロレーヌの目を見つめる。ロレーヌの表情には不安や恐怖以外にも私への心配の色が窺えた。数瞬の間ロレーヌと見つめ合っていたところ、ロレーヌが口を開く。
「ルナ、あまり危ないことはしないで下さいね」
「それは相手次第かな、でも、ガルシアさんたちもいるし、安心して待ってて」
「……はい」
「それじゃあ行ってくる」
言って私は馬車の扉に手をかけて馬車の扉を開けて外に出る。すると、盗賊の一味の中にいた男が口を開く
「は!やっぱりな手前ぇは双葉・一姫じゃねえ、その妹、双葉・二姫だ」
「それはあってるけどアンタは何者?」
言われて男はフード付きのマントのフードを取る。そこには金髪にピアスをしたいかにも不良と言った風貌の東洋人がいた。つまり、
「これで誰か分かったか?」
誰かと言われても心あたりが見つからない、風貌からして東洋人というか日本人ということはわかる。けどそれだけだ私の知り合いにこんな奴はいなかったはず。
「誰?」
わからないので素直に訊くことにする。
「誰って手前ぇ俺の事忘れたのか?」
どうやら相手は私の知り合いらしい、それも私と一姫の見分けがつく程の知り合いだ。そうなれば私が覚えていないのはおかしいのだが……あ、
「同中の中田だ!!」
「田中だよ馬鹿野郎!!」
三年前の知り合い未満の奴の名前なんていちいちおぼえていられるか。そこはニアピンしただけでも喜ぶべきだろ。しかし、同じ中学の田中か、確か喧嘩の強い不良として知られていた奴だ。
「しっかし、不良から盗賊にランクアップしているなんて、親が聞いたら泣いちゃうよ」
「俺は盗賊じゃねぇよ!傭兵だ傭兵。こいつらがカズキ・フタバにビビって姫の乗る馬車を襲えねぇって言うから雇われてやったんだよ!!」
「でも、やってることは盗賊と同じじゃん」
「ぐ!普段は違うんだよ!!」
「じゃあ普段は何してるのさ」
「他の盗賊の用心棒とか、酒場の用心棒だな」
そう誇らしげに言う田中、しかし、
「結局アウトローには変わりないじゃん」
「うるせぇ、手前の姉ちゃんよりはましだ」
「ぐっ、それは確かに」
フフンとしてやったり顔になる田中、なんかこいつムカつくな。
「それで、私に何の用?」
「あ?手前ぇになんか用はねえよ」
「じゃあなんで私の名前を呼んだのよ」
「確認だ確認。もしカズキの奴だったら、俺も注意しなきゃならねぇからな」
「なんだ、カズキにはビビッてるんだ。やーいなっさけないのー」
「うるせえ殺すぞ!!」
「は!!元不良の脅しなんか怖くないっての」
「この女ぁ、絶対殺す」
「やれるものならやってみやがれ」
言って私は田中に向けてファッ〇ンポーズとる。そうしているといつの間にか私の隣にいたガルシアさんが私の頭を軽くはたいて言う。
「迂闊に相手を挑発するな馬鹿者」
「だってあの田中ムカつくんですもん」
「ならムカつくついでにあいつの相手を頼む」
「いいんですか?」
「お前一人いなくても問題はない、しかし、相手は転移者、それもそれなりの実力を持ってるぞ。気を引き締めてかかれよ」
「因みに私の実力は」
「お前もそれなりだ」
つまり、私と同じくらいの実力ということか、よし、燃えてきた。
「オーケーわかりました。あいつボコしてきます」
「相手も転移者ということは忘れるなよ」
そうか、相手も転移者ということは喰らう者を持っているということか。確かにそれは用心したほうが良さそうだ。
「了解」
言って私は田中の前に立つ
「今度こそボコってやるからな手前ぇ」
「今度こそって前にアンタをボコボコにしたのは一姫じゃん」
「うるせえ!!双子なんだからどっちも一緒だ!!」
「あっそ、そんじゃあ始めるとしましょうか」
私がそう言うと田中は右手を前に出し構え、私も体を半身にして右手前に構える。
「「抜喰!!」」
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