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第3章~大戦~
第12話 混沌2――なんか一周しちゃって逆に冷めてきた。
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―――10年前
ブラックの獲物を求めての旅路は、ブラックの予想以上に難航していた。
それもそうだ。今までブラックが獲物を探し回っていた狩場は星の中に限定されていた。しかし、今は宇宙が狩場、それは砂漠の中で一つの砂粒を見つけるよりも更に難しいことである。
その証拠にブラックはあの暗い星を旅立ってから一匹の獲物すら喰らえていなかった。
しかし、ブラックのこれまでの80年は全くの無駄だったというわけではない。ブラックはこの80年で自身の身体を精緻にコントロールする術――マナコントロールを高いレベルまで獲得していた。
そのため、以前はほぼ勘に近い形で行っていた、マナによる索敵を意識的に行えるようになっており、その上、自身の保有するマナを勢い良く放出することによる高速移動まで出来るようになっていた。
また、基本的にマナ生命体に食事などはいらない。そのためブラックが餓死することもない。しかし、ブラックは知ってしまっていた。同胞を喰らう愉しさを、充足感を、万能感を。
故に80年もの断食はブラックにどうしようもないほどの飢餓感を与え、渇いていた。
そんなブラックの渇きが呼び水を呼んだのか、ブラックの広範囲に及ぶ索敵が、一体のマナ生命体の反応を感知した。しかし、その獲物はブラックが今までに喰らってきた獲物と何処か違う。
――まずは感じるマナの保有量だ。明らかにこの獲物方が多くのマナを保有している。次は形だ。いつもの丸いだけの形じゃない。もっと複雑で見たこともない形をしている。どうする、やめておくか。しかし、久方ぶりの獲物である。形など些細なことであるし、マナも多ければ多いほど良い。
ブラックは決める。次の獲物はこいつにすると。
ならば後は喰らうだけ、ブラックは獲物に向かって矢のように真っ直ぐ、一直線に飛び出した。
ブラックが獲物に近づくにつれて、その姿が明らかになる。獲物は人型をしていた。しかし、この宙域に『秩序』はまだ一人も来ていないはずだ。つまり、そこにいる個体は『混沌』に属する個体であるのだろう。なぜその個体がブラックのいる宙域にいたのかはわからない。たまたまなのか、誰かの意図によるものなのか、兎に角、今ブラックが補食しようとしている個体は『混沌』に属する個体であろうということだ。
ブラックと獲物の距離もあとわずか。そこまで来たところで、獲物の方も高速飛来してくるブラックに気が付く。
「な、なんだぁ!!」
自身に高速飛来してくる巨大な物体。獲物は驚きの声を上げながら腕を交差させて防御姿勢をとる。が、いつまで経っても衝突の衝撃はやってこない。獲物は間抜けな顔をして「ああ?」と声を上げた。どうやらブラックは獲物を掠めるように通り抜けたようだ。しかし、ブラックはなぜそんなことしたのか、逸る心を抑えられず失敗したのか。いや、違う。
獲物は急な喪失感に襲われる。そういえば体の調子がどこかおかしい。自身の目で体を点検する。右手はある。左手もある。体は、右足はある。左足、がない。
「あ、あ、あ、あしぃいぎゃーーー」
突然の緊急事態に獲物は叫び声を上げる。
「く、くそぅ何なんだあいつ」
今までに感じたことのない大きな喪失感に耐えながら、獲物は自身を喰らった襲撃者の行方を探す。しかし、見つからない。
「一体どこにいきやが――」
言い切る前に再度の衝撃。今度は警戒していたせいもあってかはっきりとわかる。右腕が喰われたと。
左足に次いで右腕を失った大きな喪失感に獲物は必死に耐えている。ここで冷静さまで失ってはいけないと。
獲物は何としてでも襲撃者を見つけねばと、必死の形相で目を凝らす。すると、一瞬ではあるが視界の端に何かを捉えた。
「そこか!!」
捉えた何かを確認すべく、獲物は頭をその方向に向ける。が、そこにはなにもいない。次の瞬間、また視界の端に何かを捉えた。今度はほぼ反射的に反応し、体を向けるも何もなし。それを4度、5度と繰り返したところで獲物は気が付く。遊ばれていると。こいつは自分をなぶることを愉しんでいると。気付いたことで、獲物の中にあったなにかが切れる
「ふっざけんなぁ!!」
自身の保有するマナを体外に高速放出することによる周囲への無差別砲撃。マナを大量に失っているにも関わらず、自分から更にマナを放出するなど愚の骨頂。ではあるが獲物はこのままなぶり殺しされるよりはまだましと、それ以上にこの気に入らない襲撃者への怒りが獲物に愚を犯させた。
「はぁ、はぁ、どうだコラ、これで……」
獲物に小さな衝撃、次の瞬間これまでに比べて小さな喪失感。今度は右の足の足首から先が喰われていた。
「――、――、―!!」
言葉にならない叫び。獲物は絶望した。しまった。自分は攻撃したのではない、させられたのだと。その証拠に自身にはもう攻撃をする余力はなく、今まで影も形もなかった襲撃者がその姿を現している。丸い体を二つに裂いて、嘲るようにこちらを見ている。
後は最後の仕上げのみ、ケイオスは獲物にゆっくりと近づいていき、いつかのように一口で獲物を体内に取り込みゆっくりと溶かし始める。
「――!!――!!―!―!―!―」
いつかの獲物とは違い、今回の獲物はマナも多く、何よりも頭が良い分、怒り、悲しみ、痛み、苦しみ、そして失望。様々な感情を吐き出し、それはブラックを大いに愉しませた。
獲物の命が絶え、その魂を吐き出すと、ブラックにある変化が起きた。
それまで知りようのなかった知識や経験といった記憶が怒涛のようにブラックの頭に押し寄せてきたのだ。経験したことのない事態に、ブラックは混乱するが、記憶の波は嵐がやがて凪になるように、その勢いを段々と弱めていき、それに伴ってブラックの混乱も治まっていった。
――はは!こんなこともあるんだな」
それは、ブラックが初めて行った言葉を使用した思考であった。
それまで野山を駆ける獣程度の知能しかなかったブラックが言葉を用いたのである。
――しっかし、獲物の肉――マナだっけか?こんな特性があるとはな
ブラックの言うマナの特性とは、記憶の保存が出来るという特性のことであった。
今までもブラックは多くのマナ生命体を喰らってきたが、そのどれもが誕生したばかりの個体で、何かを記憶する前に、もしくは何かを記憶してもその経験は浅く、喰われても新たな知識や経験としてブラックに蓄積されなかった。そのため、今の今までマナのその特質はブラックに気付かれることはなかった。
因みにではあるが、レイはマナのこの特性については全く知らない。
ブラックは獲物を喰らうことで得た情報を、ゆっくりと咀嚼するように念入りに吟味する。
すると、自身の今の姿について思い至る。そういえばこのままだったなと。
ブラックは自身の丸い形を変形させ始める。
誰を基にしようか、こいつか?はたまたこいつか。ブラックは獲物の記憶にあった様々な人型から自分に相応しい形を選ぶ。髪は短く白色に、瞳は紅色が良い。体はスラリと細身にしよう。服はレザー生地の上下黒色だ
完成した新たな体にブラックは違和感を覚える。何かが違う……ああそうだ!これでは大きすぎるのだと。
違和感に気が付いたブラックは自身の体をそのまま小さくすることにする。大きな体を小さくするには無理矢理小さくするしかない、そう考えたブラックは自身の体を構成するマナを無理矢理に圧縮、適正な大きさに調節する。
「よっしゃ!こんなもんだろ」
ブラックは自身の体を点検するように見回し満足する。
「後は……名前、か」
ブラックというのは便宜上の名前で、ブラック自身がそう呼ばれていることなどブラックは知らない。
ブラックは獲物の記憶の中にあった『秩序』と『混沌』についての記憶に注目する。『秩序』、管理者!?この宇宙を管理する!?あり得ねえ、誰かの下につくのもごめんこうむる。で、あれば『混沌』だな。Chaos、KhAOS
「よっしゃ!!」
ブラックは決めた。自身の呼び名とその在り方を
「俺の名前はケイオスだ!!」
名は体を表す。ここに混沌を冠する者が誕生した。この者は宇宙に何をもたらすのか、それは誰もまだ知らない。
混沌故に……
ブラックの獲物を求めての旅路は、ブラックの予想以上に難航していた。
それもそうだ。今までブラックが獲物を探し回っていた狩場は星の中に限定されていた。しかし、今は宇宙が狩場、それは砂漠の中で一つの砂粒を見つけるよりも更に難しいことである。
その証拠にブラックはあの暗い星を旅立ってから一匹の獲物すら喰らえていなかった。
しかし、ブラックのこれまでの80年は全くの無駄だったというわけではない。ブラックはこの80年で自身の身体を精緻にコントロールする術――マナコントロールを高いレベルまで獲得していた。
そのため、以前はほぼ勘に近い形で行っていた、マナによる索敵を意識的に行えるようになっており、その上、自身の保有するマナを勢い良く放出することによる高速移動まで出来るようになっていた。
また、基本的にマナ生命体に食事などはいらない。そのためブラックが餓死することもない。しかし、ブラックは知ってしまっていた。同胞を喰らう愉しさを、充足感を、万能感を。
故に80年もの断食はブラックにどうしようもないほどの飢餓感を与え、渇いていた。
そんなブラックの渇きが呼び水を呼んだのか、ブラックの広範囲に及ぶ索敵が、一体のマナ生命体の反応を感知した。しかし、その獲物はブラックが今までに喰らってきた獲物と何処か違う。
――まずは感じるマナの保有量だ。明らかにこの獲物方が多くのマナを保有している。次は形だ。いつもの丸いだけの形じゃない。もっと複雑で見たこともない形をしている。どうする、やめておくか。しかし、久方ぶりの獲物である。形など些細なことであるし、マナも多ければ多いほど良い。
ブラックは決める。次の獲物はこいつにすると。
ならば後は喰らうだけ、ブラックは獲物に向かって矢のように真っ直ぐ、一直線に飛び出した。
ブラックが獲物に近づくにつれて、その姿が明らかになる。獲物は人型をしていた。しかし、この宙域に『秩序』はまだ一人も来ていないはずだ。つまり、そこにいる個体は『混沌』に属する個体であるのだろう。なぜその個体がブラックのいる宙域にいたのかはわからない。たまたまなのか、誰かの意図によるものなのか、兎に角、今ブラックが補食しようとしている個体は『混沌』に属する個体であろうということだ。
ブラックと獲物の距離もあとわずか。そこまで来たところで、獲物の方も高速飛来してくるブラックに気が付く。
「な、なんだぁ!!」
自身に高速飛来してくる巨大な物体。獲物は驚きの声を上げながら腕を交差させて防御姿勢をとる。が、いつまで経っても衝突の衝撃はやってこない。獲物は間抜けな顔をして「ああ?」と声を上げた。どうやらブラックは獲物を掠めるように通り抜けたようだ。しかし、ブラックはなぜそんなことしたのか、逸る心を抑えられず失敗したのか。いや、違う。
獲物は急な喪失感に襲われる。そういえば体の調子がどこかおかしい。自身の目で体を点検する。右手はある。左手もある。体は、右足はある。左足、がない。
「あ、あ、あ、あしぃいぎゃーーー」
突然の緊急事態に獲物は叫び声を上げる。
「く、くそぅ何なんだあいつ」
今までに感じたことのない大きな喪失感に耐えながら、獲物は自身を喰らった襲撃者の行方を探す。しかし、見つからない。
「一体どこにいきやが――」
言い切る前に再度の衝撃。今度は警戒していたせいもあってかはっきりとわかる。右腕が喰われたと。
左足に次いで右腕を失った大きな喪失感に獲物は必死に耐えている。ここで冷静さまで失ってはいけないと。
獲物は何としてでも襲撃者を見つけねばと、必死の形相で目を凝らす。すると、一瞬ではあるが視界の端に何かを捉えた。
「そこか!!」
捉えた何かを確認すべく、獲物は頭をその方向に向ける。が、そこにはなにもいない。次の瞬間、また視界の端に何かを捉えた。今度はほぼ反射的に反応し、体を向けるも何もなし。それを4度、5度と繰り返したところで獲物は気が付く。遊ばれていると。こいつは自分をなぶることを愉しんでいると。気付いたことで、獲物の中にあったなにかが切れる
「ふっざけんなぁ!!」
自身の保有するマナを体外に高速放出することによる周囲への無差別砲撃。マナを大量に失っているにも関わらず、自分から更にマナを放出するなど愚の骨頂。ではあるが獲物はこのままなぶり殺しされるよりはまだましと、それ以上にこの気に入らない襲撃者への怒りが獲物に愚を犯させた。
「はぁ、はぁ、どうだコラ、これで……」
獲物に小さな衝撃、次の瞬間これまでに比べて小さな喪失感。今度は右の足の足首から先が喰われていた。
「――、――、―!!」
言葉にならない叫び。獲物は絶望した。しまった。自分は攻撃したのではない、させられたのだと。その証拠に自身にはもう攻撃をする余力はなく、今まで影も形もなかった襲撃者がその姿を現している。丸い体を二つに裂いて、嘲るようにこちらを見ている。
後は最後の仕上げのみ、ケイオスは獲物にゆっくりと近づいていき、いつかのように一口で獲物を体内に取り込みゆっくりと溶かし始める。
「――!!――!!―!―!―!―」
いつかの獲物とは違い、今回の獲物はマナも多く、何よりも頭が良い分、怒り、悲しみ、痛み、苦しみ、そして失望。様々な感情を吐き出し、それはブラックを大いに愉しませた。
獲物の命が絶え、その魂を吐き出すと、ブラックにある変化が起きた。
それまで知りようのなかった知識や経験といった記憶が怒涛のようにブラックの頭に押し寄せてきたのだ。経験したことのない事態に、ブラックは混乱するが、記憶の波は嵐がやがて凪になるように、その勢いを段々と弱めていき、それに伴ってブラックの混乱も治まっていった。
――はは!こんなこともあるんだな」
それは、ブラックが初めて行った言葉を使用した思考であった。
それまで野山を駆ける獣程度の知能しかなかったブラックが言葉を用いたのである。
――しっかし、獲物の肉――マナだっけか?こんな特性があるとはな
ブラックの言うマナの特性とは、記憶の保存が出来るという特性のことであった。
今までもブラックは多くのマナ生命体を喰らってきたが、そのどれもが誕生したばかりの個体で、何かを記憶する前に、もしくは何かを記憶してもその経験は浅く、喰われても新たな知識や経験としてブラックに蓄積されなかった。そのため、今の今までマナのその特質はブラックに気付かれることはなかった。
因みにではあるが、レイはマナのこの特性については全く知らない。
ブラックは獲物を喰らうことで得た情報を、ゆっくりと咀嚼するように念入りに吟味する。
すると、自身の今の姿について思い至る。そういえばこのままだったなと。
ブラックは自身の丸い形を変形させ始める。
誰を基にしようか、こいつか?はたまたこいつか。ブラックは獲物の記憶にあった様々な人型から自分に相応しい形を選ぶ。髪は短く白色に、瞳は紅色が良い。体はスラリと細身にしよう。服はレザー生地の上下黒色だ
完成した新たな体にブラックは違和感を覚える。何かが違う……ああそうだ!これでは大きすぎるのだと。
違和感に気が付いたブラックは自身の体をそのまま小さくすることにする。大きな体を小さくするには無理矢理小さくするしかない、そう考えたブラックは自身の体を構成するマナを無理矢理に圧縮、適正な大きさに調節する。
「よっしゃ!こんなもんだろ」
ブラックは自身の体を点検するように見回し満足する。
「後は……名前、か」
ブラックというのは便宜上の名前で、ブラック自身がそう呼ばれていることなどブラックは知らない。
ブラックは獲物の記憶の中にあった『秩序』と『混沌』についての記憶に注目する。『秩序』、管理者!?この宇宙を管理する!?あり得ねえ、誰かの下につくのもごめんこうむる。で、あれば『混沌』だな。Chaos、KhAOS
「よっしゃ!!」
ブラックは決めた。自身の呼び名とその在り方を
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名は体を表す。ここに混沌を冠する者が誕生した。この者は宇宙に何をもたらすのか、それは誰もまだ知らない。
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