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第3章~大戦~
第17話 惑星砕き――プラネットクラッシャー。女の子がでかい武器ブン回すのってなんか良いよね。
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「星だ。」
「そんなもの、どうして」
「そんなもん、決まってるだろうがぁ。ぶつけるためだろぉ」
レイの疑問にガヘリスが答えた。
「だけど、星ですよ!そんなことしてなんの意味があるんですか!?」
「レイ『混沌』のすることにいちいち意味なんて求めるなぁ!大方その方が面白いとかショーもない理由だぁ」
「そんな……星だって一つの命なのに」
『混沌』の群れの無茶苦茶な行動にショックを受けるレイ。
そうしていると、今度は星が巨大な手手に掴まれ『秩序』の軍勢の方に投擲された。
「来たぞ!!」
ガヘリスが言う。するとヴァリスが、
「伝令!!前列の部隊に防御体勢を厳にし、その場にて待機せよと伝えろ!!」と区切り、「メルリリス!頼めるか!!」
星の接近に動揺してるであろう最前列の部隊に命令を下し、更にメルリリスに迫り来る星の対処を命じた。
命じられたメルリリスは気負った様子もなく「りょーかーい」とむしろ気の抜けるような返事をし、自身の部隊員を連れて最前線まで向かった。
メルリリスが最前線付近まで来ると、ヴァリスの命令通りにその場で待機している『秩序』の軍勢の一般兵たちの姿が確認できる。
その顔には一様に迫り来る脅威への不安が張り付いていた。しかし、その顔を戦士長メルリリスの姿が見えると安堵の表情に変わる。それがメルリリスへの信頼の現れであり、メルリリスにとってはプレッシャーとなる。
「……」
メルリリスは迫り来る星のを見据える。その表情には不安も緊張も感じられず、ただただ迎え撃つ目標へ意識を集中させていた。
メルリリスは、目標を迎え撃つにふさわしい場所へ移動する。が、
「誰が素直に行かせるかよ!!」
何処からか妨害役と思われる『混沌』の獣どもが現れ、メルリリスたちの行く手を阻む。しかし、そんなことは百も承知とメルリリスは、
「露払い!!」
と自身の部隊員たちに命令する。すると命令された部隊員たちが「応!!」と応じ、メルリリスの行く手を阻む獣どもの対処に出、メルリリスは部隊員たちが獣どもの相手をしている内に目的地へと向かう。
「なんだぁ、たった一人でどうする気だ?」
「どうせ一人だけじゃなんもできねぇよ」
「お嬢ちゃんお星さまに潰されちゃうよ~」
そう言ってメルリリスのことを嘲る獣ども、しかし、メルリリスもその部隊員も、誰一人その嘲りを気にする者などいなかった。
やがてメルリリスは目標の迎撃地点に到着。その場において大きく息を吸い、
「うおっしゃあああああああああああ!!」
気合い一発。雄叫びをあげて自身の気を引き締める。
その雄叫びはマナを帯び、巨大なマナの波となって両軍の端から端まで届いた。
「おいおいおいおい、すっげぇなぁおい!!ハハッ!まだビリビリ痺れてやがらぁ」
そう愉しそうに笑ったのは、『混沌』の群れの頭ケイオスだ。その隣にいたペインは、メルリリスの雄叫びが届く直前にマナシールドを展開、雄叫びの衝撃から自身を守っていた。
「なんなんあれ!?キモ!叫んだだけでふつーマナが飛ぶ!?」
ペインがメルリリスに文句を言い、
「ボッスーも!敵を誉めんな!!士気に響く!!」
ケイオスにも文句を言う。
「ハッ!『混沌』の群れに士気もクソもあるかよ!!それよりも祭りだ祭り!!やっぱ戦は敵も味方も派手じゃなきゃなあ!!」
メルリリスの雄叫びでハイになったのか、ケイオスは今にも敵陣に向かって行きそうだ。
「ちょ、待って、ボッスー!!オイ!誰かこのバカ抑えろ。ボッスー!!」
ペインが必死にケイオスを止め、それに周りの『混沌』も気が付き、ペインに加勢。ちょっとした騒ぎになっていた。
そんな『混沌』の群れはさておき、メルリリスの動向は、レイの雄叫びの後は、迫り来る星を正面に見据え、右手にマナを集中させて武器を創り出す。その形状はメルリリスの身の丈はあろうかというほどの柄の先端に直径2メートルほどの巨大な球が浮いている。その名は惑星砕き、今の場面に相応しい名を持つ武器である。
メルリリスは両手で惑星砕きの柄を持つと、腰を低く構える。すると惑星砕きの先端に浮いていた球が射出されメルリリスの任意の位置まで飛んで行く。メルリリスは、射出された球が任意の位置にあることを確認すると、自身のマナを惑星砕きに大量に流す。すると射出された球から濃密なマナが放出され、迫りくる星に負けないほどの大きさの球となった。
メルリリスは野球のバットのように惑星砕きを構え、思いっきり振りかぶった。次の瞬間、迫りくる暗き星と惑星砕きが衝突。凄まじい衝撃波が発生する。
その衝撃波は両軍を襲い、『秩序』の軍勢はあらかじめヴァリスの命令にあったとおり防御体勢をとって衝撃波を防ぐことに成功するが、対する『混沌』の群れは当然防御など出来ず何体もの獣が衝撃波に吹き飛ばされた。
しかし、メルリリスによる惑星砕きの一撃は暗き星の動きを静止させるに留まり、メルリリスはチッと舌打ち、今度は惑星砕きを持つ自身の両手にマナを集中、
「どおっせいやーーーーー!!」
と可愛さの欠片もない雄叫びを再度あげて、惑星砕きを振り切った。
「○にさらせやボケコラぁ!!」
止めの一言まで可愛くない。さりげなく中指まで立てている。
打ち返されたボールもとい暗き星は元のコースをたどるように『混沌』の群れの方向に飛んで行く。
その先にいたのは、最初に暗き星を投擲したケイオスの眷属ドンバルドだ。ドンバルドは自身の投擲した星がまさか打ち返されるとは露ほども思っておらず、激しく動揺する。
「ド、ドドドドどうすればいいドン!?」
見かけによらず可愛い反応と語尾のドンバルドに、ペインからの命令が伝えられる。
「あれをどうにかしろって、ペインちゃんはオラを殺す気ドン?」
ペインからの無茶振りに、ドンバルド顔をひきつらせなからも、
「でもやらないと後が怖いし、よーし、やってやるドン」
とヤル気全開テンアゲマックス。今度は自身の両手を前に構えてマナを放出、星を投擲した時のように巨大なマナの手を作り上げる。すると打ち返された星がマナの手に衝突ドンバルドは星を見事にキャッチした。
「うおおおおおおだドン!!」
しかし、星の勢いは止まらない。ドンバルドもいい加減つらそうだ。
「やっぱり無理だドン~」
ついに力尽きたドンバルドは、星と一緒に戦線離脱、文字通りお星さまとなった。
しかし、ドンバルドの頑張りは無駄にはならなかった。星をドンバルドが受け止めたことによって、その軌道が逸れて、そのままだったらケイオスたちに直撃するはずだったものがケイオスたちの真横を掠める程度ですんだのだ。
星と共に去るドンバルドをペインは悲しく見送った。
「ドンバルド~~」
――――――
「チッ砕けなかったか」
メルリリスは暗き星を砕けなかったことがよほど悔しかったのか、機嫌を悪くし悪態をつく。しかし、今回の場合、もしメルリリスが星を砕いていた場合。その欠片が味方を襲い被害を出していた上、星の命を奪うことにとなるためレイと仲間の好感度が駄々下がりになっていた。
結果オーライ、良かったねメルリリスちゃん!
「そんなもの、どうして」
「そんなもん、決まってるだろうがぁ。ぶつけるためだろぉ」
レイの疑問にガヘリスが答えた。
「だけど、星ですよ!そんなことしてなんの意味があるんですか!?」
「レイ『混沌』のすることにいちいち意味なんて求めるなぁ!大方その方が面白いとかショーもない理由だぁ」
「そんな……星だって一つの命なのに」
『混沌』の群れの無茶苦茶な行動にショックを受けるレイ。
そうしていると、今度は星が巨大な手手に掴まれ『秩序』の軍勢の方に投擲された。
「来たぞ!!」
ガヘリスが言う。するとヴァリスが、
「伝令!!前列の部隊に防御体勢を厳にし、その場にて待機せよと伝えろ!!」と区切り、「メルリリス!頼めるか!!」
星の接近に動揺してるであろう最前列の部隊に命令を下し、更にメルリリスに迫り来る星の対処を命じた。
命じられたメルリリスは気負った様子もなく「りょーかーい」とむしろ気の抜けるような返事をし、自身の部隊員を連れて最前線まで向かった。
メルリリスが最前線付近まで来ると、ヴァリスの命令通りにその場で待機している『秩序』の軍勢の一般兵たちの姿が確認できる。
その顔には一様に迫り来る脅威への不安が張り付いていた。しかし、その顔を戦士長メルリリスの姿が見えると安堵の表情に変わる。それがメルリリスへの信頼の現れであり、メルリリスにとってはプレッシャーとなる。
「……」
メルリリスは迫り来る星のを見据える。その表情には不安も緊張も感じられず、ただただ迎え撃つ目標へ意識を集中させていた。
メルリリスは、目標を迎え撃つにふさわしい場所へ移動する。が、
「誰が素直に行かせるかよ!!」
何処からか妨害役と思われる『混沌』の獣どもが現れ、メルリリスたちの行く手を阻む。しかし、そんなことは百も承知とメルリリスは、
「露払い!!」
と自身の部隊員たちに命令する。すると命令された部隊員たちが「応!!」と応じ、メルリリスの行く手を阻む獣どもの対処に出、メルリリスは部隊員たちが獣どもの相手をしている内に目的地へと向かう。
「なんだぁ、たった一人でどうする気だ?」
「どうせ一人だけじゃなんもできねぇよ」
「お嬢ちゃんお星さまに潰されちゃうよ~」
そう言ってメルリリスのことを嘲る獣ども、しかし、メルリリスもその部隊員も、誰一人その嘲りを気にする者などいなかった。
やがてメルリリスは目標の迎撃地点に到着。その場において大きく息を吸い、
「うおっしゃあああああああああああ!!」
気合い一発。雄叫びをあげて自身の気を引き締める。
その雄叫びはマナを帯び、巨大なマナの波となって両軍の端から端まで届いた。
「おいおいおいおい、すっげぇなぁおい!!ハハッ!まだビリビリ痺れてやがらぁ」
そう愉しそうに笑ったのは、『混沌』の群れの頭ケイオスだ。その隣にいたペインは、メルリリスの雄叫びが届く直前にマナシールドを展開、雄叫びの衝撃から自身を守っていた。
「なんなんあれ!?キモ!叫んだだけでふつーマナが飛ぶ!?」
ペインがメルリリスに文句を言い、
「ボッスーも!敵を誉めんな!!士気に響く!!」
ケイオスにも文句を言う。
「ハッ!『混沌』の群れに士気もクソもあるかよ!!それよりも祭りだ祭り!!やっぱ戦は敵も味方も派手じゃなきゃなあ!!」
メルリリスの雄叫びでハイになったのか、ケイオスは今にも敵陣に向かって行きそうだ。
「ちょ、待って、ボッスー!!オイ!誰かこのバカ抑えろ。ボッスー!!」
ペインが必死にケイオスを止め、それに周りの『混沌』も気が付き、ペインに加勢。ちょっとした騒ぎになっていた。
そんな『混沌』の群れはさておき、メルリリスの動向は、レイの雄叫びの後は、迫り来る星を正面に見据え、右手にマナを集中させて武器を創り出す。その形状はメルリリスの身の丈はあろうかというほどの柄の先端に直径2メートルほどの巨大な球が浮いている。その名は惑星砕き、今の場面に相応しい名を持つ武器である。
メルリリスは両手で惑星砕きの柄を持つと、腰を低く構える。すると惑星砕きの先端に浮いていた球が射出されメルリリスの任意の位置まで飛んで行く。メルリリスは、射出された球が任意の位置にあることを確認すると、自身のマナを惑星砕きに大量に流す。すると射出された球から濃密なマナが放出され、迫りくる星に負けないほどの大きさの球となった。
メルリリスは野球のバットのように惑星砕きを構え、思いっきり振りかぶった。次の瞬間、迫りくる暗き星と惑星砕きが衝突。凄まじい衝撃波が発生する。
その衝撃波は両軍を襲い、『秩序』の軍勢はあらかじめヴァリスの命令にあったとおり防御体勢をとって衝撃波を防ぐことに成功するが、対する『混沌』の群れは当然防御など出来ず何体もの獣が衝撃波に吹き飛ばされた。
しかし、メルリリスによる惑星砕きの一撃は暗き星の動きを静止させるに留まり、メルリリスはチッと舌打ち、今度は惑星砕きを持つ自身の両手にマナを集中、
「どおっせいやーーーーー!!」
と可愛さの欠片もない雄叫びを再度あげて、惑星砕きを振り切った。
「○にさらせやボケコラぁ!!」
止めの一言まで可愛くない。さりげなく中指まで立てている。
打ち返されたボールもとい暗き星は元のコースをたどるように『混沌』の群れの方向に飛んで行く。
その先にいたのは、最初に暗き星を投擲したケイオスの眷属ドンバルドだ。ドンバルドは自身の投擲した星がまさか打ち返されるとは露ほども思っておらず、激しく動揺する。
「ド、ドドドドどうすればいいドン!?」
見かけによらず可愛い反応と語尾のドンバルドに、ペインからの命令が伝えられる。
「あれをどうにかしろって、ペインちゃんはオラを殺す気ドン?」
ペインからの無茶振りに、ドンバルド顔をひきつらせなからも、
「でもやらないと後が怖いし、よーし、やってやるドン」
とヤル気全開テンアゲマックス。今度は自身の両手を前に構えてマナを放出、星を投擲した時のように巨大なマナの手を作り上げる。すると打ち返された星がマナの手に衝突ドンバルドは星を見事にキャッチした。
「うおおおおおおだドン!!」
しかし、星の勢いは止まらない。ドンバルドもいい加減つらそうだ。
「やっぱり無理だドン~」
ついに力尽きたドンバルドは、星と一緒に戦線離脱、文字通りお星さまとなった。
しかし、ドンバルドの頑張りは無駄にはならなかった。星をドンバルドが受け止めたことによって、その軌道が逸れて、そのままだったらケイオスたちに直撃するはずだったものがケイオスたちの真横を掠める程度ですんだのだ。
星と共に去るドンバルドをペインは悲しく見送った。
「ドンバルド~~」
――――――
「チッ砕けなかったか」
メルリリスは暗き星を砕けなかったことがよほど悔しかったのか、機嫌を悪くし悪態をつく。しかし、今回の場合、もしメルリリスが星を砕いていた場合。その欠片が味方を襲い被害を出していた上、星の命を奪うことにとなるためレイと仲間の好感度が駄々下がりになっていた。
結果オーライ、良かったねメルリリスちゃん!
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