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第3章~大戦~
第32話 暴君――って厳つそうじゃない?
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――時は遡ること『秩序』の軍勢と『混沌』の群れの大戦中。レイとケイオスが一対一の壮絶な戦いを繰り広げている頃、その時宇宙では、
「皆、戦いを止めるのだ!!」
「お前らいい加減に止まれっての!!」
『秩序』の軍勢と『混沌』の群れの戦いをそれぞれのナンバー2が止めようとしていた。
「しかし使長!!我々は兎も角、『混沌』の群れが止まりません!!」
『秩序』の兵の言う通り、統率のとれている軍隊である『秩序』の軍勢であれば、指揮者の命令一つでその動きを自在に操ることができる。しかし、その相手である『混沌』の群れは群れとはいえ、今はその統率に必要不可欠な頭であるケイオスの存在がない。頭のない群れは群れと呼べず、ただの烏合の衆、個々人がそれぞれの考えでもってその行動を決める。故に今、頭なき群れに必要なのは――
「止まれっつってんだろうが、この◯◯◯◯どもぉ!!」
絶対的な力を持つ頭の存在である。
ペインが『混沌』の群れの最前列に向かって強力なマナによる砲撃を放ち、『混沌』の獣どもがなぎ払われる。
「ちょっと待てペイン!!」
ペインの常識外れのとしか取れない行動に、敵だということを忘れてヴァリスがつい声をかける。
「何?」
ペインが不機嫌全開テンサゲマックスで返事をする。
「何?じゃないだろう貴様、自分の味方を攻撃してどうする!?」
とヴァリスが常識を説くと、
「私の言うこと聞かない奴らなんか敵だよ敵!!だから攻撃したの!!」
無茶苦茶な言い分を言い、ヴァリスは唖然として言葉もでない。
だがしかし、ペインの一撃により『混沌』の群れの動きは止まった。それもまた事実。
「納得はいかぬがな」
ヴァリスが難しい顔をしてそう言った。
「ま、これが『混沌』のやり方ってこと」
と言って無い胸を張るペイン。しかし、
「ペイン手前ぇ何しやがる!!」
当然、『混沌』の獣どもから反発が出る。
「つーかケイオスはどうした!?」
「手前ぇはいいからケイオスを出せよ!!」
「バーカ、バーカ、貧乳!!」
やいのやいのと『混沌』の獣どもからケイオスを出せと、お前の出る幕ではないと文句が出る。それにペインは一応我慢をしているのかプルプルと体を震わせていた。そんな時、
「止めねぇか手前ぇたち!!」
と『混沌』獣どもを一喝する声。その後に『混沌』の群れの中からとある一団が出てきた。すると、ペインは出てきた獣を見て、
「エベドン」
とその獣の名前を呼ぶ。その獣は男性型で黒髪を角刈りにし、筋肉質な体に法被姿という一風変わった姿をしていた。
「誰だあれは?」
ヴァリスが周りに気付かれないようにペインに訊く。
「『混沌』の群れのナンバー3。あんた達風に言えば戦士長ってとこかな?」
「戦士長……」
ペインの言葉を聞いたヴァリスに緊張が走る。『秩序』における戦士長メルリリスはその戦闘力においては、レイに次ぐ実力者である。と、いうことは今目の前にいるこのエベドンも『混沌』の群れにおいて2番目の実力者、ということである。
エベドンは言う。
「オウオウオウ、ペイン。ケイオスの旦那はいってぇ何処にいっちまったんだぁ?」
「向こうで敵のボスとやりあってる」
言いながらペインは親指で異空間の出入口を差す。
「そうかい、じゃあなんで手前ぇ、戦を止めるようなまねをしやがったんでぃ」
「そう言われたからね」
「誰にでい」
言われてペインは不味いという顔をし、気まずそうに、
「敵のボス。と言ってもそれにはボッスーも了承してたよ」
と、言うが、当然エベドンは、
「ああん!?」
と怒りをあらわにする。
「そいつぁーいってーどーいう了見だ!!俺っちはここで『秩序』の連中と派手な戦が出来るって誘われたから、ケイオスの旦那について来たんでい。それが今になって止めろったあ。人を舐めるのもいい加減にしやがれってんでい!!」
「……れ」
ペインが何事か呟くが、怒り心頭のエベドンにその言葉は届かず、エベドンはそのまま続ける。
「こうなったら俺っちたちだけでも戦を続けようじゃねぇか!!なあお前ぇら!!」
エベドンの言葉に周りの獣たちが一匹、また一匹と賛同する。
「まずいな」
エベドンの扇動により、戦の再開の気運が高まることに危機感を覚えるヴァリス。
「そんじゃあ野郎共!!攻撃さ――」
ぞりゅ。
そんな音がしたと思う。気が付けばエベドンとその一団の上半身が何かに抉られたように失くなっていた。
あまりに突然の出来事に、それまで騒いでいた獣たちは一様に黙り込んでいた。
「黙れって言ったの」
ヴァリスがハッとして隣にいたペインを見る。するとペインは無表情にその右手を巨大な口に変化させていた。
「ぺ、ペイン」
お前がやったのか?ヴァリスはそう訊こうとしたが止めた。何処からどう見てもエベドンの一団を喰らったのはペインただ一人しかいなかったからだ。
「あたしね、これからボッスーの帰りをあそこで待たないといけないの」
ペインは静かに小さな声で言いながら異空間の出入口を指差す。
「それなのにあんたらときたら、ケイオスを出せだの、戦いを続けるだの、これじゃあいつまでたってもボッスーの帰りを待つことが出来ない」
ペインの語り口はとても静かで小さなものであったが、その場にいる全員が一言一句漏らすことなく、その声に耳を傾けていた。
「あんた」
ペインが一匹の『混沌』の獣を指差す。
「あたしの邪魔して楽しい?」
「あ、え?俺?うぎゃ――」
ペインはそう訊くが訊かれた獣は、ペインの迫力に圧倒され上手く言葉が出ず、そうしている間にペインの右腕の餌食となってしまう。
その後もペインは一匹、また一匹と獣を指差し同じ質問を繰り返し、答えられない獣をその右腕の餌食としていった。
そんなことを10回ほど繰り返した後、ペインは全獣たちに問う。
「あんたたち、あたしの邪魔したいの?」
「「いいえ、滅相もありません!!」」
ペインを除く群れの全獣たちが土下座してそう返事をした。
「そう、じゃああたし行くから、あんたたちはそこで待ってな」
「「了解いたしました!!」」
「行くよ、メガネ」
ペインはヴァリスに向かってそう言うと、異空間の出入口まで飛んでいった。
―――決着後
レイとケイオスの戦いがレイの勝利に終わった後、レイからケイオスの遺言を聞いたペインは『混沌』の群れの全獣たちの前にいた。
「てなわけでボッスーは管理者に負けた。これからボッスーの敵討ちも出来るっちゃー出来るけど、まず間違いなく返り討ちにあって無駄死にになるけどあんたたちはどうしたい?」
レイたちの前ではああ言ったものの、ペインは正直、『混沌』の群れの残党のことなどどうでもよかった。自分は常に愉しいを与えてくれるケイオスと言う存在があったからこそ、ナンバー2という役目を担っていただけ、そのケイオスのいない今、この『混沌』の群れという群れに興味は無い。だから、こいつらが自分の元を離れると言ったら好きにさせようと思っていた。その方が、その在り方こそが混沌なのだからと。しかし、
「「姐さんについていきます!!」」
『混沌』の群れの残党全獣がペインについて行くことを決めていた。それは何故か?理由は先ほどのペインの行動にあった。あの暴君丸出しの暴力がケイオスの面影を思い起こさせ、次について行くべきはペインしかいないと、獣たちに思わせたのだった。
ペインは驚いた。てっきり全員が全員、自分の元を離れて行くものだと思っていたからだ。思わぬ結果にペインは、
「これもまた混沌ってことか」
と笑顔になる。そして新たな『混沌』の軍勢として再出発したのだった。
「皆、戦いを止めるのだ!!」
「お前らいい加減に止まれっての!!」
『秩序』の軍勢と『混沌』の群れの戦いをそれぞれのナンバー2が止めようとしていた。
「しかし使長!!我々は兎も角、『混沌』の群れが止まりません!!」
『秩序』の兵の言う通り、統率のとれている軍隊である『秩序』の軍勢であれば、指揮者の命令一つでその動きを自在に操ることができる。しかし、その相手である『混沌』の群れは群れとはいえ、今はその統率に必要不可欠な頭であるケイオスの存在がない。頭のない群れは群れと呼べず、ただの烏合の衆、個々人がそれぞれの考えでもってその行動を決める。故に今、頭なき群れに必要なのは――
「止まれっつってんだろうが、この◯◯◯◯どもぉ!!」
絶対的な力を持つ頭の存在である。
ペインが『混沌』の群れの最前列に向かって強力なマナによる砲撃を放ち、『混沌』の獣どもがなぎ払われる。
「ちょっと待てペイン!!」
ペインの常識外れのとしか取れない行動に、敵だということを忘れてヴァリスがつい声をかける。
「何?」
ペインが不機嫌全開テンサゲマックスで返事をする。
「何?じゃないだろう貴様、自分の味方を攻撃してどうする!?」
とヴァリスが常識を説くと、
「私の言うこと聞かない奴らなんか敵だよ敵!!だから攻撃したの!!」
無茶苦茶な言い分を言い、ヴァリスは唖然として言葉もでない。
だがしかし、ペインの一撃により『混沌』の群れの動きは止まった。それもまた事実。
「納得はいかぬがな」
ヴァリスが難しい顔をしてそう言った。
「ま、これが『混沌』のやり方ってこと」
と言って無い胸を張るペイン。しかし、
「ペイン手前ぇ何しやがる!!」
当然、『混沌』の獣どもから反発が出る。
「つーかケイオスはどうした!?」
「手前ぇはいいからケイオスを出せよ!!」
「バーカ、バーカ、貧乳!!」
やいのやいのと『混沌』の獣どもからケイオスを出せと、お前の出る幕ではないと文句が出る。それにペインは一応我慢をしているのかプルプルと体を震わせていた。そんな時、
「止めねぇか手前ぇたち!!」
と『混沌』獣どもを一喝する声。その後に『混沌』の群れの中からとある一団が出てきた。すると、ペインは出てきた獣を見て、
「エベドン」
とその獣の名前を呼ぶ。その獣は男性型で黒髪を角刈りにし、筋肉質な体に法被姿という一風変わった姿をしていた。
「誰だあれは?」
ヴァリスが周りに気付かれないようにペインに訊く。
「『混沌』の群れのナンバー3。あんた達風に言えば戦士長ってとこかな?」
「戦士長……」
ペインの言葉を聞いたヴァリスに緊張が走る。『秩序』における戦士長メルリリスはその戦闘力においては、レイに次ぐ実力者である。と、いうことは今目の前にいるこのエベドンも『混沌』の群れにおいて2番目の実力者、ということである。
エベドンは言う。
「オウオウオウ、ペイン。ケイオスの旦那はいってぇ何処にいっちまったんだぁ?」
「向こうで敵のボスとやりあってる」
言いながらペインは親指で異空間の出入口を差す。
「そうかい、じゃあなんで手前ぇ、戦を止めるようなまねをしやがったんでぃ」
「そう言われたからね」
「誰にでい」
言われてペインは不味いという顔をし、気まずそうに、
「敵のボス。と言ってもそれにはボッスーも了承してたよ」
と、言うが、当然エベドンは、
「ああん!?」
と怒りをあらわにする。
「そいつぁーいってーどーいう了見だ!!俺っちはここで『秩序』の連中と派手な戦が出来るって誘われたから、ケイオスの旦那について来たんでい。それが今になって止めろったあ。人を舐めるのもいい加減にしやがれってんでい!!」
「……れ」
ペインが何事か呟くが、怒り心頭のエベドンにその言葉は届かず、エベドンはそのまま続ける。
「こうなったら俺っちたちだけでも戦を続けようじゃねぇか!!なあお前ぇら!!」
エベドンの言葉に周りの獣たちが一匹、また一匹と賛同する。
「まずいな」
エベドンの扇動により、戦の再開の気運が高まることに危機感を覚えるヴァリス。
「そんじゃあ野郎共!!攻撃さ――」
ぞりゅ。
そんな音がしたと思う。気が付けばエベドンとその一団の上半身が何かに抉られたように失くなっていた。
あまりに突然の出来事に、それまで騒いでいた獣たちは一様に黙り込んでいた。
「黙れって言ったの」
ヴァリスがハッとして隣にいたペインを見る。するとペインは無表情にその右手を巨大な口に変化させていた。
「ぺ、ペイン」
お前がやったのか?ヴァリスはそう訊こうとしたが止めた。何処からどう見てもエベドンの一団を喰らったのはペインただ一人しかいなかったからだ。
「あたしね、これからボッスーの帰りをあそこで待たないといけないの」
ペインは静かに小さな声で言いながら異空間の出入口を指差す。
「それなのにあんたらときたら、ケイオスを出せだの、戦いを続けるだの、これじゃあいつまでたってもボッスーの帰りを待つことが出来ない」
ペインの語り口はとても静かで小さなものであったが、その場にいる全員が一言一句漏らすことなく、その声に耳を傾けていた。
「あんた」
ペインが一匹の『混沌』の獣を指差す。
「あたしの邪魔して楽しい?」
「あ、え?俺?うぎゃ――」
ペインはそう訊くが訊かれた獣は、ペインの迫力に圧倒され上手く言葉が出ず、そうしている間にペインの右腕の餌食となってしまう。
その後もペインは一匹、また一匹と獣を指差し同じ質問を繰り返し、答えられない獣をその右腕の餌食としていった。
そんなことを10回ほど繰り返した後、ペインは全獣たちに問う。
「あんたたち、あたしの邪魔したいの?」
「「いいえ、滅相もありません!!」」
ペインを除く群れの全獣たちが土下座してそう返事をした。
「そう、じゃああたし行くから、あんたたちはそこで待ってな」
「「了解いたしました!!」」
「行くよ、メガネ」
ペインはヴァリスに向かってそう言うと、異空間の出入口まで飛んでいった。
―――決着後
レイとケイオスの戦いがレイの勝利に終わった後、レイからケイオスの遺言を聞いたペインは『混沌』の群れの全獣たちの前にいた。
「てなわけでボッスーは管理者に負けた。これからボッスーの敵討ちも出来るっちゃー出来るけど、まず間違いなく返り討ちにあって無駄死にになるけどあんたたちはどうしたい?」
レイたちの前ではああ言ったものの、ペインは正直、『混沌』の群れの残党のことなどどうでもよかった。自分は常に愉しいを与えてくれるケイオスと言う存在があったからこそ、ナンバー2という役目を担っていただけ、そのケイオスのいない今、この『混沌』の群れという群れに興味は無い。だから、こいつらが自分の元を離れると言ったら好きにさせようと思っていた。その方が、その在り方こそが混沌なのだからと。しかし、
「「姐さんについていきます!!」」
『混沌』の群れの残党全獣がペインについて行くことを決めていた。それは何故か?理由は先ほどのペインの行動にあった。あの暴君丸出しの暴力がケイオスの面影を思い起こさせ、次について行くべきはペインしかいないと、獣たちに思わせたのだった。
ペインは驚いた。てっきり全員が全員、自分の元を離れて行くものだと思っていたからだ。思わぬ結果にペインは、
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