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第291話 3バカ魔王が作ったもの
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「きぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
「やぁぁぁぁぁぁとぉぉぉ!!」
「いや、あの。ちょっと待つノだふぁるみ」
「そんなむちゃくちゃに斬ってもむひゃひゃひゃひゃヨ」
「うむ、最近のハルミは小さくなったゾヨ」
「イズナ様。それ、ネコウサの水晶です」
「ふぅふぅ。いつになったら直るのだろうな、魔王様たち」
「これはこれで、ちょっと可愛いですけど」
「このままではここから出られないと思って、さっきから岩を斬りまくっているのだが」
「お疲れ様です、ハルミさん」
「アシナ。これだけ斬っても出口が見つからんとはな」
「その代わり隠れていた魔物はぼこぼこ出てきましたね」
「ユウのあの魔法も、届かなかったところが結構あるんだな」
「ここの岩石はかなり特殊みたいですね。魔力を通さない成分があるのでしょうか」
「それにしても、どこをどう斬ったら外に繋がるのだろう」
「外に出るために岩を斬る、という方法が間違ってたりしませんか」
「なんでだ? 岩なんだから斬って外に出ればいいだろ」
「いや、それが普通じゃないっていうか。すでにダンジョンがぼっこぼこになってますよ」
「おかしいな。いつもならこのぐらい斬ればどこかに出るものなんだが」
「いつも? って何回ぐらいやったんですか?」
「かれこれ2回だ」
「そんな少ない体験を頼りにしないでください!」
「入るときはアレをどつけば良かったのだから、同じものが中にあるのかと思ったのだが」
「それも見当たりませんね。あっても私は触りたくありませんけど」
「触らないと外に出られないと思ってたのだが。しかし、なんであんなもんぐらいをそんなに嫌がるんだ。私は孤児院で毎日のようにあの小さいのをつまんでたぞ」
「あぁ、ハルミさんはそういう経験があるから平気なのですね」
「まあ、そうだろうな」
「簡単に裸になるのも」
「簡単にはなってない!!!」
「あ、それから。魔ネコだけは切っちゃだめですよ」
「ああ、分かってる。だが、すばしっこくて小さい魔物ばかりで、魔ネコと区別がつかん。だから魔物はすべて切らないようにクドウに言ってある。あのネコウサに恨まれるのは嫌だからな」
「魔ネコはお金になりますしね」
「アシナはそっち側だったのか?!」
「え? だって、お金は大事に」
「はれほれ? なんか予感がするノだほん」
「お主もか、奇遇だな我も我も我もだなおヨん」
「なんだお主らそんなとこで縮こまってなにしてるゾヨ。良く締まっているゾヨ。なでなで」
「イズナ様、それは私の足首です。くすぐったいっす」
予感ってなんだろう? と、そのとき突風が吹いた。ダンジョン内で突風とはこれいかに。
びょうぅぅぅぅおおおおぉぉぉ。
そして気がついたらそこは裏庭だった。そこには。
「おえぇぇぇ」
吐いてるユウさんがいた。
あ、ナレーションはスクナでお送りしております。
ころころころりんこ。
転がっている魔物たちもいた。
「だ、だから、もうちょっと静かに入って欲しいモん」
「私の肩に乗ってたあんたがなんで転がってるのよ?」
「「「オ、オエ、オエオエオエ」」」
吐いてる3バカ魔王もいた。
「なんかもう阿鼻叫喚の世界だな。スクナは大丈夫か?」
「うん、ハタ坊。私はもうこの感覚にはすっかり慣れたよ」
「わっさわっさぶりも、板についてきたしな」
「それを言わない!!」
どうしてここに入るとき、ダンジョン内にいるみんなを連れてこられるのが私だけなのよ、もう。責任者出てきやがれ。
「あー、驚いた。ここはダンジョンの外なのか?」
「ハルミさん。ここ、さっきまでいた裏庭みたいです」
「裏庭か……。あ、ユウじゃないか。私をほったらかしてどこでなにしてたんだ!」
「怒れた義理か! お前こそ俺の護衛という仕事を忘れてなにをのんきに」
「わ、忘れてなんかないんだからねっ」
絶対忘れてましたね? 忘れて魔物退治でもしてたんでしょ? でも、カントさんに拘束されてはいかにハルミさんといえど。
「俺が拉致されているのに、黙って見てるやつがあるか!」
「私は拘束を解くのに必死だったんだ。やっと解けたと思った瞬間にダンジョンのほうに飛ばされたんだよ!」
自分で解いたの? あれを? 私なんか手も足もでなかったのに。それって聖騎士の能力なの、それとも?
「単なるバカ力だと思うノだ」
バカ力で解ける魔法って?!
「そ、そうか。それなりに頑張ったことは認めてやろう」
「わ、わか、分かってくれればよいのだ」
なにその不思議なふたりだけ気持ちが通じているの雰囲気?
「それより、ユウさんたちはどうしてこちらに来たんですか?」
「アシナ。それはね、スク姉がアレをわっさわっさと愛撫痛いのっ」
「タッキー! だまらっしゃい!」
誰がスク姉よ?!
「グジョウでの話はついた。お前らを迎えに来たんだよ」
「話はついた? もう? 私はまだなにも斬ってないのにか?!」
ダンジョン内にあれだけいたんだから、どうせ岩とかをずいぶん斬ったでしょう?
「斬って解決するような問題なんかあるかぁ。決着がついたのは話だ。戦闘じゃねぇよ」
「あの魔人? には仕返しはしたのか?」
「やつは懐柔した。金でな」
「な、なんだ……」
「ハルミさん、がっかりしないの!」
「じゃあ、3バカどもを回収したら、みんなでヤサカのイリヒメのところに行くぞ。ウサネコはここでお別れをしておけ。しばらく会えないぞ」
「だからネコウサ……え? ボク? お別れって誰とだモん?」
「決まってんだろ。スクナはホッカイ国に帰るんだ。お前はそれについて行かないといけない。それなら両親とも妹ともお別れだろうが」
「あ。ああ。それか。忘れていたモん。スクナ?」
「う、うん、なに?」
「ボクがついて行っても良いモん?」
「うんうん。ウサネコさえ良ければ。私はぜひ来て欲しい」
「あの、ボクの名前はネコウサ、だったんだけど?」
「あぁぁぁぁっ、み、みんなが言うから私まで間違えちゃったぁぁ。ゴメンゴメン」
「夕暮れどきに呼び出したりして?」
「ゴメンゴメン。やかましいわ」
「い、いいモん。今度から間違えないで欲しいモん」
「私が名付けたのにゴメンね。だけどあんたはあのダンジョンの管理人でしょ? 離れて大丈夫なの?」
「ラスボスとしてのボクはもう倒されたから、妹に引き継ぐモん」
「そういうルールでもあるの?」
「いま、思いついたモん」
「思いつきですんな!」
「うるさいな! お前には関係ないモん!!」
今回のユウさんは嫌われっぱなしね。
「でも、それが本当なら私は嬉しい。ネコウサにはずっとついていて欲しいから」
「眷属だモん。ずっと一緒にいるモん」
「◎××○▼⊿◇▲」
「あとのことは私にまかせなさい、って妹が言ってるモん」
文字数が合ってないけど良いの?
「そうか、頼りになる妹さんで良かったね。ネコウサ、これからずっと一緒ね!」
「うん」 むぎゅっ
「それで、3バカはどうなった?」
「誰のことなノだ?」
「うわぁ、びっくりした。オウミ、気は確かか?」
「確かに決まっているノだ。我をなんだと思っているノだ」
「3バカのひとり」
「やかましいノだ!! 失礼なノだ。無礼なノだ」
「分かった分かった。悪かったよ。もう魔力は回復したのか」
「「「なんかこっちに飛ばされたら回復したノだゾヨヨ」」」
私、なにかしたのかしら?
「そ、そうか。元気になってなによりだ。魔力を入れた水晶はあとから回収するからな」
「ふぁぁぁぁぁ?!」
「1個だけって言っただろうが! どんだけ欲張ったんだよ」
「「「1個だけなノだゾヨヨ?」」」
「え?」
「我は、魔王の杖に鞘とベルトと柄(つか)に鍔(つば)を作って波紋も入れたノだ。それで1セットなノだ」
「ま、まあ、それでひとつと言えなくもないが」
「我は自転車を作ったヨ」
「ふぁぁぁぁ?!」
ユウさんはまだ見てなかったわね。
「ワシは勾玉を作ったゾヨ。ほらこれ」
「勾玉なら知ってるが、あんなもの1個だけでお前の魔力がなくなるわけがんだそりゃぁぁぁ!?」
で、でかい。私の知っている勾玉の大きさじゃない。長手方向で2mぐらいありそう。でも、形や色は勾玉そのものだ。
(後の、3種の神器のひとつである。かも知れない)
「「「な、1個であろう?」」」
「くそ。使うのが1個って言ったつもりだったのに。こいつらは合成して1個にしやがった」
「「「1個は1個なノだゾヨヨ」」」
「分かった分かった。それで魔力を使い切ったのか。もうそれはいい。ただしそれ以上は増やすなよ。これは商売物になるかも知れんのだからな」
「「「分かったノだゾヨヨ」」」
今回のこの人たち、やけに仲がいいわね。悪ガキトリオみたい。
「やぁぁぁぁぁぁとぉぉぉ!!」
「いや、あの。ちょっと待つノだふぁるみ」
「そんなむちゃくちゃに斬ってもむひゃひゃひゃひゃヨ」
「うむ、最近のハルミは小さくなったゾヨ」
「イズナ様。それ、ネコウサの水晶です」
「ふぅふぅ。いつになったら直るのだろうな、魔王様たち」
「これはこれで、ちょっと可愛いですけど」
「このままではここから出られないと思って、さっきから岩を斬りまくっているのだが」
「お疲れ様です、ハルミさん」
「アシナ。これだけ斬っても出口が見つからんとはな」
「その代わり隠れていた魔物はぼこぼこ出てきましたね」
「ユウのあの魔法も、届かなかったところが結構あるんだな」
「ここの岩石はかなり特殊みたいですね。魔力を通さない成分があるのでしょうか」
「それにしても、どこをどう斬ったら外に繋がるのだろう」
「外に出るために岩を斬る、という方法が間違ってたりしませんか」
「なんでだ? 岩なんだから斬って外に出ればいいだろ」
「いや、それが普通じゃないっていうか。すでにダンジョンがぼっこぼこになってますよ」
「おかしいな。いつもならこのぐらい斬ればどこかに出るものなんだが」
「いつも? って何回ぐらいやったんですか?」
「かれこれ2回だ」
「そんな少ない体験を頼りにしないでください!」
「入るときはアレをどつけば良かったのだから、同じものが中にあるのかと思ったのだが」
「それも見当たりませんね。あっても私は触りたくありませんけど」
「触らないと外に出られないと思ってたのだが。しかし、なんであんなもんぐらいをそんなに嫌がるんだ。私は孤児院で毎日のようにあの小さいのをつまんでたぞ」
「あぁ、ハルミさんはそういう経験があるから平気なのですね」
「まあ、そうだろうな」
「簡単に裸になるのも」
「簡単にはなってない!!!」
「あ、それから。魔ネコだけは切っちゃだめですよ」
「ああ、分かってる。だが、すばしっこくて小さい魔物ばかりで、魔ネコと区別がつかん。だから魔物はすべて切らないようにクドウに言ってある。あのネコウサに恨まれるのは嫌だからな」
「魔ネコはお金になりますしね」
「アシナはそっち側だったのか?!」
「え? だって、お金は大事に」
「はれほれ? なんか予感がするノだほん」
「お主もか、奇遇だな我も我も我もだなおヨん」
「なんだお主らそんなとこで縮こまってなにしてるゾヨ。良く締まっているゾヨ。なでなで」
「イズナ様、それは私の足首です。くすぐったいっす」
予感ってなんだろう? と、そのとき突風が吹いた。ダンジョン内で突風とはこれいかに。
びょうぅぅぅぅおおおおぉぉぉ。
そして気がついたらそこは裏庭だった。そこには。
「おえぇぇぇ」
吐いてるユウさんがいた。
あ、ナレーションはスクナでお送りしております。
ころころころりんこ。
転がっている魔物たちもいた。
「だ、だから、もうちょっと静かに入って欲しいモん」
「私の肩に乗ってたあんたがなんで転がってるのよ?」
「「「オ、オエ、オエオエオエ」」」
吐いてる3バカ魔王もいた。
「なんかもう阿鼻叫喚の世界だな。スクナは大丈夫か?」
「うん、ハタ坊。私はもうこの感覚にはすっかり慣れたよ」
「わっさわっさぶりも、板についてきたしな」
「それを言わない!!」
どうしてここに入るとき、ダンジョン内にいるみんなを連れてこられるのが私だけなのよ、もう。責任者出てきやがれ。
「あー、驚いた。ここはダンジョンの外なのか?」
「ハルミさん。ここ、さっきまでいた裏庭みたいです」
「裏庭か……。あ、ユウじゃないか。私をほったらかしてどこでなにしてたんだ!」
「怒れた義理か! お前こそ俺の護衛という仕事を忘れてなにをのんきに」
「わ、忘れてなんかないんだからねっ」
絶対忘れてましたね? 忘れて魔物退治でもしてたんでしょ? でも、カントさんに拘束されてはいかにハルミさんといえど。
「俺が拉致されているのに、黙って見てるやつがあるか!」
「私は拘束を解くのに必死だったんだ。やっと解けたと思った瞬間にダンジョンのほうに飛ばされたんだよ!」
自分で解いたの? あれを? 私なんか手も足もでなかったのに。それって聖騎士の能力なの、それとも?
「単なるバカ力だと思うノだ」
バカ力で解ける魔法って?!
「そ、そうか。それなりに頑張ったことは認めてやろう」
「わ、わか、分かってくれればよいのだ」
なにその不思議なふたりだけ気持ちが通じているの雰囲気?
「それより、ユウさんたちはどうしてこちらに来たんですか?」
「アシナ。それはね、スク姉がアレをわっさわっさと愛撫痛いのっ」
「タッキー! だまらっしゃい!」
誰がスク姉よ?!
「グジョウでの話はついた。お前らを迎えに来たんだよ」
「話はついた? もう? 私はまだなにも斬ってないのにか?!」
ダンジョン内にあれだけいたんだから、どうせ岩とかをずいぶん斬ったでしょう?
「斬って解決するような問題なんかあるかぁ。決着がついたのは話だ。戦闘じゃねぇよ」
「あの魔人? には仕返しはしたのか?」
「やつは懐柔した。金でな」
「な、なんだ……」
「ハルミさん、がっかりしないの!」
「じゃあ、3バカどもを回収したら、みんなでヤサカのイリヒメのところに行くぞ。ウサネコはここでお別れをしておけ。しばらく会えないぞ」
「だからネコウサ……え? ボク? お別れって誰とだモん?」
「決まってんだろ。スクナはホッカイ国に帰るんだ。お前はそれについて行かないといけない。それなら両親とも妹ともお別れだろうが」
「あ。ああ。それか。忘れていたモん。スクナ?」
「う、うん、なに?」
「ボクがついて行っても良いモん?」
「うんうん。ウサネコさえ良ければ。私はぜひ来て欲しい」
「あの、ボクの名前はネコウサ、だったんだけど?」
「あぁぁぁぁっ、み、みんなが言うから私まで間違えちゃったぁぁ。ゴメンゴメン」
「夕暮れどきに呼び出したりして?」
「ゴメンゴメン。やかましいわ」
「い、いいモん。今度から間違えないで欲しいモん」
「私が名付けたのにゴメンね。だけどあんたはあのダンジョンの管理人でしょ? 離れて大丈夫なの?」
「ラスボスとしてのボクはもう倒されたから、妹に引き継ぐモん」
「そういうルールでもあるの?」
「いま、思いついたモん」
「思いつきですんな!」
「うるさいな! お前には関係ないモん!!」
今回のユウさんは嫌われっぱなしね。
「でも、それが本当なら私は嬉しい。ネコウサにはずっとついていて欲しいから」
「眷属だモん。ずっと一緒にいるモん」
「◎××○▼⊿◇▲」
「あとのことは私にまかせなさい、って妹が言ってるモん」
文字数が合ってないけど良いの?
「そうか、頼りになる妹さんで良かったね。ネコウサ、これからずっと一緒ね!」
「うん」 むぎゅっ
「それで、3バカはどうなった?」
「誰のことなノだ?」
「うわぁ、びっくりした。オウミ、気は確かか?」
「確かに決まっているノだ。我をなんだと思っているノだ」
「3バカのひとり」
「やかましいノだ!! 失礼なノだ。無礼なノだ」
「分かった分かった。悪かったよ。もう魔力は回復したのか」
「「「なんかこっちに飛ばされたら回復したノだゾヨヨ」」」
私、なにかしたのかしら?
「そ、そうか。元気になってなによりだ。魔力を入れた水晶はあとから回収するからな」
「ふぁぁぁぁぁ?!」
「1個だけって言っただろうが! どんだけ欲張ったんだよ」
「「「1個だけなノだゾヨヨ?」」」
「え?」
「我は、魔王の杖に鞘とベルトと柄(つか)に鍔(つば)を作って波紋も入れたノだ。それで1セットなノだ」
「ま、まあ、それでひとつと言えなくもないが」
「我は自転車を作ったヨ」
「ふぁぁぁぁ?!」
ユウさんはまだ見てなかったわね。
「ワシは勾玉を作ったゾヨ。ほらこれ」
「勾玉なら知ってるが、あんなもの1個だけでお前の魔力がなくなるわけがんだそりゃぁぁぁ!?」
で、でかい。私の知っている勾玉の大きさじゃない。長手方向で2mぐらいありそう。でも、形や色は勾玉そのものだ。
(後の、3種の神器のひとつである。かも知れない)
「「「な、1個であろう?」」」
「くそ。使うのが1個って言ったつもりだったのに。こいつらは合成して1個にしやがった」
「「「1個は1個なノだゾヨヨ」」」
「分かった分かった。それで魔力を使い切ったのか。もうそれはいい。ただしそれ以上は増やすなよ。これは商売物になるかも知れんのだからな」
「「「分かったノだゾヨヨ」」」
今回のこの人たち、やけに仲がいいわね。悪ガキトリオみたい。
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