異世界でカイゼン

soue kitakaze

文字の大きさ
94 / 336

第94話 1年前から生えている

しおりを挟む
男爵:爵位としては5番目の位であり、貴族としてはほぼ最下層に属する。地方の豪族や郷士を家臣としたものに送られる称号である。
 主従関係を結ぶことにより叙せられることが多いが、主に利益による繋がりであり忠誠心による拘束力は弱い。大企業に対する下請けのようなものである。


 夜が明けた。夜通し飲んでいた連中はまだ酔い潰れている。ハルミなんか兵士たちに混じって泥のように眠っているらしい。どこに埋まっているのかも分からない。
 そのまま土をかけて放置してやろうと思う。いつか芽が出ることもあるだろう。

 で、男爵の件である。説明しているのは執事の、えっとセレステ? である。

「レクサスです。そんな安っぽい名前で呼ぶのは止めてください」

 高級車には縁がなかったんだよ。

「なるほど。俺にそういうものになれということか」
「はい。その場合、国から年に1,000万が支給されます」

 は?

「それとは別にトヨタ家からも1000万。ミノ国からは500万が支給されます」

 ひ?

「メイド・プール・テニスコート付きの一戸建て30LDKに住むことが許されます」

 ふ?

「妻は3人まで娶れます。愛人はいくらいてもかまいません」

 へ?

「貴族が開催する晩餐会や舞踏会への参加も許されます」

 あ、それはいらない。

 ほ? はどうした、ほ? は。というツッコみは横に置くとして。

「それが、全部俺のものに?!」
「はい、そうです。メリットはそれだけではありません。貴族特権というものがありまして、納税の義務はなくなりますし、多少のおイタは許されます。人々にかしずかれ尊敬されます。料亭では一番良い席に通されます。セクハラし放題、ギャンブルし放題です」

 なるほど。うまいことばかり並べやがって。この俺がそんなものに惹かれるとでも思ってんのか。

「そのメイドさん付きの一軒家についてくわしく」

(そこには惹かれてんじゃないかヨ)
(お主も男の子なのだな。安心したゾヨ)
(メイドは3人は雇うノだ)

 お前ら3人そろってツッコみ乙である。ってオウミはいつのまに現れた?!

「なによ、ユウ。気になるのはそこなの?」
「あ、ミ、ミヨシさん、おはおはおはようございますです」

 ああ、またそのゴミを見るような目つきやめて。ほんの冗談でんがな。

「いいわよね、メイドさんがいたら」

 今回のミヨシはやけにねちっこい。

「いや別に、それほどでもあはは。あ、そうだ。そのときはミヨシも一緒に住もう!」

 え? と言う顔をした後絶句した。始めてなにかに勝利した気分。口からのでまかせだったのだが、有効打になったようだ。ここで追い打ちをかけるような一撃を、

「私はタケウチ工房が一番好き」

 打つ前に反撃された。

「でもまあ、もらっておいて損はないぞ、ユウ」
「そうですよ。ものすごい名誉なことじゃないですか」
「資金集めも、貴族との付き合いがあれば楽だしな」

 じじい、アチラ、コウセイさんである。いちいちもっともなことである。

「だが、断る!」

 がくがくがく、と崩れ落ちる読者が目に浮かぶ。はっはっは。読者がゴミのようだ、わはははは。

「どこに断れる要素があるのよ!! あんたはアホか!!」

 ミ、ミヨシ? お前だけは賛同してくると思ったのに、なぜに?

「アホちゃうわ! よく考えた上でのことだ。エース……さん。それは受けられない」
「エースでいいですよ。理由を教えてください」

「もちろん、研究所は作ってもらう。そして俺がそこの所長になる。そこまではいい。だが、そのサツマイモだかなんだかは、俺は望んでいない。そんな約束もしていない」

「男爵イモのことなら、サツマイモじゃなくてジャガイモの品種ですよ」
「あら?」

(顔が赤いノだ)

「ジャガイモでもガジャイモでもなんでもいい。ともかく断る」

(古いネタ出して誤魔化したヨ)

「理由には、なっていないようですが?」

 どうしても聞きたいというなら言おう。と前置きして。

「お前ら、都合のいいことばかりを並び立てくれたな。収入に関してはその通りだろうさ。だが、それは所長としての収入を大きく上回るほどか? 俺が商品開発するんだぞ? 売れて売れて売れまくるのにその程度の収入にしかならないか?」

 会社の業績に会わせてボーナスが出るのが会社役員というものだ。言い替えれば会社側の人間だ。メグ・ウィットマン(ヒューレット・パッカード社長)は、給料は1ドルだったが、ボーナスで20億円をもらっている。ザッカーバーグ(フェイスブック社長)に至っては4,000億円だ。

 その代わり、会社が利益を出せなければボーナスは0となる。それが会社側の人間というものだ。そんな俺を2,500万程度で買おうなどと……悪くはないか。悪くはない。ないけどな。保険だと思えば。やっぱりもらおうかな。

(日和ってるゾヨ、こやつ)

「ま、まだあるぞ。嫁なんかそんなにたくさんいるものか。あんな面倒なもの、そんなウヨウヨいてなにが楽しい。自分の時間がなくなるだけだろ」

 ミヨシさん、私は面倒じゃないわよって表情は止めなさい。

「それにだ! 仮面舞踏会だの乱交パーティだの」
「誰もそんなこと言ってませんて」
「あれ?」

(もうなにをか言わんやなノだ)

「と、ともかく! そんなものは、俺にとっては罰ゲームだ。普通の人付き合いでさえ嫌なのに、そんな魑魅魍魎が出てくるような場所にいたいわけがないだろ。俺は改善をしていたいんだよ。昨日よりも今日が。今日よりも明日。それが少しずつ良くなるようにするのか改善だ。働きもしないのにただ禄だけを食むようなことはまっぴらだよ」

(メイドさん付き一戸建てには文句は言わないのかヨ?)

「確かに社交会は魑魅魍魎ですね。ユウさんがそうおっしゃるのであれば、無理強いはできません。用意したメイドさんはお引き取り願いましょう」

「え? あ、いや。そ、そうだよね。もう用意してたんだ、あはは。そ、それならひと目見るぐらいはしてもいいかなって」
「ユ ウ !」
「は、は~い」

「まあ、それはウソですけどね」
「また騙したんか!!」

 くっそ、また1本とられた!?

「侯爵。どうしましょう。今さら申請を取り消すのは大変なのですが」
「仕方あるまい。こっちの勇み足だ。取り消し申請をしよう。ユウさんにはこれから研究所で稼いでもらって、それで返してもらうことにしよう」

 あれ? なんだか俺、借金を背負わされた気分なんですけど。ご褒美をもらう流れだったはずなんですけど。どうしてこうなった?

「あ、そうだ。研究所と関連した話だが、すでにひとつネタがあるんだ。この後打ち合わせを」

「まあまあ、いまは社内旅行中だ。仕事の話はなしにしようや」

 じじいはのんきだな。さっきは研修って言ってなかったか? だが、あちらにも事情があるんだ。急がないともう冬が来て。

「しばらくは仕事のことは忘れましょう。予算もまだ余っていることだし、ばーっと遊んで使ってしまいましょう!」

 おいっ。

「侯爵様。その、予算というのはなんですか?」
「ミヨシ殿、この戦争の予算ですよ。まさか1日でケリが付くとは思っていなかったので、ずいぶん余っているんです。残してもどうせ本家に没収されるだけのお金です。それで捕虜の人まで入れて宴会を始めたんですよ。でも、まだまだ残っています。これもハルミ殿のおかげですので……ハルミ殿はどこですか?」

 そろそろ根が生えたころじゃないかな?

「恩人でもあるハルミ殿の希望があれば、なんなりと使ってもらってかまいませんが、まだ起きてらっしゃらない?」

 余った予算でこの大盤振る舞いか、豪勢なことで。しかし、それをなにに使うのかを考えるなら、小麦の生産・開発に費やすってことを考えてくれるといいのになぁ。

「お、おはようござます。です」

 噂をすれば影。斬鉄魔人・ハルミの襲来である。

「おおハルミか。まだ生えてなかったか」
「し、失礼な!! 1年前にはもう生えてるわよ!」

「な、なにが?」
「え?」

 いまお前、すっごい恥ずかしいこと言ったのだが分かっているのだろか。その表情は分かってないな。

「それよりもハルミ。どろどろだぞ」
「あ、ああ。つい飲みながら地べたで寝込んでしまった、あはははは」

 それはこちらで借りた甲冑だろ。ほんとに土の上で寝てたのか、この野生児め。いくらなんでも侯爵の前でそれは失礼じゃないか。

(いつも作務衣のお主に言われたくないと思うのだヨ)

「いやあ楽しかった。侯爵様、ありがとう。こんな楽しい夜は始めてだった。一生の思い出になったよ」
「それは良かったです。ハルミ殿の剣技もたっぷり見られましたし、こちらも楽しかったですよ」

 ミノオウハルの秘密が全部バレちゃったけどな。

「ところで、予算が余ってるって聞こえたのだが」
「ええ、余ってますよ。ハルミ殿はなにかご希望がありますか」
「温泉に行こう!」

 お前はどこかのエロ温泉紹介番組か。

「捕虜の兵士たちに聞いたのだ。この近くに鍾乳洞があって」

 おっ? それなら俺も興味があるぞ。

「その近くに露天風呂があるそうじゃないか」

「そうなのですか。レクサス、分かるか?」
「はい、よく知っています。侯爵様はまだおいでなったことがなかったのですね。トヨタ家の別荘地帯でもありますので、ちょうど良い機会かと思います。視察を兼ねて皆で泊まりますか」
「そうか、じゃそう手配してくれ」
「はい。分かりました」

「なあエース。その前に戦後処理をしなくていいのか?」
「こほん!」
「レクサス、かまわないよ。もうユウさんとはタメ口で話せる間柄になったんだ」
「あ、じゃあ、俺のこともさん付けはやめてくれ。名目上、俺は部下になるんだろ?」

「部下にするつもりはありませんが、さん付けをやめるのは了解し……だ。戦後処理はこれからするので、少し付き合ってくれるか、ユウ」
「分かった。助言程度で良いのなら参加する。じゃあ、レクサスは宿の手配よろしくな」
「私はあなたの部下ではありません」

 ですよね? 失礼しました。

 そして楽しい鍾乳洞見学と温泉旅行と相成るのだが、その前にとっても面倒くさい戦後処理である。

 戦争は始めるときより止めるときのほうが難しいのだ。というかややこしいのだ。いろいろな思惑や利益に人情やら人命なんかが混ざり合うからである。

 戦後の政治体制とか賠償金。経済体制とか捕虜の返還。領土の問題などなど、決めないといけないことが山ほどある。その場では決められないことだってある。

 そんなややこしいことに俺は向かない。俺が参加する理由は、あの土地を豊かにしてやるという、イズナとの約束があるからだ。

 豊かにするよ? 搾取しないとは言っていない。

 大切なのは経済成長だ。昨日より今日。今日より明日(デジャブ?)が良くなると思えば、その国の人たちは不幸ではない。未来が描けるからである。経済成長は百難を隠すのだ。

 いまのエチ国はコメの相場暴落から資金不足に陥り、その打開のために他国への侵略を試みた。イズナがそそのかしているという側面もある。
 そしてGDPの数十%(おそらくそんなもん)もの軍事費を費やして、あの戦車を作った。それで民はますます貧しくなっていることだろう。

 その上に、その貴重な戦車を失ってしまったのだ。手足をもがれた状態である。放っておけば、エチ国が財政破綻して難民が大量に発生することになる。それを知った近隣国が攻め込むかも知れない。

 俺がそれを止めてやるのである。搾取しないとは言っていない。

(そういうことは我の聞いていないところで言うのだゾヨ)

 そのために、エースがエチ国に過酷な講和条件を出したりしないように、あわよくば支援金を出させるように話を持っていこうと、いうのが俺の算段である。

(そういうことなら言っても良いゾヨ)

 俺には小麦が必要なのだ、小麦が。早く、アレが食べたいのだ。

 その会議は宴会場(つまりは外)で行われた。机も椅子もなく、各々が太い丸太とかに座っての会議となった。まずは、エースが口火を切る。

「イズナ軍の総大将であるサバエ卿。そちらからなにかつけたい条件などはありますか」
「はい、ひとつだけお願いしたい義があります」

 サバエ卿か。ということはこの人も爵位持ちか。年は30過ぎだろう。筋骨隆々で戦士らしい体つきだ。エースよりももう一回りは大きい。まるでドワーフのような体型だ。斧とか持ったら似合いそう。それよりも特徴的なのは、あの黒縁メガネだ。エチ国では流行ってんのかな。

「ではまず、それを聞きましょうか」
「ここにいる兵士たちの無事な帰還。それだけをお願い致します」

 自分のことはさておき兵士の帰還か。エライ大将さんだ。

「分かりました。ケガ人には治療薬を与えた上で、回復魔法をかけて帰還していただきましょう。それからわずかですけど、交通費も支給します」

 交通費? 支給する?

「寛大なご処置。痛み入ります」
「じゃあ、そういうことで終わりましょう」

 はい? そんだけ?

「それでよろしいので?」
「はい、良いですよ」
「じゃあもう、こんな堅苦しいのはなしにして」
「はい、そうですね」

 一杯やりますか!! ってことになった。そしてまた宴会が始まった。これがこちらの世界の戦後処理だそうだ。

 戦争とはいったい……。これ、リクリエーションじゃないのか? 定期的に開催する地方同志の運動会? そんな感じか?

 そういえば、死者が出たとは聞いてないな。多少のケガなら回復魔法で直してしまうだろうし。

 真面目にいろいろ考えていた俺がバカみたい。だがちょっと気になることを聞いてみよう。

「ところで、サバエ卿。あの戦車ですが」
「はい、なんでしょうか」
「まだ作り続けるおつもりですか」
「作者がそろそろ飽きたと言ってましたからな、もう止めることになるかと思います。持ってきたのはすべて鉄ブロックになっちゃいましたしなわははははは」

 笑ってる場合ですよ? 飽きたから止めるって、あーた。そんないい加減な。

「あれはもともと暇つぶしからできたものでしてな。まさか戦争で役に立つものだとは思ってませんでしたわあははは」
「いやいや。なかなかのものでしたよ。ハルミ殿がいなかったら、こちらも大変苦戦をしたことでしょう」

「いやぁ、あれにはまいりましたな。最初にあれを出すなんて、すぐに戦争なんか止めようと言ってるのと同じではないですか。どうですか。そちらの予算はたっぷり余ったでしょ?」
「そりゃもう、おかげさまでたっぷりと余りましたよふふふふ」
「お主も悪よのぉ」

 越後屋と悪代官の会話やめーや。

「それを使ってこのあと、慰安旅行を兼ねて温泉に行く予定になっております」
「おおっ。そうですか。それはうらやましい。この辺には良い温泉があるのですか」

「ええ、近くにウチの別荘がありましてね。どうです。サバエ卿も一晩泊まっていらしたら。侍大将クラスは20人ぐらいでしたね。そのぐらいならご招待できますよ」

 俺はエクシブを見る。なんか顔が引きつっているようだ。

「レクサスです。私はリゾート施設ではありません。それに引きつってなどおりませんよ」

 俺のいた会社がそこの会員だったんだよ。

 なんで戦勝国の総大将が、敗戦国の捕虜(大将たち)を温泉に誘っているのだろう。どうにもこうにも、俺の中の人は混乱している。

「じゃあ、負けた罰ゲームとして、エース殿のお背中は私が流しましょう」
「おお、それはいいですな。ぜひお願いしましょう」

 もう勝手にやってくれ。真面目に考えていた俺はただのアホじゃねか。

 この世界、真面目に考えちゃいけないのだ。戦争でさえも、真面目にやっているやつなんかいなかったんや。

「あ、私は真面目にやってますよ?」
「エースは負けず嫌いなだけだろうが!」

 ああ、それなのに「貧しいからだよ」とか格好つけて言っちゃった。エースがエチ国に過酷な条件を出したりしないように、とも言っちゃった。

 ああもう、穴があったら土に埋まって根を生やしたい。

「だから、私はもう1年も前から」
「ややこしいからもうそのネタはいいっての!」

 こうして天下分け目にならない関ヶ原の合戦は終わった。そしてなぜか次は温泉回である。乞うご期待?
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

武装法人二階堂商会 ―― 企業買収(M&A)で異世界を支配する!

Innocentblue
ファンタジー
日本で企業買収の最前線を駆け抜けてきた敏腕社長・二階堂漣司。 裏切りにより命を落としたはずの彼が目を覚ましたのは、 剣と魔法が支配する異世界の戦場だった。 与えられたスキルは《企業買収(M&A)》。 兵士も村も土地も国家さえも、株式として評価・買収・支配できる異能の力。 「ならば、この世界そのものを買い叩く」 漣司は《武装法人二階堂商会》を設立。 冷徹な参謀にして最強の魔導士リュシア、獣人傭兵団、裏社会の戦力―― すべてを子会社として編成し、経済と武力を融合した前代未聞の経営戦争へと踏み出す。 弱小の村を救済し、都市と契約を結び、裏切り者を切り捨て、敵対勢力を力で買収する。 交渉は戦争、戦争は経営。 数字が命運を決め、契約が国境を塗り替える。 やがて商会は、都市国家・ギルド・貴族・宗教勢力すら巻き込み、 世界の価値そのものを再定義する巨大企業へと変貌していく。 これは、剣ではなく契約で世界を制圧する男の物語。 奪うのではない。支配するのでもない。 価値を見抜き、価値を操り、世界に値札を付ける―― 救済か、支配か。正義か、合理か。 その境界線を踏み越えながら、蓮司は異世界そのものを経営していく。 異世界×経済×武力が激突する、知略と覇道の武装経営ファンタジー。 「この世界には、村があり、町があり、国家がある。 ――全部まとめて、俺が買い叩く」

毒舌アイドルは毒の魔物に転生する。

馳 影輝
ファンタジー
毒舌を売りにして芸能界で活躍できる様になった。 元々はアイドルとしてデビューしたが、ヒラヒラの衣装や可愛い仕草も得意じゃ無かった。 バラエティーの仕事を貰って、毒舌でキャラを作ったらこれがハマり役で世間からのウケも良くとんとん拍子で有名人になれた。 だが、自宅に帰ると玄関に見知らぬ男性が立っていて私に近づくと静かにナイフで私を刺した。 アイドル時代のファンかも知れない。 突然の事で、怖くて動けない私は何度も刺されて意識を失った。 主人公の時田香澄は殺されてしまう。 気がつくとダンジョンの最下層にポイズンキラーとい魔物に転生する。 自分の現象を知りショックを受けるが、その部屋の主であるリトラの助言により地上を目指す。 ダンジョンの中で進化を繰り返して強くなり、人間の冒険者達が襲われている所に出くわす。 魔物でありながら、擬態を使って人間としても生きる姿や魔王種への進化を試みたり、数え切れないほどの激動の魔物人生が始まる。

鬼死回生~酒呑童子の異世界転生冒険記~

今田勝手
ファンタジー
平安時代の日本で魑魅魍魎を束ねた最強の鬼「酒呑童子」。 大江山で討伐されたその鬼は、死の間際「人に生まれ変わりたい」と願った。 目が覚めた彼が見たのは、平安京とは全く異なる世界で……。 これは、鬼が人間を目指す更生の物語である、のかもしれない。 ※本作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ネオページ」でも同時連載中です。

異世界でリサイクルショップ!俺の高価買取り!

理太郎
ファンタジー
坂木 新はリサイクルショップの店員だ。 ある日、買い取りで査定に不満を持った客に恨みを持たれてしまう。 仕事帰りに襲われて、気が付くと見知らぬ世界のベッドの上だった。

高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません

下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。 横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。 偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。 すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。 兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。 この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。 しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。

神様から転生スキルとして鑑定能力とリペア能力を授けられた理由

瀬乃一空
ファンタジー
普通の闇バイトだと思って気軽に応募したところ俺は某国の傭兵部隊に入れられた。しかし、ちょっとした俺のミスから呆気なく仲間7人とともに爆死。気が付くと目の前に神様が……。 神様は俺を異世界転生させる代わりに「罪業の柩」なるものを探すよう命じる。鑑定スキルや修復スキル、イケメン、その他を与えられることを条件に取りあえず承諾したものの、どうしたらよいか分からず、転生した途端、途方にくれるエルン。

私は〈元〉小石でございます! ~癒し系ゴーレムと魔物使い~

Ss侍
ファンタジー
 "私"はある時目覚めたら身体が小石になっていた。  動けない、何もできない、そもそも身体がない。  自分の運命に嘆きつつ小石として過ごしていたある日、小さな人形のような可愛らしいゴーレムがやってきた。 ひょんなことからそのゴーレムの身体をのっとってしまった"私"。  それが、全ての出会いと冒険の始まりだとは知らずに_____!!

唯一無二のマスタースキルで攻略する異世界譚~17歳に若返った俺が辿るもう一つの人生~

専攻有理
ファンタジー
31歳の事務員、椿井翼はある日信号無視の車に轢かれ、目が覚めると17歳の頃の肉体に戻った状態で異世界にいた。 ただ、導いてくれる女神などは現れず、なぜ自分が異世界にいるのかその理由もわからぬまま椿井はツヴァイという名前で異世界で出会った少女達と共にモンスター退治を始めることになった。

処理中です...