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第一章「無自覚チート《概念編集》と訳あり聖女の逃避行」
第10話「森の洗礼と牙猪(ファングボア)」
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始まりの森に足を踏み入れて、数日が経過した。
森の中は、外から見た印象通り、昼なお暗く、湿った空気が漂っていた。俺たちは、ルミナの鋭い感覚と、俺の《概念編集》で作った即席の道具を頼りに、慎重に奥へと進んでいた。
「この辺りは、まだ森の入り口ね。油断はできないけど、危険な魔物は少ないはず」
先頭を歩くルミナが、周囲を警戒しながら言う。彼女の言う通り、これまで遭遇した魔物は、リムベルの森で見たグレイホーンの親戚みたいな小型のものがほとんどだった。俺がミスリルもどきに改造した剣の一振りで、簡単に片が付く相手ばかりだ。
「この調子なら、案外楽勝かもな」
少し気の緩んだ俺が、そんな軽口を叩いた、まさにその時だった。
ドッゴォォォン!!
突如、すぐ近くで地響きのような轟音が鳴り響いた。木々が激しく揺れ、鳥たちが一斉に飛び立つ。
「な、なんだ!?」
「カイ、伏せて!」
ルミナの鋭い声に、俺は咄嗟に地面に身を伏せた。その直後、俺たちがさっきまで立っていた場所を、巨大な影が猛烈な勢いで駆け抜けていった。影はそのまま前方の巨大な樫の木に激突し、メキメキと音を立てて幹に巨大な亀裂を入れる。
土煙が晴れ、そこに現れた姿を見て、俺は息をのんだ。
「……うそだろ」
そこにいたのは、軽自動車ほどの大きさはあろうかという、巨大な猪だった。全身はゴワゴワとした黒い体毛で覆われ、その口からは、象の牙のように湾曲した二本の巨大な牙が突き出ている。爛々と輝く真っ赤な瞳が、明確な敵意を持って俺たちを捉えていた。
「牙猪(ファングボア)……! 森の入り口付近にはいないはずなのに!」
ルミナが、驚愕と焦りの入り混じった声で叫ぶ。
「ブルルルルッ……!」
牙猪は鼻から荒い息を吐き出すと、蹄で地面を激しくかき鳴らし始める。突進の体勢だ。
「カイ、防御するわ! あなたは攻撃の準備を!」
「りょ、了解!」
ルミナが両手を前に突き出す。彼女の手のひらから、まばゆい光があふれ出し、俺たちの前に半透明の光の壁を形成した。
「ブモォォォォッ!!」
牙猪が雄叫びを上げ、再び突進してくる。その速度は、先ほどよりも明らかに速い。まさに暴走するダンプカーだ。
光の壁と牙猪が激突する。
ズゥゥゥン!
凄まじい衝撃。光の壁は激しくきしみ、表面に蜘蛛の巣のような亀裂が走った。
「くっ……!」
ルミナの顔から血の気が引く。彼女の魔力が、ごっそりと削られているのが分かった。
「ルミナ、大丈夫か!?」
「なんとか……! でも、次はないわ!」
牙猪は一度の突進で壁を破れなかったことに苛立ったのか、少し後退して再びこちらを睨みつけている。
『俺がやるしかない!』
俺は剣を握りしめ、牙猪に向かって駆け出した。
「うおおおっ!」
横から回り込み、その巨大な脇腹に剣を叩きつける。ミスリルもどきの剣ならば、この硬そうな皮でも貫けるはずだ。
ガキィン!
しかし、手応えは最悪だった。まるで岩を殴ったかのような硬い感触が腕に伝わり、剣は弾き返されてしまう。牙猪の皮膚には、浅い傷一つつかなかった。
「なっ、硬すぎだろ!」
「カイ、危ない!」
俺の攻撃に怒り狂った牙猪が、その巨大な頭を振り回す。剃刀のように鋭い牙が、俺の身体を薙ぎ払おうと迫ってきた。
「うわっ!」
咄嗟に後ろへ跳んで回避する。牙がかすめたTシャツが、ズタズタに引き裂かれた。
『まずい、攻撃が通じない!』
焦りが募る。ルミナの防御も長くはもたない。このままでは、二人とも蹂躙されてしまう。
何か、何か手はないのか。《概念編集》で、何かできることは……。
剣を「もっと鋭く」しても、おそらく結果は同じだ。牙猪の防御力が、こちらの攻撃力を遥かに上回っている。
なら、どうする?
『そうだ、攻撃じゃない。動きを……止めればいいんだ!』
俺は、突進の体勢に入ろうとしている牙猪の足元に視線を集中させた。
『この地面を……「底なしのぬかるみ」に!』
俺が強く念じると、手のひらにあの独特の感覚が走る。次の瞬間、牙猪が立っていた固い地面が、まるで液体のようにぐにゃりと歪み、粘り気のある泥沼へと変化した。
「ブモッ!?」
突然足場を失った牙猪は、バランスを崩してその巨体をぬかるみへと沈めていく。もがけばもがくほど、その重い身体はズブズブと泥の中に飲み込まれていった。
「今よ、カイ!」
ルミナが叫ぶ。
「おう!」
動きを封じられた牙猪は、もはやただの的だ。俺は、唯一泥から出ていた牙猪の首筋――比較的皮膚が柔らかそうな場所を狙って、全体重を乗せて剣を突き立てた。
ザシュッ!
今度は、確かな手応えがあった。剣の刃が、硬い筋肉断ち切り、骨を砕く感触が伝わってきた。
「ブモォォォ……」
牙猪は苦悶の声を上げ、その巨体を大きく震わせた後、ぴくりとも動かなくなった。
静寂が森に戻る。俺は肩で大きく息をしながら、倒れた牙猪を見下ろした。
「はぁ……はぁ……。やった、のか?」
「ええ……。すごいわ、カイ。あなたのその力、そんな使い方もできるのね」
駆け寄ってきたルミナが、感心したように言う。
初めての、本格的な共同作業での勝利。俺とルミナは、お互いの顔を見合わせ、安堵の笑みを浮かべた。一人では決して勝てなかった強敵。二人で力を合わせたからこそ、掴むことができた勝利だった。
この時、俺たちの間には、ただの旅の道連れではない、確かな信頼感が芽生えていた。
森の中は、外から見た印象通り、昼なお暗く、湿った空気が漂っていた。俺たちは、ルミナの鋭い感覚と、俺の《概念編集》で作った即席の道具を頼りに、慎重に奥へと進んでいた。
「この辺りは、まだ森の入り口ね。油断はできないけど、危険な魔物は少ないはず」
先頭を歩くルミナが、周囲を警戒しながら言う。彼女の言う通り、これまで遭遇した魔物は、リムベルの森で見たグレイホーンの親戚みたいな小型のものがほとんどだった。俺がミスリルもどきに改造した剣の一振りで、簡単に片が付く相手ばかりだ。
「この調子なら、案外楽勝かもな」
少し気の緩んだ俺が、そんな軽口を叩いた、まさにその時だった。
ドッゴォォォン!!
突如、すぐ近くで地響きのような轟音が鳴り響いた。木々が激しく揺れ、鳥たちが一斉に飛び立つ。
「な、なんだ!?」
「カイ、伏せて!」
ルミナの鋭い声に、俺は咄嗟に地面に身を伏せた。その直後、俺たちがさっきまで立っていた場所を、巨大な影が猛烈な勢いで駆け抜けていった。影はそのまま前方の巨大な樫の木に激突し、メキメキと音を立てて幹に巨大な亀裂を入れる。
土煙が晴れ、そこに現れた姿を見て、俺は息をのんだ。
「……うそだろ」
そこにいたのは、軽自動車ほどの大きさはあろうかという、巨大な猪だった。全身はゴワゴワとした黒い体毛で覆われ、その口からは、象の牙のように湾曲した二本の巨大な牙が突き出ている。爛々と輝く真っ赤な瞳が、明確な敵意を持って俺たちを捉えていた。
「牙猪(ファングボア)……! 森の入り口付近にはいないはずなのに!」
ルミナが、驚愕と焦りの入り混じった声で叫ぶ。
「ブルルルルッ……!」
牙猪は鼻から荒い息を吐き出すと、蹄で地面を激しくかき鳴らし始める。突進の体勢だ。
「カイ、防御するわ! あなたは攻撃の準備を!」
「りょ、了解!」
ルミナが両手を前に突き出す。彼女の手のひらから、まばゆい光があふれ出し、俺たちの前に半透明の光の壁を形成した。
「ブモォォォォッ!!」
牙猪が雄叫びを上げ、再び突進してくる。その速度は、先ほどよりも明らかに速い。まさに暴走するダンプカーだ。
光の壁と牙猪が激突する。
ズゥゥゥン!
凄まじい衝撃。光の壁は激しくきしみ、表面に蜘蛛の巣のような亀裂が走った。
「くっ……!」
ルミナの顔から血の気が引く。彼女の魔力が、ごっそりと削られているのが分かった。
「ルミナ、大丈夫か!?」
「なんとか……! でも、次はないわ!」
牙猪は一度の突進で壁を破れなかったことに苛立ったのか、少し後退して再びこちらを睨みつけている。
『俺がやるしかない!』
俺は剣を握りしめ、牙猪に向かって駆け出した。
「うおおおっ!」
横から回り込み、その巨大な脇腹に剣を叩きつける。ミスリルもどきの剣ならば、この硬そうな皮でも貫けるはずだ。
ガキィン!
しかし、手応えは最悪だった。まるで岩を殴ったかのような硬い感触が腕に伝わり、剣は弾き返されてしまう。牙猪の皮膚には、浅い傷一つつかなかった。
「なっ、硬すぎだろ!」
「カイ、危ない!」
俺の攻撃に怒り狂った牙猪が、その巨大な頭を振り回す。剃刀のように鋭い牙が、俺の身体を薙ぎ払おうと迫ってきた。
「うわっ!」
咄嗟に後ろへ跳んで回避する。牙がかすめたTシャツが、ズタズタに引き裂かれた。
『まずい、攻撃が通じない!』
焦りが募る。ルミナの防御も長くはもたない。このままでは、二人とも蹂躙されてしまう。
何か、何か手はないのか。《概念編集》で、何かできることは……。
剣を「もっと鋭く」しても、おそらく結果は同じだ。牙猪の防御力が、こちらの攻撃力を遥かに上回っている。
なら、どうする?
『そうだ、攻撃じゃない。動きを……止めればいいんだ!』
俺は、突進の体勢に入ろうとしている牙猪の足元に視線を集中させた。
『この地面を……「底なしのぬかるみ」に!』
俺が強く念じると、手のひらにあの独特の感覚が走る。次の瞬間、牙猪が立っていた固い地面が、まるで液体のようにぐにゃりと歪み、粘り気のある泥沼へと変化した。
「ブモッ!?」
突然足場を失った牙猪は、バランスを崩してその巨体をぬかるみへと沈めていく。もがけばもがくほど、その重い身体はズブズブと泥の中に飲み込まれていった。
「今よ、カイ!」
ルミナが叫ぶ。
「おう!」
動きを封じられた牙猪は、もはやただの的だ。俺は、唯一泥から出ていた牙猪の首筋――比較的皮膚が柔らかそうな場所を狙って、全体重を乗せて剣を突き立てた。
ザシュッ!
今度は、確かな手応えがあった。剣の刃が、硬い筋肉断ち切り、骨を砕く感触が伝わってきた。
「ブモォォォ……」
牙猪は苦悶の声を上げ、その巨体を大きく震わせた後、ぴくりとも動かなくなった。
静寂が森に戻る。俺は肩で大きく息をしながら、倒れた牙猪を見下ろした。
「はぁ……はぁ……。やった、のか?」
「ええ……。すごいわ、カイ。あなたのその力、そんな使い方もできるのね」
駆け寄ってきたルミナが、感心したように言う。
初めての、本格的な共同作業での勝利。俺とルミナは、お互いの顔を見合わせ、安堵の笑みを浮かべた。一人では決して勝てなかった強敵。二人で力を合わせたからこそ、掴むことができた勝利だった。
この時、俺たちの間には、ただの旅の道連れではない、確かな信頼感が芽生えていた。
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