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第6話:薬草採取で無双する
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第6話:薬草採取で無双する
ギルドに登録した翌日、カイとルナは早速クエストボードの前に立っていた。Fランクの冒険者が受けられるクエストは、ゴブリン討伐や街の掃除、そして薬草採取といった簡単なものばかりだ。
「主様、どれにしますか?」
「そうだな……まずは、安全なものから始めよう。この、薬草採取クエストにしようか」
カイが選んだのは、街の近くの森で指定された薬草を10本採取してくるという、新人向けのクエストだった。報酬は安いが、今の二人にはちょうどいいだろう。
クエストの依頼書を受け取り、森へと向かう。森の入口では、同じクエストを受けたであろう他の新人冒険者たちが、必死に薬草を探していた。
「くそっ、どこにあるんだよ、月光草ってやつは」
「普通の草と見分けがつかないからな。一日探して、数本見つかればいい方だぞ」
そんな会話が聞こえてくる。月光草は、治癒ポーションの材料になる希少な薬草だ。しかし、見た目はただの雑草と酷似しており、専門家でなければ見分けるのは非常に難しい。
だが、カイにとっては、そんなことは何の問題にもならなかった。
「【整理整頓】」
カイがスキルを発動すると、彼の視界に映る森の風景が一変した。無数の植物の中から、特定の情報を持つものだけが、まるでサーチライトに照らされたかのように、淡く光って見える。
【名称:月光草】
【品質:最高級】
【効能:強力な治癒効果を持つ】
「……あった。ルナ、あっちだ」
カイは光って見える場所へと歩いていき、いとも簡単にお目当ての月光草を引っこ抜いた。その間、わずか数十秒。周りの冒険者たちが、まだ一本も見つけられていない中での早業だった。
「すごい! 主様、どうしてわかったんですか!?」
「僕のスキルは、こういうのを探すのが得意なんだ」
カイは得意げに笑い、採取した月光草を無限収納(インベントリ)へと放り込む。これなら、持ち運び用の袋も必要ないし、薬草が傷む心配もない。
そこからは、まさに無双状態だった。カイの鑑定能力の前では、どんなに巧妙に隠れている薬草も見逃されることはない。
「あっちに5本」
「こっちの岩陰に3本」
「あ、こっちは月光草だけじゃなくて、もっと珍しい『陽光苔』もあるぞ。これも採取しておこう」
【名称:陽光苔】
【品質:極上】
【効能:魔力回復ポーションの最高級材料】
カイは次々と薬草を見つけ、ルナと二人で手分けして採取していく。他の冒険者たちが必死に地面とにらめっこしているのを横目に、二人はまるでピクニックでも楽しむかのように、森の奥へと進んでいった。
そして、クエスト開始からわずか一時間後。
「さて、と。目標の10本はとっくに超えたし、これくらいでいいかな」
カイは無限収納の中身を確認する。中には、最高品質の月光草が50本以上、さらには依頼書にはなかった希少な陽光苔や、その他の有用な薬草が山のように入っていた。
意気揚々とギルドに戻ったカイとルナは、採取した薬草をカウンターに提出した。
「依頼の月光草、採ってきました」
「はいはい、ご苦労さ……って、えええ!?」
カウンターにどさりと置かれた、山のような薬草を見て、昨日と同じ受付嬢が目を剥いた。しかも、その一本一本が、素人目にもわかるほど瑞々しく、最高品質のものである。
「こ、これ、全部君たちが採ってきたの!? たった一時間で!?」
「はい。ついでに、これも採れたんですけど、買い取ってもらえますか?」
カイが陽光苔の束を差し出すと、受付嬢は今度こそ椅子から転げ落ちそうになった。
「よ、陽光苔!? しかもこんなに大量に……!? あ、あなたたち、一体何者なの!?」
ギルド中が、にわかに騒がしくなる。他の冒険者たちも、信じられないという顔でカイたちの成果物を見ていた。昨日、「お掃除スキル君」とカイを馬鹿にしていた冒険者も、あんぐりと口を開けたままだ。
カイは、してやったりと心の中で笑った。
「僕のスキルは【整理整頓】。ただ、ちょっとだけ〝探す〟のが得意なだけですよ」
その言葉が、謙遜に聞こえないほどの圧倒的な成果。この日を境に、辺境の街アストリアで、一人の謎多き超新星(スーパールーキー)の噂が、瞬く間に広まっていくことになるのだった。
ギルドに登録した翌日、カイとルナは早速クエストボードの前に立っていた。Fランクの冒険者が受けられるクエストは、ゴブリン討伐や街の掃除、そして薬草採取といった簡単なものばかりだ。
「主様、どれにしますか?」
「そうだな……まずは、安全なものから始めよう。この、薬草採取クエストにしようか」
カイが選んだのは、街の近くの森で指定された薬草を10本採取してくるという、新人向けのクエストだった。報酬は安いが、今の二人にはちょうどいいだろう。
クエストの依頼書を受け取り、森へと向かう。森の入口では、同じクエストを受けたであろう他の新人冒険者たちが、必死に薬草を探していた。
「くそっ、どこにあるんだよ、月光草ってやつは」
「普通の草と見分けがつかないからな。一日探して、数本見つかればいい方だぞ」
そんな会話が聞こえてくる。月光草は、治癒ポーションの材料になる希少な薬草だ。しかし、見た目はただの雑草と酷似しており、専門家でなければ見分けるのは非常に難しい。
だが、カイにとっては、そんなことは何の問題にもならなかった。
「【整理整頓】」
カイがスキルを発動すると、彼の視界に映る森の風景が一変した。無数の植物の中から、特定の情報を持つものだけが、まるでサーチライトに照らされたかのように、淡く光って見える。
【名称:月光草】
【品質:最高級】
【効能:強力な治癒効果を持つ】
「……あった。ルナ、あっちだ」
カイは光って見える場所へと歩いていき、いとも簡単にお目当ての月光草を引っこ抜いた。その間、わずか数十秒。周りの冒険者たちが、まだ一本も見つけられていない中での早業だった。
「すごい! 主様、どうしてわかったんですか!?」
「僕のスキルは、こういうのを探すのが得意なんだ」
カイは得意げに笑い、採取した月光草を無限収納(インベントリ)へと放り込む。これなら、持ち運び用の袋も必要ないし、薬草が傷む心配もない。
そこからは、まさに無双状態だった。カイの鑑定能力の前では、どんなに巧妙に隠れている薬草も見逃されることはない。
「あっちに5本」
「こっちの岩陰に3本」
「あ、こっちは月光草だけじゃなくて、もっと珍しい『陽光苔』もあるぞ。これも採取しておこう」
【名称:陽光苔】
【品質:極上】
【効能:魔力回復ポーションの最高級材料】
カイは次々と薬草を見つけ、ルナと二人で手分けして採取していく。他の冒険者たちが必死に地面とにらめっこしているのを横目に、二人はまるでピクニックでも楽しむかのように、森の奥へと進んでいった。
そして、クエスト開始からわずか一時間後。
「さて、と。目標の10本はとっくに超えたし、これくらいでいいかな」
カイは無限収納の中身を確認する。中には、最高品質の月光草が50本以上、さらには依頼書にはなかった希少な陽光苔や、その他の有用な薬草が山のように入っていた。
意気揚々とギルドに戻ったカイとルナは、採取した薬草をカウンターに提出した。
「依頼の月光草、採ってきました」
「はいはい、ご苦労さ……って、えええ!?」
カウンターにどさりと置かれた、山のような薬草を見て、昨日と同じ受付嬢が目を剥いた。しかも、その一本一本が、素人目にもわかるほど瑞々しく、最高品質のものである。
「こ、これ、全部君たちが採ってきたの!? たった一時間で!?」
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