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第9話「後悔の足音とは、過去からの請求書である」
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アルクライト公爵家の騎士が、希望の谷の門前に現れた。
その報告を受けた時、僕は一瞬、時が止まったかのような感覚に陥った。
『……なぜ、今さら』
僕を追放した、あの家が。
僕のことなど、とうに忘れていると思っていたのに。
「カイリ、どうする?」
報告に来たリリアが、心配そうな顔で僕を見ている。
彼女は、僕が貴族の出身であることは知らない。ただ、僕が何か複雑な事情を抱えていることには、薄々気づいているだろう。
「……会ってみるしかないな」
逃げるわけにはいかない。
それに、彼らが何の目的でここに来たのか、確かめる必要があった。
僕は、リリアと村長さんと共に、門へと向かった。
門の上から下を見下ろすと、そこには、一人の壮年の騎士が、馬に乗ったまま、こちらを見上げていた。その鎧は、見覚えがある。アルクライト家に仕える、近衛騎士団のものだ。
「我々は、アルクライト公爵家よりの使者である!この谷の責任者との面会を求める!」
騎士は、朗々とした声で言った。
その声には、貴族に仕える者特有の、傲慢さが滲んでいた。
僕は、村長さんと顔を見合わせた。
村長さんは、僕にどうすべきか、目で問いかけてくる。
「僕が話します」
僕は、覚悟を決めて、門の上に立った。
「僕が、この谷の責任者代理のカイリだ。アルクライト公爵家に、何の用かな?」
僕の姿を認めると、騎士は少し意外そうな顔をした。
こんな若い少年が責任者だとは、思ってもみなかったのだろう。
「ほう、貴殿が……。失礼、私は、アルクライト公爵家騎士団副団長のバルトと申す」
バルトと名乗る騎士は、馬上から軽く頭を下げた。
「近頃、この辺境の地に、『希望の谷』なる、奇跡の村が存在するという噂を耳にした。にわかには信じがたい話だが、あまりにその噂が広まっているため、真偽を確かめるべく、当主様より命を受け、参上した次第」
『……噂か』
やはり、行商人たちが行商人たちが広めた噂が、貴族たちの耳にまで届いたらしい。
しかも、よりにもよって、アルクライト家に。
「見ての通り、噂は事実だ。だが、それが何か?」
僕は、できるだけ平静を装って、答えた。
「ふむ……。その城壁、そして、その門の向こうに広がるという豊かな土地。それを、わずかな期間で作り上げたと?にわかには信じがたい。もしや、何か、特別な力を持つ者が、この谷にはいるのではかな?」
バルトは、探るような目で僕を見つめてくる。
どうやら、ただの噂の真偽を確かめに来ただけではないらしい。この奇跡の裏にある「何か」を探りに来たのだ。
「特別な力、ね。まあ、この谷の土が、たまたま作物を育てるのに適していた。それだけのことだ」
僕は、しらを切った。
ここで【再翻訳】の存在を明かすのは、あまりにも危険すぎる。
「ほう。偶然、と?」
バルトは、納得していない様子だった。
しばらくの沈黙の後、彼は、不意に、全く別の話題を切り出してきた。
「……ところで、カイリ殿。その名、どこかで聞いたことがあるような気がするのだが……。特に、その灰色の髪と、金の瞳。アルクライト家の……いや、まさかな」
バルトは、何かを言いかけて、首を振った。
彼の言葉に、僕の心臓が、どきりと音を立てた。
バルトは、僕が幼い頃、剣術の稽古をつけてくれたことがある。僕の顔を、覚えているのかもしれない。
『まずいな。長居はさせられない』
「用件はそれだけか?我々は、これから忙しい。お引き取り願おう」
僕が、話を打ち切ろうとすると、バルトは、にやりと不気味な笑みを浮かべた。
「まあ、そう焦りなさるな。実は、もう一人、貴殿に会わせたい方が、こちらに来ておられるのだ」
バルトが、後方を振り返って合図をすると、森の陰から、もう一台の馬車が現れた。
それは、豪華な装飾が施された、貴族用の馬車だった。
そして、その扉に描かれているのは、紛れもなく、アルクライト家の紋章。
馬車の扉が開き、中から一人の青年が降りてきた。
プラチナブロンドの髪、整った顔立ち、そして、僕を見下すかのような、冷たい青い瞳。
「……兄さん」
僕は、思わず、その名を呟いていた。
そこに立っていたのは、僕を追放した張本人、僕の兄、アルフレッド・フォン・アルクライトだった。
アルフレッドは、僕の顔を見るなり、驚愕に目を見開いた。
「……カイリ!?なぜ、お前が、こんなところに……!?」
彼は、信じられない、という表情で、僕と、僕が立つ城壁を交互に見ている。
「それは、こちらの台詞だよ、兄さん。何の用だ?出来損ないの弟が、辺境でどう生きているか、見物に来たとでも?」
僕は、精一杯の皮肉を込めて、言った。
兄の顔を見た途端、心の奥底にしまい込んでいた、どす黒い感情が、鎌首をもたげてくるのを感じた。
「……やはり、お前だったか」
アルフレッドは、歯ぎしりしながら、僕を睨みつけた。
「この谷の奇跡、というのも、お前の仕業か?あの、役立たずのスキルで、一体、何をした?」
「役立たず?さて、何のことかな。僕のスキルは、見ての通り、村を発展させるのに、大いに役立っているが?」
僕の挑発に、アルフレッドの顔が、怒りで赤く染まった。
「ふざけるな!ゴミスキルで、こんなことができるはずがない!何か、隠しているんだろう!」
彼は、感情的に叫んだ。
その様子を見て、僕は確信した。
『ああ、こいつは、何も分かっていない』
彼は、僕のスキルの価値を、今も理解できていない。
ただ、自分の理解を超えた現象を前にして、苛立ち、混乱しているだけだ。
「隠していることなど、何もない。これが、僕の力の全てだ。君たちが、理解できなかっただけの話さ」
僕は、静かに、そしてはっきりと告げた。
「……っ!」
アルフレッドは、言葉に詰まったようだった。
彼のプライドが、僕の言葉によって、深く傷つけられたのが分かった。
しばらくの睨み合いの後、アルフレッドは、ふう、と長い息を吐いて、冷静さを取り戻そうと努めているようだった。
「……カイリ。話がある。中に入れてもらおう」
「断る。君たちを、この谷に入れるわけにはいかない」
「何だと?」
「ここは、僕の大切な場所だ。君たちのような人間に、土足で踏み荒らされたくはない」
僕のきっぱりとした拒絶に、アルフレッドの眉が、ぴくりと動いた。
「……いいだろう。ならば、ここで話すまでだ。カイリ、家に帰ってこい」
「……は?」
僕は、自分の耳を疑った。
今、こいつは、何と言った?
「お前のスキルのことは、まだよく分からん。だが、それが、何らかの有用な力であることは、理解した。父上も、お前の力を、家のために役立てるべきだとお考えだ。今までのことは、水に流そう。お前が家に戻れば、勘当も解き、再び、アルクライト家の一員として、迎え入れてやろう」
アルフレッドは、さも当然のように、そう言った。
まるで、僕がその言葉に、泣いて喜ぶとでも思っているかのような、傲慢な口ぶりだった。
僕は、その言葉を聞いて、怒りを通り越して、もはや笑いさえ込み上げてきた。
「は、はは……。あはははは!」
僕の突然の笑い声に、アルフレッドも、リリアたちも、驚いた顔をしている。
「……何がおかしい」
アルフレッドが、不機嫌そうに尋ねた。
「いや、あまりにも、都合が良すぎると思ってね。さんざん僕をゴミ扱いして、追い出しておいて、今さら、役に立つと分かったから、帰ってこい?冗談も、大概にしてくれ」
僕は、笑うのをやめ、氷のように冷たい声で、言い放った。
「断る。僕は、もう、アルクライト家の人間じゃない。ただの、カイリだ。そして、僕の居場所は、ここだ。2度と、君たちの家に戻るつもりはない」
僕の言葉は、アルフレッドにとって、予想外のものだったらしい。
彼は、信じられない、という顔で、僕を見ていた。
「……正気か、お前。公爵家の地位を捨てるというのか?こんな、辺境の泥にまみれた生活のために?」
「ああ、正気だとも。僕にとって、この泥にまみれた生活は、君たちの豪華絢爛な屋敷で暮らすより、何百倍も価値がある」
「……貴様……!」
アルフレッドの顔が、再び怒りに染まる。
彼は、僕が自分の申し出を、当然、受け入れると思っていたのだろう。
その思い上がりが、打ち砕かれたのだ。
後悔。
彼の瞳の中に、初めて、その色が浮かんだのを、僕は見逃さなかった。
僕という存在を、僕のスキルを、安易に切り捨ててしまったことへの、遅すぎた後悔。
それは、僕がずっと、心のどこかで望んでいたものだったのかもしれない。
でも、いざそれを目の当たりにしても、僕の心は、少しも晴れなかった。
ただ、虚しさが、広がるだけだった。
「話は、それだけか?なら、もう帰ってくれ。僕たちは、忙しいんだ」
僕は、アルフレッドに背を向けた。
これ以上、彼と話すことは、何もない。
「……待て、カイリ!」
アルフレッドの、悲痛な叫びが、背後から聞こえた。
しかし、僕は、もう振り返らなかった。
その報告を受けた時、僕は一瞬、時が止まったかのような感覚に陥った。
『……なぜ、今さら』
僕を追放した、あの家が。
僕のことなど、とうに忘れていると思っていたのに。
「カイリ、どうする?」
報告に来たリリアが、心配そうな顔で僕を見ている。
彼女は、僕が貴族の出身であることは知らない。ただ、僕が何か複雑な事情を抱えていることには、薄々気づいているだろう。
「……会ってみるしかないな」
逃げるわけにはいかない。
それに、彼らが何の目的でここに来たのか、確かめる必要があった。
僕は、リリアと村長さんと共に、門へと向かった。
門の上から下を見下ろすと、そこには、一人の壮年の騎士が、馬に乗ったまま、こちらを見上げていた。その鎧は、見覚えがある。アルクライト家に仕える、近衛騎士団のものだ。
「我々は、アルクライト公爵家よりの使者である!この谷の責任者との面会を求める!」
騎士は、朗々とした声で言った。
その声には、貴族に仕える者特有の、傲慢さが滲んでいた。
僕は、村長さんと顔を見合わせた。
村長さんは、僕にどうすべきか、目で問いかけてくる。
「僕が話します」
僕は、覚悟を決めて、門の上に立った。
「僕が、この谷の責任者代理のカイリだ。アルクライト公爵家に、何の用かな?」
僕の姿を認めると、騎士は少し意外そうな顔をした。
こんな若い少年が責任者だとは、思ってもみなかったのだろう。
「ほう、貴殿が……。失礼、私は、アルクライト公爵家騎士団副団長のバルトと申す」
バルトと名乗る騎士は、馬上から軽く頭を下げた。
「近頃、この辺境の地に、『希望の谷』なる、奇跡の村が存在するという噂を耳にした。にわかには信じがたい話だが、あまりにその噂が広まっているため、真偽を確かめるべく、当主様より命を受け、参上した次第」
『……噂か』
やはり、行商人たちが行商人たちが広めた噂が、貴族たちの耳にまで届いたらしい。
しかも、よりにもよって、アルクライト家に。
「見ての通り、噂は事実だ。だが、それが何か?」
僕は、できるだけ平静を装って、答えた。
「ふむ……。その城壁、そして、その門の向こうに広がるという豊かな土地。それを、わずかな期間で作り上げたと?にわかには信じがたい。もしや、何か、特別な力を持つ者が、この谷にはいるのではかな?」
バルトは、探るような目で僕を見つめてくる。
どうやら、ただの噂の真偽を確かめに来ただけではないらしい。この奇跡の裏にある「何か」を探りに来たのだ。
「特別な力、ね。まあ、この谷の土が、たまたま作物を育てるのに適していた。それだけのことだ」
僕は、しらを切った。
ここで【再翻訳】の存在を明かすのは、あまりにも危険すぎる。
「ほう。偶然、と?」
バルトは、納得していない様子だった。
しばらくの沈黙の後、彼は、不意に、全く別の話題を切り出してきた。
「……ところで、カイリ殿。その名、どこかで聞いたことがあるような気がするのだが……。特に、その灰色の髪と、金の瞳。アルクライト家の……いや、まさかな」
バルトは、何かを言いかけて、首を振った。
彼の言葉に、僕の心臓が、どきりと音を立てた。
バルトは、僕が幼い頃、剣術の稽古をつけてくれたことがある。僕の顔を、覚えているのかもしれない。
『まずいな。長居はさせられない』
「用件はそれだけか?我々は、これから忙しい。お引き取り願おう」
僕が、話を打ち切ろうとすると、バルトは、にやりと不気味な笑みを浮かべた。
「まあ、そう焦りなさるな。実は、もう一人、貴殿に会わせたい方が、こちらに来ておられるのだ」
バルトが、後方を振り返って合図をすると、森の陰から、もう一台の馬車が現れた。
それは、豪華な装飾が施された、貴族用の馬車だった。
そして、その扉に描かれているのは、紛れもなく、アルクライト家の紋章。
馬車の扉が開き、中から一人の青年が降りてきた。
プラチナブロンドの髪、整った顔立ち、そして、僕を見下すかのような、冷たい青い瞳。
「……兄さん」
僕は、思わず、その名を呟いていた。
そこに立っていたのは、僕を追放した張本人、僕の兄、アルフレッド・フォン・アルクライトだった。
アルフレッドは、僕の顔を見るなり、驚愕に目を見開いた。
「……カイリ!?なぜ、お前が、こんなところに……!?」
彼は、信じられない、という表情で、僕と、僕が立つ城壁を交互に見ている。
「それは、こちらの台詞だよ、兄さん。何の用だ?出来損ないの弟が、辺境でどう生きているか、見物に来たとでも?」
僕は、精一杯の皮肉を込めて、言った。
兄の顔を見た途端、心の奥底にしまい込んでいた、どす黒い感情が、鎌首をもたげてくるのを感じた。
「……やはり、お前だったか」
アルフレッドは、歯ぎしりしながら、僕を睨みつけた。
「この谷の奇跡、というのも、お前の仕業か?あの、役立たずのスキルで、一体、何をした?」
「役立たず?さて、何のことかな。僕のスキルは、見ての通り、村を発展させるのに、大いに役立っているが?」
僕の挑発に、アルフレッドの顔が、怒りで赤く染まった。
「ふざけるな!ゴミスキルで、こんなことができるはずがない!何か、隠しているんだろう!」
彼は、感情的に叫んだ。
その様子を見て、僕は確信した。
『ああ、こいつは、何も分かっていない』
彼は、僕のスキルの価値を、今も理解できていない。
ただ、自分の理解を超えた現象を前にして、苛立ち、混乱しているだけだ。
「隠していることなど、何もない。これが、僕の力の全てだ。君たちが、理解できなかっただけの話さ」
僕は、静かに、そしてはっきりと告げた。
「……っ!」
アルフレッドは、言葉に詰まったようだった。
彼のプライドが、僕の言葉によって、深く傷つけられたのが分かった。
しばらくの睨み合いの後、アルフレッドは、ふう、と長い息を吐いて、冷静さを取り戻そうと努めているようだった。
「……カイリ。話がある。中に入れてもらおう」
「断る。君たちを、この谷に入れるわけにはいかない」
「何だと?」
「ここは、僕の大切な場所だ。君たちのような人間に、土足で踏み荒らされたくはない」
僕のきっぱりとした拒絶に、アルフレッドの眉が、ぴくりと動いた。
「……いいだろう。ならば、ここで話すまでだ。カイリ、家に帰ってこい」
「……は?」
僕は、自分の耳を疑った。
今、こいつは、何と言った?
「お前のスキルのことは、まだよく分からん。だが、それが、何らかの有用な力であることは、理解した。父上も、お前の力を、家のために役立てるべきだとお考えだ。今までのことは、水に流そう。お前が家に戻れば、勘当も解き、再び、アルクライト家の一員として、迎え入れてやろう」
アルフレッドは、さも当然のように、そう言った。
まるで、僕がその言葉に、泣いて喜ぶとでも思っているかのような、傲慢な口ぶりだった。
僕は、その言葉を聞いて、怒りを通り越して、もはや笑いさえ込み上げてきた。
「は、はは……。あはははは!」
僕の突然の笑い声に、アルフレッドも、リリアたちも、驚いた顔をしている。
「……何がおかしい」
アルフレッドが、不機嫌そうに尋ねた。
「いや、あまりにも、都合が良すぎると思ってね。さんざん僕をゴミ扱いして、追い出しておいて、今さら、役に立つと分かったから、帰ってこい?冗談も、大概にしてくれ」
僕は、笑うのをやめ、氷のように冷たい声で、言い放った。
「断る。僕は、もう、アルクライト家の人間じゃない。ただの、カイリだ。そして、僕の居場所は、ここだ。2度と、君たちの家に戻るつもりはない」
僕の言葉は、アルフレッドにとって、予想外のものだったらしい。
彼は、信じられない、という顔で、僕を見ていた。
「……正気か、お前。公爵家の地位を捨てるというのか?こんな、辺境の泥にまみれた生活のために?」
「ああ、正気だとも。僕にとって、この泥にまみれた生活は、君たちの豪華絢爛な屋敷で暮らすより、何百倍も価値がある」
「……貴様……!」
アルフレッドの顔が、再び怒りに染まる。
彼は、僕が自分の申し出を、当然、受け入れると思っていたのだろう。
その思い上がりが、打ち砕かれたのだ。
後悔。
彼の瞳の中に、初めて、その色が浮かんだのを、僕は見逃さなかった。
僕という存在を、僕のスキルを、安易に切り捨ててしまったことへの、遅すぎた後悔。
それは、僕がずっと、心のどこかで望んでいたものだったのかもしれない。
でも、いざそれを目の当たりにしても、僕の心は、少しも晴れなかった。
ただ、虚しさが、広がるだけだった。
「話は、それだけか?なら、もう帰ってくれ。僕たちは、忙しいんだ」
僕は、アルフレッドに背を向けた。
これ以上、彼と話すことは、何もない。
「……待て、カイリ!」
アルフレッドの、悲痛な叫びが、背後から聞こえた。
しかし、僕は、もう振り返らなかった。
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