105 / 327
全年齢対応・表現マイルドバージョン
第103話 地上へ向かう生徒たち ~傷つける優しさ~
しおりを挟む「ねぇ・・・」
「なに?」
「どう思う?」
「なにがよ」
隊列の最後尾、双子は自分たちにしか聞こえない声で、自分たちにしかわからない会話を始めていた。
「わかってるでしょ?」
「考えちゃ、ダメ」
気がかりを口にする妹。
意識することすら否定する姉。
「でも・・・」
「ダメったら、ダメ!」
二人はずっと『ソレ』を繰り返していた。
『糞球』で固められた状態から助けられてからずっと。
平常通りに見えているが、それはつまり、二人はおかしくなっていた。
いや・・・それは違う。
元からおかしかったのだ。
それは、彼女たちの嗜好が異常だったということではない。
無関係ではないが、『結果』に過ぎなかった。
最後の一押しだっただけだ。
彼女たちはずいぶん前から、精神的ストレスで人格が崩壊寸前だった。
『何か』にやたら夢中で奔放に見えたのは、刺激に依存していたからだ。
だからこその、ちょっと価値観の壊れた際どい発言だった。
そこに、フンコロガシの『糞球』に押し込まれ、転がされ、放置された。
壊れかけていた精神が、打撃を受けるのに十分なストレスがかかったのだ。
だから、二人の精神はこの時完全に崩壊していた。
今、彼女たちを動かしているのは、緊急回避的に生じた別人格だ。
変わり者として距離を置かれる存在ではなく、普通でいよう。
そんな思いから生まれた人格だった。
理性的ではあるが、逆に言えば『それだけ』の存在。
感情や思考というものがほとんど機能していない。
なにかを考えているような会話をしつつ、全く前に進まないのはそのせいだ。
探索者たちは、教師の追撃を避けながら通路を進んでいた。
足音と息遣いだけが響く中、ひとりが転倒し、床に手をついた瞬間——擦りむいた腕から赤が滲んだ。
「・・・っ」
誰もが立ち止まることをためらう中、最後尾にいた双子が静かに歩み寄る。
妹は無言でしゃがみこみ、傷口にそっと手を添えた。
その手は冷たくも温かくもなく、ただ“濡れて”いた。
姉は微笑む。
その笑顔は、どこか懐かしくて、どこか遠い。
「大丈夫? 頑張れる?」
その言葉に、探索者は一瞬だけ安心しかける。
だが、次の瞬間——
傷口が、広がった。
痛みが、増した。
探索者は目を見開き、息を呑む。
「・・・え?なに・・・これ・・・痛っ・・・!」
腕を引こうとするが、妹の手は離れない。
濡れた掌が、まるで“吸い付くように”傷口に触れていた。
「やめて・・・やめて・・・!」
声が震え、足がもつれ、探索者はその場に崩れ落ちる。
姉は、微笑んだまま首を傾げる。
「頑張れるって言ったのに・・・崩れちゃったね」
妹は、無言のまま手を離す。
その手には、赤く染まった『痛み』が残っていた。
探索者は、泣きながら腕を抱える。
痛みは、傷口からではなく、『心の奥』から滲み出していた。
探索者が崩れ落ちたあとも、双子はその場に立ち尽くしていた。
妹は、そっと自分の手のひらを見つめる。
濡れている
赤く染まっている。
けれど、それが『なぜ』なのか、わからない。
姉もまた、倒れた探索者を見下ろしながら、首を傾げた。
「・・・おかしいね。ちゃんと、やったのに」
空っぽの人格は双子の『かつてのやさしさ』を模倣したつもりだった。
だけど、これは『知らない』現象だった。
「撫でたよ」
「声もかけたよ」
「優しくしたよね?」
「したよ」
二人は顔を見合わせる。
その目は、どこまでも澄んでいて、どこまでも空っぽだった。
「でも、壊れた」
「うん。壊れた」
妹は、もう一度、自分の手を見た。
その手が、何かを『引き出した』ことに、うっすらと気づき始めていた。
姉は、探索者の震える背中を見つめながら、ぽつりと呟く。
「・・・これが、わたしたちの『やさしさ』?」
妹は、答えなかった。
ただ、手のひらを見つめたまま、ゆっくりと立ち上がった。
その瞬間、通路の空気が、わずかに揺れた。
◇
通路の先で転倒した仲間に気づき、数人の探索者が慌てて戻ってくる。
「大丈夫!?」
「誰か、手当を——」
だが、そこにはすでに双子がいた。
妹はしゃがみこみ、傷口に手を添えている。
姉は微笑みながら、優しく声をかけていた。
その光景に、探索者たちは一瞬ほっとする。
「・・・よかった、手当してくれてる・・・」
だが——
「・・・やめて・・・痛い・・・やめて・・・!」
聞こえてきたのは、仲間の苦しみと、停止を訴える声だった。
探索者たちは顔を見合わせる。
何かがおかしい。
手当のはずなのに、痛みが増している。
優しさのはずなのに、崩れていく。
「・・・え? なにしてるの・・・?」
誰かがそう呟いた瞬間、双子がゆっくりと振り返る。
妹は、自分の濡れた手を見つめたまま。
姉は、探索者たちの顔を見て、首を傾げる。
「・・・わたしたち、ちゃんと・・・したよ?」
その声は、優しくて、無垢で、でもどこか遠かった。
探索者たちは、痛みにうずくまる仲間を囲みながら、双子の手元を見つめていた。
妹の手はまだ濡れていて、姉の笑顔は変わらない。
「・・・わたしたち、ちゃんと・・・したよね?」
その言葉に、誰も答えなかった。
双子は、ゆっくりと立ち上がる。
そして、そっと手を伸ばす。
今度は、別の探索者へ。
「ねえ、あなたも・・・痛いの?」
妹の手が近づく。
姉の声が、優しく響く。
「頑張れる?」
探索者は、反射的に一歩、後ずさった。
その動きは、叫びでも拒絶でもない。
ただ、静かな『距離』だった。
双子の足が止まる。
妹は、自分の手を見つめる。
姉は、探索者の顔を見つめる。
「・・・なんで、逃げるの?」
誰も答えない。
誰も、彼女たちに触れようとしない。
通路の空気が、またひとつ、冷たく揺れた。
双子は、静かに立ち尽くす。
その背中に、初めて“孤独”が宿った。
探索者たちの静かな拒絶のあと、双子はその場に立ち尽くしていた。
「・・・でも、あの子たち、悪気はないんじゃ・・・」
「やめて、近づかないで!」
妹は、濡れた手を見つめる。
姉は、探索者たちの背中を見つめる。
「・・・撫でたら、痛くなった」
「励ましたら、崩れた」
「それって・・・」
「わたしたちが・・・」
二人は、言葉を探すように、ゆっくりと視線を交わす。
その瞳に、初めて『考える』光が宿った。
「・・・痛みを、出した」
「崩れさせた」
「でも、それって・・・」
「中にあったもの、だよね?」
妹が、そっと床に落ちた血のしずくを見つめる。
姉が、探索者の震える肩を見つめる。
「わたしたちが、引き出したのは・・・」
「隠れてた『なにか』だったんだ」
その瞬間——
通路の壁が、きしんだ。
迷宮の壁が、ゆっくりと剥がれ、下から『木造の校舎の壁』が現れる。
床に敷かれていたタイルが割れ、下から『教室の床』が顔を出す。
天井の蛍光灯がちらつき、かつての『放課後の光』が差し込む。
探索者たちは、息を呑んだ。
迷宮が、変わっていく。
まるで、双子の『気づき』に呼応するように。
妹は、黒板に浮かび上がった『名前のない文字』を見つめる。
誰のものでもない文字、だけど『誰か』になるかもしれない文字だ。
姉は、教室の隅に揺れる『誰かの影』を見つめる。
「・・・わたしたちが、触れたから」
「この場所が、目を覚ましたんだ」
双子は、ゆっくりと歩き出す。
その足音に合わせて、校舎の空気が変わっていく。
それは、『優しさ』のかたちをした、静かな覚醒だった。
妹は、濡れた手を見つめていた。
その手が、誰かの痛みを引き出したこと。
その痛みが、涙になって流れたこと。
「・・・わたし、なにかを・・・出しちゃった」
姉は、崩れた探索者の姿を見つめながら、そっと言った。
「でも、それって・・・もともと、あったものだよね」
「うん。わたしが入れたんじゃない」
「わたしが、壊したんじゃない」
彼女たちの声は、誰にも届かない。
けれど、迷宮は聞いていた。
——その瞬間、通路の壁にひびが走る。
古びた掲示板が現れ、そこに貼られた『保健室だより』が風もないのに揺れた。
◇
『妖怪発生の兆候が検出されました』
システムからの警告。
慌てて開いたウィンドウの向こうで、カルマは目を細める。
「・・・死んでも、ケガもしていないのに・・・終わりなのか?」
彼は、それ以上は何も言わない。
ただ、指先で空間をなぞる。
双子の進む先に、静かに『次の演出』を配置する。
◇
「撫でると、痛くなる」
「励ますと、崩れる」
「でも、それって・・・」
「・・・生まれ変わる前の、合図?」
二人の足元に、古い床板が軋む音。
そこに、かつての教室の記憶が滲み出す。
黒板の隅に、誰かが書いた『ありがとう』の文字が浮かび上がる。
それは、今はまだ形になっていない『誰か』の感謝だった。
◇カルマの解説(ウィンドウ越し)◇
カルマは、ウィンドウ越しに双子の動きを見守っていた。
その瞳は冷静で、どこか懐かしげだった。
「『かいなで』は、痛みを引き出す。それは、内側に溜まったものを外に出す浄化だ」
『かいなで』。無防備な『人間』に手を差し伸べる、そんな妖怪。
「・・・トイレか」
妖怪名を思い浮かべてみる。
『厠』、『雪隠』、『ご不浄』、『憚り』、『閑所』『東司』・・・。
「音的には『憚り』、かな? うん。『憚り』を姓としよう」
『幅借かいな』。
妹のことだった。
「『がんばり入道』は、励ますことで崩す。それは、固定された価値観を壊して、再構築するための破壊だ」
『がんばり入道』は、不要な時に励ましをくれる妖怪。
それによって『崩れるものがある』ことは考慮しない。
『幅借いきむ』。
姉のことだ。
「どちらも、『再誕』の前に必要な儀式。生理的な排出と、精神的な再定義。・・・まるで、出産と排泄のように」
どちらも『トイレ』の妖怪。
カルマは、静かに笑った。
「優しさのかたちをした、破壊者。でもそれは、迷宮にとって必要な『始まり』なんだ」
カルマは、そっと呟く。
「君たちの足跡が、道になる。オレはただ、それを『迷宮』にしてあげるだけだよ」
双子は、誰にも理解されなかった『優しさ』のかたちを抱えて、通路を進む。
その背中に、迷宮が静かに従っていた。
探索者たちは声もかけられず、その背中をただ見送った。
「優しさは、いつも正しいとは限らない」
「励ましは、時に呪いになる」
彼女たちは、誰かのために『良かれと思って』言葉をかけた。
でも、それが誰かを壊すこともある。
だから今、彼女たちは問いかける。
「あなたは、どんな言葉で誰の心を撫でますか?」
◇システムの反応◇
【迷宮観測ログ:感情反応を検知】
(自然発生する『妖怪』の出現現象に関する観察記録)
対象:双子個体(幅借いきむ/幅借かいな)
観測結果:模倣された優しさ → 他者の崩壊 → 自己認識の芽生え
評価:再誕条件、感情共鳴、演出適合率ともに基準値を超過
・・・記録開始。
◇残された探索者たち◇
誰かが、小さく呟いた。
「・・・『優しさ』ってなんだろう?」
退避と追跡行の脱落者=生徒8 教師14
0
あなたにおすすめの小説
【完結】かつて憧れた陰キャ美少女が、陽キャ美少女になって転校してきた。
エース皇命
青春
高校でボッチ陰キャを極めているカズは、中学の頃、ある陰キャ少女に憧れていた。実は元々陽キャだったカズは、陰キャ少女の清衣(すい)の持つ、独特な雰囲気とボッチを楽しんでいる様子に感銘を受け、高校で陰キャデビューすることを決意したのだった。
そして高校2年の春。ひとりの美少女転校生がやってきた。
最初は雰囲気が違いすぎてわからなかったが、自己紹介でなんとその美少女は清衣であるということに気づく。
陽キャから陰キャになった主人公カズと、陰キャから陽キャになった清衣。
以前とはまったく違うキャラになってしまった2人の間に、どんなラブコメが待っているのだろうか。
※小説家になろう、カクヨムでも公開しています。
※表紙にはAI生成画像を使用しています。
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?
嘉神かろ
ファンタジー
【Hotランキング3位】
ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。
見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。
大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!
神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。
「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
学園のアイドルに、俺の部屋のギャル地縛霊がちょっかいを出すから話がややこしくなる。
たかなしポン太
青春
【第1回ノベルピアWEB小説コンテスト中間選考通過作品】
『み、見えるの?』
「見えるかと言われると……ギリ見えない……」
『ふぇっ? ちょっ、ちょっと! どこ見てんのよ!』
◆◆◆
仏教系学園の高校に通う霊能者、尚也。
劣悪な環境での寮生活を1年間終えたあと、2年生から念願のアパート暮らしを始めることになった。
ところが入居予定のアパートの部屋に行ってみると……そこにはセーラー服を着たギャル地縛霊、りんが住み着いていた。
後悔の念が強すぎて、この世に魂が残ってしまったりん。
尚也はそんなりんを無事に成仏させるため、りんと共同生活をすることを決意する。
また新学期の学校では、尚也は学園のアイドルこと花宮琴葉と同じクラスで席も近くなった。
尚也は1年生の時、たまたま琴葉が困っていた時に助けてあげたことがあるのだが……
霊能者の尚也、ギャル地縛霊のりん、学園のアイドル琴葉。
3人とその仲間たちが繰り広げる、ちょっと不思議な日常。
愉快で甘くて、ちょっと切ない、ライトファンタジーなラブコメディー!
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
幼馴染が家出したので、僕と同居生活することになったのだが。
四乃森ゆいな
青春
とある事情で一人暮らしをしている僕──和泉湊はある日、幼馴染でクラスメイト、更には『女神様』と崇められている美少女、真城美桜を拾うことに……?
どうやら何か事情があるらしく、頑なに喋ろうとしない美桜。普段は無愛想で、人との距離感が異常に遠い彼女だが、何故か僕にだけは世話焼きになり……挙句には、
「私と同棲してください!」
「要求が増えてますよ!」
意味のわからない同棲宣言をされてしまう。
とりあえず同居するという形で、居候することになった美桜は、家事から僕の宿題を見たりと、高校生らしい生活をしていくこととなる。
中学生の頃から疎遠気味だったために、空いていた互いの時間が徐々に埋まっていき、お互いに知らない自分を曝け出していく中──女神様は何でもない『日常』を、僕の隣で歩んでいく。
無愛想だけど僕にだけ本性をみせる女神様 × ワケあり陰キャぼっちの幼馴染が送る、半同棲な同居生活ラブコメ。
無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる