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エピソード3 死神サララの罠
7、リムル、慌てる!
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時間を遡ること少し。
教室を飛び出していく桔平を見送ってから、海斗はさてとと呟く。
「お相手の方に連絡を入れとかなくちゃな」
ポケットから携帯電話を引っ張り出すと、登録済みの番号の中から一つを選びかける。
古河岸高校は携帯電話の扱いに関してそこまで厳しい学校じゃない。授業中でなければ教室内での使用も許されている。
しばしの呼び出し音の後、通話が繋がる。
『もしもし、海斗! 何々、ひょっとして璃夢瑠っちお弁当持って学校に来てくれたとか!?』
期待をこれでもかって詰め込んだこずえの声が響く。ちなみにリムルが休みで昼の弁当がないってことは、すでに通達済みだ。
「いや、残念ながらそんなんじゃないんだ」
『あっそ、塩むすびで我慢するしかないってわけか』
落胆するこずえの顔が容易に想像できた。
『で、何よ』
「ああ、悪いんだけど今からちょっと屋上に行ってくれないか?」
『屋上!? あんな暑いとこに!? どーしてよ?』
「そう言わずに行ってくれよ。重大なことなんだから。あ、くれぐれも一人で頼むぜ」
『分かったわよ。つまんないことだったら後でジュースおごってもらうからね』
ぶつぶつ不満を口にしながらも、こずえは一応了解し通話が切れる。
「これで、俺の仕事は終わったな」
ふうと息を吐くと、海斗は携帯をポケットにしまう。
一月前だったならば、この選択はしなかっただろうと海斗は思った。
あえてこずえを選んだのは、彼女の変化を目の当たりにしたからだ。
さすがに、肝試しイベントの翌日のような露骨さはないものの、海斗が見るかぎりこずえが桔平を意識しているのは明らかだった。
(桔平本人と恋敵の立場になる璃夢瑠ちゃんはまったく気づいてないみたいだけどな)
海斗は苦笑する。
とにかく、今のこずえならば桔平の告白を受け入れる可能性が高いと海斗は熟考の末判断したのだった。
古くから二人を知る身としては、二人がカップルになってくれることは嬉しいことだし心から祝福できた。
だけど、心苦しさも感じている。
(もしこれで桔平とこずえがカップルになったら、璃夢瑠ちゃんショックを受けるだろうな)
その点に関しては少々胸が痛い。
(さすがに、もう昼の弁当はなくなるか。結構楽しみにしてたのに)
リムルの弁当を食べられなくなることを残念に思い、海斗がため息をついた時だった。
「おはようございます、海斗さん」
いきなり声をかけられる。見ると制服姿のリムルがお馴染みの笑顔で立っていた。
「璃、璃夢瑠ちゃん!?」
驚きのあまり海斗は椅子から転げ落ちそうになる。
「え!? 桔平の話じゃ今日は休むって…」
「はい、その予定だったんですけど思ったより早く手続きが終わってこっちに戻ってこれたんです。午後の授業からは出られると思って急いでやって来ました。あ、お弁当は作ってる時間がなかったんで今日はありません。ごめんなさい。その代わり明日はうんと奮発するので」
リムルは笑顔で言う。
「それで、桔平さんはどこですか?」
「えっと…それは…だな」
海斗はモゴモゴと口を動かす。
まさか、
『屋上でこずえに告白しようとしてるよ』
何てリムルに告げられるはずがない。
「あいつは、トイレじゃないかな? 休み時間にジュースを飲みすぎてたみたいだから」
適当なことを言って誤魔化す海斗。
「あ、そうだったんですか」
あっさりと信用するリムル。とりあえず丸く収まりかけた時、困った横槍が入った。
「それ、嘘だぜ」
クラスの男子だった。しかも、リムルに熱を上げている一人だ。
「何だよ、首を突っ込んで来るんじゃねーよ斉藤」
何だか悪い予感がした海斗は、この男子を遠ざけようとする。だけど男子はおかまいなしにやって来ると衝撃的な発言をした。
「俺、聞いたんだ。今市が池田に彼女になってくれそうな女の子を紹介してくれって頼んでるの」
「斉藤!」
海斗が怒鳴るのも聞かず男子は続ける。
「今さっきだって、二人でごにょごにょ話してたんだぜ。告白がどーのこーのって。きっと今市、今頃女の子に告白でもしてるんじゃねーのか?」
男子は下心見え見えな瞳をリムルへと向ける。
「だから、西上さん、今市なんて追いかけるのは止めて俺と」
「てやあああ!」
海斗は席から立ち上がると男子に後ろ回し蹴りを食らわせた。
「ぐえっ!」
バスケ部で鍛えた脚力で男子を仕留めてから、取り繕うようにリムルに言う。
「ははは、あいつ一体何を言ってるんだろーな? 俺にはさっぱりだぜ」
ぎこちなく笑うも、リムルは信じてくれなかった。青ざめた顔で呟く。
「桔平さんが、女の子に告白…」
次の瞬間、リムルは海斗に詰め寄った。大きな瞳で睨み付ける。
「池田さん! 桔平さんは今どこに!?」
普段ニコニコしている分、すごい迫力だった。
良心の呵責、日頃の弁当に対する感謝、そういったものが入り混じり、ついに海斗は敗北する。
「お、屋上だ…」
「分かりました!」
機関車のような勢いでリムルが教室を飛び出していく。迷わず屋上を目指すに違いない。
リムルが屋上に到着した時、すでにこずえがいたとしたら…。
そして、桔平が告白を済ませていたら…。
さらにさらに、こずえがOKしてしまっていたとしたら…。
「修羅場…だな」
海斗がかすれた息を吐き出す。
「桔平、お前の生還を祈ってるからな」
切実なる祈りを込めて、海斗は呟いたのだった。
教室を飛び出していく桔平を見送ってから、海斗はさてとと呟く。
「お相手の方に連絡を入れとかなくちゃな」
ポケットから携帯電話を引っ張り出すと、登録済みの番号の中から一つを選びかける。
古河岸高校は携帯電話の扱いに関してそこまで厳しい学校じゃない。授業中でなければ教室内での使用も許されている。
しばしの呼び出し音の後、通話が繋がる。
『もしもし、海斗! 何々、ひょっとして璃夢瑠っちお弁当持って学校に来てくれたとか!?』
期待をこれでもかって詰め込んだこずえの声が響く。ちなみにリムルが休みで昼の弁当がないってことは、すでに通達済みだ。
「いや、残念ながらそんなんじゃないんだ」
『あっそ、塩むすびで我慢するしかないってわけか』
落胆するこずえの顔が容易に想像できた。
『で、何よ』
「ああ、悪いんだけど今からちょっと屋上に行ってくれないか?」
『屋上!? あんな暑いとこに!? どーしてよ?』
「そう言わずに行ってくれよ。重大なことなんだから。あ、くれぐれも一人で頼むぜ」
『分かったわよ。つまんないことだったら後でジュースおごってもらうからね』
ぶつぶつ不満を口にしながらも、こずえは一応了解し通話が切れる。
「これで、俺の仕事は終わったな」
ふうと息を吐くと、海斗は携帯をポケットにしまう。
一月前だったならば、この選択はしなかっただろうと海斗は思った。
あえてこずえを選んだのは、彼女の変化を目の当たりにしたからだ。
さすがに、肝試しイベントの翌日のような露骨さはないものの、海斗が見るかぎりこずえが桔平を意識しているのは明らかだった。
(桔平本人と恋敵の立場になる璃夢瑠ちゃんはまったく気づいてないみたいだけどな)
海斗は苦笑する。
とにかく、今のこずえならば桔平の告白を受け入れる可能性が高いと海斗は熟考の末判断したのだった。
古くから二人を知る身としては、二人がカップルになってくれることは嬉しいことだし心から祝福できた。
だけど、心苦しさも感じている。
(もしこれで桔平とこずえがカップルになったら、璃夢瑠ちゃんショックを受けるだろうな)
その点に関しては少々胸が痛い。
(さすがに、もう昼の弁当はなくなるか。結構楽しみにしてたのに)
リムルの弁当を食べられなくなることを残念に思い、海斗がため息をついた時だった。
「おはようございます、海斗さん」
いきなり声をかけられる。見ると制服姿のリムルがお馴染みの笑顔で立っていた。
「璃、璃夢瑠ちゃん!?」
驚きのあまり海斗は椅子から転げ落ちそうになる。
「え!? 桔平の話じゃ今日は休むって…」
「はい、その予定だったんですけど思ったより早く手続きが終わってこっちに戻ってこれたんです。午後の授業からは出られると思って急いでやって来ました。あ、お弁当は作ってる時間がなかったんで今日はありません。ごめんなさい。その代わり明日はうんと奮発するので」
リムルは笑顔で言う。
「それで、桔平さんはどこですか?」
「えっと…それは…だな」
海斗はモゴモゴと口を動かす。
まさか、
『屋上でこずえに告白しようとしてるよ』
何てリムルに告げられるはずがない。
「あいつは、トイレじゃないかな? 休み時間にジュースを飲みすぎてたみたいだから」
適当なことを言って誤魔化す海斗。
「あ、そうだったんですか」
あっさりと信用するリムル。とりあえず丸く収まりかけた時、困った横槍が入った。
「それ、嘘だぜ」
クラスの男子だった。しかも、リムルに熱を上げている一人だ。
「何だよ、首を突っ込んで来るんじゃねーよ斉藤」
何だか悪い予感がした海斗は、この男子を遠ざけようとする。だけど男子はおかまいなしにやって来ると衝撃的な発言をした。
「俺、聞いたんだ。今市が池田に彼女になってくれそうな女の子を紹介してくれって頼んでるの」
「斉藤!」
海斗が怒鳴るのも聞かず男子は続ける。
「今さっきだって、二人でごにょごにょ話してたんだぜ。告白がどーのこーのって。きっと今市、今頃女の子に告白でもしてるんじゃねーのか?」
男子は下心見え見えな瞳をリムルへと向ける。
「だから、西上さん、今市なんて追いかけるのは止めて俺と」
「てやあああ!」
海斗は席から立ち上がると男子に後ろ回し蹴りを食らわせた。
「ぐえっ!」
バスケ部で鍛えた脚力で男子を仕留めてから、取り繕うようにリムルに言う。
「ははは、あいつ一体何を言ってるんだろーな? 俺にはさっぱりだぜ」
ぎこちなく笑うも、リムルは信じてくれなかった。青ざめた顔で呟く。
「桔平さんが、女の子に告白…」
次の瞬間、リムルは海斗に詰め寄った。大きな瞳で睨み付ける。
「池田さん! 桔平さんは今どこに!?」
普段ニコニコしている分、すごい迫力だった。
良心の呵責、日頃の弁当に対する感謝、そういったものが入り混じり、ついに海斗は敗北する。
「お、屋上だ…」
「分かりました!」
機関車のような勢いでリムルが教室を飛び出していく。迷わず屋上を目指すに違いない。
リムルが屋上に到着した時、すでにこずえがいたとしたら…。
そして、桔平が告白を済ませていたら…。
さらにさらに、こずえがOKしてしまっていたとしたら…。
「修羅場…だな」
海斗がかすれた息を吐き出す。
「桔平、お前の生還を祈ってるからな」
切実なる祈りを込めて、海斗は呟いたのだった。
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