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7章 半分バレてない、僕の配信
83話 優花特効・特技「甘える」
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「………………………………」
「ゆ、ゆうか……?」
「むー……」
「だ、だから大丈夫だって」
「私が大丈夫じゃありません」
「なんでいじけてるのさぁー……むぎゅっ」
ぎゅううう。
帰ってきた優花が――僕の配信を終わらせて、ご飯を食べるのを見届けた彼女はおもむろに僕を抱きかかえ――以降、僕はずっと後ろから抱きしめられている。
「ふんっ」
「ぎゅっ」
さらには、ぐいっともうひと抱きしめ。
僕は人形かのよう。
それにしても、この扱いはひどい。
本当に人形――はヤだから、せめて小学生の妹じゃないか。
「心配しました」
「でも、大丈夫そうだったし――」
「また、介護班のみなさんの手を借りることになるのではないかと。授業中に、気が気ではありませんでした」
何も言えず、僕はただ……抵抗をやめ、後頭部を包み込む柔らかさと背中とふとももを包み込む柔らかさ、それにつむじを抑えてくる顎の重さを感じるしかない。
「また、私の手の届かないところで――兄さんが、苦しむのかと。そう、思いました」
「うん……ごめん……」
「……分かっては、いるんです。兄さんの配信スタイルから、今日の午前に気分が乗って配信する確率は55%ほどと、かなりの――」
「えっ?」
「何か?」
上を向こうとしたけども、がっちりと胸と顎で固定されている僕は動けない。
「……アーカイブで、です。配信時間が残っていますので」
「あ、そういうこと」
なんだ。
僕はてっきり、優花が以前から僕の配信を追ってたのかと……そうだよね、そんなことは絶対にありえないよね。
「……兄さんの状態は、メンタルとフィジカルの――その日、その時間、その瞬間の状態に著しく左右されると、如月先生も」
「如月先生?」
「お医者様です。ほら、ネームプレートに」
「………………………………」
「………………………………」
「……あー」
10秒以上経って、僕は思い出した。
これは、僕基準ではすごく早いんだ。
「……少しずつで良いので、他人の名前などを気にするようにしましょうね」
「善処します……」
僕は痛いところを突かれて落ち込んだ。
……僕たちみたいに他人への興味を生まれつき持たないタイプは、本当に意識しないと全然覚えられないんだ。
なんなら同じクラスになった同級生のうち半分くらいを、年が明けてからなんとなく分かるレベルで。
「……気晴らしになっているようですし、配信するなとは言いません」
「うん」
「ですが、せめて……先に教えてください。10分でも良いので、前に」
「うん……」
「そうすれば――何かあっても、私や誰かが駆けつけられます。両親にも伝えられます」
ぽつり、ぽつり。
優花の、優しくて落ち着いている――ハスキーボイスって言うんだったね――声が、僕を包んでくれる。
「……んー」
「そ、そうやって甘えてきてもっ」
お?
無意識で声を出して、後頭部でぐりぐりしてたのが優花には効くみたい?
「んぅー」
「うっ……」
おお……!
こんな僕にも、よわよわになってる僕にも、優花に使える技があるだなんて……!
「んにゃー……」
「兄さん……それは、不味いです……!」
急に僕を包む彼女が熱くなってくる。
あとちょっとだ。
なにがあとちょっとなのかは分からないけども。
「おねえちゃあーん……」
「 」
にへら。
普段は使わない表情筋が、まるで生まれる前から知っていたように笑う。
この体が自然に獲得していた――女の子として生まれつき保有している能力。
甘える。
これは、こんなにもかわいい声を発せられる様子。
……視聴者たちから声優目指せるとか言われてたのは、あながち間違いでもないかもね。
そもそもとしてボイチェンソフトで偶然にもこんな声を出せていたんだ、僕の好みにも――。
「?」
なんで、あのボイチェンソフトでこんな声を――甘え声はそこまで試してないけども――出せたんだろう。
いくらなんでも、似すぎじゃない……?
「………………………………」
……ぶるっ。
体が震える。
恐怖。
この体がTSしたこと自体にも、ずっと着けてる三つ編みのリボン――いや、横髪が結われていたことすら、よく考えなくってもおかしいんだ。
あまりにも怖いから忘れようとして結構忘れられていた、その事実。
それに僕は。
「んぅ……ゆうかお姉ちゃん……こわい」
「 」
「もっと、ぎゅっと……して?」
僕はぐりぐりと頭を押しつけながら、喉から甘えながら見上げる。
「 」
優花は――真っ赤な顔をして、白目を剥いている。
「こわい……」
その姿は、毎朝見慣れていても怖かった。
そのせいで、せっかく甘えモードになっていた僕の体も優花を拒絶した。
「んしょ……んしょ……」
「 」
僕は、怖い優花の両腕を解き、おごそかに床へ降り立つ。
「ゆうか、こんなとこで寝ちゃダメだよ?」
「 」
……優花、もしかして。
――さては、かわいいに弱いな?
てしてし。
ソファで寝ちゃった優花のために廊下へと急ぎながら、僕はほくそ笑む。
「……優花へ、勝てるところ……あるじゃん」
僕は嬉しいんだ。
――でもそのあとで、「よく考えたら女の子で居るうちだけだから、あんまり意味がないんだ」って気がついて嬉しさは吹き飛んだ。
ま、まあ、優花が怒ってるときとかには使えるかもだし……?
◇
「どうしましょう、如月先生……!」
「こはねさんが愛らしいのは摂理です。受け入れるしかありませんよ」
「そんな……! 私、心臓が持ちません……!」
優花は――兄からの甘え攻撃で、壊滅的なダメージを負っていた。
「羨ましい限りなのですから役得でしょう?」
「そ、それとこれとは……」
「私たちは、優花さん。あなたほどには接近できませんし、受け入れてもらえません。血の繋がった――少なくとも心の中では――家族だからこそ。そしてきょうだいだからこその特権なんです」
「せ、先生……?」
事のあらましを聞き、嫉妬を必死で抑え込む如月。
彼女は――血の涙でも流せそうな気がしていた。
「あ、そ、そういえばっ」
ごそごそと――取り出したのは、スマホ。
「? まだ何か? のろけ話を聞かされるだけならさすがに私も――」
「録音――してありました! こんなこともあろうかと!」
「優花さん!!」
――がしっ。
如月は手のひらをひっくり返した。
「こ、これはですね……そう! 上位メンバーの特典として……予定されている下位メンバーからグレードを分けて提供するのに最適なコンテンツなのです!」
彼女の瞳孔が、揺れている。
彼女は……錯乱している!
「こ、こほん……か、確認のために再生していただいても? のちほどデータもいただきたく」
「え、ええ……構いませんけど……」
急に興味がないフリを――内へカールをしている髪を触り触り、隠し切れない如月がイスに座り直すのを見ながら、優花がスマホを操作していく。
「先生……ひとつ、ご忠告を」
優花の吐息が、熱くなっていた。
「……これは、『キます』」
「!?」
「覚悟は、よろしいですか?」
「……大丈夫。こはねさん関連は時間を取っているから支障はありません」
「分かりました。では――」
『……んーっ』
「 」
「に、2回目ならなんとか……!」
『んにゃー……っ』
「 」
「 」
『もっと、ぎゅっと……して?』
――診察室には、録音が止まるまで……静寂が訪れた。
「ゆ、ゆうか……?」
「むー……」
「だ、だから大丈夫だって」
「私が大丈夫じゃありません」
「なんでいじけてるのさぁー……むぎゅっ」
ぎゅううう。
帰ってきた優花が――僕の配信を終わらせて、ご飯を食べるのを見届けた彼女はおもむろに僕を抱きかかえ――以降、僕はずっと後ろから抱きしめられている。
「ふんっ」
「ぎゅっ」
さらには、ぐいっともうひと抱きしめ。
僕は人形かのよう。
それにしても、この扱いはひどい。
本当に人形――はヤだから、せめて小学生の妹じゃないか。
「心配しました」
「でも、大丈夫そうだったし――」
「また、介護班のみなさんの手を借りることになるのではないかと。授業中に、気が気ではありませんでした」
何も言えず、僕はただ……抵抗をやめ、後頭部を包み込む柔らかさと背中とふとももを包み込む柔らかさ、それにつむじを抑えてくる顎の重さを感じるしかない。
「また、私の手の届かないところで――兄さんが、苦しむのかと。そう、思いました」
「うん……ごめん……」
「……分かっては、いるんです。兄さんの配信スタイルから、今日の午前に気分が乗って配信する確率は55%ほどと、かなりの――」
「えっ?」
「何か?」
上を向こうとしたけども、がっちりと胸と顎で固定されている僕は動けない。
「……アーカイブで、です。配信時間が残っていますので」
「あ、そういうこと」
なんだ。
僕はてっきり、優花が以前から僕の配信を追ってたのかと……そうだよね、そんなことは絶対にありえないよね。
「……兄さんの状態は、メンタルとフィジカルの――その日、その時間、その瞬間の状態に著しく左右されると、如月先生も」
「如月先生?」
「お医者様です。ほら、ネームプレートに」
「………………………………」
「………………………………」
「……あー」
10秒以上経って、僕は思い出した。
これは、僕基準ではすごく早いんだ。
「……少しずつで良いので、他人の名前などを気にするようにしましょうね」
「善処します……」
僕は痛いところを突かれて落ち込んだ。
……僕たちみたいに他人への興味を生まれつき持たないタイプは、本当に意識しないと全然覚えられないんだ。
なんなら同じクラスになった同級生のうち半分くらいを、年が明けてからなんとなく分かるレベルで。
「……気晴らしになっているようですし、配信するなとは言いません」
「うん」
「ですが、せめて……先に教えてください。10分でも良いので、前に」
「うん……」
「そうすれば――何かあっても、私や誰かが駆けつけられます。両親にも伝えられます」
ぽつり、ぽつり。
優花の、優しくて落ち着いている――ハスキーボイスって言うんだったね――声が、僕を包んでくれる。
「……んー」
「そ、そうやって甘えてきてもっ」
お?
無意識で声を出して、後頭部でぐりぐりしてたのが優花には効くみたい?
「んぅー」
「うっ……」
おお……!
こんな僕にも、よわよわになってる僕にも、優花に使える技があるだなんて……!
「んにゃー……」
「兄さん……それは、不味いです……!」
急に僕を包む彼女が熱くなってくる。
あとちょっとだ。
なにがあとちょっとなのかは分からないけども。
「おねえちゃあーん……」
「 」
にへら。
普段は使わない表情筋が、まるで生まれる前から知っていたように笑う。
この体が自然に獲得していた――女の子として生まれつき保有している能力。
甘える。
これは、こんなにもかわいい声を発せられる様子。
……視聴者たちから声優目指せるとか言われてたのは、あながち間違いでもないかもね。
そもそもとしてボイチェンソフトで偶然にもこんな声を出せていたんだ、僕の好みにも――。
「?」
なんで、あのボイチェンソフトでこんな声を――甘え声はそこまで試してないけども――出せたんだろう。
いくらなんでも、似すぎじゃない……?
「………………………………」
……ぶるっ。
体が震える。
恐怖。
この体がTSしたこと自体にも、ずっと着けてる三つ編みのリボン――いや、横髪が結われていたことすら、よく考えなくってもおかしいんだ。
あまりにも怖いから忘れようとして結構忘れられていた、その事実。
それに僕は。
「んぅ……ゆうかお姉ちゃん……こわい」
「 」
「もっと、ぎゅっと……して?」
僕はぐりぐりと頭を押しつけながら、喉から甘えながら見上げる。
「 」
優花は――真っ赤な顔をして、白目を剥いている。
「こわい……」
その姿は、毎朝見慣れていても怖かった。
そのせいで、せっかく甘えモードになっていた僕の体も優花を拒絶した。
「んしょ……んしょ……」
「 」
僕は、怖い優花の両腕を解き、おごそかに床へ降り立つ。
「ゆうか、こんなとこで寝ちゃダメだよ?」
「 」
……優花、もしかして。
――さては、かわいいに弱いな?
てしてし。
ソファで寝ちゃった優花のために廊下へと急ぎながら、僕はほくそ笑む。
「……優花へ、勝てるところ……あるじゃん」
僕は嬉しいんだ。
――でもそのあとで、「よく考えたら女の子で居るうちだけだから、あんまり意味がないんだ」って気がついて嬉しさは吹き飛んだ。
ま、まあ、優花が怒ってるときとかには使えるかもだし……?
◇
「どうしましょう、如月先生……!」
「こはねさんが愛らしいのは摂理です。受け入れるしかありませんよ」
「そんな……! 私、心臓が持ちません……!」
優花は――兄からの甘え攻撃で、壊滅的なダメージを負っていた。
「羨ましい限りなのですから役得でしょう?」
「そ、それとこれとは……」
「私たちは、優花さん。あなたほどには接近できませんし、受け入れてもらえません。血の繋がった――少なくとも心の中では――家族だからこそ。そしてきょうだいだからこその特権なんです」
「せ、先生……?」
事のあらましを聞き、嫉妬を必死で抑え込む如月。
彼女は――血の涙でも流せそうな気がしていた。
「あ、そ、そういえばっ」
ごそごそと――取り出したのは、スマホ。
「? まだ何か? のろけ話を聞かされるだけならさすがに私も――」
「録音――してありました! こんなこともあろうかと!」
「優花さん!!」
――がしっ。
如月は手のひらをひっくり返した。
「こ、これはですね……そう! 上位メンバーの特典として……予定されている下位メンバーからグレードを分けて提供するのに最適なコンテンツなのです!」
彼女の瞳孔が、揺れている。
彼女は……錯乱している!
「こ、こほん……か、確認のために再生していただいても? のちほどデータもいただきたく」
「え、ええ……構いませんけど……」
急に興味がないフリを――内へカールをしている髪を触り触り、隠し切れない如月がイスに座り直すのを見ながら、優花がスマホを操作していく。
「先生……ひとつ、ご忠告を」
優花の吐息が、熱くなっていた。
「……これは、『キます』」
「!?」
「覚悟は、よろしいですか?」
「……大丈夫。こはねさん関連は時間を取っているから支障はありません」
「分かりました。では――」
『……んーっ』
「 」
「に、2回目ならなんとか……!」
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