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第2章 戦乱の足音と不穏な空気
第5話 戦争と悪魔貴族…そして
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「国王!!今入った連絡に寄りますと、モルガン帝国のシュナイゼル帝王がまた、仕掛けてくるらしいとの報告です。」
「身の程を知らん奴め。ユウマ様と云う切り札が有ればこそ、戦うのみ。各方面に連絡しろ。決戦は、来週の月曜日、負けたほうが地図から消える!!」
ラガール国王は、安心しきっていた。使徒たるユウマを持ち、鍛え上げられた騎士団に魔法師団、学徒動員による完璧な勝ちを。
ゴーン!ゴーン!ゴーン!ゴーン!
敵襲だ!!
ユウマは、上空からバラバラに編成された4部隊を確認し、思案する。
…こいつは…厄介な事になりそうだ…
北の演習場に待機していた、アラン、キャンドラ、アルミスに小声で伝える。
「良いか?敵は見の前だけじゃない…眼を見ろ!忘れるな!眼を確認しろ…」
アランにシュネイヴァルチャーを…
キャンドラにサンダースピアを…
アルミスに鉄剣をもたせ、各ドラゴンに乗せる。
「よく聞いてくれ。俺は主力を叩いたあと、敵首都を破壊してくる。お前たちには、各軍団の指揮を任せる。そして、終わったら国王へ報告しろ。注意すべきは、眼だ…。行け!」
「「「ユウマ!(様!)それは、どういう…意味で…」」」
バサ!バサ!と上空に舞い上がり正面の部隊を目指すユウマ。
三人は、「やるしかないだろう(わ)…」
と3方向に別れ、ドラゴンを操る。眼下では、ゴーレムを操る騎士団、魔術師団、学徒達が歩を進めていた。
上空から各魔法を放ち、敵殲滅に三人に呼応する様に戦うゴーレムと各部隊。数がかなり減ってある事もあり戦況は有利だ。
…キャンドラ、アルミスこちらは、ほぼ制圧完了…
アランからの念話が響く。
…こちらも、ほぼ壊滅状態です(わ)…
二人からの応答もいい。
アランは、ユウマが何を気にしていたのかが気になる。シュネイヴァルチャーまで預けて…
一方、主力部隊は、一進一退の激しい攻防戦になっていた。
千年竜王ガイアに
「下から攻撃に回る!上からの補助を頼む!」
と空を飛びおり落下するユウマ。時空魔法を制御して速度を計算し浮遊に近い状態で着地すると広域魔法を放ち前線を薙ぎ払う。
「来たな!クソガキが!【悪魔召喚】生贄は…」宰相が喋りだした時!
「そこの宰相豚と部隊全員の魂と肉体だ!」
水晶玉から命令する帝王シュナイゼル!
魔法陣から靄が現れ具現化してゆく。
「久しぶりの大量の供物、私に相応しい量だ!」
出てきたのは、アークデーモンより遥かに格上の悪魔貴族…………しかも、悪魔公爵だった。
その力は、魔族の5本指と同等と言われ古より呼んでは成らないとされる、狂気の悪魔。
周りは、既に肉体が無くなり魂の欠片すら吸い込まれている。
…最悪の敵が出てきやがった…
ユウマでさえ額から冷や汗が出てくる。
「さて、素晴らしい魔力を持つ少年よ。私の糧となり魂と共に吸収されるが良い。我が礎になる事を許してやろう。」
「古のオッサンが現代に出てきて舞い上がってんじゃねぇよ!すぐに、暗闇に送ってやるよ」
ユウマは、細く輝く1本の剣を出す。魔族と悪魔、そして使用者にしか見えない光剣 ライトニングソード。
「サァー!俺の魔力を吸って力を取り戻しやがれ!」
光が白光になりユウマの腕には、赤いオーラが繋がっている。
「クックック。使徒ですか?殺しがいがありますね」
真っ赤に燃えるような瞳に六芒星が現れている。
そこからは、神VS悪魔の高速戦闘だった。
お互いに剣を弾き、魔法を繰り出し、揺さぶり、強行、先読み…………ありとあらゆる技のオンパレード。とても、人目では、追いつけない。
後陣で待機している中に、理解できてるものは、誰一人いない。水晶玉から見ている各国の王達もまいちるホコリと、飛び散る剣火花、飛び出す魔法を視認するのが精一杯だ。
唯一、千年竜王ガイアが仲間にいたことが救いだった。
収縮した火炎放射を放ち、翼で風を操りユウマの助けをしている。
三刻した頃から体力・魔力・武器の差が出始めて悪魔公爵に余裕がなくなる。
「生贄を…生贄をよこせ~!!」
後陣で待機する部隊に魔法を放つ。
光と同じ速度で放たれた魔法を避けられる者などいやしない。
「甘いんだよ!隙を作ったら殺られるぜ!」
瞬歩の如く、後ろに回ったユウマの剣が心臓を穿く!
剣は、光を放ち悪魔貴族を吸収し辺りから全ての邪気が消えた。
魔法を放たれた部隊は、気を失っているが生きている。身代わりのネックレスがボロボロに崩れているが…………。
…後は、頼んだぜ!アラン…ユウマはガイヤに咥えられ運ばれてゆく。
~~~~~~~~~
王城では、皆が息を飲み水晶玉をのぞき込んでいた。
「もう、少しで主がお帰りになります。皆でお迎えいたしましょう!」
国王が宣言すると貴族たちは、歓声を上げている。
…が、唯一アランだけが引っかかった。主とは、誰を指してるんだ?…
「良いか!眼を見ろ!眼を!」
後ろを向く瞬間に輝く赤に染まった国王の眼を見逃さなかった。
「そう云う事か!ユウマー!」
シュネイヴァルチャーを放ち国王を撃つ!
誰もが、発狂したかのように考えた…
然しながら、キャンドラ・アルミスもこの日の為にユウマから教えられてきた事が有る。
聖魔法(極)聖浄化・ホーリーコーラス
鐘の音が響き、天使が舞い降り歌を歌う。
国王と大臣は、苦しみそして悪魔男爵へと変貌し浄化されていった。
後には、真っ黒な灰だけが残り倒したのである。
貴族たちに、見守っていた騎士団と魔法団に言葉は無かった。
…その頃、モルガン帝国・首都ランベルは、ソドムの光の様に十字架の光が立ち昇り、一瞬で廃墟となった。…龍に乗った少年が目撃されている…
~~~~~~~~~
ラガール王国では、エストニア王国・オリエント魔法連邦・ガシャール皇国・モルガン帝国の各種族代表が集まり会議を行い、エストニア国王の信頼の厚いオールドドワーフを中心に、ユウマ・フォン・シャルルへの大義が集まり、2カ国を合併してシャルル王国とする事で満場一致となり、初代国王としてユウマが即位した。
また、4カ国による対魔族同盟も組まれた。
ここから、新たな歴史が始まる。
「身の程を知らん奴め。ユウマ様と云う切り札が有ればこそ、戦うのみ。各方面に連絡しろ。決戦は、来週の月曜日、負けたほうが地図から消える!!」
ラガール国王は、安心しきっていた。使徒たるユウマを持ち、鍛え上げられた騎士団に魔法師団、学徒動員による完璧な勝ちを。
ゴーン!ゴーン!ゴーン!ゴーン!
敵襲だ!!
ユウマは、上空からバラバラに編成された4部隊を確認し、思案する。
…こいつは…厄介な事になりそうだ…
北の演習場に待機していた、アラン、キャンドラ、アルミスに小声で伝える。
「良いか?敵は見の前だけじゃない…眼を見ろ!忘れるな!眼を確認しろ…」
アランにシュネイヴァルチャーを…
キャンドラにサンダースピアを…
アルミスに鉄剣をもたせ、各ドラゴンに乗せる。
「よく聞いてくれ。俺は主力を叩いたあと、敵首都を破壊してくる。お前たちには、各軍団の指揮を任せる。そして、終わったら国王へ報告しろ。注意すべきは、眼だ…。行け!」
「「「ユウマ!(様!)それは、どういう…意味で…」」」
バサ!バサ!と上空に舞い上がり正面の部隊を目指すユウマ。
三人は、「やるしかないだろう(わ)…」
と3方向に別れ、ドラゴンを操る。眼下では、ゴーレムを操る騎士団、魔術師団、学徒達が歩を進めていた。
上空から各魔法を放ち、敵殲滅に三人に呼応する様に戦うゴーレムと各部隊。数がかなり減ってある事もあり戦況は有利だ。
…キャンドラ、アルミスこちらは、ほぼ制圧完了…
アランからの念話が響く。
…こちらも、ほぼ壊滅状態です(わ)…
二人からの応答もいい。
アランは、ユウマが何を気にしていたのかが気になる。シュネイヴァルチャーまで預けて…
一方、主力部隊は、一進一退の激しい攻防戦になっていた。
千年竜王ガイアに
「下から攻撃に回る!上からの補助を頼む!」
と空を飛びおり落下するユウマ。時空魔法を制御して速度を計算し浮遊に近い状態で着地すると広域魔法を放ち前線を薙ぎ払う。
「来たな!クソガキが!【悪魔召喚】生贄は…」宰相が喋りだした時!
「そこの宰相豚と部隊全員の魂と肉体だ!」
水晶玉から命令する帝王シュナイゼル!
魔法陣から靄が現れ具現化してゆく。
「久しぶりの大量の供物、私に相応しい量だ!」
出てきたのは、アークデーモンより遥かに格上の悪魔貴族…………しかも、悪魔公爵だった。
その力は、魔族の5本指と同等と言われ古より呼んでは成らないとされる、狂気の悪魔。
周りは、既に肉体が無くなり魂の欠片すら吸い込まれている。
…最悪の敵が出てきやがった…
ユウマでさえ額から冷や汗が出てくる。
「さて、素晴らしい魔力を持つ少年よ。私の糧となり魂と共に吸収されるが良い。我が礎になる事を許してやろう。」
「古のオッサンが現代に出てきて舞い上がってんじゃねぇよ!すぐに、暗闇に送ってやるよ」
ユウマは、細く輝く1本の剣を出す。魔族と悪魔、そして使用者にしか見えない光剣 ライトニングソード。
「サァー!俺の魔力を吸って力を取り戻しやがれ!」
光が白光になりユウマの腕には、赤いオーラが繋がっている。
「クックック。使徒ですか?殺しがいがありますね」
真っ赤に燃えるような瞳に六芒星が現れている。
そこからは、神VS悪魔の高速戦闘だった。
お互いに剣を弾き、魔法を繰り出し、揺さぶり、強行、先読み…………ありとあらゆる技のオンパレード。とても、人目では、追いつけない。
後陣で待機している中に、理解できてるものは、誰一人いない。水晶玉から見ている各国の王達もまいちるホコリと、飛び散る剣火花、飛び出す魔法を視認するのが精一杯だ。
唯一、千年竜王ガイアが仲間にいたことが救いだった。
収縮した火炎放射を放ち、翼で風を操りユウマの助けをしている。
三刻した頃から体力・魔力・武器の差が出始めて悪魔公爵に余裕がなくなる。
「生贄を…生贄をよこせ~!!」
後陣で待機する部隊に魔法を放つ。
光と同じ速度で放たれた魔法を避けられる者などいやしない。
「甘いんだよ!隙を作ったら殺られるぜ!」
瞬歩の如く、後ろに回ったユウマの剣が心臓を穿く!
剣は、光を放ち悪魔貴族を吸収し辺りから全ての邪気が消えた。
魔法を放たれた部隊は、気を失っているが生きている。身代わりのネックレスがボロボロに崩れているが…………。
…後は、頼んだぜ!アラン…ユウマはガイヤに咥えられ運ばれてゆく。
~~~~~~~~~
王城では、皆が息を飲み水晶玉をのぞき込んでいた。
「もう、少しで主がお帰りになります。皆でお迎えいたしましょう!」
国王が宣言すると貴族たちは、歓声を上げている。
…が、唯一アランだけが引っかかった。主とは、誰を指してるんだ?…
「良いか!眼を見ろ!眼を!」
後ろを向く瞬間に輝く赤に染まった国王の眼を見逃さなかった。
「そう云う事か!ユウマー!」
シュネイヴァルチャーを放ち国王を撃つ!
誰もが、発狂したかのように考えた…
然しながら、キャンドラ・アルミスもこの日の為にユウマから教えられてきた事が有る。
聖魔法(極)聖浄化・ホーリーコーラス
鐘の音が響き、天使が舞い降り歌を歌う。
国王と大臣は、苦しみそして悪魔男爵へと変貌し浄化されていった。
後には、真っ黒な灰だけが残り倒したのである。
貴族たちに、見守っていた騎士団と魔法団に言葉は無かった。
…その頃、モルガン帝国・首都ランベルは、ソドムの光の様に十字架の光が立ち昇り、一瞬で廃墟となった。…龍に乗った少年が目撃されている…
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ラガール王国では、エストニア王国・オリエント魔法連邦・ガシャール皇国・モルガン帝国の各種族代表が集まり会議を行い、エストニア国王の信頼の厚いオールドドワーフを中心に、ユウマ・フォン・シャルルへの大義が集まり、2カ国を合併してシャルル王国とする事で満場一致となり、初代国王としてユウマが即位した。
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