元Sランク冒険者のお爺さんの残した遺品は、物凄い宝の詰まった指輪でした。

チョコクッキー

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第3章 冒険者活動

第7話 伝説の始まり

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「今日から、ダンジョン攻略だけに赴いて活動しようと思う。理由は、2つ!レベルが高い上に高確率で宝物が出る。レベルアップが早ければSランクになり狂龍の塔に挑戦できる。」

ユウマは、歩きながら説明する。指輪などの高アイテムも最早、皆んなには通用しない。それほど、ステータスが高い。となれば、ダンジョン産の魔獣を効率よく倒したほうがレベル上げに丁度いい。

ユウマ・フォン・シャルル
冒険者 100【アイテム使用による】
騎士職 100 【アイテム使用による】
聖騎士職100 【アイテム使用による】
盾騎士 100 【アイテム使用による】
魔法士 100 【アイテム使用による】
魔道士 100 【アイテム使用による】
回復職 100 【アイテム使用による】
上級回復100 【アイテム使用による】
聖魔法士  86 【アイテム使用による】
闇魔法士  81 【アイテム使用による】
龍騎士   75
召喚士   45
精霊召喚  36
悪魔召喚  50【禁止】

アラン・ピッツバーグ
冒険者 100 【アイテム使用による】
斥候職 100 【アイテム使用による】
忍術者 100 【アイテム使用による】
騎士職 100 【アイテム使用による】
暗殺者 100 【アイテム使用による】
聖騎士     86 【アイテム使用による】
盾騎士     62 【アイテム使用による】
回復職     76 【アイテム使用による】
聖魔法士37 【アイテム使用による】
龍騎士  67 
召喚士  59 
悪魔召喚 50【禁止】

ガーラ・フォン・エストニア
冒険者 100
弓士  100
精霊弓士100
騎士職 100
聖騎士職100
魔法士 100
魔道士 100
回復職 100
上級回復100
聖魔法士100
精霊魔法100
召喚士   94
精霊召喚  92
賢者    68
龍騎士       17
悪魔召喚   50【禁止】

キャンドラ・フォン・メイダス
冒険者 100 【アイテム使用による】
騎士職 100 【アイテム使用による】
聖騎士職100 【アイテム使用による】
魔法士 100 【アイテム使用による】
魔道士 100 【アイテム使用による】
回復職 100 【アイテム使用による】
上級回復100 【アイテム使用による】
聖魔法士  99 【アイテム使用による】
召喚士   42
精霊召喚  36
龍騎士      48
※※   ※※
悪魔召喚   50【禁止】

アルミス・クインテル
冒険者 100 【アイテム使用による】
騎士職 100 【アイテム使用による】
聖騎士職100 【アイテム使用による】
盾騎士 100 【アイテム使用による】
魔法士 100 【アイテム使用による】
回復職   56 【アイテム使用による】
聖魔法士  41 【アイテム使用による】
召喚士   29
龍騎士      62
悪魔召喚   50【禁止】

大体の職業レベルは、ステータスのプラスポイントに加算される。ガーラは、不適だが…。

ユウマが飽く迄もシステムに従うのは、お祖父様が作った制度だからだ。Aの実力が有ろうが無かろうがユウマは従う。祖父のために…。

「ギルドマスターに聞きたい!今からどうやってダンジョンを制覇すればSランクに上がれる?」

「ハッキリと申せませんが、7大巨塔と呼ぼれる死の森の塔をご存知ですよね。そこを攻略するのが手っ取り早いとしか申せません。」

「すると、初めは火か水の塔になるな…。皆んな上昇型の塔だがランクで入れるのは2つだけだ。どっちがいい?」

アラン、ガーラ、キャンドラにアルミスは、ユウマに任せるという。

悩んだ挙句、火の塔から始める。低層階で半日もあれば2回は、クリア出来るだろう。
しかし、初ダンジョンを浮かれた気持ちで挑戦するユウマでは無い

「では、火の塔の攻略依頼を」
ユウマが言う。

カウンターの受付嬢に
「何階までですか?」
と聞かれ

「聞こえなかったか?攻略だ!」
もう一度言う。

「はっ?だから何階まで…………ってもしかして完全攻略ですか?」

「そう言っているが?」

「ギルドマスター~!変な人が…」

ギルドマスターは、笑いながら
「受けてやれ!!ただし、安くな!」

「はーい。達成報酬は、一人金貨3枚で如何ですか?アイテムと魔石は別途、買い取りで」
受付の女性は、調子に乗り格安でクエストもさせる気満々だ。

「構わない。その代わり、ちゃんとギルドポイントは付けて貰う。」
そう言うと、ドアを開け出ていくユウマ達が5人。

火の塔は、北の演習場から3キロと近い。一気に転移魔法で移動する。そして、身体強化を使い走る。

1階に沢山の冒険者と地図を売り儲ける商人が交渉している。そんな中、ダンジョン産Bランクアイテム【影写し】を取り出しダンジョン内に入る。石を積み重ね迷路のような1階。皆んな、地図を見て歩いているが、罠が設置されており新人が的に成り、ケガをしている。

「ユウマ、どうするんだ?斥候の俺なら罠くらいすぐ解けるぜ!」
自信満々のアランに【影写し】を渡し説明する。青が魔獣。赤は人。緑は罠。紫はお宝だ。
1枚の板に既に、この一階層の地図が出ていた。

「すぐに2階への階段へ向かう。50階層しかないからな」
ユウマが言うと

「任せてくれ。既に憶えた。宝は如何する?」

「今回は、くれてやれ。必要ない。ボスの魔石と宝だけで構わない。」
ユウマがアランに指示を出すと一気に身体強化を使い走り出す。

1キロ四方の巨大迷路を僅か1分でクリアして2階へとあがる。驚異的な速さだ。

そして、10階層ボス部屋には、ある程度の冒険者が並んでいた。

ユウマは、各チームリーダーと話し合い、次に順番を回して貰う事になった。

「何をしたんだ?」
アランが不思議そうに聞いてくる。

「あぁ。賄賂だよ。ボロボロ出し限界みたいなんで金貨1枚渡して順番を変えて貰った。」

「ひでぇーな…あはは」

その時、門が開く。

「行くぞ!!」

中にはいるとボス部屋らしく灯籠が順番に付き始め、オーク3匹が出てくる。

「キャンドラに任せる!」

「わかったわ!ウィンドカッター!」
腹から半分に別れ倒れていく。そして消えた後に銀の宝箱。

「これは、俺が!」
アランが剣で切ると宝箱に扮した魔獣だった。
その後に金の宝箱が出てきた。

ポーション3本!
大したことないが、一般冒険者には嬉しいお宝だろう。

「人が居なくなるまで、魔獣も放置だ。」

「それなら20階層からいなくなりそうだぜ!」
アランが罠を巧みに攻略して、無駄なく走る。

俺達は、20階層のボス部屋まで走る。
20階層のボスは、オークキング3匹。

「アルミス!ナイフだ!」

「ハイ!」
眉間に見事に刺さったナイフ!煙のように消えるオークキング。
宝箱からオークキングの斧が出てきた。
これは、貴重だ。高く取引される。

「ユウマ様と居ると普通が普通でありえなくなりますね。」
笑いながら話すガーラ。

キャンドラにアルミスも同じ気持ちだろう。

そして29階層に達した時、

「ここは、罠ばかりだ!対応できない!」
アランが叫ぶ。

1歩踏み出したら爆破する。

ドンッ!強くは無いがそれより厄介なのが、クレイジーモンキー達だった。

弓矢で狙ってくる。

足元には、爆発草。そしてキラービー。

爆発→弓矢→キラービー→爆発…しかも、鏃に毒が塗ってある。

「キーキキー!」
白い尻尾の長い猿が木々の間から攻撃。おまけに足元も疎かには出来ない。

自己治療するが生傷が増えてゆく。

「チクショー!」
アランが木々の間から攻めるクレイジーモンキーを追い払い、ガーラが地面の馴らしを行う。

「アースクエイク!」

そして、キャンドラがキラービーを撃ち落とす。

「サンダーショット!」

安心したのもつかの間、木の魔獣トレントが枝で攻撃と束縛を仕掛けてくる。

連携の取れた攻撃だ。

「チッ!鬱陶しわね。皆んなホーリーガード」
ガーラが叫ぶ。

合わせたように皆んなが聖魔法ホーリーガードをかけた瞬間

「デス・ライフ二イング!」
精霊魔法 精霊が魂を引きずり出す。
生ある者は、皆死に至る極みの魔法。
森の中に住んでいる魔獣には、精霊は欠かせない。
エルフだけが使える精霊魔法。

「辺りの魔獣も草も死んだはずだわ」

足元を見ると草や芽が枯れていた。

「よし!一気に抜けるぞ!」
30階層ボス部屋へ向けて走り出す。




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