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ゴウキ・ファミリー
女の戦い その6
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「・・・くっ・・・」
眩暈がする、吐き気がする、意識が保てなくなっていく。
スミレの撒いた毒によって徐々に体の自由を奪われていくミリアは、なんとか気力を振り絞って意識を保っていた。
(解毒・・・解毒しないと・・・)
体の自由は極端に落ちたが、口はまだ動く。
ミリアは状態異常の回復の魔法を使おうと、詠唱を始めた。
「無駄なことだぞ」
スミレはそう言いつつも、何もミリアにする気配がない。意図はわからないが、妨害しないというのならその隙に魔法でこの状態を何とかするだけだ。
「・・・!」
魔法の詠唱が終わり、状態異常の回復の魔法が発動する。
毒を始めとして、ありとあらゆる状態異常を回復することが出来る・・・はずだった。
「なっ・・・!?」
ミリアは愕然とする。
体の自由は以前として利かないからだ。楽になっていく様子もない。意識もどんどん保つのが難しくなっていく。
「あっ・・・!」
ズシャッ
ついには体の自由がほとんど利かなくなり、ミリアは地面に倒れ伏した。リフトも倒れまいと剣で体を支えているが、その状態のまま気絶してしまったようだ。
ミリアは何とか回復魔法の詠唱を続けようとするが、ついに口も満足に動かなくなってしまった。
「だから言ったろ?無駄だって」
スミレが意地悪い笑みを浮かべながら、倒れているミリアの顔を覗き込んだ。
「おめーの魔法でも治せない毒ってのもこの世にあんだよってことさ。今回は命だけは取らないでやっけど、その気になればおめーらは今この場で死んでるってことだけは忘れんなよ?」
スミレはそう言ってミリアの体を蹴って転がす。
「・・・」
「おーい、聞こえる?」
スミレの問いかけに対しても、もうミリアには反論することさえ出来なかった。目は虚ろになり、スミレが言っている言葉の意味を理解するだけの意識すら保てていない。
スミレが使ったのは、自身が独自に調合した毒であった。
世間で広まっているそれとは特性から何から違う新しいものであり、医者が見ても簡単には対処できないようなものにしている『スミレの傑作』とも言えるものである。
状態異常回復の魔法が効果を表すためには、イメージ力が大切となるが、具体的には毒を解毒するならその毒の特性を知識として身に着け、それをイメージに乗せて魔法を発動しないといけないのだ。
スミレの毒はミリアにとって未知なるものだったので、回復するためのイメージが湧かなかったのである。
リフトもミリアも戦闘不能となったのを確認すると、スミレはリノアとクレアが向かった先に視線を向ける。
「あの馬鹿女も毒吸ってるはずなんだけどな。まだ効果がないのかな?」
轟音が今でもスミレの耳に入り、リノア達の戦いは続いていることがわかる。
「そろそろリノアの方も手助けしとくか・・・それにしても・・・」
スミレはちらりとあるものに視線を向ける。
そこには立ったまま意識を失っているマリスの姿があった、
「・・・こいつは一体なんなんだ?最初から最後までずっと立ったままだった・・・」
マリスはクレアが乱闘を始める前から、ずっと物思いにふけながらただ呆然と突っ立っていたままであった。
眩暈がする、吐き気がする、意識が保てなくなっていく。
スミレの撒いた毒によって徐々に体の自由を奪われていくミリアは、なんとか気力を振り絞って意識を保っていた。
(解毒・・・解毒しないと・・・)
体の自由は極端に落ちたが、口はまだ動く。
ミリアは状態異常の回復の魔法を使おうと、詠唱を始めた。
「無駄なことだぞ」
スミレはそう言いつつも、何もミリアにする気配がない。意図はわからないが、妨害しないというのならその隙に魔法でこの状態を何とかするだけだ。
「・・・!」
魔法の詠唱が終わり、状態異常の回復の魔法が発動する。
毒を始めとして、ありとあらゆる状態異常を回復することが出来る・・・はずだった。
「なっ・・・!?」
ミリアは愕然とする。
体の自由は以前として利かないからだ。楽になっていく様子もない。意識もどんどん保つのが難しくなっていく。
「あっ・・・!」
ズシャッ
ついには体の自由がほとんど利かなくなり、ミリアは地面に倒れ伏した。リフトも倒れまいと剣で体を支えているが、その状態のまま気絶してしまったようだ。
ミリアは何とか回復魔法の詠唱を続けようとするが、ついに口も満足に動かなくなってしまった。
「だから言ったろ?無駄だって」
スミレが意地悪い笑みを浮かべながら、倒れているミリアの顔を覗き込んだ。
「おめーの魔法でも治せない毒ってのもこの世にあんだよってことさ。今回は命だけは取らないでやっけど、その気になればおめーらは今この場で死んでるってことだけは忘れんなよ?」
スミレはそう言ってミリアの体を蹴って転がす。
「・・・」
「おーい、聞こえる?」
スミレの問いかけに対しても、もうミリアには反論することさえ出来なかった。目は虚ろになり、スミレが言っている言葉の意味を理解するだけの意識すら保てていない。
スミレが使ったのは、自身が独自に調合した毒であった。
世間で広まっているそれとは特性から何から違う新しいものであり、医者が見ても簡単には対処できないようなものにしている『スミレの傑作』とも言えるものである。
状態異常回復の魔法が効果を表すためには、イメージ力が大切となるが、具体的には毒を解毒するならその毒の特性を知識として身に着け、それをイメージに乗せて魔法を発動しないといけないのだ。
スミレの毒はミリアにとって未知なるものだったので、回復するためのイメージが湧かなかったのである。
リフトもミリアも戦闘不能となったのを確認すると、スミレはリノアとクレアが向かった先に視線を向ける。
「あの馬鹿女も毒吸ってるはずなんだけどな。まだ効果がないのかな?」
轟音が今でもスミレの耳に入り、リノア達の戦いは続いていることがわかる。
「そろそろリノアの方も手助けしとくか・・・それにしても・・・」
スミレはちらりとあるものに視線を向ける。
そこには立ったまま意識を失っているマリスの姿があった、
「・・・こいつは一体なんなんだ?最初から最後までずっと立ったままだった・・・」
マリスはクレアが乱闘を始める前から、ずっと物思いにふけながらただ呆然と突っ立っていたままであった。
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