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情けない決着
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俺とディオとの闘いが始まった。
俺はアリス様との契約で魔力が爆増している。力押しで行っても余裕で勝てるはずだ。
俺は浮遊術を使い、ディオと距離を取りつつ高度を保った。これによりディオの剣から逃れやすくなるはずだ。
そして俺からやつを見下ろす形になる。こうなればもう俺が勝ったも同然なのだっ!
「くらってくたばれ!サンダー・・・」
俺が大技の魔術を使おうとしたときだ。俺はディオの姿を見失っていることに気が付いた。
「なっ!?」
俺としたことが一瞬取り乱してしまうが、冷静に対処に見てみるとディオは俺の足元へ一瞬で駆けていることがわかった。浮いている分、俺の体の真下は確かに俺にとって死角になっている。
だが、そんなものは俺が真下に注意をすれば良いだけなのだ。すぐに魔術を唱えなおして・・・
「はれ?」
思わず間抜けな声を出してしまった。ディオの姿を再び見失っていたのだ。アイェェェェ!?ディオなんで!!??
「ど、どこだっ!?」
真下はおろかどこにも姿が見えない。どこを見回してもいない。おかしい・・・俺が宙に浮いている分、見晴らしは良いはずなのに。
そんなことを考えた直後だった。
斬っ!
俺の体に激痛が走った。
「・・・血?」
俺の体から血が流れている。
どうやら俺はディオにより真っ向から斬られていたようだ。
あまりのダメージに浮遊術の意識を保つことが難しく、俺の体は地面に落ちようとしていた。その瞬間、いつの間にか地面にいるディオが視界に入った。
こ、こいつ・・・!
どうやら勇者バリーも使っていた超跳躍からの斬撃・・・ジャンプスラッシュとでも名付けようか、それを使用して俺に斬撃を加えたようだ。下に意識を集中させていた分、上が完全に死角となっていた。
してやられたというわけかーーー
ズシャッ
俺は種に気づいたものの、致命傷に近いダメージを受けて地面に体を叩きつけられた。
驕っていた。自分の溢れる魔力に胡坐をかき、するべき警戒を怠ってしまった。普段の俺なら気づけていたはずだろう。
「だが、まだ俺は動けるっ!!」
ディオに向けて魔術を放つ準備に入る。
俺はまだ負けていないの・・・だ?
またディオの姿が無かった。姿を消されると魔術を詠唱のしようもない。
などと考えていると
斬っ!!
再び俺の体に激痛が走る。
どうやらディオはまたもジャンプスラッシュで姿をくらませつつ、俺に斬撃を加えたらしかった。
ふっざけるなよ!こんなハメ技なんてアリか?これでは勝負になんか・・・
斬っ!!!
そうこう考えているうちに三回目のジャンプスラッシュを受け、俺はついに膝をついた。
否、倒れようとしたら膝をつく形になったというところだ。
地面には俺のものである血が大量に広がっている。「あ、これ致命傷だ」というのが俺でもわかった。
俺とディオとの決戦は、これまでのディオとの闘いのどれよりも一方的かつ無様に幕を閉じることになった。
あの世にいくのは俺になりそうだ。
俺はアリス様との契約で魔力が爆増している。力押しで行っても余裕で勝てるはずだ。
俺は浮遊術を使い、ディオと距離を取りつつ高度を保った。これによりディオの剣から逃れやすくなるはずだ。
そして俺からやつを見下ろす形になる。こうなればもう俺が勝ったも同然なのだっ!
「くらってくたばれ!サンダー・・・」
俺が大技の魔術を使おうとしたときだ。俺はディオの姿を見失っていることに気が付いた。
「なっ!?」
俺としたことが一瞬取り乱してしまうが、冷静に対処に見てみるとディオは俺の足元へ一瞬で駆けていることがわかった。浮いている分、俺の体の真下は確かに俺にとって死角になっている。
だが、そんなものは俺が真下に注意をすれば良いだけなのだ。すぐに魔術を唱えなおして・・・
「はれ?」
思わず間抜けな声を出してしまった。ディオの姿を再び見失っていたのだ。アイェェェェ!?ディオなんで!!??
「ど、どこだっ!?」
真下はおろかどこにも姿が見えない。どこを見回してもいない。おかしい・・・俺が宙に浮いている分、見晴らしは良いはずなのに。
そんなことを考えた直後だった。
斬っ!
俺の体に激痛が走った。
「・・・血?」
俺の体から血が流れている。
どうやら俺はディオにより真っ向から斬られていたようだ。
あまりのダメージに浮遊術の意識を保つことが難しく、俺の体は地面に落ちようとしていた。その瞬間、いつの間にか地面にいるディオが視界に入った。
こ、こいつ・・・!
どうやら勇者バリーも使っていた超跳躍からの斬撃・・・ジャンプスラッシュとでも名付けようか、それを使用して俺に斬撃を加えたようだ。下に意識を集中させていた分、上が完全に死角となっていた。
してやられたというわけかーーー
ズシャッ
俺は種に気づいたものの、致命傷に近いダメージを受けて地面に体を叩きつけられた。
驕っていた。自分の溢れる魔力に胡坐をかき、するべき警戒を怠ってしまった。普段の俺なら気づけていたはずだろう。
「だが、まだ俺は動けるっ!!」
ディオに向けて魔術を放つ準備に入る。
俺はまだ負けていないの・・・だ?
またディオの姿が無かった。姿を消されると魔術を詠唱のしようもない。
などと考えていると
斬っ!!
再び俺の体に激痛が走る。
どうやらディオはまたもジャンプスラッシュで姿をくらませつつ、俺に斬撃を加えたらしかった。
ふっざけるなよ!こんなハメ技なんてアリか?これでは勝負になんか・・・
斬っ!!!
そうこう考えているうちに三回目のジャンプスラッシュを受け、俺はついに膝をついた。
否、倒れようとしたら膝をつく形になったというところだ。
地面には俺のものである血が大量に広がっている。「あ、これ致命傷だ」というのが俺でもわかった。
俺とディオとの決戦は、これまでのディオとの闘いのどれよりも一方的かつ無様に幕を閉じることになった。
あの世にいくのは俺になりそうだ。
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