気だるげ王子の微笑みが見たくて

うかかなむらる

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14.粉々しいから嫌いなの

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 次の日。昼休み。
「よし!また遊びに行こうぜ!」
「行く!」
八神くんの提案。八神くんは何もなかったみたいにけろっとしてた。ごめんねっていう気持ちで、私の方が普通に話せないんだけど。
「瑞木さんは?いつが空いてる?」
「私?い、いつでも暇ー?」
「おっけおっけ。怜は暇だろ~。」
「一応聞いてよ、悲しくなるから。暇だけどさ。」
「ほら。」
「あ、来週末は無理。ばあちゃん家に行く。」
「ああ、だったね。じゃあ、今週末か、その後か。」
「今週末はわたしがだめだぁ……。」
「おぉ、そうか。じゃあ、来々週末くらいで!」
「空けとく!」
やけに張り切る八神くん。佐和田くんはそんなことなんてつゆ知らず、7時限の予習にいそしんでる。
「あ、まだ終わってないんだな?教えてやろうか?やろうか??」
「いいよ。やめて。うるさい。」
八神くんは佐和田くんが座る椅子に無理やり座る。
「狭い。」
茉琴が幸せそうなんだけど。八神くんは佐和田くんのノートにいたずら書きを始めた。
「こら、やめなさい。」
「へへっ♪」
「ご機嫌かよ……。」
仲良しだなぁ。

 そんなわけで(どんなわけで?)、遊ぶ日第2回当日になりました。今日は特にどこ行くって決めてるわけじゃなくて、ショッピングモールをぶらぶら。集合場所には、私が最初に着いてしまった。数分後、八神くんと佐和田くんがやってくる。
「だーっ、もう、離れてってば。もう居ないから。ね。」
「むーりー!」
またなんか、くっついてる……。
「そんなね、蛾ごときでビクビクしない。」
「する!怜は強いんだから、蛾の方を歩けばいいだろ!?」
「知らないよ。てかね、暑いから。離れて。今すぐに。」
「ひでぇやつだ……ぷんすこ!」
「うざい。」
楽しそうですこと。
「あ、瑞木さん!やっほ!」
「おー。僕らが1番かと思ったのにね。」
「あはは、やっほ。」
「乃希がさ、蛾が肩に止まってからずっと離れないんだけど、どうにかしてほしい。暑くて仕方ない。」
「いーや、瑞木さんなら分かってくれる!蝶だと装って近寄ってきて、なんか粉々こなこなしいし!」
「何、粉々しいって。」
「あぁ、分かるよ。」
「ほらー!」
「はいはい、分かった分かった。」
佐和田くんが八神くんの頭を撫でて八神くんは尻尾を振った、ように見えた。実際は振ってないよ!やっとのことで佐和田くんから離れた八神くんは私を見て微笑んだ。
「今日もかわいいね!」
「……!?」
「かわいいって思ったら言うことにするね!」
ひ、開き直った……。すごいニコニコしてるし……。
「やっほー!」
茉琴が登場。
「おう、やっほ!」
「やっほー。」
数分後、いのりちゃんも到着。
「ごめんね~!」
「や!」
「やっぴ。」
そして、私たち5人は出発した。


To be continued…
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