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27.かわいい!
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今日は、だいきくんとデート。今はサンドイッチ屋さんでランチ中です。
「いのり、何食べたい?」
「これ!」
「おー、いいなぁ!」
メニューをのぞき込むだいきくん。うぅ、近いよぉ……。
「いのり?」
「はっ、う、うん?」
「今日の髪型かわいいな。」
二つ結びにしてみました。
「へっ……そ、そうでございますか。」
「うん。似合ってる。」
い、いやだこの人……無自覚なのかな、わざとかな……どっちにしても嫌だ!ドキドキして心臓病になりそう。
「ほら、いのり。こっち座ろ。」
わたしの手を握って席に連れて行く。幼馴染だし、触るのに躊躇がないのは分かるんだけど、不意に手なんか繋がれたら、さすがにびっくりするよ。
「……あれ、怜と瑞木さんだ。」
だいきくんがじっとお店の外を見つめている。
「楽しそうだね。」
「……うん。」
「怜離れ、しないの?」
「……したい。けど、やっぱりちょっと寂しいよな。俺じゃない誰かと楽しそうにしてんのは。瑞木さんだから、なおさら。」
そう言って、だいきくんはさわだくんたちから目を逸らした。わたしだって微妙な気持ちだったよ。だいきくんがさやちゃんのことが好きって行った時は。とっさに応援しちゃったけど、あれって自分にとっては全然良くない行為だった。
「よし、食べるか!」
「うん……!」
あ、さわだくんがだいきくんに気付いた……!
「よう。」
「れ、怜!」
「やっほ、いのりちゃん!デート中にごめんね。」
「あ、ううん!さやちゃん可愛い~!」
新しいワンピース。
「あ、そうだ。小鳥遊さん、グミいる?」
「いる!」
「なんかの景品で貰ったんだけど、僕も瑞木さんも要らなくて。」
さわだくんは、グミの袋をパコって開けて、私に向けた。わたしは1粒、可愛い形のやつを取った。
「ありがと~!」
桃味のグミだ。そういえば、さやちゃんってグミ苦手なんだっけ。
「乃希は?」
「いる!」
「ん。」
だいきくんには、さわだくんが自分で1粒取って口に突っ込んだ。
「もう全部あげる。」
「ありがと~。」
だいきくんは嬉しそうに袋を受け取った。……まこちゃんに見せてあげたかったなぁ。このふたりって、けっこう無自覚にいちゃいちゃするよね。
「怜たちは今からどこ行くの?」
「ここで昼ごはんを食べた後は、特に決めてないよ、ね。」
「うん!」
さやちゃんが乙女だぁ、可愛い!
「ふーん。ま、楽しんで~!」
「そっちも~。」
男子たちは意外とそっけなく手を振った。
「ばいばーい!」
さやちゃんは私におっきく手を振った。だいきくんはさわだくんのことを見てる。さわだくんは、1回振り返った。だいきくんは今度はちゃんと手を振った。さわだくんはイケメンな感じで手を振り返した。寂しいなら、そう言えばいいのに。男の子って素直じゃないなぁ。ふたりは、わたしたちからちょっと離れた席に座った。
「よし、食おうぜ!」
「うん!」
食べてるだいきくん、かわいい。口いっぱいに頬張って、もぐもぐって。小動物みたい。
「美味い!」
「それは良かった。」
「いのりのは?一口ちょうだい!」
これは、ちぎるべきじゃないよね。わたしの食べかけを差し出すと、何の躊躇もなくかぶりついた。うぅ、かわいい……。
「ん!んっ!」
なんか感激してる……かわいい。
「美味いね!」
「うん、そうだね。」
「はっ!」
あれ、間接キスに気付いたのかな。う、わぁ、赤くなってる……!かわいい!
「ご、ごめん。」
「ううん。美味しいね?」
「う、うん……えへへ。」
やだ、かわいい。
食べ終わって、だいきくんはお手洗に行きました。お手洗の近くでだいきくんを待つ。
「あれ~?君ひとり~??」
チャラチャラした変な男の子が2人、近付いてきた。あれ、これはよくあるあれだ……ど、どうしよう、ちょっと怖い。
「ひ、ひとりじゃないです。」
「ひとりじゃないの~?」
「でも今ひとりじゃ~ん?」
「俺らと遊ばねぇ??」
「楽しいぜ~?」
「え、遠慮します。」
その人たちは、わたしの腕を1本ずつ掴んで引っ張った。
「や、やめてください!」
周りの人は、知らん顔で通り過ぎていく。
「やめて、離して!」
「かわいいね~、君。」
連れて行かれそうになって、必死に抵抗した。怖い、怖いよ……。
To be continued…
「いのり、何食べたい?」
「これ!」
「おー、いいなぁ!」
メニューをのぞき込むだいきくん。うぅ、近いよぉ……。
「いのり?」
「はっ、う、うん?」
「今日の髪型かわいいな。」
二つ結びにしてみました。
「へっ……そ、そうでございますか。」
「うん。似合ってる。」
い、いやだこの人……無自覚なのかな、わざとかな……どっちにしても嫌だ!ドキドキして心臓病になりそう。
「ほら、いのり。こっち座ろ。」
わたしの手を握って席に連れて行く。幼馴染だし、触るのに躊躇がないのは分かるんだけど、不意に手なんか繋がれたら、さすがにびっくりするよ。
「……あれ、怜と瑞木さんだ。」
だいきくんがじっとお店の外を見つめている。
「楽しそうだね。」
「……うん。」
「怜離れ、しないの?」
「……したい。けど、やっぱりちょっと寂しいよな。俺じゃない誰かと楽しそうにしてんのは。瑞木さんだから、なおさら。」
そう言って、だいきくんはさわだくんたちから目を逸らした。わたしだって微妙な気持ちだったよ。だいきくんがさやちゃんのことが好きって行った時は。とっさに応援しちゃったけど、あれって自分にとっては全然良くない行為だった。
「よし、食べるか!」
「うん……!」
あ、さわだくんがだいきくんに気付いた……!
「よう。」
「れ、怜!」
「やっほ、いのりちゃん!デート中にごめんね。」
「あ、ううん!さやちゃん可愛い~!」
新しいワンピース。
「あ、そうだ。小鳥遊さん、グミいる?」
「いる!」
「なんかの景品で貰ったんだけど、僕も瑞木さんも要らなくて。」
さわだくんは、グミの袋をパコって開けて、私に向けた。わたしは1粒、可愛い形のやつを取った。
「ありがと~!」
桃味のグミだ。そういえば、さやちゃんってグミ苦手なんだっけ。
「乃希は?」
「いる!」
「ん。」
だいきくんには、さわだくんが自分で1粒取って口に突っ込んだ。
「もう全部あげる。」
「ありがと~。」
だいきくんは嬉しそうに袋を受け取った。……まこちゃんに見せてあげたかったなぁ。このふたりって、けっこう無自覚にいちゃいちゃするよね。
「怜たちは今からどこ行くの?」
「ここで昼ごはんを食べた後は、特に決めてないよ、ね。」
「うん!」
さやちゃんが乙女だぁ、可愛い!
「ふーん。ま、楽しんで~!」
「そっちも~。」
男子たちは意外とそっけなく手を振った。
「ばいばーい!」
さやちゃんは私におっきく手を振った。だいきくんはさわだくんのことを見てる。さわだくんは、1回振り返った。だいきくんは今度はちゃんと手を振った。さわだくんはイケメンな感じで手を振り返した。寂しいなら、そう言えばいいのに。男の子って素直じゃないなぁ。ふたりは、わたしたちからちょっと離れた席に座った。
「よし、食おうぜ!」
「うん!」
食べてるだいきくん、かわいい。口いっぱいに頬張って、もぐもぐって。小動物みたい。
「美味い!」
「それは良かった。」
「いのりのは?一口ちょうだい!」
これは、ちぎるべきじゃないよね。わたしの食べかけを差し出すと、何の躊躇もなくかぶりついた。うぅ、かわいい……。
「ん!んっ!」
なんか感激してる……かわいい。
「美味いね!」
「うん、そうだね。」
「はっ!」
あれ、間接キスに気付いたのかな。う、わぁ、赤くなってる……!かわいい!
「ご、ごめん。」
「ううん。美味しいね?」
「う、うん……えへへ。」
やだ、かわいい。
食べ終わって、だいきくんはお手洗に行きました。お手洗の近くでだいきくんを待つ。
「あれ~?君ひとり~??」
チャラチャラした変な男の子が2人、近付いてきた。あれ、これはよくあるあれだ……ど、どうしよう、ちょっと怖い。
「ひ、ひとりじゃないです。」
「ひとりじゃないの~?」
「でも今ひとりじゃ~ん?」
「俺らと遊ばねぇ??」
「楽しいぜ~?」
「え、遠慮します。」
その人たちは、わたしの腕を1本ずつ掴んで引っ張った。
「や、やめてください!」
周りの人は、知らん顔で通り過ぎていく。
「やめて、離して!」
「かわいいね~、君。」
連れて行かれそうになって、必死に抵抗した。怖い、怖いよ……。
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