戦隊ヒロイン16

うかかなむらる

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Love’s Oracle

第117話

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 ダンデが立ち尽くした。
冬「え……嘘!?」
祐「紅葉!?」
クライムツインズと一緒に居るのは、たしかに紅葉ちゃんだった。
冬「紅葉ちゃんは敵だったってこと?」
ぽ「いや……違うよ。」
ダンデは歩いてクライムツインズと紅葉ちゃんに近づいて行った。
ぽ「もみちゃん。そんなところで、何してるの?」
紅「……ぽぽ……。」
紅葉ちゃんの目元は黒く翳っている。
ぽ「もみちゃん、こっちおいで。」
紅葉ちゃんはふらっとダンデに歩み寄った。
あ「お、おい!」
や「……どういうこと?」
ぽ「ぎゅっしよ。」
紅「……。」
紅葉ちゃんはダンデに近づいてもたれかかった。
ぽ「……紅葉ちゃん。わたしのこと、心配?」
紅「……。」
ぽ「紅葉ちゃん……心配しないで。」
紅葉ちゃんの目に光が宿った。その時、やっくんが触手のような何かで紅葉ちゃんを引き戻した。
や「裏切り者が。」
触手が紅葉ちゃんの身体を突く。そのまま身体が吊るされた。
紅「う゛……。」
間近で見ていたダンデの腰が抜けた。嘘でしょ。そんなこと、できるの……?
祐「……紅葉になんてこと……。」
その時、私とオーシャンに怪獣が近づいてきた。オーシャンがすごい速さで怪獣を殴り飛ばす。すごい力……。私も負けじと怪獣と戦う。紅葉ちゃんの血が地面に滴る。ダンデの頭にかかった。
ぽ「……は……はぁ……はぁ……。」
冬「ぽぽちゃん……?」
その時、ダンデの身体が光り輝いた。
ど「あ、ま、まさか。」
バナナが走り寄って自分の胸のペンダントを変形させて渡す。
ど「さぁ、行け。今こそ、解き放て!」
ぽ「……私を探して……私を見つめて……私の紅葉を、傷つけないで……!!」
ダンデは急に立ち上がり、武器をクライムツインズに向けた。
あ「お、オレら?」
や「やぁ、失敗したみたいだね。」
ダンデの目標はクライムツインズの上の、やっくんの触手。
ぽ「愛の信託……!」
剣の形をした武器で丸を描く。
ぽ「喰らえ、真心のやいば!!」
剣の先から強い光が飛び出し、触手を溶かした。落ちてくる紅葉ちゃんを受け止める。
ぽ「……紅葉ちゃん。私を見つめて。遠慮しないで。大切な思い出、でしょ?」
怪獣も倒し、私とオーシャンはダンデたちに駆け寄った。
祐「あれ……紅葉の傷が無い。」
冬「……ほんとだ。」
触手に刺されたはずの紅葉ちゃんのお腹は綺麗だった。紅葉ちゃんが目を開く。
ぽ「私が紅葉ちゃんを助けたんだからね。」
紅「……ぽぽ……ありがと……ごめん……。」
ぽ「紅葉ちゃん。謝らないで。」
ぽぽちゃんが紅葉ちゃんを抱きしめる。
祐「……私たちは、帰るか。」
冬「そうだね。」
私たちは妖精たちと一緒に、先に帰った。クライムツインズも、いつの間にか退散していた。

 もみちゃんの身体が温かくて、安心した。
「……ぽぽ……また、仲良くしてください……もう、見失わないから。」
「もちろんだよ。ね、笑って。笑ったもみじちゃんが好き。」
もみちゃんの瞳から涙が溢れる。
「わたし、強くなったでしょ。もうもみじちゃんを傷つけたくないの。もう怪我させたくない。でも、一緒に居たい。大好きなの。……わたしと、戦隊ヒロインしようよ。」


○本日の出演キャラ
・中村 冬音
・鈴木 ぽぽ
・小林 紅葉
・山田 祐美
・木村 バナナ
(・菊池マロン)
(・阿部 ライチ)
・やっくん
・あっくん



To be continued…
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