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Summeror
第92話
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朝は早い。帰りは遅い。そんなの分かっていたのに。やっぱり、寂しいものは寂しい。どんなに我慢しても、寂しい。結婚したら、もっと寂しいかな。このままの方がいいかな。結婚……したくないな。とか、毎朝ベッドの上でボケ~っとするのが、私の1日の始まり。杏は7時には起きて仕事に行っちゃうから、もう居ない。朝、見送ってもう一回寝るから、あんまり記憶無いし。でもって、そんな朝っぱらから茶道のお稽古があるはずもなく、出勤はまだ先。11時(曜日によっては13時)出勤の6時半(曜日によっては15時)退勤。お気楽な23歳独身彼氏持ちの日々。はぁ。最近、杏に触れたのはいつだっけ。昨日?一昨日……?帰りは待っていたいけど、いつの間にか寝てる。「なっちゃん。ベッドで寝よう?」は、毎晩聞いている気がする。あれ、今日は何曜日だっけ?……あ、今日は13時出勤の日じゃない?まだ寝てれば良かった。
正午。ボチボチ出勤の準備。
プルルルルル
携帯が鳴った。杏から電話!?私は、慌てて出た。
「もしもし?」
『もしもし。今、暇?』
「まぁ、多少は。」
『良かった。あのさ、来週の金曜って何してるの?』
「来週の金曜?普通に、お仕事。」
『そうだよね。……俺、休みができそう。』
「えっ、そうなの!?」
『うん。なんか、俺は必要なさそう。』
「そんな事があるの?」
『ね。』
「私もお休み取る。」
『お、ほんとに?』
「うん。また連絡するね!」
『うん。じゃ。お仕事頑張って。』
「ありがとう。杏も、頑張って。」
こういう些細なところに、未だにキュンとしてしまう。"お仕事頑張って"だって。自分の方が大変なのにさ。お気楽でいいね、とかちょっとも言わない。優男すぎるのよ。私にはもったいない、って思っちゃう時もあるくらいにね。
そして、念願の"来週の金曜日"。いちゃつき倒してやる。世のカップルが嫉妬するくらい。
「なっちゃん。」
「ん?」
「おいで。」
ソファに座ってテレビを見ていた杏が、トイレから戻ってきた私にそう言った。自分の膝をペシペシしている。
「折れない?」
「折れるわけない。」
私は杏の膝にまたがると、杏の頬を手のひらで挟んだ。
「%☆#$*?」
「っふふ、何言ってるか分かんない。」
杏は私にフニフニされながら、私の頬をプニプニした。
「む。」
私の頬で遊びながら笑っている杏が、びっくりするほどかわいい。不意に、杏は私を抱きしめた。
「どうしたの?」
「……痩せた?」
「えっ、嘘?」
「なんか、このへんが、前より」
と言いながらお腹のあたりをもぞもぞされた。
「こら、くすぐったいでしょ!」
「えへへ。」
なんて平和で幸せな空間。
○本日の出演キャラ
・谷口夏湖(23)
・加藤杏(25)
To be continued…
正午。ボチボチ出勤の準備。
プルルルルル
携帯が鳴った。杏から電話!?私は、慌てて出た。
「もしもし?」
『もしもし。今、暇?』
「まぁ、多少は。」
『良かった。あのさ、来週の金曜って何してるの?』
「来週の金曜?普通に、お仕事。」
『そうだよね。……俺、休みができそう。』
「えっ、そうなの!?」
『うん。なんか、俺は必要なさそう。』
「そんな事があるの?」
『ね。』
「私もお休み取る。」
『お、ほんとに?』
「うん。また連絡するね!」
『うん。じゃ。お仕事頑張って。』
「ありがとう。杏も、頑張って。」
こういう些細なところに、未だにキュンとしてしまう。"お仕事頑張って"だって。自分の方が大変なのにさ。お気楽でいいね、とかちょっとも言わない。優男すぎるのよ。私にはもったいない、って思っちゃう時もあるくらいにね。
そして、念願の"来週の金曜日"。いちゃつき倒してやる。世のカップルが嫉妬するくらい。
「なっちゃん。」
「ん?」
「おいで。」
ソファに座ってテレビを見ていた杏が、トイレから戻ってきた私にそう言った。自分の膝をペシペシしている。
「折れない?」
「折れるわけない。」
私は杏の膝にまたがると、杏の頬を手のひらで挟んだ。
「%☆#$*?」
「っふふ、何言ってるか分かんない。」
杏は私にフニフニされながら、私の頬をプニプニした。
「む。」
私の頬で遊びながら笑っている杏が、びっくりするほどかわいい。不意に、杏は私を抱きしめた。
「どうしたの?」
「……痩せた?」
「えっ、嘘?」
「なんか、このへんが、前より」
と言いながらお腹のあたりをもぞもぞされた。
「こら、くすぐったいでしょ!」
「えへへ。」
なんて平和で幸せな空間。
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To be continued…
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