2 / 16
第1章
入学式
しおりを挟む
体育館に着くと、他のクラスはみんな集まっていた。
「120名の新入生の皆さん、入学おめでとう。
この暁月高校に入学してくれたこと、とても誇りに思います。えー…、この後は各クラスで自己紹介などをした後、校内を案内してもらって、今日は下校となります。これからの高校生活、楽しんでください。」
校長先生の話が終わった後、私たちは一度教室に戻って、自己紹介をすることになった。
「えーと、先程も言ったとおり、僕は、ここの担任を務めることになった、涼風晋作です。みんなの顔と名前を把握したいので、一番から順番に名前と好きな物とか趣味をお願いします。」
「えっとぉ、一番の朝倉美琴でぇす!趣味は友達とお喋りしたりぃ、映画を見ることでぇす!よろしくお願いしまぁす!」
『(まじか…、ぶりっ子か…)』
と、思っていると、後ろの方の男子が
「え、あの子めっちゃ可愛い。」
「確かに。俺あとで告ってみようかな!」
「お前じゃ絶対フラれるだろ(笑)」
と、言う声が聞こえてきた。
珠夕があの子のどこが可愛いのか…、と悩んでいると、いつの間にか自分の順番までもうすぐ、というところまで回ってきていた。
「鮫島優人です。好きな事は友達と遊ぶことです。よろしくお願いします。」
『島村珠夕です。趣味は映画を見ることです。よろしくお願いします。』
そのまま、自己紹介は続いて、終わった時には10時くらいになっていた。
「これから、校内案内を始めますので、廊下に並んでください。」
と、先生が言ったので、私たちはすぐに廊下に並んだ。
「この学校、結構広いのでちゃんと話聞いてないと道に迷いますから、気をつけてくださいねー。」
「確かにここ広そうだよね。探検みたいで楽しみ(笑)ね、珠夕!」
『そうだね!(笑)でも、道に迷うのは勘弁だなー(笑)』
「それはみんな一緒だよ(笑)」
芽似と話しながら歩いていると、
「こらー、あんまり話してるとほんとに道に迷いますよ?」
「わっ、びっくりしたー!先生いつの間にそこにいたんですかー(笑)」
芽似が驚いたのも無理はない。
さっきまで一番前のところにいた先生がいつの間にか自分の目の前まで来ていたからだ。
「さっきからいましたけどね!?(笑)ちゃんと話聞いてくださいね!」
『あー…、ごめんなさい。』
「まぁ、気をつけてくださいねー。」
と言って先生は前の方に戻っていった。
「結構あの先生優しいね!」
『え、そう?』
「だって、見逃してくれた!(笑)」
『もー、芽似は単純だなー(笑)』
そのまま会話を続けていると、教室まで戻ってきていた。
「あ、道わかんない!(笑)」
『私も(笑)優くんにでも聞こう!(笑)』
「そうだ!優人くんがいたね!」
「120名の新入生の皆さん、入学おめでとう。
この暁月高校に入学してくれたこと、とても誇りに思います。えー…、この後は各クラスで自己紹介などをした後、校内を案内してもらって、今日は下校となります。これからの高校生活、楽しんでください。」
校長先生の話が終わった後、私たちは一度教室に戻って、自己紹介をすることになった。
「えーと、先程も言ったとおり、僕は、ここの担任を務めることになった、涼風晋作です。みんなの顔と名前を把握したいので、一番から順番に名前と好きな物とか趣味をお願いします。」
「えっとぉ、一番の朝倉美琴でぇす!趣味は友達とお喋りしたりぃ、映画を見ることでぇす!よろしくお願いしまぁす!」
『(まじか…、ぶりっ子か…)』
と、思っていると、後ろの方の男子が
「え、あの子めっちゃ可愛い。」
「確かに。俺あとで告ってみようかな!」
「お前じゃ絶対フラれるだろ(笑)」
と、言う声が聞こえてきた。
珠夕があの子のどこが可愛いのか…、と悩んでいると、いつの間にか自分の順番までもうすぐ、というところまで回ってきていた。
「鮫島優人です。好きな事は友達と遊ぶことです。よろしくお願いします。」
『島村珠夕です。趣味は映画を見ることです。よろしくお願いします。』
そのまま、自己紹介は続いて、終わった時には10時くらいになっていた。
「これから、校内案内を始めますので、廊下に並んでください。」
と、先生が言ったので、私たちはすぐに廊下に並んだ。
「この学校、結構広いのでちゃんと話聞いてないと道に迷いますから、気をつけてくださいねー。」
「確かにここ広そうだよね。探検みたいで楽しみ(笑)ね、珠夕!」
『そうだね!(笑)でも、道に迷うのは勘弁だなー(笑)』
「それはみんな一緒だよ(笑)」
芽似と話しながら歩いていると、
「こらー、あんまり話してるとほんとに道に迷いますよ?」
「わっ、びっくりしたー!先生いつの間にそこにいたんですかー(笑)」
芽似が驚いたのも無理はない。
さっきまで一番前のところにいた先生がいつの間にか自分の目の前まで来ていたからだ。
「さっきからいましたけどね!?(笑)ちゃんと話聞いてくださいね!」
『あー…、ごめんなさい。』
「まぁ、気をつけてくださいねー。」
と言って先生は前の方に戻っていった。
「結構あの先生優しいね!」
『え、そう?』
「だって、見逃してくれた!(笑)」
『もー、芽似は単純だなー(笑)』
そのまま会話を続けていると、教室まで戻ってきていた。
「あ、道わかんない!(笑)」
『私も(笑)優くんにでも聞こう!(笑)』
「そうだ!優人くんがいたね!」
0
あなたにおすすめの小説
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる