学園の聖女様と俺の彼女が修羅場ってる。

味のないお茶

文字の大きさ
221 / 292
第2章

番外編 ⑨ ~星くんの恋愛相談~

しおりを挟む
 番外編⑨




 詩織さんから、

『この一連の一幕を『演劇部の出し物の一環とする』そうすれば作戦の成功率はかなり上がるのでは?』

 と、メッセージを貰った。その言葉を聞いた俺は目からウロコだった。

 確かに!!そうすればかなり話に信ぴょう性も出る。
 流石は詩織さんだと俺は思った。

『ありがとう、詩織さん!!そのアイディアはすごく良いと思う!!今日はもう遅いからアレだけど、明日にでも演劇部の永瀬先輩に話をしに行ってくるよ!!』

 俺は早速詩織さんにそうメッセージを返した。

 すると、詩織さんから返って来たメッセージを見て俺は頭を抱えた。

『お役に立てて光栄です。……あ、悠斗くん。この件にかこつけて、演劇部の永瀬先輩を口説いてはいけませんよ?』

 先日の教室でのやり取りを指しているのだろうか。
 いや、本当にそんなつもりは微塵もないんだけど!!

『口説かないから!!』

 俺はそう返した。

 そこから先の返信はなかったけど、詩織さんは納得してくれたのだろうか?

 とりあえず、俺はこの件を意識の外に追いやることにした。

 すると、今度は朱里からメッセージが来た。

『美月ちゃんの協力を得られることになったよ!!』
『あと、美月ちゃんも星くんのこと好きだって!!』

 あはは……両片思いってやつなんだね。



 朱里から、先程までしていた話の内容を聞いた俺は、少しだけ笑ってしまった。まさにライトノベル。



『俺も怜音先輩の協力を得られたよ。詩織さんの脚本も順調みたい』
『あとは詩織さんの案なんだけど、この一連の一幕を演劇部の出し物の一環にしてみては?って言われて、良いなと思ったんだよね。どうかな?』

 と、メッセージを送ると

『うん。とてもいいアイディアだね!!流石詩織ちゃん!!』
『あ!!でも悠斗!!演劇部の永瀬先輩に手を出したらダメだからね!!』

 …………。

 なんなんだろうか……この、二人から同じことを言われる感じは。

『手を出さないから!!俺の一番は朱里!!』

 そう返信をした。

 返事は返って来なかったけど、大丈夫だよな?

『やぁ、こんばんは。桐崎くん』
『何か俺に出来そうなことはあるかな?』

 と、今度は星くんからメッセージが来た。

『こんばんは、星くん。とりあえず新聞部の怜音先輩には協力を取り付けることは出来たよ』
『あとは、この一連の一幕を演劇部の出し物の一環にしたらどうか?って意見が出てる。星くん的にはどう?』

 俺がそう返信をすると、すぐに既読がついて返事が来た。

『うん。俺としても異論はない。大切なのは首藤さんを助けることだからね』
『そのために出来ることなら、俺は何でもするよ』

 セリフがいちいちカッコイイんだよな……

 俺はそんなことを思いながら彼に返信する。

『OK。じゃあとりあえず俺は明日は演劇部の永瀬先輩に協力を取り付けてくるよ。先日話したけど、悪い人では無かったから、良い返事が貰えると思う』

 すると、星くんから返事が来た。

『俺がこんなことを言うのもアレだけど……』
『女性関係には気をつけた方が良いからね?』

 ………………。

『うん。忠告ありがとう。気をつけるよ……』

 とてもとてもモテる彼の言葉だ。心に刻み付けよう。


 そう思ってると、今度は健からメッセージが来た。



『すまん!!悠斗!!五時間目と六時間目を寝てた!!』
『ノートを貸して欲しいのと、勉強教えてくれ!!』


 …………。


『てめぇ!!ふざけんな!!真面目に授業受けろっていっただろ!!』
『ノートは見せてやるけど、それ以上は無理だからな!!』


 俺はそう返信してスマホを閉じた。

 健から返信が来てたけど見ないことにした。


 よし、寝よう!!

 明日は演劇部の永瀬先輩に会いに行こう。

 俺は会話の内容を考えながら、眠りについた。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。

true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。 それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。 これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。 日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。 彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。 ※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。 ※内部進行完結済みです。毎日連載です。

友達の妹が、入浴してる。

つきのはい
恋愛
 「交換してみない?」  冴えない高校生の藤堂夏弥は、親友のオシャレでモテまくり同級生、鈴川洋平にバカげた話を持ちかけられる。  それは、お互い現在同居中の妹達、藤堂秋乃と鈴川美咲を交換して生活しようというものだった。  鈴川美咲は、美男子の洋平に勝るとも劣らない美少女なのだけれど、男子に嫌悪感を示し、夏弥とも形式的な会話しかしなかった。  冴えない男子と冷めがちな女子の距離感が、二人暮らしのなかで徐々に変わっていく。  そんなラブコメディです。

至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件

こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。

処理中です...