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1章
夢の始まり
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眠気に襲われた僕は気づくと森に立っていた。
「ここは、さっきまで家にいたはずなのに。」
つねっても痛くない、きっとこれは夢だ。
白く霧がかっている森。まるで白い森だ。
しかし周りはよく見える。上が霧が濃い。
辺りを見渡すと看板がポツンと立っていた。
(ここより先、夢を叶える)
「なんだこれは、、怪しすぎる、、」
怪しすぎるが夢が覚める気もしない。
しかしさっきメイが言っていた姉貴の"夢を叶えろ"あれが気になる。
「僕に夢なんてあったんだっけか、、、」
まぁいい、夢が叶えられるのであればそれを思い出せばいい。
そしてそれを叶えればいい。
「いこう。」
そう自分に言い聞かせ看板の先に進んだ。
~~~~~~~~~~~~~~
「マスター無事弟様雨様にコアを触れさせました。」
「カレーに睡眠薬を盛りましたが、効き目は薄いので心配はありません。」
「雨様を早く覚醒させ、マスターをお迎えに上がります。絶対に。救って見せますので。はい、しばしお待ちください。」
そう言い残し伝言は終わった。
「雨様、先ほどは嘘をついてすみません。私はすべて知っております。今何が起きているか、私が本当は何をしにここに来たのか。」
「ですが、それを私はあなたに伝えることができません。そういうシステムなのです。申し訳ございません。」
これから、貴方は色々な戦いに身を置くことになるでしょう。何も伝えられなく貴方に託すしかない私をお許しください。
貴方が起きる頃には私はここにはいません。そろそろ電波ジャックした私のコードが逆探知されて私の場所が割れてしまう。それを防ぐために私はあるところに行ってしばらく身を隠さなければならない。まだ壊される訳にはいかない。マスターを救うまでは、、、。
「すみませんが私は行きます。ご主人様にはこれを、、、コアを共鳴させることにより見ることのできるデータバンクです。私からはこれくらいしか伝えることができません。どうかご武運を。。また会いましょう。ご主人様。」
スペアの腕と足を装備して顔をマスクで隠し、深夜の町に繰り出した。
~~~~~~~~~~~~~
「進んでもなんもねぇな。森が続いてるだけだし、同じ景色だから進んでる気がしねぇぞこれ。」
まぁ、夢の中だから死ぬことはないと思うし、疲れないしお腹すかないから何でもいいんだけど。
ヒラッーーーーーー
目の前に何かが横切った。
「黒い、蝶????どこにっ!?」
蝶は僕のことを待っているかのようにひらひらと僕の前で舞っていた。
「ついてこいってことか、、、」
しばらくその蝶を追っていたら霧が濃くなってきた。蝶だけを見失わないようとにかく走り続けた。
「光が強くなってきた、、、霧が、晴れる。」
急に霧が晴れた。光が強すぎて目を閉じる。
ゆっくりと目を開ける。そこには黒蝶が集まっていた。
一匹の黒蝶がひらひらと僕の回りを回ったあとに群れの中に戻っていった。
「何が、どうなっているんだ、、、」
「こういうのって、お決まり的にはだいたいこれに触れるんだよな、、僕虫ダメなんだけど」
おずおずと黒蝶の群れに近づく、、
あと一メートルといったところで立ち止まる。
「これ、ほんとに大丈夫なやつ???一様もうちょっと様子みてからにしようねっうん!」
そう言い振り返って絶句した。
ーーなにもない。
さっきまであった森がない、ただ空白があるだけ。
「否が応でもてことね、、、、」
いいさ!触れてやるさ!もう怖くなぃもんね!
そう言い聞かせ、震え散らかしてる足を進める。だんだん早く。
てを伸ばせば届くという距離に入った。
「つーかまえた!!!!」
ぶわぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーー!
その瞬間、黒蝶の群れが一気に退いた。
蝶の群れがいた真ん中には黒いワンピースを着た黒髪ロングの可愛らしい女の子がスヤスヤとおねんねしていたのでした。
「ここは、さっきまで家にいたはずなのに。」
つねっても痛くない、きっとこれは夢だ。
白く霧がかっている森。まるで白い森だ。
しかし周りはよく見える。上が霧が濃い。
辺りを見渡すと看板がポツンと立っていた。
(ここより先、夢を叶える)
「なんだこれは、、怪しすぎる、、」
怪しすぎるが夢が覚める気もしない。
しかしさっきメイが言っていた姉貴の"夢を叶えろ"あれが気になる。
「僕に夢なんてあったんだっけか、、、」
まぁいい、夢が叶えられるのであればそれを思い出せばいい。
そしてそれを叶えればいい。
「いこう。」
そう自分に言い聞かせ看板の先に進んだ。
~~~~~~~~~~~~~~
「マスター無事弟様雨様にコアを触れさせました。」
「カレーに睡眠薬を盛りましたが、効き目は薄いので心配はありません。」
「雨様を早く覚醒させ、マスターをお迎えに上がります。絶対に。救って見せますので。はい、しばしお待ちください。」
そう言い残し伝言は終わった。
「雨様、先ほどは嘘をついてすみません。私はすべて知っております。今何が起きているか、私が本当は何をしにここに来たのか。」
「ですが、それを私はあなたに伝えることができません。そういうシステムなのです。申し訳ございません。」
これから、貴方は色々な戦いに身を置くことになるでしょう。何も伝えられなく貴方に託すしかない私をお許しください。
貴方が起きる頃には私はここにはいません。そろそろ電波ジャックした私のコードが逆探知されて私の場所が割れてしまう。それを防ぐために私はあるところに行ってしばらく身を隠さなければならない。まだ壊される訳にはいかない。マスターを救うまでは、、、。
「すみませんが私は行きます。ご主人様にはこれを、、、コアを共鳴させることにより見ることのできるデータバンクです。私からはこれくらいしか伝えることができません。どうかご武運を。。また会いましょう。ご主人様。」
スペアの腕と足を装備して顔をマスクで隠し、深夜の町に繰り出した。
~~~~~~~~~~~~~
「進んでもなんもねぇな。森が続いてるだけだし、同じ景色だから進んでる気がしねぇぞこれ。」
まぁ、夢の中だから死ぬことはないと思うし、疲れないしお腹すかないから何でもいいんだけど。
ヒラッーーーーーー
目の前に何かが横切った。
「黒い、蝶????どこにっ!?」
蝶は僕のことを待っているかのようにひらひらと僕の前で舞っていた。
「ついてこいってことか、、、」
しばらくその蝶を追っていたら霧が濃くなってきた。蝶だけを見失わないようとにかく走り続けた。
「光が強くなってきた、、、霧が、晴れる。」
急に霧が晴れた。光が強すぎて目を閉じる。
ゆっくりと目を開ける。そこには黒蝶が集まっていた。
一匹の黒蝶がひらひらと僕の回りを回ったあとに群れの中に戻っていった。
「何が、どうなっているんだ、、、」
「こういうのって、お決まり的にはだいたいこれに触れるんだよな、、僕虫ダメなんだけど」
おずおずと黒蝶の群れに近づく、、
あと一メートルといったところで立ち止まる。
「これ、ほんとに大丈夫なやつ???一様もうちょっと様子みてからにしようねっうん!」
そう言い振り返って絶句した。
ーーなにもない。
さっきまであった森がない、ただ空白があるだけ。
「否が応でもてことね、、、、」
いいさ!触れてやるさ!もう怖くなぃもんね!
そう言い聞かせ、震え散らかしてる足を進める。だんだん早く。
てを伸ばせば届くという距離に入った。
「つーかまえた!!!!」
ぶわぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーー!
その瞬間、黒蝶の群れが一気に退いた。
蝶の群れがいた真ん中には黒いワンピースを着た黒髪ロングの可愛らしい女の子がスヤスヤとおねんねしていたのでした。
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