僕の周りはいつも騒がしい!

White・snow

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     第十五章

僕の悲しい過去③

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 両親が死んで、一人雨の中歩いていたら可奈さんに拾われて孤児院に行く事なり、ご飯の時間で僕がサラダを食べてるだけで騒ぎになった。
そして、どこからか声が聞こえるので、どこか探している。
「だから、ここだって!」
分からない。まさか!幽霊?
「アンタねぇ!下にいるのよ!早く気付け!」
あ、本当だ。いた。小さくて全然気付かなかった。
「ごめん。えっと…」
「私は紀伊名。高杉紀伊名。よろしく!」
「よろしく。僕はってもう知ってるよね?」
「高野涼平でしょ?涼平って呼んでいい?私の事も紀伊名でいいから」
「分かった。よろしく紀伊名!」
というか、まだやってたんだ。止めないと。
「可奈さん!食器片付けましょう?」
やっと、止まって可奈さんは咳払いを一つして皆を元の席に戻した。
「ごちそうさまでした」
「ごちそうさまでした!」
「さぁ、片付けましょう!皆で協力してね!」
「はーい!」
大体分かってきた。後分からない事は、紀伊名に聞いてみよう。

 ようやく、片付けも終わりお風呂も入って就寝時間になった。
そして朝が来た。僕は早く起きたらしく、他の皆はまた寝ていた。
すると、下の方からトントンっと音が鳴っていたので気になって下まで降りて確認する事にした。
「涼平おはよー」
「おはようございます。可奈さん。何をしてるんですか?」
「朝ごはんの支度!」
「手伝います」
可奈さんには恩がある。
「いいよ!一人で出来るから」
「そういう訳には、独り立ちの準備です。将来の」
ちょっと困った顔をしていたけど、やらせてもらえた。
そして、皆が起きて下に降り始めてきた。
「皆、おはよー」
「おはようございます」
皆は眠そうに「おはよー。可奈さん」と言ったがすぐに目が覚めたらしい。僕が起きているのに驚いたらしい。
「あの、いい加減驚くのやめてもらえませんか?僕がおかしいみたじゃないですか」
ああ、聞いてない。
「可奈さん!笑わないで下さい!」
可奈さんは腹を抱えながら、笑っていた。
「ご、ごめん。そんなつもりじゃないけど」
もう、この人は。
でも、ここの生活は楽しい。こんな大勢で食事したり、お風呂に入ったり、遊んだり。僕は遊んでないけど。
前だったら、こんな事なかったな。いつも母さんと二人だったから。

 それから、一年が経った。
僕の日課は、朝ごはんの支度を手伝う事から始まって洗濯や掃除など家庭的な事を教えてもらいながらやる事だった。
今では、完璧だ。料理も可奈さんに教えてもらってもういつでも独り立ちができる。
 ただ、七月の半ばで可奈さんが夏風邪を引いて皆パニックに陥ってしまった。
僕がおかゆを作って、紀伊名に持って行ってもらったり、洗濯をやって取り込んだら皆でたたんだり結構大変な一日だったが、次の日可奈さんは復活したがけど今度は僕が夏風邪を引いてしまった。
本当に大変な所だけど、毎日が楽しい。最近はよく皆と遊ぶようになった。
ほとんどは本を読んでいるが、満喫している。
あの時、可奈さんに声をかけてもらってなかったらどうなっていただろう?
「どうしたの涼ちゃん?」
「紀伊名…その涼ちゃんって呼び方しないでよ。恥ずかしいから」
「でも、涼ちゃんは、涼ちゃんだよ?」
駄目だこりゃ。仕方ない。
「分かった。こうしよう!学校では涼平。ここでは涼ちゃんこれでいい?」
「分かった!」
本当にわかったのかな?紀伊名は返事はいいけど本当に分かってるのかわからない時がある。
それから、一年また一年と何事もなく中学二年まで来た。

 それから、中学二年になって数カ月後紀伊名は最近暗くなった。
「紀伊名どうかしたの?」
紀伊名は無理して作り笑いをして「何でもない」と答えた。
「可奈さん、最近紀伊名が暗いと思いませんか?」
「確かにそうだね。心配だね」
「可奈さんから何か聞いてくれませんか?僕だとダメみたいなんで」
「分かった!聞いてみるね」
そして、可奈さんの話によると、紀伊名はいじめられていたらしい。
孤児院にいるという理由だけで…
次の日学校で、紀伊名がいじめられている所を見かけたので止めに入った。
「やめてもらえませんか?紀伊名をいじめるの」
「誰だ?」
「孤児院で一緒に暮らしてる高野涼平です」
周りにいた男女は笑い始めた。
「孤児院で暮らしてんのか。じゃあ何か?お前らは親に捨てられたのかな?」
流石に、怒りが増して僕は初めて言葉が荒くなった。
「あんた達に何が分かる!この悲しみ、苦しみを!あんたは親を失った事があるのか!」
「何を言ってんだ?あるわけ無いだろ」
「だろうな。道楽共にはこの悲しみがわかる訳無いだろうな!」
「なんだと!」
そして、殴り合いになり先生が止めに入ったので怪我はあまりしなくて済んだ。
この事以来、僕と紀伊名は転校する事にした。
もういじめが無いようにと。        続く……
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