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第十四章
僕の悲しい過去②
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事件現場からパトカーに乗って帰ってきた僕に一本の電話が鳴った。
「もしもし、高野ですけど」
「高野涼平君ですか?」
「はい。そうです」
「大変申し上げにくいのですが、あなたのお父様が今病院で手術を受けているので今すぐ中央病院まで来てくれませんか」
なんで?母さんを亡くした僕から父さんまで奪うつもり?この世は残酷だ。
「分かりました」
正直あまり行きたくない。
でも行かないと、中央病院なら歩いて行ける距離だ。前に母さんと一緒に行ったことがあるから道なら覚えてる。
行かないと。
もしかしたら、父さんに会えるのはこれで最後かもしれない。
そう思いながら家を出た。
中央病院に着くと、警察の人が待っていた。確かあの人…そうだパトカーを運転していた人だ。最初は誘拐かと思ったけど、あの人なら少し安心かな?
そう思い、近くに行った。
「こんにちは、高野涼平です」
「待ってました。こちらです」
そう言われて、父のいる病室に案内された。僕が来た時、父さんは死に際だった。
僕が来たと知って「ごめんな」その言葉を残してこの世を去った。
とうとう、一人になってしまった僕は雨の中なんの考えもなしに歩いていた。
もう、僕の周りには誰もいない。
助けてくれる人もいない。
ひとりぼっちになったんだ。
情けない。一人になると、ここまで何も出来ないなんて。実に情けない。
とりあえず、雨をしのげるとこに行こう。
考えるのはその後だ。
とは言っても、行く宛も無いし。おばさんの家は一人では行けない。どうしようかな?
「君、どうしたの?」
声をかけられた。振り向くと、そこには一人の女性が立っていた。
「風邪ひくよ?お家はどこ?送ってあげる」
「いいよ。帰る家なんてもう無い。両親もいないから、無駄だよ」
「それじゃあ、私の家に来る?」
行ったところで、今の状況は変わらない。
「いいの?」
「家って言っても、孤児院だけどね。それでもいいなら来る?」
今は、どこだって行くだろう。雨さえしのげるなら。
「お願いします」
「分かりました!」
お姉さんは、明るく返事を返してくれた。
「あ、おかえりー。可奈さん!」
可奈?ああ、この人の名前か。
「ただいま!急だけど、新しい友達だよ!えっと君名前は?」
「高野涼平です。よろしくお願いします」
ペコリと礼をした後、他の子供達が押し寄せてきた。たまには、こんなのも悪くないかな?
「ほら皆!ご飯の時間。準備して!」
周りの子は声を揃えて「はーい」と返事をした。
「ほら、涼平君も!」
と、背中を押されて僕も準備する事になった。何をしたらいいのかわからないけど。
そうやって、皆の真似をして準備が出来た。
「それじゃあ、いただきます!」
「いただきまーす!」
僕は驚いた。周りの子が食べるスピードが尋常じゃなかった。
気がつくと、食べるものがサラダだけになっていた。というか、野菜も食べろよ。
そう思いながらも、サラダを食べた。僕は母さんが生きてた頃、食べ終わらないと明日のおやつ抜きという条件でサラダを食べていたので、野菜には慣れている。
ん?なんで皆驚いているんだ?って可奈さんも驚いてるし…
「ほら皆?涼平君はちゃんと野菜も食べてるよ?皆も見習って明日から何でもいいから一つ食べるように!って聞いてないし!」
「涼平!お前凄いな!何でそんな簡単に食べれるんだ?」
「いや、食べなきゃダメでしょ。それより可奈さんの話聞いてあげないと、拗ねてるよ?」
「ごめん、ごめん可奈さん!涼平が凄かったからちょっと興奮しただけで、可奈さんの話を聞いてなかったわけじゃないから!」
「じゃあ、私なんて言ったか覚えてる?」
可奈さんは少し涙目になって質問をした。
「もちろんだよ!えっと……」
ありゃりゃ、こりゃ駄目だ。助け船がいるかな?
「やっぱり聞いてない!」
「明日から野菜を一つ食べなさい。でしょ?」
「正解!涼平ありがとう!」
え!泣くほど?しかも号泣だし…
あ、また驚いてる。先に可奈さんを慰めてあげなよ。
「君、凄いね。可奈さんの言葉を覚えるなんて」
ん?どこから? 続く…
「もしもし、高野ですけど」
「高野涼平君ですか?」
「はい。そうです」
「大変申し上げにくいのですが、あなたのお父様が今病院で手術を受けているので今すぐ中央病院まで来てくれませんか」
なんで?母さんを亡くした僕から父さんまで奪うつもり?この世は残酷だ。
「分かりました」
正直あまり行きたくない。
でも行かないと、中央病院なら歩いて行ける距離だ。前に母さんと一緒に行ったことがあるから道なら覚えてる。
行かないと。
もしかしたら、父さんに会えるのはこれで最後かもしれない。
そう思いながら家を出た。
中央病院に着くと、警察の人が待っていた。確かあの人…そうだパトカーを運転していた人だ。最初は誘拐かと思ったけど、あの人なら少し安心かな?
そう思い、近くに行った。
「こんにちは、高野涼平です」
「待ってました。こちらです」
そう言われて、父のいる病室に案内された。僕が来た時、父さんは死に際だった。
僕が来たと知って「ごめんな」その言葉を残してこの世を去った。
とうとう、一人になってしまった僕は雨の中なんの考えもなしに歩いていた。
もう、僕の周りには誰もいない。
助けてくれる人もいない。
ひとりぼっちになったんだ。
情けない。一人になると、ここまで何も出来ないなんて。実に情けない。
とりあえず、雨をしのげるとこに行こう。
考えるのはその後だ。
とは言っても、行く宛も無いし。おばさんの家は一人では行けない。どうしようかな?
「君、どうしたの?」
声をかけられた。振り向くと、そこには一人の女性が立っていた。
「風邪ひくよ?お家はどこ?送ってあげる」
「いいよ。帰る家なんてもう無い。両親もいないから、無駄だよ」
「それじゃあ、私の家に来る?」
行ったところで、今の状況は変わらない。
「いいの?」
「家って言っても、孤児院だけどね。それでもいいなら来る?」
今は、どこだって行くだろう。雨さえしのげるなら。
「お願いします」
「分かりました!」
お姉さんは、明るく返事を返してくれた。
「あ、おかえりー。可奈さん!」
可奈?ああ、この人の名前か。
「ただいま!急だけど、新しい友達だよ!えっと君名前は?」
「高野涼平です。よろしくお願いします」
ペコリと礼をした後、他の子供達が押し寄せてきた。たまには、こんなのも悪くないかな?
「ほら皆!ご飯の時間。準備して!」
周りの子は声を揃えて「はーい」と返事をした。
「ほら、涼平君も!」
と、背中を押されて僕も準備する事になった。何をしたらいいのかわからないけど。
そうやって、皆の真似をして準備が出来た。
「それじゃあ、いただきます!」
「いただきまーす!」
僕は驚いた。周りの子が食べるスピードが尋常じゃなかった。
気がつくと、食べるものがサラダだけになっていた。というか、野菜も食べろよ。
そう思いながらも、サラダを食べた。僕は母さんが生きてた頃、食べ終わらないと明日のおやつ抜きという条件でサラダを食べていたので、野菜には慣れている。
ん?なんで皆驚いているんだ?って可奈さんも驚いてるし…
「ほら皆?涼平君はちゃんと野菜も食べてるよ?皆も見習って明日から何でもいいから一つ食べるように!って聞いてないし!」
「涼平!お前凄いな!何でそんな簡単に食べれるんだ?」
「いや、食べなきゃダメでしょ。それより可奈さんの話聞いてあげないと、拗ねてるよ?」
「ごめん、ごめん可奈さん!涼平が凄かったからちょっと興奮しただけで、可奈さんの話を聞いてなかったわけじゃないから!」
「じゃあ、私なんて言ったか覚えてる?」
可奈さんは少し涙目になって質問をした。
「もちろんだよ!えっと……」
ありゃりゃ、こりゃ駄目だ。助け船がいるかな?
「やっぱり聞いてない!」
「明日から野菜を一つ食べなさい。でしょ?」
「正解!涼平ありがとう!」
え!泣くほど?しかも号泣だし…
あ、また驚いてる。先に可奈さんを慰めてあげなよ。
「君、凄いね。可奈さんの言葉を覚えるなんて」
ん?どこから? 続く…
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