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第十六章
過去の話を終えて
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転校した学校では、なんとかうまくいって紀伊名と共に卒業する事が出来た。高校は違うがまた会えるそんな気がしながら孤児院に戻った。
「可奈さん。今まで本当にありがとうございました。あの時可奈さんに会えて、良かったです!また時間が出来たら来ますね」
「いつでも来ていいよ!でも、寂しくなっちゃうね」
「可奈さん。あなたには周りに笑顔を与えてくれる。だからあなたの周りには沢山の子供達がいるじゃないですか」
「それもそうね。いってらっしゃい!」
可奈さんは笑顔でそれにちょっと涙目で見送ってくれた。
「紀伊名。またどこかで会おう。きっと会えるさ、だからそんな顔しないでよ」
「そうだね。また会えるよね?涼ちゃん!」
「何?」
「やっぱり何でもない!頑張ってね」
「ああ、紀伊名も」
そうやって、二人は別の学校で暮らし始めた。
三人は泣いていた。
「ごめんね。誕生会なのに、悲しい思いをさせちゃって」
「全然、涼平君の過去が聞けて良かった。何で今回の事をしたのか分かったし」
「そうですね!これで先輩に過去を思い出させない様に出来ます!」
二人はこう言っているが、きっと悲しみが溢れ出てきそうな所を我慢してる。
別に我慢しなくてもいいのに。
「どうしたの美優?」
「何で、言ってくれなかったの?言ってくれたら涼平をこんな悲しい思いさせるような過去を話させなかったのに!」
「いや、いずれは言わなくちゃいけなかったから」
やっぱり、今言うべきじゃなかったかな?
いずれこうなってたかも。そう思ったら良かったのかもしれないな。
「さぁ、夜も遅いしお開きにしよう!三人共家まで送るから!」
「今日は泊まります」
「ごめん。もう一度」
「だから、今日は泊まります!今の涼平君を放ってはおけません!」
えー!いやでも、ご了承くれないだろう。
「私も泊まります!」
舞まで!
「私も!」
やっぱり美優も泊まるのか…
「ちょっと待って。ご両親に了解を得ないと認めないよ?」
「それなら、もう三人共得ましたよ?」
早!しょうがない。認めないとダメか。
「分かった。じゃあ三人は僕の部屋で寝て。確か一つ布団があったから、二人は僕のベット、一人は悪いけど布団で」
「涼平君は?」
「もちろん。ソファーだけど?」
「なら私もソファーで寝ます!」
なんてそうなる!友達と言えど、男と女が一つ屋根の下で寝ることになるのに、どうやったらその発想ができるのか知りたいよ。
「ダメに決まってるだろ」
「それじゃあ、二人はベット、二人は布団でどうでしょう?」
「もっと、ダメだよ!」
「なんで?」
駄目だ。
もうついていけない。
楓には恥じらいと言うものが無いのか!あって欲しいけど。
そうなると、また喧嘩になる。
そうだ!皆が寝静まった頃に抜け出して、ソファーで寝たらいいんだ!
これはあくまで、不可抗力だ。やらしい気持ちはない!
「分かった。それでいい。でも喧嘩になるだろ?だから、公平にジャンケンで決めて」
三人は火花を散らし、本気でジャンケンに望んだ。
たかがジャンケンなのに……
そう思ってる内に決まったみたいだ。
「僕と一緒に寝るのは誰になったの?」
「私です。よろしくお願いしますね涼平君?」
まじか。よりにもよって楓か。うまく抜け出せるかな?
「分かった。とりあえず布団を敷こう。洗い物は明日の朝でいいでしょう」
皆眠そうだからな。早く寝かしてあげたい。
布団を敷き終わり寝ようとして電気を消した後の事だった。
まずい、これはまずい。抜け出せない!
何?楓は僕の事を抱き枕か何かと勘違いしてます?
「涼平君って意外と大胆ですね」
どんな夢見てるの?僕そんなに大胆じゃないんだけど!
はぁ、疲れた。抜け出すのに結構時間がかかってしまった。
とりあえず、寝よう。今のでどっと疲れが出た。
続く…
「可奈さん。今まで本当にありがとうございました。あの時可奈さんに会えて、良かったです!また時間が出来たら来ますね」
「いつでも来ていいよ!でも、寂しくなっちゃうね」
「可奈さん。あなたには周りに笑顔を与えてくれる。だからあなたの周りには沢山の子供達がいるじゃないですか」
「それもそうね。いってらっしゃい!」
可奈さんは笑顔でそれにちょっと涙目で見送ってくれた。
「紀伊名。またどこかで会おう。きっと会えるさ、だからそんな顔しないでよ」
「そうだね。また会えるよね?涼ちゃん!」
「何?」
「やっぱり何でもない!頑張ってね」
「ああ、紀伊名も」
そうやって、二人は別の学校で暮らし始めた。
三人は泣いていた。
「ごめんね。誕生会なのに、悲しい思いをさせちゃって」
「全然、涼平君の過去が聞けて良かった。何で今回の事をしたのか分かったし」
「そうですね!これで先輩に過去を思い出させない様に出来ます!」
二人はこう言っているが、きっと悲しみが溢れ出てきそうな所を我慢してる。
別に我慢しなくてもいいのに。
「どうしたの美優?」
「何で、言ってくれなかったの?言ってくれたら涼平をこんな悲しい思いさせるような過去を話させなかったのに!」
「いや、いずれは言わなくちゃいけなかったから」
やっぱり、今言うべきじゃなかったかな?
いずれこうなってたかも。そう思ったら良かったのかもしれないな。
「さぁ、夜も遅いしお開きにしよう!三人共家まで送るから!」
「今日は泊まります」
「ごめん。もう一度」
「だから、今日は泊まります!今の涼平君を放ってはおけません!」
えー!いやでも、ご了承くれないだろう。
「私も泊まります!」
舞まで!
「私も!」
やっぱり美優も泊まるのか…
「ちょっと待って。ご両親に了解を得ないと認めないよ?」
「それなら、もう三人共得ましたよ?」
早!しょうがない。認めないとダメか。
「分かった。じゃあ三人は僕の部屋で寝て。確か一つ布団があったから、二人は僕のベット、一人は悪いけど布団で」
「涼平君は?」
「もちろん。ソファーだけど?」
「なら私もソファーで寝ます!」
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「ダメに決まってるだろ」
「それじゃあ、二人はベット、二人は布団でどうでしょう?」
「もっと、ダメだよ!」
「なんで?」
駄目だ。
もうついていけない。
楓には恥じらいと言うものが無いのか!あって欲しいけど。
そうなると、また喧嘩になる。
そうだ!皆が寝静まった頃に抜け出して、ソファーで寝たらいいんだ!
これはあくまで、不可抗力だ。やらしい気持ちはない!
「分かった。それでいい。でも喧嘩になるだろ?だから、公平にジャンケンで決めて」
三人は火花を散らし、本気でジャンケンに望んだ。
たかがジャンケンなのに……
そう思ってる内に決まったみたいだ。
「僕と一緒に寝るのは誰になったの?」
「私です。よろしくお願いしますね涼平君?」
まじか。よりにもよって楓か。うまく抜け出せるかな?
「分かった。とりあえず布団を敷こう。洗い物は明日の朝でいいでしょう」
皆眠そうだからな。早く寝かしてあげたい。
布団を敷き終わり寝ようとして電気を消した後の事だった。
まずい、これはまずい。抜け出せない!
何?楓は僕の事を抱き枕か何かと勘違いしてます?
「涼平君って意外と大胆ですね」
どんな夢見てるの?僕そんなに大胆じゃないんだけど!
はぁ、疲れた。抜け出すのに結構時間がかかってしまった。
とりあえず、寝よう。今のでどっと疲れが出た。
続く…
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