僕の周りはいつも騒がしい!

White・snow

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     第二十八章

とうとうこの日がやって来た

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 結局、昨日は何事もなく学校が終わってクラスの皆はゴールデンウィークの事で頭がいっぱいになっていた。

「涼ちゃん、帰ろう?」

「そうだね紀伊名」

僕は、今不安な事がある。
紀伊名が昔いじめにあっていた所に戻っても平気なのだろうか?いや、平気な訳がない。辛い思いするに違いない。
僕はそんな紀伊名を見たくない。だから、紀伊名は僕が守る。そう心に誓った。

家に帰って僕は、今いる三人に渡すものがあると言って、呼び止めた。

「紀伊名、楓、美優。ちょっと来て渡したいものがあるんだ」

「なに、渡したいものって?」

「はい、お守り。明日舞にも渡すつもりだけど、今いる三人に渡しとく」

「もしかしてこれって、手作り?」

「うん、そうだよ」

だって手作りじゃないと、チップが仕込めないからね。
まぁチップと言っても、GPSだけど。
もし、攫われたり、迷子になった時用にと思って作ったけど、言わないでおこう。

夕飯も食べ終わり、紀伊名と美優、楓は風呂に入ろうとしていた所を僕は楓だけ呼び止め耳打ちした。

「今日も行ってくるから、二人にはランニングってことにしといて」

「分かった、絶対に」

「無茶はしない。約束するよ」

そう言って、僕は犯人探しを始めた。
でも、今日は全然いないなー。いつもなら犯人が逃げ回ってるのに。と思ったらいた!早速逮捕に行こうっと

「犯人さん。おとなしく捕まった方が得ですよ」

「そいつはどうかな!」

おっと、この人、前みたいな人じゃない。今日は楽しめそうだ!

「全く、手こずらせてくれたね。楓が心配するのに」

「お疲れ様」

僕に手錠を渡してくれた人だ。なんか犯人捕まえる度会ってるような?

「これ、犯人です」

「ご苦労様です。よく捕まえれたね」

「今回は手こずりましたけど。そうだこの手錠お返しします」

「どうして?まだ持ってていいのに」

「明日からちょっと旅行に行ってるので」

「そうか。じゃあ帰ってきた時にまた渡すよ」

僕はペコリとお礼をして、急いで帰ることにした。
きっと楓、怒ってるだろうなー。

「ただいまー。って誰も起きてないのか、そりゃそうだ明日旅行だから早く寝てるのか」

「遅かったわね」

「びっくりしたー。なんだ楓、起きてたのか」

「当たり前でしょ!こんなに遅くまで何してたの?」

「犯人逮捕に、その後、警察の人とちょっと雑談を」

「はぁー。あまり心配かけさせないで」

「面目ないです」

なんで、こんなに怒られてるんだ?確かに遅くなったのは確かだけど、無茶はしてない。やっぱり遅くなったのがまずかったのかな?

「明日も早いし、もう寝たら?」

「軽くシャワーを浴びてからにするよ。おやすみ楓」

「おやすみ」

そして次の日、皆で旅行の日がやって来た。集合場所は駅前にしたんだが、遅刻しそうになったがなんとか間に合ったらしい。

「おはよう、舞遅れてごめん」

「大丈夫ですよ!私もさっき来たところなんで」

「そうだ。舞にこれを渡しとかないと」

「お守りですか?」

「ただのお守りじゃないわよー。涼平の手作りなんだから」

美優の奴余計な事を!
ほらー。舞の目がキラキラ光ってる。

「本当ですか?」

「本当だから、ほら行こ。電車に間に合わなくなる」

「そうね、美優、紀伊名行くわよ!」

「はーい!」

「引っ張らなくても、自分で歩けるから!」

こうして、美優、楓、舞、紀伊名の四人との旅行が始まった。何もなければいいんだけど。
                      続く……
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