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第二章 運命を壊す方法
28 王妃 12歳日々平穏
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あっという間に6年の歳月が流れた。
その間、僕はと言うと…特に何もなかった。
もともと、この時期は何も無いけども。
お妃さま、教育と言っても王子の時と変わらないので日々まったり過ごしているだけ。
ああ、変わったことはあったかな。
10歳までは、陛下の部屋で過ごしていたけど、10歳から後宮に入ったくらい。
王子の時は、まったく使われていなかったから入ったことなかったけども。
変化と言ったらそれだろう。
僕の一日も王子の時とは少し違うけど、殆ど一緒。
ただ、人が傍にいてくれるというのが大きな違い。
王子の時は、殆ど一人でいたから。
たまに来るジークハルトと陛下くらいで。
王妃になったら専属使用人が二人ついた。
あとは、たまにだった二人が殆ど一緒にいるくらいかな。
昼間は、というか午後は、後宮でジークハルトと一緒。
夜は陛下が後宮に来るので陛下と一緒。
昼間も書類仕事だけだったりすると、陛下は後宮で仕事してるからずっと陛下と一緒という日も少なくないけども。
後宮に入ってからは、毎日毎日勉強と鍛錬の日々。
王子の時は、結構自由時間が多かったんだなと思う。
たぶん、エスターの教育に合わせていたのだろう。
あとは、僕が覚えたいってお願いしたものも多いから、仕方ないかな。
でも、自分から覚えたいって言ったことは、楽しから苦にならない。
ジークハルトは、騎士団での訓練もあるから、午後からここに来る。
後宮にジークハルトは時間限定で自由に入れるように陛下が図らってくれている。
昼間は彼は、自由に入れる。
夜は、許可が必要とのこと。
彼は、変わらず陛下と僕を嫁にすると言っているけども。
未だに陛下には勝てないとぼやいている。
たまに、後宮の庭で陛下と勝負しているけど完敗状態。
あのジークハルトもまだまだなんだなって思う。
まぁ、僕は二人に勝ったこともないし、勝てるとも思ってないけども。
今の時点で固いんだけど、まったく歯が立たないよ。
何?あの防御力。
ともかく、ジークハルトは結構な頻度で陛下に挑んでは負けてる。
負けたら負けたで、「さぁ、陛下!俺を好きにしてください!!」って迫って陛下を困らせてる。
ジークハルトも、まだ14歳だし。
手を出してくれって、言われても陛下も困るよねぇ。
ジークハルトってあんなに暴走系だったけ??
本来王族とか貴族は、閨教育というのがあってそれが14くらいで始まるらしいけど、僕は今までの人生でもそれを受けたことないな。
座学程度はあったから、それで終わらせられてたのかな。
たぶん、王子の時は僕の立場が微妙だったからだろうけど。
王族として嫁ぐか、エスターの代わりに王位継承権持たそうって意見もあったらしいから。
王子の時から陛下の嫁にっていう意見もあった。
どうしたものかと決めかねていたのだろう。
…今はその立場はジークハルトなのだろうなと思う。
陛下が冗談半分でバルハルト公に言った自分が僕とジークハルトのそっち系の教育する発言がしっかり議会で受理されていたからだ。
バルハルト公が、悪乗りで議会に提案したらしい。
陛下の、阿呆かお前は!!!という発言まで記事録にあったから、議会もちょっと悪乗りしたようだ。
一応王妃の公務に議事録を目に通すものがあるからね。
僕も一応公務はしてる。
夕方頃に今は少しだけ。
議事録の確認と、国家予算の確認。
まぁ確認といっても陛下がやっているのを眺めているだけで一部だけだけど。
16になったらきちんとした公務をすることになってる。
ともかく、議会の決定で僕とジークハルトの閨教育は陛下担当になったと。
いいのか、悪いのか。
議会は3分で即決したとあった。
……議会的にはバルハルト公と陛下のじゃれあいと考えてさっさと終わらせたのだろう。
そんな個人的なことで議会を止めるなという事務的な手続きということか。
ある意味とっても優秀なのだろう。
王族のこともある程度は定義される議会だけれども、そういうことは勝手にしろと言う感じ。
そんなことより、決めないといけないこと山ほどあるよね?
ささと進めろと言う議員たちの圧を感じる決定だ。
なんだか、議員の人たちに申し訳ないな…。
ジークハルトはたまに、参加しているらしいけども。
和やかだけどきちんとするところはきちんとする人ばかりだから大丈夫とのこと。
まぁ…議会がしっかりしてるから陛下も時間があるって言ってたしな。
お世話をかけています。
ともかく、そういう意味もあってジークハルトは陛下に挑んでいるらしい。
陛下が言うには、彼なりに僕を楽しませようと思っているのでは?ということ。
まぁ、楽しいけど。
あとは、陛下が言うにはジークハルトの頭の中は僕でいっぱいなんだよと。
それはどうかな?
ジークハルトの陛下の見る目は結構真剣。
「俺は…ラスティ様にも幸せに生きてほしいけど…陛下も幸せになってほしいから。」
そう言っていた彼は、本気で思っているのだろうと思う。
だから、僕としては、ジークハルトは僕より陛下の方が好きそうなんだよなぁ。
ジークハルトは陛下は大好きだけど、同志って感じだとか言うけど。
なら、勝負して陛下を抱きたいっていうか???
わけがわからないけど…ラスボスシンパシーだろうか。
いや、僕、ラスボスシンパシーって何?
でも、なんとなく二人は本当に仲がいいし、もう二人でくっついちゃえとか思う時もある。
……別に嫉妬ではないからね。寂しいなんて思ってないからね。
その間、僕はと言うと…特に何もなかった。
もともと、この時期は何も無いけども。
お妃さま、教育と言っても王子の時と変わらないので日々まったり過ごしているだけ。
ああ、変わったことはあったかな。
10歳までは、陛下の部屋で過ごしていたけど、10歳から後宮に入ったくらい。
王子の時は、まったく使われていなかったから入ったことなかったけども。
変化と言ったらそれだろう。
僕の一日も王子の時とは少し違うけど、殆ど一緒。
ただ、人が傍にいてくれるというのが大きな違い。
王子の時は、殆ど一人でいたから。
たまに来るジークハルトと陛下くらいで。
王妃になったら専属使用人が二人ついた。
あとは、たまにだった二人が殆ど一緒にいるくらいかな。
昼間は、というか午後は、後宮でジークハルトと一緒。
夜は陛下が後宮に来るので陛下と一緒。
昼間も書類仕事だけだったりすると、陛下は後宮で仕事してるからずっと陛下と一緒という日も少なくないけども。
後宮に入ってからは、毎日毎日勉強と鍛錬の日々。
王子の時は、結構自由時間が多かったんだなと思う。
たぶん、エスターの教育に合わせていたのだろう。
あとは、僕が覚えたいってお願いしたものも多いから、仕方ないかな。
でも、自分から覚えたいって言ったことは、楽しから苦にならない。
ジークハルトは、騎士団での訓練もあるから、午後からここに来る。
後宮にジークハルトは時間限定で自由に入れるように陛下が図らってくれている。
昼間は彼は、自由に入れる。
夜は、許可が必要とのこと。
彼は、変わらず陛下と僕を嫁にすると言っているけども。
未だに陛下には勝てないとぼやいている。
たまに、後宮の庭で陛下と勝負しているけど完敗状態。
あのジークハルトもまだまだなんだなって思う。
まぁ、僕は二人に勝ったこともないし、勝てるとも思ってないけども。
今の時点で固いんだけど、まったく歯が立たないよ。
何?あの防御力。
ともかく、ジークハルトは結構な頻度で陛下に挑んでは負けてる。
負けたら負けたで、「さぁ、陛下!俺を好きにしてください!!」って迫って陛下を困らせてる。
ジークハルトも、まだ14歳だし。
手を出してくれって、言われても陛下も困るよねぇ。
ジークハルトってあんなに暴走系だったけ??
本来王族とか貴族は、閨教育というのがあってそれが14くらいで始まるらしいけど、僕は今までの人生でもそれを受けたことないな。
座学程度はあったから、それで終わらせられてたのかな。
たぶん、王子の時は僕の立場が微妙だったからだろうけど。
王族として嫁ぐか、エスターの代わりに王位継承権持たそうって意見もあったらしいから。
王子の時から陛下の嫁にっていう意見もあった。
どうしたものかと決めかねていたのだろう。
…今はその立場はジークハルトなのだろうなと思う。
陛下が冗談半分でバルハルト公に言った自分が僕とジークハルトのそっち系の教育する発言がしっかり議会で受理されていたからだ。
バルハルト公が、悪乗りで議会に提案したらしい。
陛下の、阿呆かお前は!!!という発言まで記事録にあったから、議会もちょっと悪乗りしたようだ。
一応王妃の公務に議事録を目に通すものがあるからね。
僕も一応公務はしてる。
夕方頃に今は少しだけ。
議事録の確認と、国家予算の確認。
まぁ確認といっても陛下がやっているのを眺めているだけで一部だけだけど。
16になったらきちんとした公務をすることになってる。
ともかく、議会の決定で僕とジークハルトの閨教育は陛下担当になったと。
いいのか、悪いのか。
議会は3分で即決したとあった。
……議会的にはバルハルト公と陛下のじゃれあいと考えてさっさと終わらせたのだろう。
そんな個人的なことで議会を止めるなという事務的な手続きということか。
ある意味とっても優秀なのだろう。
王族のこともある程度は定義される議会だけれども、そういうことは勝手にしろと言う感じ。
そんなことより、決めないといけないこと山ほどあるよね?
ささと進めろと言う議員たちの圧を感じる決定だ。
なんだか、議員の人たちに申し訳ないな…。
ジークハルトはたまに、参加しているらしいけども。
和やかだけどきちんとするところはきちんとする人ばかりだから大丈夫とのこと。
まぁ…議会がしっかりしてるから陛下も時間があるって言ってたしな。
お世話をかけています。
ともかく、そういう意味もあってジークハルトは陛下に挑んでいるらしい。
陛下が言うには、彼なりに僕を楽しませようと思っているのでは?ということ。
まぁ、楽しいけど。
あとは、陛下が言うにはジークハルトの頭の中は僕でいっぱいなんだよと。
それはどうかな?
ジークハルトの陛下の見る目は結構真剣。
「俺は…ラスティ様にも幸せに生きてほしいけど…陛下も幸せになってほしいから。」
そう言っていた彼は、本気で思っているのだろうと思う。
だから、僕としては、ジークハルトは僕より陛下の方が好きそうなんだよなぁ。
ジークハルトは陛下は大好きだけど、同志って感じだとか言うけど。
なら、勝負して陛下を抱きたいっていうか???
わけがわからないけど…ラスボスシンパシーだろうか。
いや、僕、ラスボスシンパシーって何?
でも、なんとなく二人は本当に仲がいいし、もう二人でくっついちゃえとか思う時もある。
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