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第26話・カオス帝国の侵略3
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-カオス帝国軍エア攻略本部にて-
カオス帝国軍エア攻略本部では、静かに中将とテイマー2名が席についている。
何故テイマーが攻略本部にいるかというと、テイマーはテイム済みの鷹の視界を自分の目に映すことができる。その鷹を戦場に放ち、リアルタイムに状況を把握し共有することが仕事だ。
テイマー2名は各々、主戦場と奇襲作戦をしているAランク冒険者アサシンの状況を視ていた。
「バカな!」
1人のテイマーが吠える。
「なにがあった?」
中将が質問する。
「報告します、エアへの補給部隊へ奇襲をかけたAランク冒険者が倒されました」
「なに!あの補給部隊の護衛にはEランク冒険者しかいないはずだ!アサシンに命じたのは隠密を優先し、補給物資を焼き払えと命じておいたのだぞ!Aランクの隠密状態に徹したアサシンを、Eランク冒険者如きでは気づくことさえできないはずだ!」
中将がありえないという顔で憤慨する。
「鷹が視たものを報告します。アサシンは予定通り隠密状態で補給部隊に接近。その際に魔法使い1人が馬車を飛び降りたため、魔法使いに攻撃目標を変更しましたが、アサシンは風魔法で斬られました」
「ありえん!Aランクだぞ。あのアサシンは物理攻撃や魔法に加えて、見えない攻撃さえ回避する能力まで保持しているのだ、そいつがなぜ風魔法なんかで倒される」
「あのアサシンは1回分の魔法に対しては、範囲魔法でも回避スキルを発動させて避けられると自慢していました。ただ、魔法攻撃1回ではなく魔法攻撃を同時に何発か放たれたことで避けられなかったのではないかと。そして、あのアサシンは隠密火力型のため紙です」
「同時・・・その魔法使いはイーリス王国の名だたる人物か」
「いえ、見たことがありません。それに、Eランク冒険者しかいないという情報は確実かと。冒険者協会内通者からの情報です」
「くっ・・・、Eランク冒険者にそんな手練れがいるのでは、この作戦は通用せんな。補給部隊の情報を手にいれたからこそ、襲撃し混乱を引き起こせばエアを落とすことができると思っていたのだがな。だが、現状では我が軍のほうが有利だ、少しでもイーリス王国の戦力を削る!攻撃の手を緩めるなと前線へ伝えろ」
「通達します」
「引き続き、悟られぬよう補給部隊の監視を続け、なにかあったら報告しろ」
「は!」
EランクにAランクを1撃で葬ったものがいる。
そいつが脅威にならなければよいが、と中将は考えていた。
襲ってきたアサシンを倒したゼロは王国軍兵士と共に先に待機している馬車へと走っていた。
「お前、なぜそこまで強いのにEランクの冒険者なんだ?」
「装備に恵まれただけですよ」
「謙遜するな、装備に恵まれただけのやつが奇襲してきた敵を倒せる訳がないだろ」
そういえば、アサシンを倒した時にLVが上がった気がしていたため確認してみるとLV30になっている。
人を倒してもLVが上がるのか、素晴らしい。新しい魔法は~、
・ファイヤーボール
・ウォーターアロー
・ヘイスト
キターーーーーーーー!
ヘイストだ!俺が最初にほしいと思った魔法!移動速度と攻撃速度の上がる最強魔法だ。
当然取得だ。
テンションも上がりに上がっているため、自分に即使用。
・・・少ーしだけ足が早くなった。あと、クールタイムがないため連続使用可能(自分にヘイストを掛けた後、王国軍兵士にすぐかけれた)、効果時間は30秒程度しかない・・・
これはひどい。
希望は捨てない!LVを上げればこんなもんじゃないはずだ。
そして、もう一つディレイスペルで待機できる魔法が3つになった・・・
ということは、10LVにつき1個増えるのか!?さすが最終装備!
補給部隊の馬車に追いついて乗り込み、揺られながらエアの町へ行く。
アサシンとの戦闘時に気づいたのだが、鷹がずっとこちらを見張っている気がする。
一瞬、エネミーサーチの範囲に入った時に敵判定がでていたため攻撃しようとも思ったのだが、射程範囲外まで飛ばれてしまったため対処ができていない。エアの町に超遠距離攻撃が使えるものがいればいいのだが。
エアの町に付き補給物資を供給する。
至る所で負傷した兵士達が手当を受けているのを頻繁にみる、ポーションを使えば簡単に回復できるんじゃないのか?と思ってしまうが、ないのだろうか。
突然怒号が聞こえてくる。
「エアの町にいる冒険者諸君!現在、王国軍はカオス帝国軍に押されており戦線を下げざるを得ない状況だ。Eランクの冒険者でも、我こそはと思うものは力を貸してほしい!共にイーリス王国を守ろうではないか!」
ふむ、劣勢なんだな。
カオス帝国なんて怖そうな名前だし、さぞ強者が多いのだろう。
こういう時はもちろん参戦だ!
「Eランク冒険者魔法使いのゼロです。参戦したいです」
「おお、ありがたい。西に向かって道沿いを歩いて行くと最前線へ辿り着ける。
その場にいる王国軍に職業と冒険者ランクを伝え、配置を確認してくれ」
「分かりました、向かいます」
言われたとおり歩いていると、レイナを見かける。
手を振って呼びかける。
「レイナー!」
「ゼロ?来てたの」
レイナは神妙な顔をしている。
どうかしたのだろうか。
カオス帝国軍エア攻略本部では、静かに中将とテイマー2名が席についている。
何故テイマーが攻略本部にいるかというと、テイマーはテイム済みの鷹の視界を自分の目に映すことができる。その鷹を戦場に放ち、リアルタイムに状況を把握し共有することが仕事だ。
テイマー2名は各々、主戦場と奇襲作戦をしているAランク冒険者アサシンの状況を視ていた。
「バカな!」
1人のテイマーが吠える。
「なにがあった?」
中将が質問する。
「報告します、エアへの補給部隊へ奇襲をかけたAランク冒険者が倒されました」
「なに!あの補給部隊の護衛にはEランク冒険者しかいないはずだ!アサシンに命じたのは隠密を優先し、補給物資を焼き払えと命じておいたのだぞ!Aランクの隠密状態に徹したアサシンを、Eランク冒険者如きでは気づくことさえできないはずだ!」
中将がありえないという顔で憤慨する。
「鷹が視たものを報告します。アサシンは予定通り隠密状態で補給部隊に接近。その際に魔法使い1人が馬車を飛び降りたため、魔法使いに攻撃目標を変更しましたが、アサシンは風魔法で斬られました」
「ありえん!Aランクだぞ。あのアサシンは物理攻撃や魔法に加えて、見えない攻撃さえ回避する能力まで保持しているのだ、そいつがなぜ風魔法なんかで倒される」
「あのアサシンは1回分の魔法に対しては、範囲魔法でも回避スキルを発動させて避けられると自慢していました。ただ、魔法攻撃1回ではなく魔法攻撃を同時に何発か放たれたことで避けられなかったのではないかと。そして、あのアサシンは隠密火力型のため紙です」
「同時・・・その魔法使いはイーリス王国の名だたる人物か」
「いえ、見たことがありません。それに、Eランク冒険者しかいないという情報は確実かと。冒険者協会内通者からの情報です」
「くっ・・・、Eランク冒険者にそんな手練れがいるのでは、この作戦は通用せんな。補給部隊の情報を手にいれたからこそ、襲撃し混乱を引き起こせばエアを落とすことができると思っていたのだがな。だが、現状では我が軍のほうが有利だ、少しでもイーリス王国の戦力を削る!攻撃の手を緩めるなと前線へ伝えろ」
「通達します」
「引き続き、悟られぬよう補給部隊の監視を続け、なにかあったら報告しろ」
「は!」
EランクにAランクを1撃で葬ったものがいる。
そいつが脅威にならなければよいが、と中将は考えていた。
襲ってきたアサシンを倒したゼロは王国軍兵士と共に先に待機している馬車へと走っていた。
「お前、なぜそこまで強いのにEランクの冒険者なんだ?」
「装備に恵まれただけですよ」
「謙遜するな、装備に恵まれただけのやつが奇襲してきた敵を倒せる訳がないだろ」
そういえば、アサシンを倒した時にLVが上がった気がしていたため確認してみるとLV30になっている。
人を倒してもLVが上がるのか、素晴らしい。新しい魔法は~、
・ファイヤーボール
・ウォーターアロー
・ヘイスト
キターーーーーーーー!
ヘイストだ!俺が最初にほしいと思った魔法!移動速度と攻撃速度の上がる最強魔法だ。
当然取得だ。
テンションも上がりに上がっているため、自分に即使用。
・・・少ーしだけ足が早くなった。あと、クールタイムがないため連続使用可能(自分にヘイストを掛けた後、王国軍兵士にすぐかけれた)、効果時間は30秒程度しかない・・・
これはひどい。
希望は捨てない!LVを上げればこんなもんじゃないはずだ。
そして、もう一つディレイスペルで待機できる魔法が3つになった・・・
ということは、10LVにつき1個増えるのか!?さすが最終装備!
補給部隊の馬車に追いついて乗り込み、揺られながらエアの町へ行く。
アサシンとの戦闘時に気づいたのだが、鷹がずっとこちらを見張っている気がする。
一瞬、エネミーサーチの範囲に入った時に敵判定がでていたため攻撃しようとも思ったのだが、射程範囲外まで飛ばれてしまったため対処ができていない。エアの町に超遠距離攻撃が使えるものがいればいいのだが。
エアの町に付き補給物資を供給する。
至る所で負傷した兵士達が手当を受けているのを頻繁にみる、ポーションを使えば簡単に回復できるんじゃないのか?と思ってしまうが、ないのだろうか。
突然怒号が聞こえてくる。
「エアの町にいる冒険者諸君!現在、王国軍はカオス帝国軍に押されており戦線を下げざるを得ない状況だ。Eランクの冒険者でも、我こそはと思うものは力を貸してほしい!共にイーリス王国を守ろうではないか!」
ふむ、劣勢なんだな。
カオス帝国なんて怖そうな名前だし、さぞ強者が多いのだろう。
こういう時はもちろん参戦だ!
「Eランク冒険者魔法使いのゼロです。参戦したいです」
「おお、ありがたい。西に向かって道沿いを歩いて行くと最前線へ辿り着ける。
その場にいる王国軍に職業と冒険者ランクを伝え、配置を確認してくれ」
「分かりました、向かいます」
言われたとおり歩いていると、レイナを見かける。
手を振って呼びかける。
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「ゼロ?来てたの」
レイナは神妙な顔をしている。
どうかしたのだろうか。
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