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しおりを挟む議会の後、尋問された聖騎士はあっさりと自白した。
大神官は事件をジグリア人の仕業とし、帝国の名誉を傷つけた。また、ジグリア人を奴隷とするために戦を焚き付け両国の利益を著しく損なったとし、国家反逆罪とすることになった。
でも大神官を処刑とするにはまだまだ光聖神教の信者は多い。ということで田舎の神殿で幽閉されることになった。
洗脳の証拠はまだ無いが、光聖神教は人を惑わすとし、国教は廃止となった。
この件に関わっていたのは大神官と5人の神官長。
神官長達は身分を剥奪し、神殿を追放となった。
財産は全て神殿に寄贈しなければならないので着の身着のままで追い出された。
これも神に仕えた者を処刑するのは憚られるからだが、贅沢が身に付いている彼等には死ぬよりも辛いかもしれない。
その他の神官や聖騎士は命令され仕方なく従ったとされ、新しく大神官となった者が処罰することとなった。
だが、これからも光聖神教は帝国の監視下に置かれる。帝国が監視することで民も神殿のすることがすべて正しいとは思わなくなった。
その後、光魔法がもたらす「祝福」は「おまじない」とされるようになる。
さて、神殿所属の聖女の行く末だが。
まだ神殿にいる。
というか引き取り先がない。
調べの結果、聖女は利用されていただけだったが、養女となっていた子爵家は養育費目的で一時的に名前を貸したにすぎない。成人したセレスティーナの面倒を見る義理は無い。子爵家から嫁に出すなら持参金を出さなければならなくなるし。
神殿は帝国とジグリアに賠償金を支払うことになった。
そして傷つけられた私にも慰謝料と賠償金を。
その為お金が無い。
不必要な侍女(?)や聖騎士は大幅に解雇されたり、売られたらしい。
聖女セレスティーナ視点
大神官様が罪を犯したそうですわ。
わたくしのアレクシオン様を害したのも大神官様だったのだと。
信じておりましたのに。
わたくしこれからどうなってしまうの?
5人いた侍女は1人に、聖騎士は1人もいなくなってしまったわ。
豪華な装飾品はすべて奪われてしまって、なんてみすぼらしい部屋。それになぜだかわからないけど、わたくしの宝石達も没収されましたわ。
残されたのは子爵家からもって来た粗末なドレスとゴミ屑みたいな宝石だけ。
子爵家にも助けて欲しいと何度も手紙を書いたのになんの返事もないわ。
「聖女様、お食事です。」
侍女がもってきた食事はパンとスープとほんの少しの肉。
「これがわたくしの食事?」
「はい、財政難の為仕方がないそうです。」
「そうだわ!アレクシオン様の所へ行きましょう!お優しいあの方なら助けてくださるわ。
そうよ、そのまま公爵邸に住めばいいって言ってくださるはずよ。」
「今からですか?夜も遅いですし、馬車を出して貰えるかどうか…。」
「大丈夫よ。今までだってわたくしがお願いしたらいつでも出して下さったもの。」
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