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第2章
思い出のアンクレット 1(sideリュカ)
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sideリュカ
幼馴染のアレクスィ・ダーリに連れてこられたのはなんとアン国。
ノアの弟の誕生日パーティーがあるらしく、何故か俺まで行くことになったのだ。
あまり乗り気になれなくて馬車で爆睡してしまった。
揺れが収まった。
目的地に着いたのだろう。
アレクはいそいそと馬車を出たと思ったら、戻って来た。
「早く出て!早く、早くして!」
そう言いながら俺の腕を引っ張る。
「何だよもう着いたのか?そんなに急がなくても良いだろ…………」
引っ張られながら呟いた言葉は、最後まで言えなかった。
な ん で だ 。
俺の目の前にはノアと、その弟らしき少年。
その隣には…………
「リュカくん!?どうしてここに!?」
「はぁ?何でここに居るんだよ!?」
叫んだのは、同じタイミングだった。
なんと、そのに居たのは資料室で会った一華………のそっくりさん、アイ・ラッセルだったのだ。
「私はルークくんをお祝いに来たの、親戚だし」
親戚!?
は!?
お前がいるなんて聞いてねぇし!!
「俺はアレクに連れて来られたんだ!」
俺は叫びながらアレクの顔を確認した。
アレクも「!?!?」みたいな顔をしている。
「……2人、友達だったのか?」
ノアは顎に手を当てながら言った。
………友達?
俺はそう言われて腹が立った。
こんな失礼女と友達とか、有り得ねぇ。
「そんな訳ねぇだろ」
俺は不機嫌さが伝わるように言った。
「ちょっと顔見た事あるだけだ。ほら、中入るぞ」
「リュカ、ちょっと待ってよ」
先に歩き出すと、アレクが追いかけて来た。
「なんだよ」
「おい!待てって、リュカ。あの子って一華ちゃんじゃないの!?」
やっぱり、アレクも見間違えるくらい似てるのか…。
アイ・ラッセル。
一華と同じブルーグレージュの髪と瞳、声、背丈。
別人だと言われても信じられない。
あまりに似すぎている。
でも…………。
「一華な訳ねぇだろ。アイって名前らしいぞ」
「いや、でもさ……」
「行くぞ」
俺は乱暴にアレクの言葉を遮った。
٭❀*
「アイってアン国では珍しい名前じゃない?」
3人で話していると、突然アレクがノアにそんな事を言った。
俺は聞いていない振りをしてそっぽを向いた。
「あー……、実は今日言おうとしてたんだけど、さ」
ノアは少し迷いながらゆっくり言った。
……なんだ?
「2年前くらいかな…ルークを助けてくれた女の子の話したじゃん?」(「神様のいたずら sideノア」参照)
「懐かしい、言ってたね」
「その子がアイなんだよ」
ノアの言葉に、アレクが少し動揺したように見えた。
俺は話が全く見えなかったのでイライラした。
それと名前の何が関係してんだよ。
「……ん?じゃあ、事故の後にアイちゃんのこと引き取った…とか?」
「ああ、アレクだから話すけど。実はアイはラッセル家の養子なんだよ。で、事故で記憶喪失になって名前も家族も分からないから仮の名前を考えたんだ。サン国で出会ったからサン人風の名前なんだよ」
……なんだかすごい壮絶な過去だな。
あの女、意外に苦労してんのな。
事故で記憶喪失とか。
俺はちょこちょこ2人の話を聞いた。
俺が知らない話もしているのでつまらない。
まぁ、アレクに連れてこられただけだから良いけどな。
俺はアップルジュースを一気飲みして、4杯目を注ぎに中央のテーブルへと近付いた。
すると、少し離れたところにアイ・ラッセルとノアの弟のルークが見えた。
2人は随分仲が良いようで、さっきからずっと話している。
あのルークって奴はわりと本気で惚れてそうだけどな~。
まだガキだから相手にされてねぇな。
呑気にそんな事を考えながらアップルジュースを注いだ。
その時だった。
なんとなく。
本当になんとなく、あいつの足元を見た。
学校にいる時は長めの紺ソックスを履いていたので見えなかった足首。
俺は手に持っていたグラスを落としそうになった。
だって、
そいつの足首で光っていたのは、俺がプレゼントしたアンクレットだったから。
幼馴染のアレクスィ・ダーリに連れてこられたのはなんとアン国。
ノアの弟の誕生日パーティーがあるらしく、何故か俺まで行くことになったのだ。
あまり乗り気になれなくて馬車で爆睡してしまった。
揺れが収まった。
目的地に着いたのだろう。
アレクはいそいそと馬車を出たと思ったら、戻って来た。
「早く出て!早く、早くして!」
そう言いながら俺の腕を引っ張る。
「何だよもう着いたのか?そんなに急がなくても良いだろ…………」
引っ張られながら呟いた言葉は、最後まで言えなかった。
な ん で だ 。
俺の目の前にはノアと、その弟らしき少年。
その隣には…………
「リュカくん!?どうしてここに!?」
「はぁ?何でここに居るんだよ!?」
叫んだのは、同じタイミングだった。
なんと、そのに居たのは資料室で会った一華………のそっくりさん、アイ・ラッセルだったのだ。
「私はルークくんをお祝いに来たの、親戚だし」
親戚!?
は!?
お前がいるなんて聞いてねぇし!!
「俺はアレクに連れて来られたんだ!」
俺は叫びながらアレクの顔を確認した。
アレクも「!?!?」みたいな顔をしている。
「……2人、友達だったのか?」
ノアは顎に手を当てながら言った。
………友達?
俺はそう言われて腹が立った。
こんな失礼女と友達とか、有り得ねぇ。
「そんな訳ねぇだろ」
俺は不機嫌さが伝わるように言った。
「ちょっと顔見た事あるだけだ。ほら、中入るぞ」
「リュカ、ちょっと待ってよ」
先に歩き出すと、アレクが追いかけて来た。
「なんだよ」
「おい!待てって、リュカ。あの子って一華ちゃんじゃないの!?」
やっぱり、アレクも見間違えるくらい似てるのか…。
アイ・ラッセル。
一華と同じブルーグレージュの髪と瞳、声、背丈。
別人だと言われても信じられない。
あまりに似すぎている。
でも…………。
「一華な訳ねぇだろ。アイって名前らしいぞ」
「いや、でもさ……」
「行くぞ」
俺は乱暴にアレクの言葉を遮った。
٭❀*
「アイってアン国では珍しい名前じゃない?」
3人で話していると、突然アレクがノアにそんな事を言った。
俺は聞いていない振りをしてそっぽを向いた。
「あー……、実は今日言おうとしてたんだけど、さ」
ノアは少し迷いながらゆっくり言った。
……なんだ?
「2年前くらいかな…ルークを助けてくれた女の子の話したじゃん?」(「神様のいたずら sideノア」参照)
「懐かしい、言ってたね」
「その子がアイなんだよ」
ノアの言葉に、アレクが少し動揺したように見えた。
俺は話が全く見えなかったのでイライラした。
それと名前の何が関係してんだよ。
「……ん?じゃあ、事故の後にアイちゃんのこと引き取った…とか?」
「ああ、アレクだから話すけど。実はアイはラッセル家の養子なんだよ。で、事故で記憶喪失になって名前も家族も分からないから仮の名前を考えたんだ。サン国で出会ったからサン人風の名前なんだよ」
……なんだかすごい壮絶な過去だな。
あの女、意外に苦労してんのな。
事故で記憶喪失とか。
俺はちょこちょこ2人の話を聞いた。
俺が知らない話もしているのでつまらない。
まぁ、アレクに連れてこられただけだから良いけどな。
俺はアップルジュースを一気飲みして、4杯目を注ぎに中央のテーブルへと近付いた。
すると、少し離れたところにアイ・ラッセルとノアの弟のルークが見えた。
2人は随分仲が良いようで、さっきからずっと話している。
あのルークって奴はわりと本気で惚れてそうだけどな~。
まだガキだから相手にされてねぇな。
呑気にそんな事を考えながらアップルジュースを注いだ。
その時だった。
なんとなく。
本当になんとなく、あいつの足元を見た。
学校にいる時は長めの紺ソックスを履いていたので見えなかった足首。
俺は手に持っていたグラスを落としそうになった。
だって、
そいつの足首で光っていたのは、俺がプレゼントしたアンクレットだったから。
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