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第2章
好きの理由 1
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sideアイ
ノアや紅花ちゃんの協力のお陰で、苦手な教科の課題も全て終わらせた次の日。
職員室のニコル先生の所へ向かった。
私の隣には、紅花ちゃんがいる。
「それじゃあ、2人は合宿に向けて今日から気合い入れて授業に望むのよ~」
ふんわりおっとりした口調でニコル先生は言った。
朝早く、守護者研修生希望者合宿の申込書を提出しに来たのだ。
紅花ちゃんと一緒に!!
ニヤニヤと頬の緩んだ私を見て、ニコル先生は微笑んだ。
「2人ともいつの間にか仲良しになっていたのね。担任として嬉しいわぁ」
「えへへ、そうなんですよ。実は一緒に勉強とかもしてて………」
「そうなのねぇ。同じ目標を持っている人同士助け合うのは素敵ね~。…………あら、夏さんもう行っちゃったわ」
え。
隣を見ると、紅花ちゃんがいない。
先に行っちゃったんだ。
私はニコル先生に一礼してから紅花ちゃんを追い掛けた。
「紅花ちゃん、待ってよ~。教室同じなんだから、一緒に行こうよ」
やっとの思いで追い付いて、紅花ちゃんの右隣へ滑り込んだ。
顔を見ると、明らかに不機嫌そうだ。
「………あたし、仲良くする気は無いから」
「え?」
「………が、合宿に参加するのはアイのためじゃないから!」
「えええええ?そんな、だって、『テストの時助けてくれたお礼♡』って言ってたよね!?」
「なっ、何言ってんの!?都合の良いように捏造しないでよ。借りを返すだけって言っただけ!『♡』なんて付けてない!」
紅花ちゃんはそう言って、早足で教室まで行ってしまった。
そ、そんなぁ………。
私はてっきりテストの一件から「仲の良い友達」まで上り詰めたと思っていたのに。
でも。
『合宿に参加するのはアイのためじゃないから』
アイ。
「あんた」呼びされなくなるくらいには、仲良くなれてるって事だよね。
私は廊下で1人、ニヤついていた。
٭❀*
「良かったな、合宿に行けたら守護者になる近道なんだろ?」
今日のお昼は珍しくノアと2人きり。
アレクくんとリュカくんには「今日は無理」と言われ、紅花ちゃんには「用事あるから」と言われた。
「うん、今活躍してる守護者の殆どは魔法学生時代に合宿に参加してるんだって」
「サシャさん情報?」
「そう。……まぁ、サシャさんは合宿に参加したことは1度も無いって言ってたけどね」
「天才肌だよなー」
いつも通り近状を報告しあったり世間話したり。
平和だなぁと思いながら卵焼きを頬張りながらノアの横顔を見た。
ノアは私に見られていると気付かずに、溜息をつく。
………まただ。
今日のノアは溜息が多い。
「ノア、何かあった?」
言ってみると、ノアの瞳が揺らいだ。
ノアの溜息が多くなる時。
ノアの元気が無い時。
そういう時は大体──────
「ロミさんと何かあった?」
ロミルダ・アードルングさん………通称ロミさん。
名前を出すと、ノアは分かりやすく動揺した。
やっぱり。
ロミさんの事になるとノアは少しだけ子どもっぽくなる。
「えぇと……その、何かあったって訳じゃ無いけど。……………実は、ロミさんの研究室に新しく入って来た人が、物凄く生物の知識がある人なんだ」
ほうほう。
「昨日の夜珍しくロミさんから連絡が来たと思ったら………」
おお!
「小一時間ほどその人の話をされたんだ………」
oh......。
それはちょっと、いやかなり、きつい。
好きな人に他の人の話を楽しそうにされるって、心へのダメージがすごい。
「しかも、最近丁度アン国にある研究室に泊まってるから遊びに来て欲しいって言われたんだ。………あ、アイも行く?ロミさんも喜ぶよ」
ノアは余裕ある振りをするためだろう。
わざとらしい明るい声で言った。
これは………私がノアのために一肌脱ぐしかない!
「任せて、ノア。ロミさんとその人がどんな関係か、しっかり聞き出すから!」
「え、アイ。それは…………」
ノアにはいつもお世話になってるから、ここで恩返ししなくちゃ!
私は残っていた卵焼きを一口で食べ、気合を入れた。
ノアや紅花ちゃんの協力のお陰で、苦手な教科の課題も全て終わらせた次の日。
職員室のニコル先生の所へ向かった。
私の隣には、紅花ちゃんがいる。
「それじゃあ、2人は合宿に向けて今日から気合い入れて授業に望むのよ~」
ふんわりおっとりした口調でニコル先生は言った。
朝早く、守護者研修生希望者合宿の申込書を提出しに来たのだ。
紅花ちゃんと一緒に!!
ニヤニヤと頬の緩んだ私を見て、ニコル先生は微笑んだ。
「2人ともいつの間にか仲良しになっていたのね。担任として嬉しいわぁ」
「えへへ、そうなんですよ。実は一緒に勉強とかもしてて………」
「そうなのねぇ。同じ目標を持っている人同士助け合うのは素敵ね~。…………あら、夏さんもう行っちゃったわ」
え。
隣を見ると、紅花ちゃんがいない。
先に行っちゃったんだ。
私はニコル先生に一礼してから紅花ちゃんを追い掛けた。
「紅花ちゃん、待ってよ~。教室同じなんだから、一緒に行こうよ」
やっとの思いで追い付いて、紅花ちゃんの右隣へ滑り込んだ。
顔を見ると、明らかに不機嫌そうだ。
「………あたし、仲良くする気は無いから」
「え?」
「………が、合宿に参加するのはアイのためじゃないから!」
「えええええ?そんな、だって、『テストの時助けてくれたお礼♡』って言ってたよね!?」
「なっ、何言ってんの!?都合の良いように捏造しないでよ。借りを返すだけって言っただけ!『♡』なんて付けてない!」
紅花ちゃんはそう言って、早足で教室まで行ってしまった。
そ、そんなぁ………。
私はてっきりテストの一件から「仲の良い友達」まで上り詰めたと思っていたのに。
でも。
『合宿に参加するのはアイのためじゃないから』
アイ。
「あんた」呼びされなくなるくらいには、仲良くなれてるって事だよね。
私は廊下で1人、ニヤついていた。
٭❀*
「良かったな、合宿に行けたら守護者になる近道なんだろ?」
今日のお昼は珍しくノアと2人きり。
アレクくんとリュカくんには「今日は無理」と言われ、紅花ちゃんには「用事あるから」と言われた。
「うん、今活躍してる守護者の殆どは魔法学生時代に合宿に参加してるんだって」
「サシャさん情報?」
「そう。……まぁ、サシャさんは合宿に参加したことは1度も無いって言ってたけどね」
「天才肌だよなー」
いつも通り近状を報告しあったり世間話したり。
平和だなぁと思いながら卵焼きを頬張りながらノアの横顔を見た。
ノアは私に見られていると気付かずに、溜息をつく。
………まただ。
今日のノアは溜息が多い。
「ノア、何かあった?」
言ってみると、ノアの瞳が揺らいだ。
ノアの溜息が多くなる時。
ノアの元気が無い時。
そういう時は大体──────
「ロミさんと何かあった?」
ロミルダ・アードルングさん………通称ロミさん。
名前を出すと、ノアは分かりやすく動揺した。
やっぱり。
ロミさんの事になるとノアは少しだけ子どもっぽくなる。
「えぇと……その、何かあったって訳じゃ無いけど。……………実は、ロミさんの研究室に新しく入って来た人が、物凄く生物の知識がある人なんだ」
ほうほう。
「昨日の夜珍しくロミさんから連絡が来たと思ったら………」
おお!
「小一時間ほどその人の話をされたんだ………」
oh......。
それはちょっと、いやかなり、きつい。
好きな人に他の人の話を楽しそうにされるって、心へのダメージがすごい。
「しかも、最近丁度アン国にある研究室に泊まってるから遊びに来て欲しいって言われたんだ。………あ、アイも行く?ロミさんも喜ぶよ」
ノアは余裕ある振りをするためだろう。
わざとらしい明るい声で言った。
これは………私がノアのために一肌脱ぐしかない!
「任せて、ノア。ロミさんとその人がどんな関係か、しっかり聞き出すから!」
「え、アイ。それは…………」
ノアにはいつもお世話になってるから、ここで恩返ししなくちゃ!
私は残っていた卵焼きを一口で食べ、気合を入れた。
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ヒーローはリュカくんかなあと思って読んでました。
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リュカはこれから色々と挽回していくのかな❓
記憶が戻るとアイが辛くなりそうだから
、このままでもいいかな〜
更新楽しみにしてます😊
しろゆみこ様、ご感想ありがとうございます!
ヒーローはリュカかノアか、はたまた違う誰かなのか、予想しながら読んで頂けると嬉しいです。
リュカくんは良い所を見せて欲しいですね笑
アイの記憶は戻るのでしょうか…。
今後のお話も楽しんでいただければ幸いです😊
うーん・・過去に好きだった時があったとしてもサシャさんやノアと出会ってリュカに惹かれることはないと思う。性格が変わってなかったことが残念すぎる。
げんさとぴ様、ご感想ありがとうございます!
リュカくんはかなり歪んだまま成長を遂げてしまいましたね…笑
これからの成長を見守って頂けると幸いです。