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薬学科でコーヒー風味の回復薬を量産する
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薬草をコトコト煮込むこと30分。
小さなガラス瓶をデスクにいくつも並べて、私、イームは様々なハーブを調合していた。
薬学科の調合室で一人、回復薬を作る。研究に研究を重ねて、独自の回復薬を作る事に成功した。
前世で好物だったコーヒーが恋しくて、コーヒーに似せた回復薬を作ったのだ。香りがたまらない。
この世界にコーヒーはない。でも似たような味の豆が存在するのを知り、幼少期から試行錯誤を重ねてコーヒーっぽいものを作ってきた。
ついでに(?)調合に詳しくなり、王立学園に通いながら薬学科で実験をする日々だ。
魔法技術を至上とする王国。
そしてここは、この国において唯一の国立の学び舎であり、貴族のみならず才能のある者であれば、出自年齢を問わず入学が可能の王立学園だ。
いつも薬学科からは良い香りがすると噂になっているらしい。
なぜなら私が、キャラメルマキアートを再現したり、バタースコッチやバニラエッセンスなどの調味料も作ったりしているからだ。
転生してチートな魔力を得る事はなかったが、前世のドリンクメニューを覚えているのもなかなか上々な転生だと思う。
有名コーヒーチェーン店で長年勤務していた経験から、覚えている限りのメニューを全てメモしてあるのだ。
今日も実験器具でコーヒー風味の回復薬を飲んだ。
「んー美味しい~」
ただあまり回復量はない。薬草を増やすと、ハーブ(青汁ともいう)風味が出てしまう。既存の素晴らしい発明である回復薬(ポーション)を手に持ち、うーんと背伸びをした。
少し息抜きをしようと思い、廊下に出る。制服の上から白いコートを羽織っており、それが薬学科である証拠だ。
廊下の突き当たりにある薬品保管庫へと向かうために、トコトコと歩く。保管庫に入り、しゃがんで棚の最下部にしまってある備品の在庫を数えていた時だった。
廊下から男女の話し声が聞こえた。
「アストリア様に偶然お会いできるなんて、今日は本当に良い日ですわ。とても運命的だと思いませんか?」
「偶然…ですか」
(ん?)
検品する手をピタッと止める。泣く子も黙る剣士アストリアの名前が聞こえたからだ。
私はアストリアから回復薬を10本ほどオーダーされていた。今、取りに来たのだろう。
私が薬学科の調合室にいなかったので、保管庫まで探しにきたのかもしれない。
やがて聞こえてきたのは冷徹なアストリアの声だ。
「私を待ち伏せしていたように見えたのですが」
「いいえ、私がアストリア様を思う愛のなせる業ですわ」
「その愛というのは、私が歩く先々で待ち伏せして声を掛ける迷惑行為の事ですか?」
「え…?」
女性の戸惑う声がした。
(え?)
私も戸惑った。
私が居るのを知らずに会話が進んでいるようだ。このまま盗み聞きして良いものだろうか。保管庫で身動きが取れなくなってしまった。
「ストーカー行為も大概にしてくれませんか?目障りです」
「そ、そんな…ひどい…」
「君は他にも複数の男にそうやって先回りして声をかけているそうですね。しかも身分や肩書きで男を選んでいるとか」
コツンコツンと靴音が響く。おそらく、アストリアのブーツだ。
「これは忠告です。どうやって行く先々を把握しているのかは知りませんが、次また先回りして声をかけてきたら学園長に報告し、迷惑行為に対する処分を検討してもらいます」
「あ、あんまりですわ…!アストリア様と仲良くなりたいだけですのに…!!」
バタバタと走り去る音がしたので、おそらく女性が立ち去ったのだろう。
ふう、とため息が聞こえて、ガチャリと保管庫のドアが開いた。
「ここにいたのか」
「あの子が弄ばれて捨てられないように忠告してあげたんだね。優しいね」
「ふん、そんな優しい配慮はしていない」
金髪でアメジストの瞳を持つ貴族アストリアは、女生徒の注目の的だ。彼の出身地である自治領ではモンスターが多発するらしく、幼少より実戦経験も積んでいるそうだ。
騎士団で学ぶ剣ではなく、傭兵的な剣の使い手だと聞いた。見たことはないんだけど。
「しかし行く先々に先回りして、とは少々怖い子に目を付けられたね、アストリア」
顎に手を置いて考える。
そんな事、乙女ゲームでもなかなか難しい。前世で知り得た移動ルートを全部記憶するなんて並大抵のことじゃない。
「呪術かもな」
とアストリアは怖いことを言う。
「呪術にそんなものがあるなら是非知りたいかも。教授の移動ルートから逃げられそう」
「お前はすぐそういう斜め上の視点で…」
アストリアは肩をすくめて呆れている。
見目麗しいこの剣士は、依頼を受けてよくモンスター退治に行く。その準備のために回復薬を私から買うのだ。物々交換で。
「依頼の品は出来てるよ。デスクに置いてある」
「ああ、すまない。次は何がいいんだ?」
「イエロードラゴンの退治だっけ?やっぱり鱗かな。あと爪」
「わかった」
クラスメイトとして話すうちに、お互いに利点があることがわかり、取引するようになった。私の回復薬もなかなか良いとアストリアは言っている。
調合室に戻り、アストリアにコーヒーをいれる。ブラック派に見えるが、彼は甘党だ。今日はカフェモカにしてアストリアの前に置いた。
「うまい」
調合室の安っぽい椅子で寛ぐ姿もさまになっている。本当にイケメンだなぁとしみじみ思う。
「この調合室でしか飲めないのが残念だ」
「いつでも出してあげるよ。ブツさえ持ってくればね」
「お前のそういうところ、本当ブレないな」
アストリアは柔らかく笑って、カフェモカを楽しんでいる。
アストリアと過ごすうちに、この世界でコーヒーショップを経営するのも悪くないと思うようになった。
補助魔法もかければ、いろんなメニューができる。素早さが上がるコーヒー、防御力が上がるスコーン…。
アストリアが美味しそうに味わっている姿は本当に美しく、目の保養になっている。
「なんで両手を合わせているんだ?」
「拝んでるの」
「は?」
尊い。
やがてアストリアは回復薬を受け取り、帰っていった。明日イエロードラゴン退治に出発するらしい。ギルドの日帰りバイトだそうだ。
その後教授が来て、臨時で学会の発表準備を手伝わされた。終わったのが深夜!
この世界でコーヒーショップを運営する時は、絶対定時で閉店するぞと心に決めたのだった。
小さなガラス瓶をデスクにいくつも並べて、私、イームは様々なハーブを調合していた。
薬学科の調合室で一人、回復薬を作る。研究に研究を重ねて、独自の回復薬を作る事に成功した。
前世で好物だったコーヒーが恋しくて、コーヒーに似せた回復薬を作ったのだ。香りがたまらない。
この世界にコーヒーはない。でも似たような味の豆が存在するのを知り、幼少期から試行錯誤を重ねてコーヒーっぽいものを作ってきた。
ついでに(?)調合に詳しくなり、王立学園に通いながら薬学科で実験をする日々だ。
魔法技術を至上とする王国。
そしてここは、この国において唯一の国立の学び舎であり、貴族のみならず才能のある者であれば、出自年齢を問わず入学が可能の王立学園だ。
いつも薬学科からは良い香りがすると噂になっているらしい。
なぜなら私が、キャラメルマキアートを再現したり、バタースコッチやバニラエッセンスなどの調味料も作ったりしているからだ。
転生してチートな魔力を得る事はなかったが、前世のドリンクメニューを覚えているのもなかなか上々な転生だと思う。
有名コーヒーチェーン店で長年勤務していた経験から、覚えている限りのメニューを全てメモしてあるのだ。
今日も実験器具でコーヒー風味の回復薬を飲んだ。
「んー美味しい~」
ただあまり回復量はない。薬草を増やすと、ハーブ(青汁ともいう)風味が出てしまう。既存の素晴らしい発明である回復薬(ポーション)を手に持ち、うーんと背伸びをした。
少し息抜きをしようと思い、廊下に出る。制服の上から白いコートを羽織っており、それが薬学科である証拠だ。
廊下の突き当たりにある薬品保管庫へと向かうために、トコトコと歩く。保管庫に入り、しゃがんで棚の最下部にしまってある備品の在庫を数えていた時だった。
廊下から男女の話し声が聞こえた。
「アストリア様に偶然お会いできるなんて、今日は本当に良い日ですわ。とても運命的だと思いませんか?」
「偶然…ですか」
(ん?)
検品する手をピタッと止める。泣く子も黙る剣士アストリアの名前が聞こえたからだ。
私はアストリアから回復薬を10本ほどオーダーされていた。今、取りに来たのだろう。
私が薬学科の調合室にいなかったので、保管庫まで探しにきたのかもしれない。
やがて聞こえてきたのは冷徹なアストリアの声だ。
「私を待ち伏せしていたように見えたのですが」
「いいえ、私がアストリア様を思う愛のなせる業ですわ」
「その愛というのは、私が歩く先々で待ち伏せして声を掛ける迷惑行為の事ですか?」
「え…?」
女性の戸惑う声がした。
(え?)
私も戸惑った。
私が居るのを知らずに会話が進んでいるようだ。このまま盗み聞きして良いものだろうか。保管庫で身動きが取れなくなってしまった。
「ストーカー行為も大概にしてくれませんか?目障りです」
「そ、そんな…ひどい…」
「君は他にも複数の男にそうやって先回りして声をかけているそうですね。しかも身分や肩書きで男を選んでいるとか」
コツンコツンと靴音が響く。おそらく、アストリアのブーツだ。
「これは忠告です。どうやって行く先々を把握しているのかは知りませんが、次また先回りして声をかけてきたら学園長に報告し、迷惑行為に対する処分を検討してもらいます」
「あ、あんまりですわ…!アストリア様と仲良くなりたいだけですのに…!!」
バタバタと走り去る音がしたので、おそらく女性が立ち去ったのだろう。
ふう、とため息が聞こえて、ガチャリと保管庫のドアが開いた。
「ここにいたのか」
「あの子が弄ばれて捨てられないように忠告してあげたんだね。優しいね」
「ふん、そんな優しい配慮はしていない」
金髪でアメジストの瞳を持つ貴族アストリアは、女生徒の注目の的だ。彼の出身地である自治領ではモンスターが多発するらしく、幼少より実戦経験も積んでいるそうだ。
騎士団で学ぶ剣ではなく、傭兵的な剣の使い手だと聞いた。見たことはないんだけど。
「しかし行く先々に先回りして、とは少々怖い子に目を付けられたね、アストリア」
顎に手を置いて考える。
そんな事、乙女ゲームでもなかなか難しい。前世で知り得た移動ルートを全部記憶するなんて並大抵のことじゃない。
「呪術かもな」
とアストリアは怖いことを言う。
「呪術にそんなものがあるなら是非知りたいかも。教授の移動ルートから逃げられそう」
「お前はすぐそういう斜め上の視点で…」
アストリアは肩をすくめて呆れている。
見目麗しいこの剣士は、依頼を受けてよくモンスター退治に行く。その準備のために回復薬を私から買うのだ。物々交換で。
「依頼の品は出来てるよ。デスクに置いてある」
「ああ、すまない。次は何がいいんだ?」
「イエロードラゴンの退治だっけ?やっぱり鱗かな。あと爪」
「わかった」
クラスメイトとして話すうちに、お互いに利点があることがわかり、取引するようになった。私の回復薬もなかなか良いとアストリアは言っている。
調合室に戻り、アストリアにコーヒーをいれる。ブラック派に見えるが、彼は甘党だ。今日はカフェモカにしてアストリアの前に置いた。
「うまい」
調合室の安っぽい椅子で寛ぐ姿もさまになっている。本当にイケメンだなぁとしみじみ思う。
「この調合室でしか飲めないのが残念だ」
「いつでも出してあげるよ。ブツさえ持ってくればね」
「お前のそういうところ、本当ブレないな」
アストリアは柔らかく笑って、カフェモカを楽しんでいる。
アストリアと過ごすうちに、この世界でコーヒーショップを経営するのも悪くないと思うようになった。
補助魔法もかければ、いろんなメニューができる。素早さが上がるコーヒー、防御力が上がるスコーン…。
アストリアが美味しそうに味わっている姿は本当に美しく、目の保養になっている。
「なんで両手を合わせているんだ?」
「拝んでるの」
「は?」
尊い。
やがてアストリアは回復薬を受け取り、帰っていった。明日イエロードラゴン退治に出発するらしい。ギルドの日帰りバイトだそうだ。
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