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領主の息子がカフェオープンを提案する
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なぜかアストリアの部屋の中にいる。
寮は男女分かれてはいるが、許可さえあれば出入り自由だ。アストリアは速攻で許可をもらい、私を連れてきた。白衣は脱いだ。
2人でアストリアのベッドに腰を掛ける。
「イームは、領主と騎士団どっちがいいと思うんだ?」
「アストリアの将来?いや、私が決める事じゃないし…」
「俺の家は、イームのような優秀な魔法使いが来ることを望んでいる」
「それはありがたいけど」
「開きたいんだろう?お店」
「えっ、出店準備してくれるの?」
「ああ。アイテム屋兼カフェ、だよな」
「ええっ!」
突然の話に、驚きを隠せない。
「アストリアの領地に行ったら、カフェ経営できるの?」
「土地でも空き店舗でもすぐに確保できる」
「ま、まぁそりゃ、領主の息子だし、そうかもしれないけど」
あわわわわとテンパる。
本当に?本当にいいの?
「だから、卒業後一緒に来てくれないか」
アストリアが私の手を取って見つめてくる。
私は最初からこのイケメンに弱い。
お願いされたら、なんでもオッケーって言ってしまう。
回復薬だって、コーヒーだって、望むなら何でも。
そう、本当は頼られて嬉しかったんだ。
「はい!」
私はアストリアに抱きついた。
私自身転生者ではあるが、ここが何の世界かなんてさっぱり分からないでいる。ゲームの中なのか小説の中なのか。そんなことは全然重要ではない。
前世は思い出したものの、のんびりこの世界を満喫してきた。
アストリアはひょっとしたら乙女ゲームの攻略対象だったのかもしれない。
あの女生徒が主人公だったとしても、今となってはどうでもいい。
アストリアに抱きしめられながら、そんなことを思った。
申し訳ないけど、アストリアはいただきました!
Fin.
寮は男女分かれてはいるが、許可さえあれば出入り自由だ。アストリアは速攻で許可をもらい、私を連れてきた。白衣は脱いだ。
2人でアストリアのベッドに腰を掛ける。
「イームは、領主と騎士団どっちがいいと思うんだ?」
「アストリアの将来?いや、私が決める事じゃないし…」
「俺の家は、イームのような優秀な魔法使いが来ることを望んでいる」
「それはありがたいけど」
「開きたいんだろう?お店」
「えっ、出店準備してくれるの?」
「ああ。アイテム屋兼カフェ、だよな」
「ええっ!」
突然の話に、驚きを隠せない。
「アストリアの領地に行ったら、カフェ経営できるの?」
「土地でも空き店舗でもすぐに確保できる」
「ま、まぁそりゃ、領主の息子だし、そうかもしれないけど」
あわわわわとテンパる。
本当に?本当にいいの?
「だから、卒業後一緒に来てくれないか」
アストリアが私の手を取って見つめてくる。
私は最初からこのイケメンに弱い。
お願いされたら、なんでもオッケーって言ってしまう。
回復薬だって、コーヒーだって、望むなら何でも。
そう、本当は頼られて嬉しかったんだ。
「はい!」
私はアストリアに抱きついた。
私自身転生者ではあるが、ここが何の世界かなんてさっぱり分からないでいる。ゲームの中なのか小説の中なのか。そんなことは全然重要ではない。
前世は思い出したものの、のんびりこの世界を満喫してきた。
アストリアはひょっとしたら乙女ゲームの攻略対象だったのかもしれない。
あの女生徒が主人公だったとしても、今となってはどうでもいい。
アストリアに抱きしめられながら、そんなことを思った。
申し訳ないけど、アストリアはいただきました!
Fin.
応援ありがとうございます!
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道具屋のお話が面白くて他の小説を読み漁ってます( *´艸`)♡
転生ものの、けどストーリー知らないから好きに生きてたらイケメンに惚れられるなんて素敵です( ˊᵕˋ*)
幸せ供給されました💞
運命に逆らったり運命通りの生き方を強制されたりするのがしんどいので笑、
私なら転生しても穏やかに生きたいなあと思って書きました。
コメントありがとうございます!!