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家庭教師②
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ーーーどんな能力ですか?
私が前のめりの姿勢でジョナサンさんを見つめると、困ったように頰を引っ掻いた。
「そんなに知りたい?」
私は手をグーにして、ウンウンと頷いた。
自分の魔法も能力も、分かっている事は全部知りたい。
なのに・・・。
「後日に、召喚されたご友人方と一緒に適性検査がありますから、その時でいいんじゃないでしょうか。」
「そ、そうですよ。正確な情報の方が良いですから。」
騎士達が、反論してきた。
ーーーえ~、今じゃダメなの?
私は、むーっと口を少し尖らせた。
騎士達をじっとみる。
1人はあらぬ方向を見て、1人は目を逸らした。
「そうですね。能力じゃなくて魔法かもしれませんし、確かな情報の方がヒロミ様にも良いでしょう。」
ジョナサンさんが、また笑いながらそう言って、「また明日」と出て行った。
ジョナサンさんが出て行くと、廊下の方から殿下とお兄様とジョナサンさんの話し声が聞こえてきた。
壁やドアを挟んでいるので、あまり聞こえないが、「私の猫が・・・」とか「動きが・・・」「可愛いすぎて・・・」とか聞こえてくる。
ーーー殿下は猫を飼っているのか。
ーーー今度見せてくれないか頼んでみよう。
そう思っていると、お父様の殿下を叱る声がして、廊下が静かになった。
コンコンコン。
ノックの音がして、お父様が入ってきた。
「今日のご機嫌は如何かな?」
私はカードの中から『大丈夫』『ありがとう』を取り出して、笑顔でお父様に見せた。
「それは良かった。
はい、これは昨日頼まれていた本。」
お父様に頼んでいたのは、この国の辞書。
文字を書く事はまだ出来ないが、文字を読む事は出来るので、辞書を読んで勉強しようと思ったのだ。
私はちょこんと頭を下げて、ニコッと微笑んだ。
お父様も笑顔を向けてくれる。
「今日はちょっとお願いがあってね。」
私は首を傾げた。
「王妃のお茶会に呼ばれているんだよ。ヒロミに会ってみたいって。
私が一緒にいるから、不安になる必要は無いよ。
今からなんだけど、いいかな?」
ーーーそれって、お願いじゃなく、命令ですよね?
そんな事をチラッと思ったが、喋れてもそんな事を言えるはずもなく、私はコクンと頷いた。
「もし王妃に無理難題を言われても、私が断ってあげるからね。大丈夫、不安になる必要無いから。」
ーーー何?王妃様って暴君なんですか?
ーーー2回も言われたら不安になるんですけど⁈
お父様にエスコートされて部屋を出た私は、かなり不安になっていた。
私が前のめりの姿勢でジョナサンさんを見つめると、困ったように頰を引っ掻いた。
「そんなに知りたい?」
私は手をグーにして、ウンウンと頷いた。
自分の魔法も能力も、分かっている事は全部知りたい。
なのに・・・。
「後日に、召喚されたご友人方と一緒に適性検査がありますから、その時でいいんじゃないでしょうか。」
「そ、そうですよ。正確な情報の方が良いですから。」
騎士達が、反論してきた。
ーーーえ~、今じゃダメなの?
私は、むーっと口を少し尖らせた。
騎士達をじっとみる。
1人はあらぬ方向を見て、1人は目を逸らした。
「そうですね。能力じゃなくて魔法かもしれませんし、確かな情報の方がヒロミ様にも良いでしょう。」
ジョナサンさんが、また笑いながらそう言って、「また明日」と出て行った。
ジョナサンさんが出て行くと、廊下の方から殿下とお兄様とジョナサンさんの話し声が聞こえてきた。
壁やドアを挟んでいるので、あまり聞こえないが、「私の猫が・・・」とか「動きが・・・」「可愛いすぎて・・・」とか聞こえてくる。
ーーー殿下は猫を飼っているのか。
ーーー今度見せてくれないか頼んでみよう。
そう思っていると、お父様の殿下を叱る声がして、廊下が静かになった。
コンコンコン。
ノックの音がして、お父様が入ってきた。
「今日のご機嫌は如何かな?」
私はカードの中から『大丈夫』『ありがとう』を取り出して、笑顔でお父様に見せた。
「それは良かった。
はい、これは昨日頼まれていた本。」
お父様に頼んでいたのは、この国の辞書。
文字を書く事はまだ出来ないが、文字を読む事は出来るので、辞書を読んで勉強しようと思ったのだ。
私はちょこんと頭を下げて、ニコッと微笑んだ。
お父様も笑顔を向けてくれる。
「今日はちょっとお願いがあってね。」
私は首を傾げた。
「王妃のお茶会に呼ばれているんだよ。ヒロミに会ってみたいって。
私が一緒にいるから、不安になる必要は無いよ。
今からなんだけど、いいかな?」
ーーーそれって、お願いじゃなく、命令ですよね?
そんな事をチラッと思ったが、喋れてもそんな事を言えるはずもなく、私はコクンと頷いた。
「もし王妃に無理難題を言われても、私が断ってあげるからね。大丈夫、不安になる必要無いから。」
ーーー何?王妃様って暴君なんですか?
ーーー2回も言われたら不安になるんですけど⁈
お父様にエスコートされて部屋を出た私は、かなり不安になっていた。
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