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第3話 なぜか騎士たちが列を作って相談に来て、拾われ娘が“心の保健室”を開いてしまった結果、士気が爆上がりする
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朝食騒動――もとい、朝食革命から二日。
騎士団の空気が、明らかに変だった。
訓練場の端で、鎧の男たちがひそひそと集まり、視線だけを屋敷の方へ投げている。
「今日、行く?」
「行く。俺、昨日から胸のあたりが変なんだ」
「それは恋じゃないのか」
「違う!これは……胃だ。胃の不調だ」
「相談してこい」
「相談……」
その言葉に、全員が妙に真剣な顔になる。
♡
屋敷の台所では、フィオナが湯気の立つ鍋をかき混ぜていた。
鼻歌つきだ。
彼女は、善意の人間だった。善意が過剰で、しかも方向が一個ずれている。
「はい、今日は“気持ちが落ち着くスープ”です!」
「そんなものはない」
隣で副官セシルが、書類を抱えて乾いた声を出した。
「ありますよ。気持ちは、温かい液体に弱いです」
「……それは真理かもしれない」
セシルが遠い目で頷いた。
そこへ、控えめなノックが入る。
「……失礼します」
扉が開き、ブラムが顔を出した。
騎士団の中でも体格が良く、剣の扱いも真面目な男だ。――が、今日はなぜか目が泳いでいる。
フィオナがぱっと振り返った。
「ブラムさん!おはようございます!」
「お、おはようございます……」
ブラムは一歩入って、背筋を伸ばし、真顔で言った。
「……相談があります」
セシルがピクリとした。
「相談?」
「はい」
ブラムは拳を握り締め、苦渋の表情で続ける。
「夜、眠れません」
フィオナは、ぱちぱちと瞬きした。
それから、なぜか嬉しそうに微笑んだ。
「わぁ……悩み相談ですね!」
「わぁ、ではない」
セシルが呟くが、フィオナはすでに椅子を引いていた。
「座ってください!保護施設では、悩みは共有して軽くします!」
「屋敷だ」
「屋敷型保護施設!」
「……」
もはや、誰も止めない。
止めるほうが疲れるのだ。
ブラムは椅子に座り、少しだけ声を落とした。
「俺は……騎士として、弱いのでしょうか」
フィオナは、驚くほど真面目な顔をした。
いつもの朗らかさが、すっと引いていく。代わりに、静かな熱が宿る。
「弱い、って……どんなふうに?」
「……訓練はしている。規律も守っている。だけど、夜になると――」
ブラムは言葉を探した。
「明日、誰かを守れなかったらどうしよう、って……」
ああ。
その悩みは、騎士の悩みだ。
しかも真面目な騎士ほど抱えやすい。
フィオナは、ゆっくり頷いた。
「それ、優しさですね」
ブラムが目を見開く。
「……え?」
フィオナは、まっすぐ言う。
「守れなかったらどうしよう、って思うのは、守りたい人がいるからです。優しさがあるから怖いんです」
ブラムの肩が、ほんの少し下がった。
「でも……怖いままじゃ、剣が鈍る気がします」
「じゃあ、怖いままでも、鈍らない方法を考えましょう!」
フィオナは明るく言い、鍋の火を弱めた。
「まず、スープ飲みます!」
「え?」
「温かい液体は、気持ちに効きます!」
フィオナはカップにスープを注ぎ、ブラムの前に置いた。
「これ、飲んで、息して、肩下げて……それから話します」
ブラムは言われるまま、スープを飲んだ。
温かさが喉を通る。顔が少し緩む。
フィオナは、さらに続けた。
「それで、眠れない夜は――“明日の自分のために、今日の自分が守る”って考えましょう」
「……今日の自分が?」
「はい!今日の自分は、明日の自分を守るために寝るんです!」
ブラムは固まった。
セシルも固まった。
そして、ブラムの口元が、ほんの少しだけ上がった。
「……寝るのも、守り、か」
「そうです!」
フィオナは満面の笑み。
「騎士は、寝るのも仕事です!」
その瞬間、台所の入口の向こうから――
「……それ、団長にも言ってください」
小声が聞こえた。
セシルが振り返ると、そこには別の騎士が立っている。
しかも、もう一人。さらにもう一人。
気づけば、廊下の奥に列ができていた。
セシルの顔が引きつる。
「……列?」
騎士たちは、真剣に頷いた。
「相談です」
「相談が……あります」
「俺も」
フィオナは目を丸くして、次の瞬間、ぱっと輝いた。
「わぁ……!心の保健室、開店ですね!」
「開店ではない」
セシルが呟くが、フィオナはもう椅子を増やしに走っている。
♡
気づけば、台所は相談会場になった。
・訓練でうまくいかない
・上官に叱られるのが怖い
・家族に手紙を書けない
・剣を振るとき、手が震える
・恋かもしれない(※本人は否定している)
フィオナは、ひとつひとつを丁寧に聞いた。
否定しない。笑わない。
けれど、重くしない。
まるで、温かい布で包むみたいに、言葉を選ぶ。
そのたびに、騎士たちの顔が少しずつ変わっていく。
硬さがほどけ、肩が下がり、目が前を向く。
セシルは、台所の端で書類を持ったまま、静かに呟いた。
「……これは、まずい」
「何がまずい」
低い声が、背後から落ちた。
セシルが振り返る。
そこには、ヴァルドがいた。
いつもの無表情。いつもの冷気。――だが、台所の光景を見た瞬間、眉間が深くなる。
椅子の数。
騎士たちの列。
フィオナの笑顔。
「……何をしている」
騎士たちが一斉に背筋を伸ばした。
「団長!」
「相談です!」
「保健室です!」
ヴァルドの眉間がさらに深くなる。
「保健室……?」
フィオナがにこっとして立ち上がった。
「団長さん!騎士団の皆さん、すごく頑張ってるんです!だから、休憩と相談は必要です!」
「……必要かどうかは、俺が決める」
その瞬間、台所の空気が一瞬凍る――かと思った。
フィオナが、真顔で言った。
「団長さんも、必要です」
「……は?」
フィオナはまっすぐ続ける。
「団長さんが一番、休憩が必要です。だって、いつも命令で自分を縛ってます」
セシルが息を飲んだ。
騎士たちも固まる。
ヴァルドだけが、無表情のまま動かない。
……が。
ほんの一瞬、目が揺れた。
誰にも気づかれない程度の、わずかな揺れ。
「俺は、問題ない」
「問題あります!」
フィオナが即答した。
「団長さん、“ここにいろ”って言う時、すごく優しいです。優しい人は、無理しがちです!」
騎士たちが、なぜか頷いた。
「確かに」
「団長、優しい」
「団長の“ここにいろ”は優しい」
ヴァルドのこめかみが、わずかに動く。
「……余計なことを言うな」
セシルがすっと前に出た。
「団長。現状、相談後の騎士たちの士気が上がっています。訓練効率も上昇しています。規律違反の件数も減少しています」
ヴァルドが、セシルを見る。
「……数字で言うな」
「数字が、団長の言語ですので」
セシルの真顔は崩れない。
騎士たちが口々に言う。
「団長、眠れました!」
「団長、胃が軽くなりました!」
「団長、明日も頑張れます!」
ヴァルドは、黙った。
止めたい。
止めるべきだ。
だが――止めたら、彼らの目の光が消える。
それは、団長として許容できない。
そして何より。
フィオナが、ここにいることで――屋敷が、騎士たちが、少し明るくなる。
その事実が、妙に胸に刺さる。
ヴァルドは、淡々と告げた。
「……許可する。ただし、時間を決めろ」
台所が、ぱっと明るくなる。
フィオナが手を叩いた。
「わぁ!保護施設、正式に“心の保健室”設置ですね!」
「屋敷だ」
「屋敷型保護施設!」
ヴァルドは、否定しながらも――
その声が、昨日より少しだけ弱いことに気づかなかった。
♡
相談会が終わり、騎士たちが帰っていく。
みんな背中が軽い。歩幅が大きい。
最後にブラムが振り返り、ヴァルドに敬礼した。
「団長。……ありがとうございます」
「俺は何もしていない」
「……いえ。団長が“許可した”のが、一番大きいです」
ブラムはそう言って、去った。
台所に残ったのは、ヴァルドとフィオナとセシルだけ。
フィオナが鍋を片づけながら、ふと呟いた。
「団長さん。私、ここにいていいですか?」
ヴァルドの胸が、わずかに詰まった。
……命令の形なら、言える。
ヴァルドは無表情のまま、低く言った。
「危ないから、ここにいろ」
フィオナは、ふわっと笑った。
「はい!」
セシルが、台所の端で小さくメモを取る。
(団長語:ここにいろ
訳:……そばにいてほしい)
その翻訳を、ヴァルドは見ないふりをした。
けれど。
フィオナが湯気の向こうで笑うたび、
ヴァルドの胸の奥の“騒がしさ”は、少しずつ――心地よくなっていった。
(つづく)
騎士団の空気が、明らかに変だった。
訓練場の端で、鎧の男たちがひそひそと集まり、視線だけを屋敷の方へ投げている。
「今日、行く?」
「行く。俺、昨日から胸のあたりが変なんだ」
「それは恋じゃないのか」
「違う!これは……胃だ。胃の不調だ」
「相談してこい」
「相談……」
その言葉に、全員が妙に真剣な顔になる。
♡
屋敷の台所では、フィオナが湯気の立つ鍋をかき混ぜていた。
鼻歌つきだ。
彼女は、善意の人間だった。善意が過剰で、しかも方向が一個ずれている。
「はい、今日は“気持ちが落ち着くスープ”です!」
「そんなものはない」
隣で副官セシルが、書類を抱えて乾いた声を出した。
「ありますよ。気持ちは、温かい液体に弱いです」
「……それは真理かもしれない」
セシルが遠い目で頷いた。
そこへ、控えめなノックが入る。
「……失礼します」
扉が開き、ブラムが顔を出した。
騎士団の中でも体格が良く、剣の扱いも真面目な男だ。――が、今日はなぜか目が泳いでいる。
フィオナがぱっと振り返った。
「ブラムさん!おはようございます!」
「お、おはようございます……」
ブラムは一歩入って、背筋を伸ばし、真顔で言った。
「……相談があります」
セシルがピクリとした。
「相談?」
「はい」
ブラムは拳を握り締め、苦渋の表情で続ける。
「夜、眠れません」
フィオナは、ぱちぱちと瞬きした。
それから、なぜか嬉しそうに微笑んだ。
「わぁ……悩み相談ですね!」
「わぁ、ではない」
セシルが呟くが、フィオナはすでに椅子を引いていた。
「座ってください!保護施設では、悩みは共有して軽くします!」
「屋敷だ」
「屋敷型保護施設!」
「……」
もはや、誰も止めない。
止めるほうが疲れるのだ。
ブラムは椅子に座り、少しだけ声を落とした。
「俺は……騎士として、弱いのでしょうか」
フィオナは、驚くほど真面目な顔をした。
いつもの朗らかさが、すっと引いていく。代わりに、静かな熱が宿る。
「弱い、って……どんなふうに?」
「……訓練はしている。規律も守っている。だけど、夜になると――」
ブラムは言葉を探した。
「明日、誰かを守れなかったらどうしよう、って……」
ああ。
その悩みは、騎士の悩みだ。
しかも真面目な騎士ほど抱えやすい。
フィオナは、ゆっくり頷いた。
「それ、優しさですね」
ブラムが目を見開く。
「……え?」
フィオナは、まっすぐ言う。
「守れなかったらどうしよう、って思うのは、守りたい人がいるからです。優しさがあるから怖いんです」
ブラムの肩が、ほんの少し下がった。
「でも……怖いままじゃ、剣が鈍る気がします」
「じゃあ、怖いままでも、鈍らない方法を考えましょう!」
フィオナは明るく言い、鍋の火を弱めた。
「まず、スープ飲みます!」
「え?」
「温かい液体は、気持ちに効きます!」
フィオナはカップにスープを注ぎ、ブラムの前に置いた。
「これ、飲んで、息して、肩下げて……それから話します」
ブラムは言われるまま、スープを飲んだ。
温かさが喉を通る。顔が少し緩む。
フィオナは、さらに続けた。
「それで、眠れない夜は――“明日の自分のために、今日の自分が守る”って考えましょう」
「……今日の自分が?」
「はい!今日の自分は、明日の自分を守るために寝るんです!」
ブラムは固まった。
セシルも固まった。
そして、ブラムの口元が、ほんの少しだけ上がった。
「……寝るのも、守り、か」
「そうです!」
フィオナは満面の笑み。
「騎士は、寝るのも仕事です!」
その瞬間、台所の入口の向こうから――
「……それ、団長にも言ってください」
小声が聞こえた。
セシルが振り返ると、そこには別の騎士が立っている。
しかも、もう一人。さらにもう一人。
気づけば、廊下の奥に列ができていた。
セシルの顔が引きつる。
「……列?」
騎士たちは、真剣に頷いた。
「相談です」
「相談が……あります」
「俺も」
フィオナは目を丸くして、次の瞬間、ぱっと輝いた。
「わぁ……!心の保健室、開店ですね!」
「開店ではない」
セシルが呟くが、フィオナはもう椅子を増やしに走っている。
♡
気づけば、台所は相談会場になった。
・訓練でうまくいかない
・上官に叱られるのが怖い
・家族に手紙を書けない
・剣を振るとき、手が震える
・恋かもしれない(※本人は否定している)
フィオナは、ひとつひとつを丁寧に聞いた。
否定しない。笑わない。
けれど、重くしない。
まるで、温かい布で包むみたいに、言葉を選ぶ。
そのたびに、騎士たちの顔が少しずつ変わっていく。
硬さがほどけ、肩が下がり、目が前を向く。
セシルは、台所の端で書類を持ったまま、静かに呟いた。
「……これは、まずい」
「何がまずい」
低い声が、背後から落ちた。
セシルが振り返る。
そこには、ヴァルドがいた。
いつもの無表情。いつもの冷気。――だが、台所の光景を見た瞬間、眉間が深くなる。
椅子の数。
騎士たちの列。
フィオナの笑顔。
「……何をしている」
騎士たちが一斉に背筋を伸ばした。
「団長!」
「相談です!」
「保健室です!」
ヴァルドの眉間がさらに深くなる。
「保健室……?」
フィオナがにこっとして立ち上がった。
「団長さん!騎士団の皆さん、すごく頑張ってるんです!だから、休憩と相談は必要です!」
「……必要かどうかは、俺が決める」
その瞬間、台所の空気が一瞬凍る――かと思った。
フィオナが、真顔で言った。
「団長さんも、必要です」
「……は?」
フィオナはまっすぐ続ける。
「団長さんが一番、休憩が必要です。だって、いつも命令で自分を縛ってます」
セシルが息を飲んだ。
騎士たちも固まる。
ヴァルドだけが、無表情のまま動かない。
……が。
ほんの一瞬、目が揺れた。
誰にも気づかれない程度の、わずかな揺れ。
「俺は、問題ない」
「問題あります!」
フィオナが即答した。
「団長さん、“ここにいろ”って言う時、すごく優しいです。優しい人は、無理しがちです!」
騎士たちが、なぜか頷いた。
「確かに」
「団長、優しい」
「団長の“ここにいろ”は優しい」
ヴァルドのこめかみが、わずかに動く。
「……余計なことを言うな」
セシルがすっと前に出た。
「団長。現状、相談後の騎士たちの士気が上がっています。訓練効率も上昇しています。規律違反の件数も減少しています」
ヴァルドが、セシルを見る。
「……数字で言うな」
「数字が、団長の言語ですので」
セシルの真顔は崩れない。
騎士たちが口々に言う。
「団長、眠れました!」
「団長、胃が軽くなりました!」
「団長、明日も頑張れます!」
ヴァルドは、黙った。
止めたい。
止めるべきだ。
だが――止めたら、彼らの目の光が消える。
それは、団長として許容できない。
そして何より。
フィオナが、ここにいることで――屋敷が、騎士たちが、少し明るくなる。
その事実が、妙に胸に刺さる。
ヴァルドは、淡々と告げた。
「……許可する。ただし、時間を決めろ」
台所が、ぱっと明るくなる。
フィオナが手を叩いた。
「わぁ!保護施設、正式に“心の保健室”設置ですね!」
「屋敷だ」
「屋敷型保護施設!」
ヴァルドは、否定しながらも――
その声が、昨日より少しだけ弱いことに気づかなかった。
♡
相談会が終わり、騎士たちが帰っていく。
みんな背中が軽い。歩幅が大きい。
最後にブラムが振り返り、ヴァルドに敬礼した。
「団長。……ありがとうございます」
「俺は何もしていない」
「……いえ。団長が“許可した”のが、一番大きいです」
ブラムはそう言って、去った。
台所に残ったのは、ヴァルドとフィオナとセシルだけ。
フィオナが鍋を片づけながら、ふと呟いた。
「団長さん。私、ここにいていいですか?」
ヴァルドの胸が、わずかに詰まった。
……命令の形なら、言える。
ヴァルドは無表情のまま、低く言った。
「危ないから、ここにいろ」
フィオナは、ふわっと笑った。
「はい!」
セシルが、台所の端で小さくメモを取る。
(団長語:ここにいろ
訳:……そばにいてほしい)
その翻訳を、ヴァルドは見ないふりをした。
けれど。
フィオナが湯気の向こうで笑うたび、
ヴァルドの胸の奥の“騒がしさ”は、少しずつ――心地よくなっていった。
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