幸福配合の甘やかしレシピ

星乃和花

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第9話 手鏡に映る、“好きなわたし”

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 その夜。

 寮の部屋で、わたしはずっと、手鏡を見ていた。

 机の上に置いても、
 ベッドに持ち込んでも、
 枕元に置いても、目に入ってしまう。

(……落ち着け、落ち着け、ミリア)

 自分にそう言い聞かせながら、
 何回目かわからない深呼吸をする。

 夕暮れの裏庭で、
 レオン様が言ってくれた言葉が、頭から離れない。

『迷惑なら、最初の八分で切っている』

『俺は、お前を甘やかすのが好きだ』

『たぶん、その前から、お前のことが好きだったんだと思う』

 思い出すたびに、お腹のあたりがきゅっとなる。

 嬉しくて、でも、こわくて。

 それでも、もう「副作用だから」と言い訳することはできない。

(逃げるなら、“レオン様が怖いから逃げる”って言わなきゃいけないんだ)

 そんなの、言えるわけがない。

 だって――
 怖いのは、レオン様が怖いからじゃなくて。

 “幸せになっていいのかどうか”が、
 まだちゃんと信じきれていない自分のほうだから。

「……ずるいです」

 枕に顔を埋めて、もぞもぞ言う。

「そんなふうに、まっすぐ言ってくださったら……
 わたしだって、ちゃんと答えなきゃって、思っちゃうじゃないですか……」

 怖くても。
 不安でも。

 逃げたくないと、初めて思った。

 わたしの“日々の幸福感”は、たしかに変わった。

 失敗して、落ち込んで、それでもまた笑えるようになったのは――
 レオン様が、「失敗作にも価値がある」と言ってくれたから。

 失敗しても、「大丈夫じゃない」と言ってみたいと思えるのは――
 その言葉を受け止めてくれる人ができたから。

 幸福配合省の質問票に、
 なんて書けばいいのかわからないけれど。

 少なくとも、これだけははっきりしている。

(“副作用じゃない甘やかし”を、わたしは嬉しいって思ってる)

 そこから目を逸らすのは、もうやめよう。

 ◇

 手鏡を手に取って、そっと蓋を開ける。

 銀色の縁に囲まれた小さな世界の中に、
 今のわたしが映っている。

 頬は、いつもより少し赤い。
 目元も、なんだかふわふわしている。

 事故の前は、この鏡を見るたびに、
 「また何かやらかしそう」な顔をしている自分が嫌だった。

 でも今は――

「……なんか、“好きな人のこと考えてる顔”って感じですね」

 自分で言って、枕に突っ伏したくなる。

 でも、事実だから仕方ない。

 鏡の中のわたしは、たしかに、
 誰かのことを考えている顔をしていた。

 怖さも、不安も、ぜんぶ混ざっているけれど。
 その奥に、ちゃんと“嬉しい”がある。

(この顔、レオン様にバレてたのかな)

 裏庭で泣きそうになっていたときも。
 クッキーを褒めてもらったときも。
 頬の傷を気にしてくれたときも。

 きっと全部、見られている。

「……逃げない、って決めたんですよね、わたし」

 鏡に向かって、小さく言う。

「だったら、ちゃんと伝えなきゃ」

 あのとき、レオン様は「時間をやる」と言ってくれた。
 逃げてもいい、とさえ言ってくれた。

 それでも、わたしは。

 あの人がくれた甘やかしから、
 本当は、逃げたくない。

「好きです、って」

 声に出した途端、顔が熱くなる。

「さすがに、いきなりは無理ですけど……」

 でも、最初の一歩くらいなら。

 今のわたしにも、できるかもしれない。

 ◇

 翌日。

 授業が終わると同時に、
 わたしは配合部の部室へと向かった。

 まだ部活の時間には早い。
 廊下も、ほとんど人がいない。

 部室の鍵を開けて、
 窓を少しだけ開ける。

 春の風が、瓶と試験管の並んだ棚の間を抜けていった。

「……よし」

 机の上には、例の質問票。
 まだ何も書かれていない。

 隣に、手鏡をそっと置く。

 そして、もうひとつ。

 小皿に、小さめのクッキーをいくつか。

 昨日より、少しだけ形が整っている。
 レオン様に「出せ」と言われたおかげで、
 自分なりに改良してみた。

「“気持ちが少し軽くなるおやつ”……レベルアップ版、です」

 誰にともなく呟いて、椅子に座る。

 あとは、レオン様を待つだけ。

 来てくれるかどうかは、わからない。

 でも、これまでの様子からすれば、
 配合部の様子を見にくる確率は、かなり高い。

 扉が開く音がすると同時に、
 心臓も一緒に跳ね上がった。

「ミリア」

「わっ、は、はい!」

 声がひっくり返る。

 扉のところには、予想通りの人物――
 灰色の髪と、整った横顔。

「そんなに驚くな」

「二日連続で心臓に悪いタイミングなんです……」

「昨日は俺が待っていた」

「今日はわたしが待ってました」

 口が滑って、慌てて口を押さえる。

 レオン様は、少しだけ目を瞬かせた。

「……俺のことを?」

「はい。……いえ、その、配合部の見回りに来られるかなって」

「取り繕いが遅い」

「うぅ」

 もう誤魔化すのは諦めたほうがいいのかもしれない。

 彼は部室の中に入り、
 机の上のものに目を留めた。

「質問票か」

「はい。幸福配合省からの、例の」

「もう書いたのか」

「いえ、まだ全然です」

 白紙の紙を見せる。

「“日々の幸福感の変化について自由に書いてください”って言われても、
 どう書けばいいのか、よくわからなくて」

「それは、確かに難しいな」

 レオン様は、質問票に視線を落としたあと、
 隣の皿にも目を向けた。

「……クッキー?」

「はい。“気持ちが少し軽くなるおやつ・その2”です」

「レベルアップ版か」

「自称です」

 彼は、自然な動作で椅子に腰を下ろした。

 机を挟んで向かい合う形になる。

 こんなふうに、落ち着いて話すのは、
 裏庭以来だ。

 昨日、あれだけのことを言われたのに――
 今、向かい合って座っているのは、
 いつも通りの穏やかなレオン様だ。

 そのことが、少しだけ心を落ち着かせてくれる。

「……あの」

 でも、落ち着いてばかりもいられない。

 わたしには、今日言わなきゃいけないことがある。

 逃げないって、決めたから。

「昨日の、お話のことなんですけど」

「裏庭の?」

「はい」

 彼の灰色の瞳が、静かにわたしを見る。

 視線だけで、心臓が早足になる。

 でも、逃げない。

「副作用のせいにするのは、やめなきゃいけないって、わかりました」

「……」

「レオン様が、“迷惑なら八分で切ってる”っておっしゃってくれて。
 “お前を甘やかすのが好きだ”って言ってくださって」

 そこまで言ったところで、
 言葉が喉の奥でからまった。

 “好き”をそのまま返すのは、まだ勇気が足りない。

 だから――
 今のわたしに言えるところから、言う。

「わたし……」

 机の上の手鏡に、視線が落ちる。

 そこに映っている顔は、
 さっきまで鏡の前で練習したときより、ずっと真剣だった。

「レオン様に、甘やかされるの、好きです」

 意外と、すんなり出た。

 口に出した瞬間、顔がかあっと熱くなる。

「――っ」

 レオン様の表情が、ほんの少しだけ揺れた。

 驚きと、安堵と、何か甘いものが混ざったような色。

「だから、その……もし良かったら」

 わたしは、両手を膝の上でぎゅっと握った。

「“期限付きの過保護モード”の、期限。
 ――伸ばしてもらえませんか?」

 言ってから、「何を言ってるんだろうわたし」と思った。

 でも、もう遅い。

 言葉は空気に乗って、
 彼のところへ飛んでいってしまった。

 部室の中に、短い沈黙が落ちる。

 窓の外から、風の音と、
 遠くで誰かが笑う声だけが聞こえる。

 やがて――

「期限、ね」

 レオン様は、少しだけ目を細めた。

「お前らしい言い方だ」

「す、すみません。
 あの、“一生”とか言うには、まだ覚悟が足りなくて……」

「そこまで飛ぶとは思っていなかったが」

 苦笑まじりの声。

 彼は、机の上の手鏡を手に取った。

 銀の縁を指先でなぞりながら、
 ふっと、小さく息を吐く。

「期限なんて」

 そのまま、鏡をわたしの前に差し出した。

「とっくにない」

「……え?」

「元々、“八分”なんてとっくに過ぎている」

 夕方の光が、窓から差し込んでくる。

 配合室の窓は西向きで、
 今ちょうど、部室の中は柔らかいオレンジ色に染まり始めていた。

「俺とお前が終わりにすると決めるまで、続く」

 鏡越しに、彼の声が落ちてくる。

「それが、俺の“期限”のつけ方だ」

 鏡の中には、わたしの顔と、
 その少し後ろに映り込んだ、彼の姿。

 いつの間にか、レオン様は椅子をぐるりと回して、
 わたしの後ろに立っていた。

 背中越しに感じる気配が、近い。

「……レオン様」

「今の顔、ちゃんと見ろ」

 すぐ耳の後ろで、低い声がした。

「“レオン様に甘やかされるのが好きです”って言ったあとの顔だ」

「っ、そ、それは……!」

 自分の表情を見るのが、こんなに恥ずかしいなんて知らなかった。

 鏡の中のわたしは、
 頬を真っ赤にして、涙の名残りまで光らせて。

 でも、その目は――
 ちゃんと、まっすぐに誰かを見ていた。

「嫌いか」

「……き、嫌いじゃないです」

「むしろ、気に入ってるように見えるが」

「う……」

 図星すぎて、何も言えない。

 レオン様は、わたしの肩越しに、鏡の中を覗き込みながら言った。

「その顔を見て、“期限を伸ばすかどうか”を考えるやつがいるか?」

「え?」

「俺は今のところ、“無期限更新”以外の選択肢を思いつかない」

 さらっと、とんでもないことを言う。

「む、無期限更新……」

「成果主義的に考えても、
 これだけ面白い表情変化と、日々の変化をもたらしてくれる対象を、
 “期間限定”にする理由はない」

「対、対象……」

「ミリア」

 名前を呼ばれて、心臓が跳ねた。

 鏡の中の彼の目が、
 真っ直ぐに、わたしを捉えている。

「俺は、お前を甘やかす」

「……」

「“副作用だから”じゃない。
 俺がそうしたいから、する」

 もう何度も聞いた言葉。

 でも、鏡越しに自分の顔を見ながら聞くと、
 重みが違って感じられた。

「だから、お前も選べ」

「え?」

「“甘やかされるのが好きだ”と言ったのは、お前だ」

 わたしは小さく頷いた。

「なら、それを受け取るかどうか決めるのも、お前だ」

「……受け取りたいです」

 気づけば、口が先に動いていた。

「怖いこともあるけど……
 でも、レオン様に甘やかされる自分を、
 ちゃんと好きだって言えるようになりたいから」

 鏡の中のわたしが、
 はっきりとそう言った。

 それを聞いた瞬間――
 背後の気配が、ふっと柔らかくなった気がした。

「……よし」

 レオン様は、わたしの頭に軽く手を置いた。

 大きな掌が、そっと髪を撫でる。

「それでいい」

「え?」

「怖いなら、怖いままでいい。
 不安なら、不安なまま言え」

 指先が、優しく髪を梳いていく。

 幸福配合の効力なんて、とっくに切れている。

 でも、この手の温度は――
 その存在を、確かにわたしに教えてくれる。

「その代わり、一つ条件だ」

「じょ、条件?」

 成果主義者の目が、鏡の中で少し細くなる。

「一日一回、俺に“今の気持ち”を報告すること」

「き、気持ちですか!?」

「“楽しい”“疲れた”“不安”“嬉しい”“甘えたい”――何でもいい」

 さらりと、とんでもない言葉を並べる。

「お前はすぐ、『なんとか、なります』で誤魔化すからな」

「うっ」

「その口癖は禁止しないが、“その前に一回本音”をルールにする」

「本音、先出しルール……」

 なんだか、配合部の新しい規定みたいだ。

 でも――
 それなら、わたしにもできるかもしれない。

「……が、がんばってみます」

「努力義務じゃない。必須だ」

「ひっ」

 思わず変な声が出た。

 でも、鏡の中のわたしは、さっきよりずっと、
 楽しそうに笑っている。

 怖さも、不安も、残っている。
 でも、その隙間を埋めるように、じんわりとあたたかいものが広がっていく。

「――あ」

 ふと、机の端の質問票が目に入った。

「幸福配合省への、“日々の幸福感”の報告……
 少しだけ、書けそうな気がしてきました」

「そうか」

「“誤射は怖かったけれど、そのあと、
 自分を大事にしてくれる人の存在に気づきました”とか……」

 口に出してみて、照れくさくなる。

 でも、嘘ではない。

「悪くない」

 レオン様は、そう言って、わたしの頭から手を離した。

 鏡の中には、赤くなった頬と、
 少し潤んだ目と、それでもちゃんと前を向いているわたし。

 その後ろに、変わらない灰色の瞳。

 幸福配合の効力なんて、最初の八分で消えている。
 それでも――

(あの日からずっと、わたしは、たぶん幸せなんだ)

 手鏡をそっと閉じながら、
 心の中で、そっとそう呟いた。
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