2 / 22
第1話 冷徹騎士団長、恩返しの方法が“彼氏”しかない
しおりを挟む
騎士団の事務室は、朝から騒がしい。
「姉さん! おはようございます!」
「きょうのお茶、ぼくの分もありますか!」
「書類の束、運びます! 運ばせてください!」
――私、騎士団の事務担当なのに、なぜか毎朝“人気者”をしている。
「おはよう。……えっと、順番にね」
戸惑いながら笑うと、団員たちが「かわいい……」みたいな顔をする。
かわいくない。たぶん。きっと。違う。
私は台帳を抱え直し、机の上に積まれた書類の山を見た。
今日も、整然としているはずなのに、騒がしさで風景が揺れて見える。
私の仕事は、事務。簡単な手当。お茶出し。
それだけ――のはずなのに。
「姉さん、これ! 昨日の訓練で擦りむいたんです!」
「それ、昨日の“紙で指切った”のと同じ顔してるよね?」
「紙が……強かったです……!」
団員は真顔で言う。
紙が強い世界なんだ、ここは。
「はいはい、見せて。……消毒するよ」
私は小さな傷に薬を塗って、包帯を巻く。
「痛かった?」
「ぜんぜん! 姉さんが触ると治るので!」
「触ってない部分は治らないよ?」
笑ってしまう。団員たちが嬉しそうにする。
……こういうやりとりが、嫌いじゃない自分もいる。
そこへ。
事務室の空気が、一瞬だけ“冷える”。
扉が開いたのだ。誰かが入ってきただけで、なぜこんなに空気が変わるのか。
答えはいつも一つ――騎士団長。
冷徹と噂の堅物騎士団長。
背が高くて、無駄がなくて、目が鋭い。
そして、無表情のまま空気を支配する。
団員たちが、背筋をピンと伸ばした。
「団長! おはようございます!」
「……おはよう」
声は低く、淡々としている。
なのに、なぜか団員たちは少し安心した顔をする。
団長は怖い。けれど、頼れる。そこに疑いはないのだ。
私は立ち上がり、礼をした。
「おはようございます、団長。今日の回覧です。あと――昨日の備品申請が……」
「確認する」
団長が書類を受け取ろうと、机に近づく。
――そして、近づきすぎる。
距離、近い。
団長って、こんなに近かったっけ。
団員たちが、目だけで「来た……」と騒ぐ。
副団長が、机の向こうでこめかみを押さえた。
その反応、嫌な予感しかしない。
副団長は常識人だ。ツッコミ役だ。私の幼馴染で味方だ。
そして今、胃痛の顔をしている。
「団長、朝から“それ”やるんですか」
副団長が静かに言った。
「“それ”とは」
団長は真顔で聞き返す。
「距離」
「必要だ」
必要だ、って。
書類の確認に距離が必要だなんて、初めて聞いた。
「団長、ここ、事務室です。戦場じゃないです」
「戦場より危険だ」
「何がです!?」
「……噂」
団長の視線が、団員たちに一瞬だけ向く。
団員たちが「えっ、僕たち!?」みたいな顔をした。
副団長が、ため息をついた。
「噂って……またですか。団長、“冷徹”の噂に次ぐ新しい噂でも流れました?」
「流れている」
「なにが」
「――俺が、彼女に冷たい、と」
彼女。
私のことだ。
「……は?」
副団長が固まった。団員たちも固まった。私も固まった。
団長は続ける。
「事務担当に冷たい団長、という噂は、統率を乱す」
「統率が乱れる理由が“そこ”なんですか!?」
「乱れる」
団員たちが一斉に首を縦に振った。
え、そこ、重要なんだ。
「だから、対策を取る」
団長は、さも当然の顔で言った。
副団長が、嫌な予感を確信に変えた顔をした。
「……対策って、まさか――」
「彼氏面をする」
――しずか。
事務室が、変な静寂に包まれた。
空気が凍ったのではない。呆れが、凝固した。
「団長」
副団長が、ゆっくり呼ぶ。
「“彼氏面”って言葉、どこで覚えてきたんですか」
「情報だ」
「“情報”って便利な言い訳がこの世に存在するの、初めて知りました」
「効果が高いらしい」
団長は真面目だ。真面目すぎる。
だから“変な情報”を拾うと、全力で実行する。
私はようやく声を取り戻した。
「だ、団長……えっと、その……」
「安心しろ。形式だ」
「形式の彼氏面って何ですか」
「彼氏として振る舞う」
……同じことを言っている。
堂々と、意味のわからないことを。
団員の一人が、恐る恐る挙手した。
「団長……彼氏面って、どんな感じですか?」
「見本を見せる」
「え」
「今」
今!?
団長は私の机の横に立ち、椅子の背に手を置いた。
私の後ろだ。背後。逃げ道がない。
私は書類の山に挟まれ、椅子に座ったまま固まった。
団長は低い声で言う。
「彼女は、俺の管理下だ」
管理下!?
彼氏面って、管理するの!?
「団長、彼氏は管理者じゃないです」
副団長が即ツッコむ。
「それ言うと余計に危ない人みたいになります」
「違う」
「どこがです!?」
「守る」
団長は、こちらを見た。
目が鋭いのに、声は変わらない。
「彼女は働きすぎる。自覚がない。危険だ」
「……え」
私は間抜けな声を出した。
働きすぎる、って。
たしかに忙しい。でも、普通だと思っていた。
みんなの役に立てるなら、それでいいと思って――
「だから、俺が止める」
団長は淡々と言った。
副団長が、低い声で言う。
「団長、話が急に真面目になると困ります」
「困るのは、お前だけだ」
副団長が、無言で机に額を打ちつけた。
団員たちが「副団長ー!」と駆け寄る。
なぜか私の机の周りが、人だかりになる。
事務室の景色が、完全に“わちゃわちゃ”に覆われた。
「姉さん、大丈夫ですか!? 団長の彼氏面、重くないですか!?」
「重いって何!?」
「物理じゃないです! 心臓です!」
団員が真剣な顔で言う。
心臓の物理的重さの話かと思ったら違った。
「団長! 姉さんが困ってます!」
「困っているのか」
団長が私を見る。
私は――困って、いるのか。
困っている、というより。
理解が追いつかない。
でも、なぜだろう。
その視線が“冷たい”とは思えなかった。
私は、戸惑って笑ってしまった。
「……ごめんなさい。困ってるっていうか……びっくり、してます」
団長が一瞬だけ、まばたきをした。
それだけなのに、周囲が「今の間!」みたいな空気になる。
「びっくり、か」
団長は、ふっと息を吐いた。
それは笑いではないはずなのに、なぜか少しだけ柔らかく聞こえた。
「なら、説明する」
「団長、説明は“後”でいいです! 今は仕事!」
副団長が叫ぶ。
「事務室で彼氏面のデモをするな!」
「デモではない」
「デモです!!」
団員たちが口々に言う。
「団長、姉さんを守るの、かっこいいです!」
「団長、姉さんに優しくしてください!」
「団長、彼氏面、継続でお願いします!」
「お願いします!」じゃない!
私は笑いながら、慌てて手を振った。
「ちょ、ちょっと待って、私は――」
言いかけたところで、団長が私の机に一枚の紙を置いた。
書類だと思って見たら、違った。
――勤務表。
赤字で、こう書かれている。
『休憩:必須(団長監督)』
監督!?
「団長」
副団長が震える声で言う。
「勤務表に“団長監督”って入れる権限、どこにもないです」
「今、作った」
「作るな!」
私は、また笑ってしまった。
だって、あまりにも……。
団長は真顔のまま、言う。
「恩返しだ」
――その一言だけが、急に本物だった。
胸の奥が、ほんの少しだけ、きゅっとなる。
甘い、というより、熱い。
でも、その直後。
「団長! なら俺も恩返ししたいです! 姉さんに!」
「俺も!」
「俺も!」
「……やめろ」
団長の声が、低くなる。
団員たちがビクッとした。
「彼女への恩返しは、俺が担当する」
「担当!」
副団長が叫んだ。
「恋愛を業務にするな!!」
事務室は、今日も平和だ。
平和すぎて、頭が追いつかない。
私は勤務表を見つめながら、戸惑って笑った。
――騎士団長の恩返し、たぶん、方向性がだいぶ間違っている。
でも。
赤字の『休憩:必須』が、妙に嬉しいなんて。
それは……誰にも言えない。
「姉さん! おはようございます!」
「きょうのお茶、ぼくの分もありますか!」
「書類の束、運びます! 運ばせてください!」
――私、騎士団の事務担当なのに、なぜか毎朝“人気者”をしている。
「おはよう。……えっと、順番にね」
戸惑いながら笑うと、団員たちが「かわいい……」みたいな顔をする。
かわいくない。たぶん。きっと。違う。
私は台帳を抱え直し、机の上に積まれた書類の山を見た。
今日も、整然としているはずなのに、騒がしさで風景が揺れて見える。
私の仕事は、事務。簡単な手当。お茶出し。
それだけ――のはずなのに。
「姉さん、これ! 昨日の訓練で擦りむいたんです!」
「それ、昨日の“紙で指切った”のと同じ顔してるよね?」
「紙が……強かったです……!」
団員は真顔で言う。
紙が強い世界なんだ、ここは。
「はいはい、見せて。……消毒するよ」
私は小さな傷に薬を塗って、包帯を巻く。
「痛かった?」
「ぜんぜん! 姉さんが触ると治るので!」
「触ってない部分は治らないよ?」
笑ってしまう。団員たちが嬉しそうにする。
……こういうやりとりが、嫌いじゃない自分もいる。
そこへ。
事務室の空気が、一瞬だけ“冷える”。
扉が開いたのだ。誰かが入ってきただけで、なぜこんなに空気が変わるのか。
答えはいつも一つ――騎士団長。
冷徹と噂の堅物騎士団長。
背が高くて、無駄がなくて、目が鋭い。
そして、無表情のまま空気を支配する。
団員たちが、背筋をピンと伸ばした。
「団長! おはようございます!」
「……おはよう」
声は低く、淡々としている。
なのに、なぜか団員たちは少し安心した顔をする。
団長は怖い。けれど、頼れる。そこに疑いはないのだ。
私は立ち上がり、礼をした。
「おはようございます、団長。今日の回覧です。あと――昨日の備品申請が……」
「確認する」
団長が書類を受け取ろうと、机に近づく。
――そして、近づきすぎる。
距離、近い。
団長って、こんなに近かったっけ。
団員たちが、目だけで「来た……」と騒ぐ。
副団長が、机の向こうでこめかみを押さえた。
その反応、嫌な予感しかしない。
副団長は常識人だ。ツッコミ役だ。私の幼馴染で味方だ。
そして今、胃痛の顔をしている。
「団長、朝から“それ”やるんですか」
副団長が静かに言った。
「“それ”とは」
団長は真顔で聞き返す。
「距離」
「必要だ」
必要だ、って。
書類の確認に距離が必要だなんて、初めて聞いた。
「団長、ここ、事務室です。戦場じゃないです」
「戦場より危険だ」
「何がです!?」
「……噂」
団長の視線が、団員たちに一瞬だけ向く。
団員たちが「えっ、僕たち!?」みたいな顔をした。
副団長が、ため息をついた。
「噂って……またですか。団長、“冷徹”の噂に次ぐ新しい噂でも流れました?」
「流れている」
「なにが」
「――俺が、彼女に冷たい、と」
彼女。
私のことだ。
「……は?」
副団長が固まった。団員たちも固まった。私も固まった。
団長は続ける。
「事務担当に冷たい団長、という噂は、統率を乱す」
「統率が乱れる理由が“そこ”なんですか!?」
「乱れる」
団員たちが一斉に首を縦に振った。
え、そこ、重要なんだ。
「だから、対策を取る」
団長は、さも当然の顔で言った。
副団長が、嫌な予感を確信に変えた顔をした。
「……対策って、まさか――」
「彼氏面をする」
――しずか。
事務室が、変な静寂に包まれた。
空気が凍ったのではない。呆れが、凝固した。
「団長」
副団長が、ゆっくり呼ぶ。
「“彼氏面”って言葉、どこで覚えてきたんですか」
「情報だ」
「“情報”って便利な言い訳がこの世に存在するの、初めて知りました」
「効果が高いらしい」
団長は真面目だ。真面目すぎる。
だから“変な情報”を拾うと、全力で実行する。
私はようやく声を取り戻した。
「だ、団長……えっと、その……」
「安心しろ。形式だ」
「形式の彼氏面って何ですか」
「彼氏として振る舞う」
……同じことを言っている。
堂々と、意味のわからないことを。
団員の一人が、恐る恐る挙手した。
「団長……彼氏面って、どんな感じですか?」
「見本を見せる」
「え」
「今」
今!?
団長は私の机の横に立ち、椅子の背に手を置いた。
私の後ろだ。背後。逃げ道がない。
私は書類の山に挟まれ、椅子に座ったまま固まった。
団長は低い声で言う。
「彼女は、俺の管理下だ」
管理下!?
彼氏面って、管理するの!?
「団長、彼氏は管理者じゃないです」
副団長が即ツッコむ。
「それ言うと余計に危ない人みたいになります」
「違う」
「どこがです!?」
「守る」
団長は、こちらを見た。
目が鋭いのに、声は変わらない。
「彼女は働きすぎる。自覚がない。危険だ」
「……え」
私は間抜けな声を出した。
働きすぎる、って。
たしかに忙しい。でも、普通だと思っていた。
みんなの役に立てるなら、それでいいと思って――
「だから、俺が止める」
団長は淡々と言った。
副団長が、低い声で言う。
「団長、話が急に真面目になると困ります」
「困るのは、お前だけだ」
副団長が、無言で机に額を打ちつけた。
団員たちが「副団長ー!」と駆け寄る。
なぜか私の机の周りが、人だかりになる。
事務室の景色が、完全に“わちゃわちゃ”に覆われた。
「姉さん、大丈夫ですか!? 団長の彼氏面、重くないですか!?」
「重いって何!?」
「物理じゃないです! 心臓です!」
団員が真剣な顔で言う。
心臓の物理的重さの話かと思ったら違った。
「団長! 姉さんが困ってます!」
「困っているのか」
団長が私を見る。
私は――困って、いるのか。
困っている、というより。
理解が追いつかない。
でも、なぜだろう。
その視線が“冷たい”とは思えなかった。
私は、戸惑って笑ってしまった。
「……ごめんなさい。困ってるっていうか……びっくり、してます」
団長が一瞬だけ、まばたきをした。
それだけなのに、周囲が「今の間!」みたいな空気になる。
「びっくり、か」
団長は、ふっと息を吐いた。
それは笑いではないはずなのに、なぜか少しだけ柔らかく聞こえた。
「なら、説明する」
「団長、説明は“後”でいいです! 今は仕事!」
副団長が叫ぶ。
「事務室で彼氏面のデモをするな!」
「デモではない」
「デモです!!」
団員たちが口々に言う。
「団長、姉さんを守るの、かっこいいです!」
「団長、姉さんに優しくしてください!」
「団長、彼氏面、継続でお願いします!」
「お願いします!」じゃない!
私は笑いながら、慌てて手を振った。
「ちょ、ちょっと待って、私は――」
言いかけたところで、団長が私の机に一枚の紙を置いた。
書類だと思って見たら、違った。
――勤務表。
赤字で、こう書かれている。
『休憩:必須(団長監督)』
監督!?
「団長」
副団長が震える声で言う。
「勤務表に“団長監督”って入れる権限、どこにもないです」
「今、作った」
「作るな!」
私は、また笑ってしまった。
だって、あまりにも……。
団長は真顔のまま、言う。
「恩返しだ」
――その一言だけが、急に本物だった。
胸の奥が、ほんの少しだけ、きゅっとなる。
甘い、というより、熱い。
でも、その直後。
「団長! なら俺も恩返ししたいです! 姉さんに!」
「俺も!」
「俺も!」
「……やめろ」
団長の声が、低くなる。
団員たちがビクッとした。
「彼女への恩返しは、俺が担当する」
「担当!」
副団長が叫んだ。
「恋愛を業務にするな!!」
事務室は、今日も平和だ。
平和すぎて、頭が追いつかない。
私は勤務表を見つめながら、戸惑って笑った。
――騎士団長の恩返し、たぶん、方向性がだいぶ間違っている。
でも。
赤字の『休憩:必須』が、妙に嬉しいなんて。
それは……誰にも言えない。
0
あなたにおすすめの小説
冷徹団長の「ここにいろ」は、騎士団公認の“抱きしめ命令”です
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー全16話+後日談5話⭐︎
王都最硬派、規律と責任の塊――騎士団長ヴァルド・アークライトは、夜の見回り中に路地で“落とし物”を拾った。
……いや、拾ったのは魔物の卵ではなく、道端で寝ていた少女だった。しかも目覚めた彼女は満面の笑みで「落とし物です!拾ってくださってありがとうございます!」と言い張り、団長の屋敷を“保護施設”だと勘違いして、掃除・料理・当番表作りに騎士の悩み相談まで勝手に開始。
追い出せば泣く、士気は落ちる、そして何より――ヴァルド自身の休息が、彼女の存在に依存し始めていく。
無表情のまま「危ないから、ここにいろ」と命令し続ける団長に、周囲はざわつく。「それ、溺愛ですよ」
騎士団内ではついに“団長語翻訳係”まで誕生し、命令が全部“愛の保護”に変換されていく甘々溺愛コメディ!
好きすぎます!※殿下ではなく、殿下の騎獣が
和島逆
恋愛
「ずっと……お慕い申し上げておりました」
エヴェリーナは伯爵令嬢でありながら、飛空騎士団の騎獣世話係を目指す。たとえ思いが叶わずとも、大好きな相手の側にいるために。
けれど騎士団長であり王弟でもあるジェラルドは、自他ともに認める女嫌い。エヴェリーナの告白を冷たく切り捨てる。
「エヴェリーナ嬢。あいにくだが」
「心よりお慕いしております。大好きなのです。殿下の騎獣──……ライオネル様のことが!」
──エヴェリーナのお目当ては、ジェラルドではなく獅子の騎獣ライオネルだったのだ。
次期騎士団長の秘密を知ってしまったら、迫られ捕まってしまいました
Karamimi
恋愛
侯爵令嬢で貴族学院2年のルミナスは、元騎士団長だった父親を8歳の時に魔物討伐で亡くした。一家の大黒柱だった父を亡くしたことで、次期騎士団長と期待されていた兄は騎士団を辞め、12歳という若さで侯爵を継いだ。
そんな兄を支えていたルミナスは、ある日貴族学院3年、公爵令息カルロスの意外な姿を見てしまった。学院卒院後は騎士団長になる事も決まっているうえ、容姿端麗で勉学、武術も優れているまさに完璧公爵令息の彼とはあまりにも違う姿に、笑いが止まらない。
お兄様の夢だった騎士団長の座を奪ったと、一方的にカルロスを嫌っていたルミナスだが、さすがにこの秘密は墓場まで持って行こう。そう決めていたのだが、翌日カルロスに捕まり、鼻息荒く迫って来る姿にドン引きのルミナス。
挙句の果てに“ルミタン”だなんて呼ぶ始末。もうあの男に関わるのはやめよう、そう思っていたのに…
意地っ張りで素直になれない令嬢、ルミナスと、ちょっと気持ち悪いがルミナスを誰よりも愛している次期騎士団長、カルロスが幸せになるまでのお話しです。
よろしくお願いしますm(__)m
追放聖女の薬草店~光らない無能と言われた私の治癒力は、最強騎士団長の呪いにだけ効くようです。辺境で始める溺愛スローライフ~
黒崎隼人
恋愛
「君の力だけが、俺を救ってくれる」
派手な光を放つ魔法が使えず、「光らない無能」として国を追放された聖女エリナ。
彼女は辺境の村で廃屋を買い取り、念願だった薬草店をオープンする。
相棒の精霊獣ポポと共にスローライフを始めたある嵐の夜、店の前に倒れていたのは、国の最強騎士団長ゼフィルだった。
「黒竜の呪い」に侵され、あらゆる魔法を受け付けない彼の体。
しかし、エリナの持つ「細胞そのものを活性化させる」地味な治癒力だけが、彼の呪いを解く唯一の鍵で……!?
無能扱いされた聖女と、余命わずかの最強騎士。
二人が辺境で紡ぐ、温かくて幸せな再生と溺愛の物語。
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
【完結】モブのメイドが腹黒公爵様に捕まりました
ベル
恋愛
皆さまお久しぶりです。メイドAです。
名前をつけられもしなかった私が主人公になるなんて誰が思ったでしょうか。
ええ。私は今非常に困惑しております。
私はザーグ公爵家に仕えるメイド。そして奥様のソフィア様のもと、楽しく時に生温かい微笑みを浮かべながら日々仕事に励んでおり、平和な生活を送らせていただいておりました。
...あの腹黒が現れるまでは。
『無口な旦那様は妻が可愛くて仕方ない』のサイドストーリーです。
個人的に好きだった二人を今回は主役にしてみました。
完結·異世界転生したらアザラシ? でした〜白いモフモフでイケメン騎士たちに拾われましたが、前世の知識で医療チートしています〜
禅
恋愛
ネットでアザラシを見ることが癒しだった主人公。
だが、気が付くと知らない場所で、自分がアザラシになっていた。
自分が誰か分からず、記憶が曖昧な中、個性的なイケメン騎士たちに拾われる。
しかし、騎士たちは冬の女神の愛おし子を探している最中で……
※小説家になろう、Nolaノベルにも投稿しています
※完結まで毎日投稿します
義姉の身代わりで変態侯爵に嫁ぐはずが囚われました〜助けた人は騎士団長で溺愛してきます〜
涙乃(るの)
恋愛
「お姉さまが死んだ……?」
「なくなったというのがきこえなかったのか!お前は耳までグズだな!」
母が亡くなり、後妻としてやってきたメアリー夫人と連れ子のステラによって、執拗に嫌がらせをされて育ったルーナ。
ある日ハワード伯爵は、もうすぐ50になる嗜虐趣味のあるイエール侯爵にステラの身代わりにルーナを嫁がせようとしていた。
結婚が嫌で逃亡したステラのことを誤魔化すように、なくなったと伝えるようにと強要して。
足枷をされていて逃げることのできないルーナは、嫁ぐことを決意する。
最後の日に行き倒れている老人を助けたのだが、その人物はじつは……。
不遇なルーナが溺愛さるまで
ゆるっとサクッとショートストーリー
ムーンライトノベルズ様にも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる